2010年10月23日土曜日

2010/10/23 日光

走行距離 83.77km
走行時間 05:48:38
平均速度 14.4km/h
最高速度 47.4km/h
使用車種 KHS F20-R
自動車走行距離 330km
自動車燃費 20.6km/l



 関東圏で坂と言えばいろは坂は避けられません。超有名観光地なだけに自動車が多くて自転車には酷な道路ですが、一回は走ってみなければということで行ってみました。日光は帰路の東武鉄道が混みますので、今回は自動車で遠征。車中泊で二日間走り回ってやろうという計画です。

 東北自動車道、日光宇都宮道路を走り、今市ICで下り、上今市駅側で国道119号線沿いにある杉並木公園駐車場へ。一番西の駐車場は入口がわかりにくく一旦通り過ぎてしまいましたが、Uターンで無事到着。119号線の交通量が多く車中泊には騒音が少し心配ですが、駐車場は十分な広さですしトイレが近いので便利です。

 08:25、走行開始。因に標高は420m。既に十分高いです。



 119号線を走るのが素直ですが、せっかくの杉並木なので杉並木観賞道路を走ります。すぐ横を119号線が走っているわけで空気がそんなに良いわけではないのでしょうが、気分は良いです(笑)。ただ路面は凸凹で、その為後にスペースマウントのネジが緩んでしまいました。



 砲弾打込杉。官軍が幕府軍に向けて発射した砲弾が杉に命中して凹んでいます。

 凸凹を我慢して走っていましたが、すぐに限界… そんなわけで119号線へ。こちらは交通量が多いのに道幅は狭く、自動車のプレッシャーに泣きます。そんなわけで楽しくもない道路を黙々と走ります。日光駅を過ぎると道幅が広くなって楽になります。

 09:47、馬返し到着。標高860m。ガツガツ上ったわけではないのですが、400mも上昇しています。トイレに入り、いよいよ第二いろは坂へ。



 一気に上っちゃおうかと思ったのですが、一枚くらい写真を撮っておくかと停車。中央横方向に見える道路が今走って来たところ。麓の紅葉はまだです。



 同じ場所でいろは坂を振り返って。自動車は多めですが、この辺りは道幅もあるのでさほどプレッシャーはなし。

 10:34、明智平に到着。標高1270m。馬返しから1時間もかかってないので、意外に楽です。



 明智平より男体山方面。



 アップにすると、紅葉の中に第一いろは坂と般若滝が見えます。

 明智平では写真撮影の他に豚の炙り焼きを食べたり(笑)。でも思った程には美味しくないですorz



 明智第一トンネル手前からいろは坂を振り返ると大渋滞が見渡せました。明智平の駐車場が空かないので、駐車場待ちでこうなっちゃうわけです。こっちは自転車なので自動車の間をスイスイ上ってきました。でも排気ガスをたくさん吸わされました…



 11:05、中禅寺湖に到着。水の色が綺麗。



 竜頭ノ滝へ。紅葉がほぼ終わってますね。水の流れも綺麗に撮れているし、これで紅葉が見頃だったら良かったのですが。調子に乗って階段を上って行ったら上の道路に出てしまいました。SPDじゃないので階段は苦にならないのです。



 菖蒲ヶ浜辺り。

 12:22、戦場ヶ原入口の赤沼茶屋到着。しかしこの時期の戦場ヶ原はあまり魅力がない感じです。木が枯れてても雪が積もっていれば別世界の美しさなんでしょうけど。というわけで、ここはスルー。

 12:50、金精道路へ。ここが主目的でした。



 8%か。距離は長いですけど、無茶な坂じゃないです。それに交通量が減って嬉しいです。皆さん華厳の滝くらいまでしか行かないんですね。



 金精道路を更に上へ。ここも一週間前なら派手な色彩だったでしょうね。



 金精道路から金精峠を望む。ごつごつした岩肌が格好良いなぁ。



 金精道路から湯泉ヶ岳を望む。どんどん上りますよー。



 どんどん上って振り返ると、男体山と湯ノ湖が見えます。綺麗。



 更にもう少し上から。



 同じ場所から金精峠を望む。



 アップで。岩がボロボロという感じ。実際金精山山頂付近は亀裂があって危険との表示がありました。それにしても1800mを越えた場所なので空が真っ青です。



 F20-Rと記念撮影(笑)。



 13:57。逆光で写りが変ですが、海抜1843mに到着。ここは金精トンネル手前。金精峠直下を金精トンネルが群馬県に抜けています。登山口を少し登って考慮。ここから金精峠までは30分の表示がありましたが、熊鈴も登山靴もないので今回は登らないことにしました。下りて来る方を見ていると結構急坂みたいなのでトレッキングポールも欲しいかも。次回はここを登ってみます。



 金精トンネル。



 栃木側を振り返って。10%勾配ですが、道路がくねくね曲がっているのでダウンヒルは慎重に。って、ロードバイクが凄い勢いで下りて行きましたけどね。命知らずだ。14:16、ダウンヒル開始。

 しかし湯ノ湖までが寒いのなんの。って、防寒着使ってないからなんですが(笑)。まぁ耳が痛くなる程の寒さではないのが救いでした。



 中禅寺湖まで戻ってきましたが、なんだか空模様が怪しい… 山に雲がかかっていました。雨が降るとやっかいですし、この空模様では景色も綺麗ではなかろうと、華厳の滝は省略。



 第一いろは坂のダウンヒル。通行実験のせいか、混雑もなく下りられました。自転車的にも快適な道路です。途中で『頭文字D』に登場する"空中のライン"やら最後の橋やらを堪能(笑)。確かにいくつかの場所でのヘアピンの高低差は凄かったです。

 馬返しを過ぎると、冷えすぎた体がひたすらラーメンを求めていました。私はなるべくその土地の名物を食べたいと思っているのですが、冷えた体が欲するのは熱々のラーメンだけ(笑)。でも都合良くラーメン屋がないのです。東武日光駅でほかほかの栗まんじゅうを2個食べ、なんとか蘇りました。狭い119号線を慎重に下り、16:40、杉並木公園に戻ってきました。自動車が4台停まっていましたが、皆リアワイパーに小さな袋をぶら下げています。直感でわかります。犬用の袋ですね。公園内のトイレに向かうと、やはり犬の散歩が多い… 私は犬嫌いなので、とんだ所に紛れ込んだ気分になりました。

 とはいえまずは食事。自転車を自動車に積み込み、119号線を下った場所の大きなラーメン屋へ。値段は安いし、ゲームセンター併設だし、まぁ味に拘ったお店ではないです。でも熱いラーメンは冷えた体を救います。生き返りました。

 本当は杉並木公園で車中泊し、翌日も日光を走るつもりでいました。しかし温泉の下調べをしてなかったので温泉に入れず(自動車でいろは坂を上れば温泉は山ほどありますが)、また公園の犬を嫌がり(笑)、帰路につきました。こんなことなら電車で行けば安くて済んだのでガッカリですorz



 走行ルート。いろは坂で一気に標高が上がってます。金精峠はさすがに高すぎてトンネル通過というわけですね。



 走行ルート拡大。下りの第一いろは坂の方が一気の勾配という感じです。勾配がきついなら上ってみたいものですが、残念ながら一方通行(笑)。



 走行ルート標高図。最高地点の標高は高いのですが、出発点の標高も高いのでさほど大変ではなかったです。金精峠登山を追加するくらいの余力はありました(笑)。

 この日はいろは坂から中禅寺湖辺りが紅葉の見頃だったみたいです。しかし自分的には金精道路がメインイベントでしたので、戦場ヶ原も含めて通過しただけというイメージです(笑)。帰りは寒さに震えて華厳の滝も寄らなかったですし、天気が悪くなって紅葉が映えませんでした。少し残念。また、中禅寺湖までは自動車が多すぎです。金精道路からはさすがに自動車も減るので、日光は湯ノ湖から上の紅葉を見るのが良いのかもしれないです。来年は金精道路の紅葉観賞と金精峠越えを楽しみたいものです。


所要経費
 首都高速 三郷⇔川口JCT 250円+350円
 東北自動車道 川口JCT⇔宇都宮 1500円×2
 日光宇都宮道路 宇都宮⇔今市 200円×2

2010年10月16日土曜日

2010/10/16 足立区→東武宇都宮駅

走行距離 140kmくらい
使用車種 KHS F20-R



 奥日光遠征の予定が二度寝でダメになり、止むなく自走で宇都宮に行く事に変更。実は奥日光に行っても帰りは宇都宮駅から乗車の予定でした。日光駅は混むので、自転車の同乗は大変なのです。いずれにせよ宇都宮で餃子を食べようと思っていました(笑)。

 出発は07:00。水元公園を突っ切り、07:35、江戸川サイクリングロード(CR)へ。09:30、CR終点の関宿到着。サイクリスト花盛りなのは良いですが、他にも人がいるのですから大声で騒ぐのは勘弁してください。飲料を補給し、ベンチでごろ寝。すっかり外で寝るのが癖になっちゃって、20分程爆睡。目覚めたら近くの木に大きなスズメバチがいて慌てました。10:00、再出発。

 利根川の境大橋を越え、県道137号線を北上。以前考えたルートはここから利根川CRを走って鬼怒川に到るものでしたが、南東に40km程迂回しますので、今回は止めておきました。長距離は時間との戦いですので。国道125線へ。11:00、沼森のセブンイレブンにて飲料補給と昼食休憩。鬼怒川CRに入ってしまえば補給ができませんので。11:18、再出発。



 国道125線を直進すれば新鬼怒川橋でCRに入れるのですが、結城方面を示す道路標識に従って県道136号線に入ってしまいました。11:33、駒城橋で鬼怒川CRにイン。



 鬼怒川CRから筑波山。これから長い時間、ずっと右手に筑波山を望みながら走ることになります。野菜がたくさん育っていましたので、野菜不足は間もなく解消されるでしょう(笑)。

 鬼怒川CRの路面は良い方です。地元の方の自転車がわずかに走っているだけで、スポーツ車にはほとんど会わないのが良いです。鬼怒川は結構蛇行していますので、CRもそれなりに曲がっています。風景が変わりますので、運転していて飽きないのが良いですね。

 栄橋でダートになってしまった為、左岸へ移動して一般道を新川島橋まで走行。しかしここから先もCRはなさそうなので、右岸へ渡ってみました。温泉の筑西遊湯館脇にCRは伸びているのですがダート。しかも工事車両が入口を塞いでいる為、一般道を北上。



 その一般道。小山市中河原。



 稲穂の香りが心地よいです。



 ナウシカの黄金の草原(笑)。



 農道を走ったりしながら、13:00、砂ケ原橋で鬼怒川CR右岸に復帰。



 13:40、宇都宮市に突入。



 桑島川。考えてみたら鬼怒川の写真が一枚もないです。



 14:15、柳田大橋到着。出口への分岐を見落とし、急勾配の土手を自転車担いで登りました(笑)。



 柳田大橋から鬼怒川CRを振り返って。

 時間がたっぷりあるのでこのまま進むか日光へ行ってしまうことも考えましたが、今回の目的は餃子を食すること。有名店は混みますが、この時間なら大丈夫でしょうということで宇都宮市内へ。



 14:48、JR宇都宮駅にて。



 14:50、餃子専門店正嗣宮島店に到着。12人程度しか入れない狭いお店です。このお店はご飯もビールもなく、焼餃子、水餃子、冷凍餃子(って、お土産じゃないの?)の3種類のメニュー。さすが餃子専門店を謳うだけあります。しかも餃子は1皿6個で210円。安い!! お店の説明によると餃子は小さめなので、大人で2〜3皿注文するのが普通だそうです。ご飯がないわけですし、実際それくらいは楽勝。注文したのは焼餃子と水餃子。確かに少し小さめ。具材はキャベツ、ネギ、ニラ、ニンニク、豚肉くらいで、至って普通。野菜が多めで野菜餃子の雰囲気。焼餃子はパリっとしていて、水餃子はつるんとした食感が気持ち良いです。お土産に1箱30個入り1000円の冷凍餃子を買いました。保冷パッケージが別途200円。

 餃子専門店正嗣





 続いて徒歩1分のみんみんへ。こちらは正嗣より大人数が入れますが、外に行列が出来ていました。しかし私は一人なので2分くらいで入れてもらえました。餃子は1皿6個で240円。みんみんはご飯とビールもあり、より一般的なんですかね。揚餃子がありましたが、正嗣との比較の為に焼餃子と水餃子を注文。みんみんは正嗣より肉が多めでした。でも具材に大差はないです。水餃子の食感は正嗣の方が良かったです。

 宇都宮みんみん

 宇都宮の有名店を2軒回ったわけですが、餃子は至って普通でした。タケノコ等で食感に違いを出したり、シュウマイっぽくなっちゃいますが海産物を入れて味を良くしたりとかはないのでした。それは餃子を主食として食べるという感じだからですかね。毎日混ぜご飯の人はいない様に、主食は飽きない普通な味だからこそ主食なわけです。そして主食だからこそ格安。そんな印象を持ちました。

 主食と言えば、中国の方に言わせれば主食のご飯と餃子を同時に食べるのは変だそうで。これは昔なら当たり前で、南方の主食の米と北方の主食の小麦ですからね。ご飯とパンを同時に食べろと言われたら日本人でも躊躇すると思いますが、ご飯と餃子の関係もそんな感じでしょうね。でも日本人にしたら、醤油をかければ餃子はおかずになっちゃう(笑)。



 食事の後は宇都宮二荒山神社へ。宇都宮について調べていませんでしたので(餃子しか目的がない(笑))、ここが唯一の市内観光。立派な鳥居です。



 この長い階段を上っていると……右足の膝辺りにチクリと痛みが。疲れから来る筋肉痛かと思いましたが、続いて膝の少し上にチクリ。そして太腿の裏にチクリ。慌ててズボンの上からそこに触ると違和感が… そう、ズボンの中で虫に刺されていたのです。階段の途中なのでズボンを脱ぐ事もできず、虫をズボンの上から軽く潰し、階段脇の広場へ。裾ベルトを外してピョンピョン飛び跳ねるとズボンの中から転がり出てきました。



 がーん。蜂だ!! ズボンには裾バンドがあるわけで、一体何処から入ったのでしょう? 洗濯物を干した時に入ったのなら、8時間も一緒に自転車に乗っていた事になっちゃいます。蜂に刺されたのはこれで二度目ですが、死なないで何よりです。



 蜂騒動も終えたので、本殿でお参り。もう蜂に刺されない様にお祈りしました(笑)。

 その後は紀伊国屋書店で雑誌と漫画を買い、東武宇都宮駅へ。日光駅と違って空いていてありがたい。二度乗り換えをして竹ノ塚駅へ。20:00に帰宅しました。

 鬼怒川CRは少し追い風だったせいか、7.5時間で宇都宮駅に到着できました。迷って一般道を走ったりしたこともあり、CRとはいえ退屈もせず楽しめました。宇都宮名物の餃子も食べられましたし、満足のできるサイクリングでした。宇都宮の女性が綺麗だったのも眼福でした(笑)。

 鬼怒川CRは観音橋まであと30km程続いており、更にそこから20kmで東武線終点の新藤原です。時間的には厳しいですが、次はそこまで走ってみたいですねぇ。

所要経費
 東武線 東武宇都宮駅→竹ノ塚駅 1030円

2010年10月11日月曜日

2010/10/11 足立区〜有間峠〜飯能駅

走行距離 150kmくらい
使用車種 KHS F20-R

 サイクルコンピュータ不備の為、詳細データ不明です。



 出発は09:10。うーん、最近休日に早起きできません。前回の経験から有間ダム直下まで5.5時間かかることがわかっています。この時間の出発では到着は14:30。有間峠を越えるのに2.5時間とすると、秩父駅に到着するのは陽が暮れる18:00頃。日暮れですね。そんなわけで峠越えは無理だろうなということで、鞄もカメラも持たず、荷物は最小限にしました。

 千住新橋で荒川サイクリングロード(CR)にイン。空気が澄んでいて、富士山や秩父の山が見えます。素晴らしいサイクリングが楽しめそう。と思いきや、向かい風orz 銚子遠征では南東に走って向かい風、今回は北西に走って向かい風。なんでだ? しかも前々日の雨でCRは水が染み出していて、場所によっては池ですorz 江北辺りで目的地を湘南に変えようかと本気で思いました。更にマラソンの練習らしく、集団のランナーが異様に多い。水たまりを容赦なくバシャバシャ走り、自転車と服にかかりました。だから集団の競技は嫌いなんですよねぇ。

 10:53、秋ヶ瀬公園でトイレ休憩。人出がもの凄く、駐車場は大混雑。先が思いやられます。10:58、再出発。

 入間川CRに入っても向かい風は変わらず。終盤の南西に向かう頃になってやっと風の影響から逃れることができました。12:55、入間川CR終点の豊水橋に到着。13:00から13:15まで付近のセブンイレブンで昼食休憩。

 14:38、有間ダム直下に到着。向かい風がマイナス要因でしたが、真夏の暑さはないプラス要因で、だいたい想定通りの到着。そのまま休む事なく強烈なダムの上りを敢行。へろへろになりながら、14:48頃、カヌー工房近くの東屋に到着。湧き水で顔を洗い、そのまま横になって爆睡(笑)。

 気がつくと15:27。30分程完全に寝入っていました。体は疲れているし、2時間で上っても有間峠到着は17:30。絶望的な時間です。上れる所まで上り、17:00になった時点で引き返す事を決断。ミニサイズのバームクーヘンを頬張り、15:42に再出発。

 15:52、管理釣り場に到着。路上駐車が多い!! 人人人!!! 連休二日間が悪天候だったので晴れた最終日が混んだんですかね。それはさておき、逆川線はまたもや秩父側が崩落で通行止めになっているとの表示。4ヶ月も経って復旧なしですか。冬の通行止めの期間に復旧させるんですかねぇ。

 これで有間峠に到着しても秩父に抜けられないことが確定しましたが、とりあえず先程決めた覚悟でヒルクライム開始。うーん、通り抜けできないだけあって路面のメンテナンスどころか山から倒れ落ちている木も除去されていません。法面の崩壊もそのまま。とても普通乗用車では走りたくないです。でもそれが幸いして、自動車は全然走ってないのは嬉しいところ。ここを走った最初の頃は何度も止まっていた場所を根性で足を着かずにガリガリ上ります。ヘアピン直後の上りなんてシャレにならない勾配。しかし勾配の緩い所でパワーを貯めて、きつい所でパワー放出という感じで、緩急をつけたら足を着かなくても大丈夫でした。とはいえ、1台の下り乗用車の擦れ違いの為にストップ。谷底に落ちたり自動車に接触して事故になるのを回避する為のやむを得ざる措置。更にその後、四駆で車高の高い軽自動車6台だか7台の林道走破グループが後方から接近して来た為道を譲りました。あの自動車ならどこでも走れそうで羨ましい(笑)。

 17:03、逆川乗越分岐に到着。標高980mで、残りの4kmはアップダウンはありますが前半程きつい勾配はないです。ここで戻ればまず確実に路面が見えるうちに管理釣り場に戻れます。峠はもうすぐのここで諦めたら後悔しそうですが、進んだら進んだで真っ暗になって後悔しそう(笑)。葛藤の中「あと10分進もう」と決断。更にその10分後「あと10分進もう」と決断。既に暗くなりつつあり、木が繁る谷の部分は真っ暗に近く、路面は水の染み出しで池になっている部分もあって最悪。そんな中、先程追い越して行った軽自動車グループが戻ってきたので一旦停止。こんな暗い中を自転車で走るのを酔狂に思ったでしょうね(笑)。

 挫けそうになりながらもあとわずかというGPS表示を支えに全力走行。17:30、なんとか有間峠に到着しました。街の夜景が綺麗ですが、撮影するカメラがない(笑)。まぁ三脚がなければ撮影できないですけどね。



 長居は無用と、通行止めの看板を携帯電話のカメラで撮影し(暗くてボケてた)、ダウンヒル開始。GENTOS閃はアウトドアでも使える強力なライトなので路面と正面を照射するにはなんとか合格なのですが、なにしろ路面が悪いので速度が出せません。こんな所で転倒してライトを失ったら大変。ゆっくりゆっくり下りました。途中、林道西名栗線の所で先程の四駆軽自動車グループがいました。西名栗線は通行止めでしたが、突破しようとしていたのかしらん。あちらのグループにしたら、真っ暗な中を仄かな灯りがゆらゆら下りて来るのは怖かったかもしれません(笑)。ダウンヒルの途中で獣が林道から森の中に逃げ込むのを見ましたが、お尻だけなので獣が何なのかは不明です(笑)。

 18:10、管理釣り場に到着。ちょっと安心。しかし釣り場は既に閉店で、全く人気がありませんでした。ここからの湖畔の道路は暗くはあっても路面は綺麗ですので精神的には楽。18:21、ダム直下に到着。ここからは交通量のある県道70号飯能下名栗線なので安心です。19:31、飯能駅に到着。

 西武池袋線で池袋へ。池袋からは自走で、22:00頃帰宅。

 今回はホームコース(と言いながら完走は今年初)でヒルクライムの調子を見るつもりでした。寝坊したので時間的にヒルクライムは無理かなと思いましたが、意外に調子良く上ることができました。自動車を避ける為に止むなく3回程足を着きましたが、休息の意味はなく、1時間38分で上り切ったのが収穫。まぁ以前会話したローディの方は50分だか55分と話されていたので、だいぶ遅いのは確かなんですが。それでもジョギングの効果が少しでも現われたのかなぁと自己満足(笑)。ガチ暗闇の林道を下れたのも貴重な経験でした(危ないけど)。

 なお、大名栗線も通行止めになっていました。有間線はずっと通行止めですし、西名栗線も通行止め。広河原逆川線も秩父側が崩落と、この一帯の林道は修復する気がないんですかね…



所要経費
 西武池袋線 飯能→池袋 450円

2010年10月2日土曜日

2010/10/02 足立区→銚子駅

走行距離 127.88km
走行時間 06:34:51
平均速度 19.4km/h
最高速度 40.7km/h
使用車種 KHS F20-R



 2010/06/12の秩父遠征以来、自転車で長距離を走っていませんでした。この夏は猛暑でしたので自転車に乗る機会が少ないのは仕方ないんですが、8月終わりから9月にかけては自動車での登山遠征が多かったのも原因です。というわけで久しぶりに自転車での遠征に出掛けることに。テレビのニュースで銚子でさんまが獲れ始めたとのことなので、さんま三昧を目的に銚子遠征に決定。

 とはいえ、久しぶりの遠征なので完全に寝坊。6時出発のはずが9時出発になりました。天気予報で北東の風を指摘され、風の通り道の利根川を東に進むのは怯みました。でも一度は利根川サイクリングロード(CR)を使って銚子に行ってみたかったので、強風でダメなら成田線でリタイアということで出発。

 環状7号線、国道6号線を走り、我孫子で利根川CRへ。しかしこのルート、松戸辺りは交通量が多いのに何ヶ所か起伏があり、精神と体力を削られました。



 11:25頃、大利根橋で利根川CRへ。途中コンビニで食料を調達するはずでしたが、気がつけばここ。売店が期待できない利根川CRで何もなしは危険なのでちょっと不安に。しかし5分程走ると、並走する利根水郷ライン(県道170号線)にコンビニがあったので無事に補給。写真のバックは常磐線。

 走り始めてすぐ、海まで80kmだか85kmだかの標識を見ました。うーん、先は長い。そして向かい風も手強そう…

 12:30頃、栄町の水と緑の運動広場で昼食休憩。ベンチで少し横になりました。13:15、再出発。



 14:10頃、海まで50.5km地点。うーん、どこまで行ってもこんな感じで、ほとんど景色が変わらないです(笑)。左手は利根川、右手は田んぼ。退屈なので頭の中で詰め将棋を考えたり。

 香取市に入ると未舗装路になってしまった為、利根水郷ラインを走行。路面も綺麗でこちらの方が走りやすいです。しかし利根水郷ラインは佐原でサイクリングロードから離れてしまい、市街地を走行することに。千葉国体があるので何ヶ所かそれらしき会場を見かけました。佐原も観光したい場所なんですが、今回は時間の都合で通過。道の駅でCRに復帰できました。



 16:00頃、海まで20.5km地点。遠方に鹿島灘の風車が見えます。やっと海が近くなって来たと実感。佐原からここまでが一番きつかった気がします。風景はずっと同じですし、GPSの表示ではいくら走っても左側に北浦や外浪逆浦があって進んでいる実感がないんです。

 それに50.5km地点からここまで、時速20kmを切ってます。信号のある市街地も走りましたが、サイクリングロードがメインなのに… 向かい風と疲労で全然速度が出ませんでした。しかも反対側に向かうロードは結構いるんですけど、私と同じ方向に進む自転車は1台しか見かけず。みんなもっと苦労する走りをしようよ(笑)。それはともかく、だいぶ陽が傾いてきました。17:30に暗くなるとすると、時速20kmならなんとか大丈夫そうです。



 利根川河口堰。



 16:20頃、利根川CR終点に到着。標識の所に女子中学生だか高校生がいて、写真を撮るのが怪しかったです。こんなあまり人気のない場所で…

 ここから先は利根水郷ラインを走るだけ。先程まで20km/hを切っていた速度計が25km以上にアップしました。如何にCRの向かい風がキツかったかわかります。

 17:20頃、銚子港に面した料理屋みうらに到着。食べログ等で調べておいたお店です。本当は久六というお店を狙っていたのですが、時間が遅いので既に閉店していました。

 銚子市観光協会 魚料理みうら



 みうらはいわしづくし膳の代わりにさんまづくし膳がありましたが、塩焼きがセットになかったので除外。にぎり、刺身、塩焼きを単品で頼みました。本当はさんまの姿寿司を頼んだのですが、間違えてにぎりが出されたみたいです。出された瞬間はわからなくて、伝票を見て間違いと気づきました。ま、仕方ないです。さんまはもう少し脂が乗っていると良かったですけど、120km走って来ただけに美味しかったです(笑)。姿寿司を食べにまた行かないと。

 携帯電話で時刻表を調べると電車があまりなく、帰りはのんびりと。市内の書店で購入した「将棋世界」11月号が非常に面白くて、時間を忘れて読み耽っていました。帰宅は23:30でした。

 出発が遅かったので夜になってしまい海が見られなかったのは残念ですが、以前何度か見ているのでこれはいいです。ただリュックの中には着替えも入れてあって、犬吠埼辺りの温泉に入る気満々でしたので、それが叶わず残念でした。


所要経費
 JR東日本 銚子駅→秋葉原駅 2210円