2011年8月29日月曜日

2011/08/29 富士登山(静岡県)



 昨年の富士登山では頂上まであと少しの所でリタイヤ。原因は寝不足プラス多少高山病、それに加えて長時間の登りで嫌になっていたという心理面が大きかった気がします。私は飽きっぽいんですよ。その一方、リベンジしないと我慢ならない性分の為、今年も同じ須走口から登ることにしました。

 あざみラインは8月中の土日及びお盆の週はマイカー規制があり、自動車で五合目に行くなら平日に登ることになります。今回は寝不足を回避する為、日曜日に早めに寝て月曜日に登るという計画。しかしやはり早くは眠れませんでしたorz 早い時間に眠れないなら富士山麓で仮眠すれば良いかと20:20に出発。高速道路も一般道路もかっ飛ばしたので22:20に道の駅すばしりに到着。この道の駅は今年4月14日オープンで真新しいです。昨年の富士山一周で走った時に道路工事をしていたのですが、道の駅だったんですね。しかし主要道である国道138号線、東富士五湖道路須走ICから近いということもあり、交通が激しく夜間でも結構うるさいです。特に大型トラックがエンジンかけっぱなしなのは勘弁… 結局1.5時間寝るのがやっとでした。昨年と同じ轍を踏んでいます…

 03:00過ぎに道の駅を出発、04:00に須走口登山口へ。駐車場に停められないのは勿論、路上駐車も昨年より下の方に追いやられました。まだ真っ暗ですし一時間くらい自動車の中にいるつもりでしたが、ヘッドランプで歩くのも面白そうと、04:30過ぎに自動車を出発して歩き始めました。標高1920mくらい。

 04:55、古御岳神社到着。ライトが不要な程、明るくなってきました。



 富士須走口登山道から見る朝陽。山の頂を越えて流れる雲海が美しいです。標高2100mくらい。



 富士須走口登山道から見る富士山は朝陽を浴びてオレンジに色づいていました。



 本五合目まではこんな登山道。登山道には今にも転がりそうな岩があったり。



 明るくなりました。標高2280mくらい。



 ヤマホタルブクロ。まだ本五合目にも至っていないので心に余裕が。



 本五合目と六合目の中間。標高2500mくらい。



 標高3200mくらい。七合目の山小屋が見えてきました。ブルドーザー道なので歩くのは楽ですが、植生がなく景色が荒涼としているので単調な登りです。



 八合目胸突江戸屋の屋根越しの雲海。雲が海に浮かんでいる感じに見えました。ところで、江戸屋ではトイレに入ろうとお金を入れたのに、入り方がわからず入れなかったです(^^;。

 八合目五勺(標高3450m)の御来光館ではライブ中継しているustreamのカメラを見て感激(笑)。この日が来るまで、映像はよくチェックしていました。たぶん今回私も映ったはず。



 須走口登山道九合目付近にて。下に山小屋が二つ見えますが、雲海は更にその下に位置しています。随分高い所に来たなぁと感動。標高3500mくらい。

 で、この直後が問題の前回撤退地点でした。ブルドーザー道と違い、岩を越えて行かねばならず、足の運びが大きくなります。先程の胸突江戸屋辺りでかなりドキドキしていたんですよ。撤退地点を意識して。でも今回は足が動いていたので、なんとかゆっくり登りました。途中で休んでいる母子に話しかけたのですが、お子さんは小学一年生くらいかと思ったら幼稚園児!! 負けてられねー(笑)と、お互いの健闘を称えつつ先へ進みました。



 富士山頂が見えてきました。火山岩の石垣ですが、これがお城なら絶対攻め落とせないです(笑)。こんなボロボロの足場では…



 12:15頃、須走口終点に到着。標高3710m。下を見ると続々と登山者が。これが御来光だと、ほとんど進まない程の行列になる様ですね。



 須走口終点からの眺望パノラマ。雲海ばかりで地上は見えませんでした。

 それにしても頂上は人が多いです。いや多すぎます。私は人ごみが好きではないので、モチベーションがどんどん下がります… とりあえず一休みしようと、東京屋?だかに入りました。



 携帯電話のカメラなのでボケ気味ですが、うどんは900円だったかな。平地なら300円くらいの内容ですね。まぁここに材料を持って来るだけでも大変ですので納得価格ですが。



 富士山火口。火口を見ながらお弁当を食べている人多数。

 さてお鉢巡りも剣ケ峰登山もしていないのですが、いずれにせよ1.5〜2時間くらいかかりますので、今回は断念。というか、とにかく人が多すぎてやる気が…

 13:20、下山開始。砂走りは毎年整備されているんですかね。昨年とは微妙に位置が違いました。砂走りは足への負担が少なくて楽なんですけど、やっぱり距離が長いので飽きます。



 本五合目より更に少し下った場所で鹿発見。登山道とも近い場所なので、登山者も反対側で騒いでいました(笑)。

 16:40、古御岳神社到着。無事に感謝。五合目の山小屋でアイスを食べて一息。

 17:00、自動車に戻ってきました。お鉢巡りしていたら暗くなっていましたね。古御岳神社辺りでこれから登ろうという人もいましたので、多少暗くなっても大丈夫ではあったのでしょうけど。でも私は無理しないので、これで正解でした。

 あざみラインを自動車で下る最中、大きなザックを担いだ登山者が歩いていました。これから暗くなるのに、麓から歩いて登るのですか… 脱帽。

 下山後は山麓の須走温泉 天恵へ。まだ明るいので露天風呂からの富士山の姿に期待しましたが、近すぎて形はいまいちでした。露天風呂自体もあまり大きくないので不満です。水着で入る風呂の方が充実しているみたいです。食事はチキンカツ定食。この温泉のメニューは地元感が全然ないです。お土産に買った山梨の巨峰は安くて美味しかったです。

 その後は東名高速と首都高速をかっ飛ばして帰宅。

 富士山は御来光も含め、お参りみたいな感じの場所なんでしょうね。そうでなければあそこまで人が集まる理由がわからないです。私も半ば日本人としての義務みたいな感じで行ったわけですし(笑)。確かに日本最高所からの景色は素晴らしいですが、何度も登るモチベーションはないかなぁ。もっと他の山も楽しみたいですし。いずれにせよ、お鉢巡りと剣ケ峰登山をしてないので富士登山としては完璧ではないですが、リベンジ成功して良かったです。

参考データ
 自動車走行距離 293.8km
 自動車燃費 18km/l