2009年11月21日土曜日

2009/11/21 妙義山

走行距離 25kmくらい
使用車種 KHS F20-R
自動車走行距離 310.5km(足立区自宅⇔道の駅みょうぎ)
平均燃費 20km/l

 サイクルコンピュータを忘れた為、自転車に関する詳細データはなし。



 2007/12/01に赤城山、2008/11/29に榛名山、そして今回2009/11/21に妙義山と、上毛三山を抑えることになりました。今回は暖かくて何より。前二回は山頂に雪が残っていて、寒々レポートでしたから(笑)。今回は新車フィットの初遠乗りも兼ねて、自動車で遠征することに。ドライブ、サイクリング、登山の三つを同時に楽しもうという欲張りな計画。

 05:40に出発。草加から外環自動車道に入りますが、外環自動車道は高い壁で囲まれていて圧迫感があり、しかも未明ですので速度感は嫌でも強調されます。高速道路に久しく乗っていない自分はびびりました。練馬で関越自動車道に乗り換え。こちらは周囲が開けており、また明るくなっていたこともあって安心して高速走行。フィットはマーチよりパワーがあるので高速道路では楽です。

 寄居PAで20分程度食事トイレ休憩。その後も関越道をさくさく走ります。藤岡ジャンクションで上信越自動車道へ。ここからは冠雪した浅間山が綺麗に見えてラッキーでした。松井田妙義インターチェンジで下り、道の駅みょうぎへ。道の駅は結構山を上っちゃう場所にあるので(標高440m)、自転車の出番がないことを心配に。



 愛車2台と(笑)。後ろは白雲山?(全体で妙義山) 道の駅みょうぎは開店前で、駐車場もガラガラ。そんなに長居しないし、帰りに買い物をするので、ここをベースポイントに。

 8:20にヒルクライム開始。過激な勾配もなく、のんびりムードで楽しみながら。



 8:45頃。金鶏山をえっちらおっちら上っている最中。安中市方面眺望。標高580m。



 9:05頃。荒船山が見えてきました。



 フラットな山頂はなるほど航空母艦と言われる訳です。この山もいつか行きたいですねぇ。



 9:20頃。金鶏山を回り込むと、金洞山が見えてきました。



 道路は広くて走りやすいですが、紅葉は終わってます。



 お気に入りのポイント。格好良いなぁ。こんな感じの景色なら、いくらでもヒルクライムしていたいです(笑)。



 9:35頃、中之岳の駐車場に到着。標高730m。まだ時間が早いので駐車場はガラガラ。しかし標高で300mしか上ってないですし、写真を撮る為に何度も結構な時間止まっていながら1時間ちょっとしかかかっておらず、ヒルクライムとしては手応えなさ過ぎ。私は自転車で七転八倒の苦しさを味わいたいのです(笑)。本当に倒れるのはイヤですが。

 自転車をワイヤー錠で駐車場の柵にくくり付け、トイレに入り、登山モードにチェンジ。来た道を歩いて戻り、石門直下の登山口へ。9:50頃、登山開始。



 かにの横ばい。これか〜 最初はどう登れば良いのかわからなかったので、後から来た人に先行してもらいました。なにしろ鎖場なんて初めてなんで。でも登ってみると確かに楽しい(笑)。



 第二石門。これは既に自分は反対側に降りてきて、他の方が登り始めたので無断撮影。さすがに自分が登り降りする時は撮影する余裕はないです。穴の部分はかなり狭くなっていて、通るのにちょっと戸惑いました。



 第三石門への鎖場。こちらはメインルートから外れるので、帰路に撮影、実際に行ってみました。足を乗せる場所が明確なので渡りやすいです。



 10:20頃。第四石門に到着。紅葉の季節でもないのに凄い人出なんですけど。広場で皆お弁当を食べています。石門も皆が記念撮影していてうまく撮影できず、これは更に上に登った後の帰路に撮影した写真。

 鎖場初体験者ですが、せっかくなので更に先へ進みます。



 断崖絶壁みたいな場所を横に渡るのはできましたが、問題はここ。ほぼ垂直。登るのは難しくないんですよ。問題は反対側に降りる方。降りると次に「天狗のひょうてい」という岩があって、そこから大砲岩がよく見えるみたいなんですが、垂直に降りるのが怖いorz GPSやカメラをジャラジャラさせていて、邪魔臭い格好でしたし。一旦手前に降りて、様子を伺いました。するとやはりここで戻る人が結構いるんです(笑)。ここは素人にとってはポイントオブノーリターンという感じなのかな。まぁ今回は初めてなので無理せずここで引返しを決定。



 鎖場から安中市方面眺望。二枚目の写真と比べるとだいぶ高いです。

 帰りは石門巡りをせず、優しい経路へ。って、いつの間にかそっちに行っていたんですけど。急角度なので膝に負担がかかりました。鎖場の方が負担が少ない上に楽しいかも。



 駐車場へ戻る途中、石門付近の岩壁。聳え立っていますなぁ。



 って、実は気になったのはこれ(笑)。蜂の巣かな。

 11:15頃、中之岳の駐車場に戻りました。中之岳神社にお参りして、自転車でダウンヒル開始。



 ダウンヒル途中で妙義山を振り返る。大好きな九十九折りはここくらい。しかも今回は下りのみで残念。

 実は今回は中之岳林道を探検するという考えがありました。裏妙義に抜け、妙義山を一周しようと。ネットで調べますと中之岳林道は崩落箇所もあるみたいですが、ダートはせいぜい10km。仮に途中で進めなくなっても徒歩で戻れる距離ですから、試してみる価値はあります。この為に時間をたっぷり充てていたのです。しかし分岐箇所に気づきませんでした(苦笑)。ダウンヒルで速度が出ていましたし、引き返すには上り返さねばならず、もうイヤになっちゃって。そんなわけで小坂川沿いの県道196号線を下り続けました。県道51号線に合流しましたが、ここで右方向に下り続けると下仁田に行ってしまいますので、左方向の上りへ。



 杉ノ木峠直前。10%勾配にわくわく(笑)。でもここも大した事はなかったです。一番低い所から90m程しか上りませんし。



 いろいろな場所(角度)から妙義山を撮影。



 ゴツゴツと無骨な所が格好良いです。

 なんて言っているうちに、県道191号線で道の駅みょうぎ方面へ。最後は180m近く上るので歯応えはありましたが、体力的には余裕。12:50頃、道の駅に戻ってしまいました。いつも一日中走り回っているのに、半日で予定が終わっちゃいました(笑)。食事を摂っていませんが、せっかくなので妙義神社にお参り。本当は登山の前にお参りするのが筋でしょうね。



 妙義神社鳥居。



 妙義神社参道。季節柄、七五三の家族がいました。

 13:15、道の駅へ。食事をしていないので、食堂へ。舞茸ご飯を頼むも、売り切れだそうでorz 止むなく山菜うどんと刺身こんにゃくを注文。こんにゃくは美味しいですけど、空きっ腹にはご飯が欲しいです。その後は売店で太い下仁田ネギを二束の他、自動車の利点を活かして農産物をいろいろ買い込みました。

 まだ陽が高いので、「頭文字D」ごっこをすることに(笑)。って、単に自動車で妙義山を上って下りるだけですが。ぶっ飛ばせる程技術もないのでのんびり走らせましたが、夜に競争する様な道路じゃないですねぇ。でも右に左にGがかかるのが楽しく、少しだけ藤原拓海や中里毅の気分を味わえました(笑)。



 中之岳の駐車場より金洞山。午前中の写真と陰が違いますね。

 まだ時間がたっぷりあるので、温泉に入る事に。ちょうど下りてきた所にもみじの湯があり、そこへ入ってみました。

 富岡市観光ホームページ もみじの湯

 かなり広い露天風呂から関東平野が見下ろせて素晴らしいです。体が熱くなったらタオル一枚でベンチに座って景色を楽しんでいました。因に、男湯と女湯は二週間交代だそうで、この時女湯からは妙義山が見えたんですね。次に行くときは事前に連絡して男湯から何が見えるか確認しておきましょう(笑)。

 15:45頃着替えを終え、アイスクリームで一息。ブログに報告。

 まだ陽があるうちに帰路へ。しかし東松山で自動車3台の事故により大渋滞。ほとんど動かず… 抜けるのに40分くらいかかりましたorz その後も外環自動車道の和光で自動車2台の事故で渋滞。結局1時間くらい余分にかかって帰宅しました。お陰でだいぶ燃費を悪くしました。結論。自動車は速い。でも渋滞には弱いorz



 妙義山ルート標高図。サイクリングは5kmで300mのヒルクライムじゃ物足りないのも当然かぁ。もっともそれ以前に25kmしか距離を走ってないのが問題ですね(^^;。



 ルート鳥瞰図。赤色が自転車、黄色が登山ルート。黄色はほとんど距離がないですね(^^;。それにしても妙義山の醍醐味は稜線のギザギザですねぇ(笑)。上級者じゃないと無理ですけど。

 まとめ。中之岳林道の為にたっぷり時間を取っておいたのですが、これがなくなったので全体に時間が余り過ぎました。こんなことなら登山の方にもっと時間を充てておけば良かったです。鳥瞰図を見ても、ほんの触りしか歩いてないことがわかります。今度は麓から登山してみましょう。ギミックが楽しい山とわかりましたので(笑)。

 登山、サイクリング的には軽すぎた遊びでしたが、ドライブ的には満足。往復300kmなんていつ以来だろう(笑)。前のマーチが古すぎたこともあって、フィットは高速道路での安定性が違いました。追い越し車線を走っていても不安がないですし。燃費も渋滞さえなければ公称値の23km/l程度出ていましたから、遠出してもガソリン代は安心。高速道路なら帰路も疲れない事がわかりましたし、地元の特産品を買って帰れるのも自動車の利点。また今回の妙義山のケースでは電車で行くより1時間節約できる感じです。夕方暗くなっても自動車なら安心ですし、TPOによって自動車を活用してみましょう。輪行でヘロヘロになって帰るのも楽しいんですけどね(笑)。

所用経費
 関越自動車道(練馬⇔松井田妙義) 1850円×2
 外環自動車道(練馬⇔草加) 250、350円
 ガソリン代 2000円くらい?
 温泉 500円

2009年11月7日土曜日

2009/11/07 塩山→足立区自宅(山梨県、東京都)

走行距離 144.52km(塩山〜自宅は126.29km)
走行時間 08:43:19(塩山〜自宅は06:26:08)
平均速度 16.5km/h
最高速度 46.1km/h
使用車種 KHS F20-R



 輪行のパターンとして次の二つを経験してきました。

  (1)目的地まで輪行し、出先をサイクリング、その後また輪行で帰宅(往復輪行)
  (2)自宅から目的地までサイクリングし、目的地から輪行で帰宅(片道輪行)

 自宅から遠く離れた場所を長時間サイクリングできますので、パターンとしては往復輪行が多いです。一方片道輪行は朝から電車に乗らなくて良い為、出発時間や混雑等を気にせず気楽です。そして今回新しいパターンを試してみる事にしました。片道輪行の一種ですが、パターンは反対。つまり朝に電車で目的地まで行き、そこからひたすら自宅を目指すというもの。故郷に帰ろうとする軍隊を正面から迎え撃つのは下策と言われます。それは愛する父母妻子の待つ故郷に帰ろうという軍隊は必死だから。本作戦もひたすら自宅を目指し必死になること必至でしょう(笑)。帰路暗くなっても、都内に近づけば近づく程街灯が期待できるのが利点です。

 さて本作戦の出発地に選んだのは山梨県の塩山。大弛峠攻略で二回行った馴染みのある駅です。ここから柳沢峠を越えて青梅街道をひたすら都内に向かって走るという単純明快なもの。山の紅葉には遅い季節ですが、奥多摩方面のサイクリストがよく走る柳沢峠はどんなものか、期待を持って選択しました。

 いつもの様に04:43に御茶ノ水から乗車…のはずが、目が覚めたら家を出る予定時刻まで20分しかない寝坊をしでかすorz 顔洗ってヒゲ剃って、すぐに出発。御茶ノ水駅前のファミリーマートで朝食のパンを購入し、なんとか電車に乗り込みました。



 07:23、塩山到着。まだ走ってもいなのに、いきなりキオスクでお土産の甲州産巨峰・白桃キャラメルを買う(笑)。この時間ではお店も他に開いてないですし、すぐに山の中に入ってしまうので、買うチャンスがないかもしれないわけで。

 自転車を組み立て、07:40、「さぁ、うちに帰ろう!!」と塩山を出発。来たばかりでまだどこも観光してないのに帰るのかよ(笑)。

 甘草屋敷の面する細い道を北上すると、国道411号線(青梅街道)に。ここからはこの道なりに走るだけです。



 新千野橋から富士山が見えました。やる気がでます(笑)。朝日が低くて眩しい…



 小松尾付近から塩山市街地を見下ろす合成パノラマ写真。標高750mくらい。ここまで4kmちょっとで200mの上昇。ほぼ直線の上りで、生活道路にしている人は大変そう。ママチャリで下って行く人を見ましたが、上りは大変でしょうねぇ… それに例によってまた棚田ですよ。稲作に対する執念が凄い。



 同じ場所から見える、雪を戴いている山脈は位置的に南アルプスかな。



 雲峰寺付近。トイレがあったので少し休憩。標高920mくらい。



 五郎田付近。ヘアピンを振り返って。一番下が今通ってきた道。その上にこれから走る高架が二つ見えます。遠いなぁ。



 はい、その高架に近づいてきました。



 更にまた別の高架。谷を跨いで強引に高度を上げていきます。



 走ってきた道を振り返ると富士山が。それにしても高架に高度感がありますねぇ。



 とはいえ、これで高架は終わり。目の前の一山のみ。ここから九十九折りで一気に高度を上げます。わくわく(笑)。



 九十九折りの最後辺りで富士山を望む。眺望が良くて、自動車も停まって撮影していました。



 11:00、柳沢峠に到着。一番高い所はもう少し先ですが。標高は1465mで1000m上ってきたわけですが、ヒルクライムとしてはきつい感じはなかったです。写真を撮りながらですし、もう暑くもないですしね。



 柳沢峠茶屋脇から。思い切り逆光。早朝だと太陽との位置関係で美しく見えそうですが、その時間は路面が凍っていそう(笑)。



 柳沢峠から富士山を望む。あ〜た〜まを雲の上にだ〜し〜 たなびく雲も風情があります。



 柳沢峠茶屋の麦とろ飯。値段失念。1000円くらいだったか。まずくはないけど、そんなにうまくもないです(^^;。



 ここが峠の一番高い所。ここから東京方面に向かって豪快にダウンヒルが始まります。標高1470mの峠から標高1mの自宅まで(笑)。時刻は11:48。



 青梅街道から鶏冠山方面。もう少し早い時期なら、燃える様な紅葉が見えたことでしょう。また来ましょう。



 最早落葉を待つのみ。ひたすら青梅街道を走ります。



 二枚の画像から合成。強引に道をつけてますなぁ。ここまで強引なのを見たのは初めてかも。わくわくします(笑)。こんな山間の道路でも幹線道路ですので、冬でも路面整備しているんでしょうね。



 ここももう少し早い季節なら…



 青梅街道小室川合流地点。青梅街道は柳沢川沿いに走っており、渓谷が綺麗です。紅葉の時季なら尚更。

 それにしても上ったり下りたり、結構アップダウンがあります。途中道の駅に温泉があって、まだ帰り道は長いのに、温泉に入りたい誘惑に駆られました(笑)。



 13:20頃、林道後山線の起点に到着。今回のサイクリングはここを確認することもポイント。何故ならここが東京都最高峰雲取山への入り口のひとつだからです。いつか登る日に備え、今回は確認しておきました。ここから三条の湯手前まで自動車で行けば雲取山も近いのですが、ダートなので普通自動車じゃあまり行きたくないです。



 13:40頃、奥多摩湖に到着。奥は深山橋。ふえー、結構走りました。

 14:08頃、大麦代駐車場に到着。自動車とバイクだらけで自転車は浮いている感じでした(笑)。売店が多くあるので、飲み物やら食べ物を補給。14:30、再スタート。しかし奥多摩湖周辺の青梅街道は道路が狭い上に交通量が多く、トンネルも多くて、あまり自転車向きじゃないですね。プレッシャーがきつくてストレスばかりたまりました。

 さて、ここから先は写真がないです。青梅までは多摩川沿いの景色が綺麗なのですが、自動車のプレッシャーの中を結構な速度で下っていきますので、いまいち楽しめない。そして青梅から先は道幅は安全になるのですが、普通の市街地を走るだけですから面白いはずもないです。しかも日が暮れるのですから写すものもないわけで。というわけで、ひたすらひらすら東京方面へ。場所や距離の感覚もなくなって、ひたすら通りに沿って走っている感じです。途中井荻を通過する時だけ、以前仕事をしたことがあったのでちょっと感じるものがあっただけ。ほんと、個人的には暗くなると自転車は途端につまらないです。

 というわけで、残り三分の一くらいは記憶もないです。ひたすら漕いで、20:40、自宅に到着。塩山から120kmしか走ってないのに、あまり記憶に残る走りになりませんでした(^^;。青梅から先は普通の市街地なので、いくら走っても景色が大差ない。塩山からヒルクライムの途中、林道にコースを取り、大菩薩峠に登下山し、奥多摩駅から輪行で帰るのが良かったかなぁと思ったのでした。林道がどれくらい凄い勾配かわからないからお気楽に書いていますが(笑)。



 塩山→足立区自宅ルート鳥瞰図。富士山上空28000mから撮影。半分くらいは山の中ですねぇ。奥多摩湖を抜けるまで結構時間がかかったのも納得の距離。



 塩山→足立区自宅ルート標高図。最初は凄い上りでも、柳沢峠を越えたら下るだけ。

 さて輪行の第三のパターンの結果です。遠征先で地元の料理を食べたり、お土産を買ったりするのが難しいのはマイナスで、これが観光の要素を著しく阻害している感じがします。また確かに必死になって帰ってきましたが、前半の観光の記憶が後半の疲れで消えてしまいがちです(笑)。電車と違ってどんなに遅くなっても自力で帰れますので安心と言えば安心ですが、観光の時間と走行距離の関係はよく考えた方が良さそうです。理想を言えば、遠征先で昼食(地元料理)を堪能し、14時くらいに帰路につき、19時くらいに自宅に着くという感じですかねぇ。ま、いろいろ試してみましょう。

 余談ながら、本サイクリングは多摩川上流も抑えていますね。今度は青梅から多摩川沿いに海まで走って、荒川に続いて下流から源流まで抑えてみようかな(笑)。

所要経費
 JR 御茶ノ水駅→塩山駅 1890円