2014年3月29日土曜日

2014/03/29 伊豆縦断

走行距離 94.43km(伊豆の分のみ。総計は110kmくらい?)
走行時間 06:05:39
平均速度 15.4km/h
使用車種 KHS F20-R



 青春18きっぷを使っての遠征シリーズ第四弾。今回は伊豆東海岸の走り残し、即ち伊豆下田から伊豆大川までの約30kmを走ることになります。ここだけですと距離が短すぎる為、修善寺から天城峠を超えて伊豆下田まで伊豆を縦断し、そこから改めて東海岸を北上するルートにしました。だいだい100kmコースで、終着点に前回気に入ったDHC赤沢日帰り温泉があり、走行後にのんびり温泉に入れます。また時間さえあれば黒根岩温泉にも入れたらいいなという計画でした。

 04:00に自宅を出発。05:05頃に東京駅到着。05:20、東京駅発沼津駅行乗車。さすがに今年三回目なので慣れたものです。三島駅で伊豆箱根鉄道に乗り換え、08:09に修善寺駅到着。

 08:20、修善寺駅出発。

 狩野川沿いに国道136号線(414号線)を南下すれば良いのですが、主要道は交通量も多いので、狩野川の反対側の県道349号線へ。こちらの道路は新たに整備を始めたらしく、幅広で路面も綺麗。



 大見川を渡ってすぐ、少し食料と飲料補給でセブンイレブンへ。地元素材の三島甘藷のスイートポテトデニッシュが美味。

 整備途中の綺麗な道を走っていましたが、すぐに起伏のある細い道に変わっちゃいました。しかも風が強くて走り難く、結局矢熊橋を渡って国道136号線に合流しました。



 10:07頃、道の駅天城越え到着。写真は放し飼いの鶏(笑)。自由奔放だなぁ。道の駅ではトイレに入ったのみで、10分くらいで再出発。



 ワサビ田。主要国道沿いなので、水は綺麗でも環境はあまりよろしくない様な。

 標高600mくらいで国道を離れ、旧天城隧道に続く旧道に入ります。



 旧道はダートの為、自転車はほとんど押しで通しました。タイヤが傷つきますので。



 北側斜面には雪が残っていました。



 お久しぶりねの旧天城隧道。反対側でも撮影しようと思いましたが、他の人のことを考えずずっと正面に居続ける観光客に辟易して退散。



 少し下ると寒天車道の分岐。



 バスは4月から運行で、今なら安心して自転車でも走れそうでした。しかしこの先は標高が高いので雪が残っているかもしれませんね。八丁池には一度は行ってみたいです。

 旧道を猛烈に下り、国道に合流。標高720mくらいの隧道から、後に昼食休憩する標高50mのセブンイレブンまで基本下りなので楽でした。



 河津七滝ループ橋。標高差を稼ぐ為のループ橋ですが、ぐるんぐるん廻ります。この日は工事の為片側交互通行でした。自動車の塊の最後尾に着いて一気に下りました。爽快。下りで良かったです(笑)。



 河津七滝ループ橋下の集落。次はこの集落からループ橋を見上げてみたいです。



 下りて反対側から。ここでもまだ高架ですのでループ橋の偉容が伝わるには不十分です。やはり集落まで下りなくては。



 河津川沿いの河岸段丘にある小鍋の集落。



 いくらなんでも生コン会社に伊豆の踊り子は合わないと思います(笑)。

 11:51頃、河津川沿いのセブンイレブンに到着。昼食休憩。

 河津川沿いに県道15号線を走れば河津の浜に出ますが、そうなると下田河津間の海岸沿いが走れませんので、山を上る下田街道に入ります。標高200m程度なんですが、天城越えをしてきた後だけに精神的にも消耗しました。



 しかし高所の為、河津川沿いの集落が眼下に見えて景色は良いです。あちこちでミカンなりまくりです。



 そして無人販売所には商品がいっぱい。買いたいですが、山を上る途中なので無理です。



 木の間から河津浜が見えました。

 13:40頃、下田港到着。土産物を探しましたが、いまいちな品揃いで断念。先程セブンイレブンで昼食休憩した為、海鮮料理を食べる気になれず… そんなわけでそそくさと再出発。

 ここから先は海岸沿いの道路を35km程走ります。しかしせいぜい標高100m程度ではありますが、山に上ったり浜に下りたりの繰り返しで大消耗。珍しくダンシングに頼った走行でした。ミニベロは車高が低く不安定ですし、折り畳み故に車体に負荷をかけたくないので、私はダンシングはあまりやらないんですけどね。



 外浦湾。



 白浜海岸は名前通り白くて綺麗でした。



 尾ヶ崎ウイングに到着。以前テレビで見ましたが、ここからの朝日は絶景でしょうね。



 逆光なのでこんな写真しか撮れず。



 天気が良ければ伊豆七島を見ることができる様です。

 こあじの伊豆観光ツーリング情報 尾ヶ崎ウイング



 河津川河口に到着。有名な河津桜並木もこの時期は葉っぱだけ。人もほとんどいませんでした。



 看板にはこんな景色が(笑)。この景色の時は大混雑なんでしょうけどね。考えてみればこの桜並木だけであれだけ有名になれるというのは凄いかもしれないです。

 15:32、稲取岬手前のお土産屋前のベンチで休憩。すると道路の反対側に『金目鯛釜飯』の文字発見。これはと思いお店の前に行くもメニュー等なし。タブレットで検索すると、なんとお店は15時までの営業orz あと1時間早ければ…

 食べログ さい川



 ショックを受けつつ標高30mから110mくらいまで重い足を廻して上り、稲取岬を通過。

 伊豆熱川のファミリーマートで食料補給。この日はコンビニばかり利用していました…



 伊豆北川の高台から海岸線を望む。高台の直下に伊豆北川駅があります。写真では海岸沿いに道が見えますが、この高台を下りれば旅の終点までずっと平坦な海岸沿いを走ることになります。

 16:38、伊豆北川駅と伊豆大川駅の中間辺り、北川温泉の黒根岩風呂に到着。うーん、惜しい。16時までに到着なら、ここでも温泉に入るつもりでした。ここは公営の温泉で、海抜0mの波打ち際にあります。まさに波飛沫を浴びながら入れる温泉(笑)。しかも公営なので入浴料は600円と格安なのです。北川温泉各宿の宿泊者は無料。東海岸なので、日の出を見ながら入るのが最高でしょうね。残念ながら混浴の上に露店風呂(一部屋根はある)ですので、盗撮扱いされますので写真はありません。以下のサイトを参照してください。素晴らしいロケーションですよ。

 北川温泉観光協会 黒根岩風呂

 10分くらいどうしようか悩みましたが、赤沢温泉が主目的なので今回は諦めました。入るなら朝が理想的ですしね。



 国道135号線。正面にDHC赤沢温泉郷が見えてきました。



 反対側。海のすぐ傍を走っています。今回もそうですが、前回もこの道を夜に走ったわけです。暗闇の中を走るには怖いです。



 赤沢日帰り温泉館。高台の上に建っていますので、3階と4階の風呂はかなりの高さになり、絶景が楽しめます。

 17:04頃、赤沢日帰り温泉館に到着。赤沢日帰り温泉館に拘ったのは、前回は4階が男湯だったのですが、今回はスケジュール的に3階が男湯だからです。これで両方楽しむことになります。さてその3階ですが、4階の方が好みかな。3階は「肩までゆっくりお湯に浸かると、湯舟と海面が一続きになり、海に抱かれているような一体感が楽しめます。」という宣伝文句通り素晴らしいです。湯と海の境界線が曖昧になります。4階はより高度感が強調されますし、露天の寝湯が嬉しい。まぁ好みは人それぞれだと思います。両階にあるドライサウナも絶景を見下ろしながらで素敵です。

 前回は真っ暗な海岸道を自転車で走れるか心配で一時間程しか楽しめませんでしたが、今回は大丈夫とわかっていますので、のんびり2時間強温泉に浸かっていました。その後お楽しみの食事とばかりレストランに向かうと…なんと満席。土曜日の19時ですからね。前回は18時前で夕食にはやや早く、こんなに混んではいなかったのですが。一応名前を書いて待ちましたが、家族連れが多い中、一人で席を占有するのも気が引けます。そんなわけで食事は諦めました。幸いコンビニのパンでお腹はそんなに空いていませんから。出発する前にお土産にイカの干物2枚(美味!!)と伊豆箱根限定みかんキャラメル6個を購入。

 赤沢日帰り温泉

 20:01、伊豆大川駅へ向かって出発。先程走った道を戻ります。本来なら東京に近い伊豆高原駅へ向かうのが筋です。しかし距離は両駅とも同じ位ですが、伊豆高原駅は標高が30mくらい高い(笑)。温泉に入った後に今更汗をかくのもイヤですし、先日暗い道を走った経験もありますので伊豆大川駅を選びました。しかし!! 道路が真っ暗なんですけど。そういや前回はほぼ満月で、今回は新月でした… こんなに違いがあるとは。しかしなんとか伊豆大川駅へ。20:15。

 20:43、伊東行き普通列車に乗車。ダイヤが乱れ、23:40頃に東京駅到着。25:00頃帰宅。うちに着く10分前くらいから雨が少し降り始め、帰宅後にはだいぶ強く降りました。ギリギリセーフという感じでラッキーでした。



 図で見ると前半の天城峠越えは縮尺の関係で凄そうですが、実際はそれほどではないです。きつかったのは東海岸のアップダウンの繰り返しでした。沿線を伊豆急行が走ってますので帰りの心配はないのですが、サイクリング終盤で疲労が蓄積していましたしね。

 今回の遠征は伊豆東海岸の走り残しを埋めるのが目的でしたが、無事クリアできて良かったです。アップダウンの連続は心にも体にも厳しいですが、景色は良かったですしね。前半の天城峠越えヒルクライムでは河津七滝ループ橋での爽快な下りが楽しかったです。そんなわけで自転車的には距離も標高も結構稼ぎ、満足度が高いものでした。黒根岩温泉に入れなかったのは残念ですが、これはいつか日の出を見ながら入る楽しみにとっておきます。秋に来られたら最高かな。この日の最大の後悔は食事。海鮮を全く食べられず、コンビニのパンを大量に食べるだけでした。いくら体力を使う遠征とはいえ、糖質依存症の様に食べていました。次回は金目鯛の釜飯を食べるのを目的に走りに来たいです(笑)。

所要経費
 JR東日本 東京→三島 2300円(青春18きっぷ一回)
 JR東日本 伊東→東京
 伊豆箱根鉄道駿豆線 三島→修善寺 500円
 伊豆急行線 伊豆大川→伊東 880円

2014年3月28日金曜日

大貫妙子@東京国際フォーラム

[日時] 2014/03/28(金) 19:00開演
[会場]東京国際フォーラム ホールC
[料金]¥7,500(税込)
[時間]2時間22分
[出演者]
 大貫妙子 (vo)
 小倉博和 (g)
 鈴木正人 (b)
 沼澤尚 (ds)
 フェビアン・レザ・パネ (pf)
 林立夫 (ds)
 森俊之 (key)
 ハナレグミ (vo)
 細野晴臣 (b)
 松任谷正隆 (key)
 鈴木茂 (g)

[曲目]
 01.CARNAVAL (romantique 1980)
 02.夏に恋する女たち (SIGNIFIE 1983)
 03.横顔 (MIGNONNE 1978)
 04.新しいシャツ (romantique 1980)
 05.ピーターラビットとわたし (cliche 1982)
 06.Happy-Go-Lucky (LUCY 1987)
 07.船出 (One Fine Day 2005)
 08.One Fine Day with You (One Fine Day 2005)
 09.虹 (note 2002)
 10.Time To Go (One Fine Day 2005)
 11.都会 (SUNSHOWER 1980)
 12.ファムファタール (細野晴臣 STRANGE SONG BOOK -Tribute to Haruomi Hosono 2- 2008)
 13.Memphis , Tennessee (Chuck Berry)
 14.街 (Grey Skies 1976)
 15.色彩都市 (cliche 1982)
 16.Mon Doux Soleil (LUCY 1987)
 17.海と少年 (MIGNONNE 1978)
 18.ベジタブル (コパン 1985)
 19.Dreamland (DRAWING 1992)
 ec1.都会 (SUNSHOWER 1980)
 ec2.蜃気楼の街 (SONGS/シュガーベイブ 1975)
 ec3.突然の贈りもの (MIGNONNE 1978)

 06はハナレグミとの共演
 13はキャラメルママのみの演奏
 14と15はキャラメルママとの共演

 大貫妙子公式サイト 40th ANNIVERSARY LIVE 開催のお知らせ

[感想]
 私が高校時代に聴き始めた大貫妙子も40周年なんですね。小学生の時に聴き始めた太田裕美、中学時代?に流行ったABBAも40周年なんで、偶然にしては感慨深い物があります。自分も年をとるはずです。

 今回のライブは弦楽器も入ったアコースティック版ではなくバンド版。「CD(LP)制作では打ち込みや海外録音とかいろいろやったけど、ライブでの再現性を考えると同じメンバーでのバンドが一番ということになった。編曲もこの曲にはこの編曲がベストと考えて作ったので、ライブ向けに編曲を変えるのは疑問(こんな表現だったと記憶していますが、詳細は失念)」とのこと。お陰でキーボードなんかは懐かしい音という感じで涙腺が緩みましたよ(笑)。

 以下、当日の記憶とメモを頼りに箇条書き感想等。

 小倉博和さんが多芸。メインのエレキギターの他にスパニッシュギター、ウクレレと大活躍。他にも何かやっていた気がしますが、既に忘却…

 ゲストにキャラメルママ勢揃い(笑)。松任谷正隆の生演奏は初めて見ました。ピアノよりキーボードの演奏に魅かれました。松任谷正隆は最後の舞台挨拶で既にいませんでした。何か用事があったのでしょうが、ハワイに行ったとか紹介されているし(笑)。

 「街」が素晴らしい。ギターソロも痺れました。

 「海と少年」はそんなに好きじゃないとカミングアウト(笑)。森俊之さんがどうしてもと言うので選曲したそうです。

 当日は快晴で気温が上昇、桜が一気に開きました。それを受けて「うちの庭の桜が全然蕾が堅くて咲きそうにない。私と同じで遅咲きなんです」(笑)。

 「都会」は途中でベースが壊れちゃって不完全な演奏になりました。WOWOWの放送でこの曲は外せないので、アンコール一曲目は「都会」のやり直し(笑)。二回聴けてラッキー。

 「AVENTURE」からの選曲がないのが残念。27枚もオリジナルアルバムがあれば多くの曲が選から漏れるのは当然なんですけどね。あまり歌詞を重視しない(だから洋楽好き)私にしては、思春期故にこの頃の大貫妙子の歌詞にやられただけに、選曲されなかったのは残念。

 私の右隣と、一席飛ばした左隣の女性が花束やらプレゼントを用意していました。しかしWOWOWの収録との関係か、今回はプレゼントの受け取りはなし。大貫妙子のライブでは何回か見ていますが、ファンが舞台に殺到してだらだらプレゼント渡しが続くのは他の観客を無視したエゴだと思うので、今回はなくて良かったです。プレゼントしたいなら受付に渡せばいいのにね。プレゼントを渡す際にやたら会話を続ける人がいるけど、あれは醜悪でしかないです。

 公演のパンフレットが早々と完売。後日ヤフオクで一万円以上で落札されていました… 転売は勘弁して欲しいです。
 
 5月11日にWOWOWで放送があります。「収録には賛否両論あると思いますが、来られない方のことも考えてお受けした」とのこと。来場できなかった方はもとより、見た方も映像として何度も見られるのはラッキーです。

 2014/05/11(日) 21:00- WOWOWライブ

 WOWOW該当ページ



 終演後、ホールに掲げられた当日のセットリスト。多くの人が撮影していました(笑)。

 過去の大貫妙子ライブレポート
 2009/11/01 Pure Acoustic 2009

2014年3月22日土曜日

2014/03/22 行川アイランド駅→館山駅

 サイクルコンピューター不携帯につき走行データ不明。全体で100kmくらいの走行と思われます。


 青春18きっぷを使っての遠征シリーズ第三弾。二週連続の伊豆は体に応えました。と同時に、伊豆の宇佐美隧道が勝浦の小湊隧道を想起させたので今回は外房へ。2008年3月9日の勝浦→千倉サイクリングでは寄れなかったおせんころがしを見てみようかな、と。

 04:30頃に自宅を出発。陽も出てないし、まだ寒い中を自走。05:42、東京駅発の総武本線快速に乗車。外房線勝浦手前で海が見え、BGMを山下達郎に変えました(笑)。海が見えると気分が高揚します。



 08:11に行川アイランド駅に到着。行川アイランド駅は廃業した行川アイランドの為の駅であり、周囲には人家がないので乗降客は私一人。

 08:26、行川アイランド駅から出発。



 おせんころがしトンネル。かつておせんという若い娘が身を投げた(あるいは投げられた)崖をおせんころがしといい、名所になっています。このトンネルは新道で、旧道は右端に僅かに写っていますが、多少高度を上げトンネル二本で通っています。



 Daily Portal「おせんころがし」のまとめ

 なかなか楽しい記事なので、おせんころがしに興味のある方はどうぞ。





 トンネルに入らず左の道を進むと50mもせずに分岐。周囲に人家がないことから、この奥まった場所にはホテル行川というラブホテルがあった様です。高台にあるのでもしかしたら海が見えるのかも。



 人家があるわけでも産業に必要なわけもないのにコンクリートで舗装されているのはおせんころがし観光の為でしょうか。この道、両側を掘削した切り通しっぽいです。



 朝陽に照らされて何かが見えてきました。



 おせんころがし碑でした。



 おせんころがし解説。しかし先程のDailyポータルのまとめによると、おせんについては諸説ある様です。女性が一人墜落したにしても、その心情は誰にもわからないですから、多くの人がこうだろうといくつも推測した結果でしょう。ただ一つ言えることは…



 ここがとんでもなく危険な崖であるということ。高さこそ40mくらいですが、垂直に近い角度で切り落ちています。



 身を乗り出して大沢漁港方面を見ましたが、美しい景色に反して心はざわざわ… そして右側の枯れ草の茂みが廃道です。



 僅か1mちょっとの幅で、雑草で薮化して路面が見えない恐ろしさ。少し進んでみました。



 更に身を乗り出して見ました。先程の写真と大差ないですが、路面のはっきりしない薮の中からの撮影なので怖いこと怖いこと。残念ながら私にはここから先に進む根性あるいは無謀さはありませんでした。

 山さ行がねが 道路レポート 国道128号旧道 おせんころがし

 その恐ろしい廃道を突破したレポートです。興味のある方はどうぞ。でも真似しないでね。

 道を引き返し、おせんころがしトンネルを通って進みます。しまった、前回このトンネルを通ったので、今回は旧道を進むべきでした…



 国道128号線から断崖道の旧道へ入ります。振り返って大沢漁港とおせんころがし。崖に横線があるのがわかるでしょうか? それが恐怖の廃道だ!! 画像をクリックして拡大して見てください。



 そして断崖の旧道も似た様なロケーションにあるわけです。こちらは廃道に比べれば幅が広くアスファルト舗装で路肩も補強されていますが、なにぶん崖の道ですので崩落の危険性は大きいですし、頭上からは落石があり、幹線道路としては心もとないです。



 大型車は擦れ違えませんしね。



 でもこの絶景ですよ!! 天気の良い日に自転車でのんびり走る分には最高です。距離は短いですけどね。



 小湊隧道傍らに祠と鳥居を見つけました。しかしこの鳥居、塩ビパイプですよね。いくらなんでも… 



 近くには折れた鳥居の跡がありました。



 小湊隧道を通過してから撮影。先週通った伊豆の宇佐美隧道と同じ様な写真。宇佐美隧道もそうですが、暗いトンネルを抜けると…



 正面が海で、いきなり左折なんですよね。海による乱反射で目が眩み、自動車では危ないったらありゃしないです。



 更に進んで景勝地の鴨川松島。



 手前が雀島、奥が弁天島。



 天面(あまつら)の海岸。この辺りは海岸線が複雑です。

 11:02、事前に調べていたカネシチ水産に到着。お昼には時間が早いので混んでいませんでした。



 煮魚定食は金目鯛の煮付けで1980円。左に写っているNexus7と比較すればその大きさがわかりますが、食べ応え十分。小さいけどホタテもついているし、お値打ちでしょう。ただ個人的には煮付けの味付けはもっと濃い方が好み。その濃い煮汁をご飯にかけて食べるのが好きなのです(笑)。ここは鮮魚店もやっていて、魚の品揃えや鮮度は十分。観光バスも収容できるお店ながら、観光地らしい味の悪いボッタクリでもないのが素晴らしいです。また寄りたいなぁ。

 食べログ カネシチ水産

 11:52、再出発。



 瀬戸浜海水浴場とサイクリングロード。天気が良くて、3月なのに日焼けしました。



 過去にツチ鯨の解体を見学した外房捕鯨株式会社の鯨解体場。この時期は人の気配もなし。



 和田白渚海岸。鯨の町らしいモニュメント。



 同じ様な写真が続きますが、瀬戸浜海水浴場とサイクリングロード。この時期は海に人がいないし、のどかでいいです。

 千倉を過ぎ、13:40頃に道の駅ちくら潮風王国に到着。何かお土産がないかとブラブラ。結局持ち帰れそうなものはなく、お土産は断念。



 うろうろしているとクレーンゲームを発見。1回200円。ん?



 んんん? なんと活けサザエが景品のクレーンゲームでした(笑)。どこかから「生き物を玩具にするな」という突っ込みが入りそうですが笑ってしまいました。しかし買った方が安くないかな?(笑)



 房総最南端の野島崎灯台に到着。今回は灯台に登りません。



 南房総もサイクリングロードは設置されているのですが、如何せん海沿いなので砂に埋もれることも多いです。それもまた楽しいですけどね。

 14:55頃、安房自然村へ。ここは変わった温泉があるというので寄ってみました。しかし自転車を括り着ける良い場所がありません… 時間もまだ早いですし、そんなわけでせっかく上ったのに温泉に入らず退散。

 不老山薬師温泉 安房自然村

 道の駅南房パラダイスで少しお土産を探しましたが、あまりぱっとせず退散。道の駅から少し進んだ場所で進路を北東へ。この道は幹線道路でない為、如何にも田舎というのどかな雰囲気を満喫。



 16:00、今回の目的地のひとつである木村ピーナッツに到着。久しぶりにピーナッツソフト(350円)を食べたくなったのです。ピーナッツの風味が最高。お土産にピーナッツ太鼓せんべい4枚とみぞれはねだしを5袋購入。

 セブンイレブンに寄って夕食代わりにパンを買って齧り、バイパス沿いの漁師料理たてやまの土産物売り場へ。金目入り得々セット(鯵と金目鯛の開き)を購入。保冷剤込みで950円。保冷バッグは持って来ています(笑)。

 17:00頃に館山駅へ。お昼に金目鯛を食べたので、さすがに夜に寿司はなし。翌日用事があるので早めの撤退です。内房線に乗り、乗り換えを数回して北千住へ。そこから自走で21:00に帰宅しました。南房総からだと伊豆同様4時間かかるので大変です。

 紺碧の太平洋に面した断崖道は久しぶりでしたが気持ち良かったです。おせんころがしで震える想いも楽しい(笑)。食事も大きな金目鯛煮付け、大好きなピーナッツソフトと大満足。お土産の開きも美味でした。温泉がない点だけが残念ですが、走りと食事の充実感はたっぷりでした。

所要経費
 JR東日本 東京駅→行川アイランド駅 2300円(青春18きっぷ1回分)
 JR東日本 館山駅→北千住駅