2015年7月3日金曜日

八神純子 with 後藤次利@ビルボードライブ東京

[日時]2015/07/03(金) 21:35開演
[タイトル]八神純子 with 後藤次利 “The Night Flight 2” feat. 村上"ポンタ"秀一、佐藤準
[会場]ビルボードライブ東京
[料金]¥6,000(カジュアル席)
[時間]1時間28分
[出演者]
 八神純子 (Vocal)
 後藤次利 (Bass)
 村上”ポンタ”秀一 (Drums)
 佐藤準 (Keyboards, Piano)
 松野"Kay-Ta"啓太 (Guitar)
[曲目]
 01.サマーインサマー 〜想い出は、素肌に焼いて〜
 02.想い出のスクリーン
 03.ポーラスター
 04.コルコバード(Corcovado)
 05.イパネマの娘(The Girl From Ipanema)
 06.サマータイム(Summertime)
 07.スムース・オペレーター(Smooth Operator)
 08.G.E.W.S.[Get Will Soon]
 09.I'm A Woman
 10.みずいろの雨
 11.夜間飛行
 Enc1.パープルタウン 〜You Oughta Know By Now〜
 Enc2.ラブ・シュープリーム 〜至上の愛〜
 Enc3.Mr.ブルー 〜私の地球〜
 Enc4.スマイル(Smile)

 ビルボードライブ東京該当ページ

[感想等]
 バンドが先行入場し演奏を開始。続いて八神純子が入場。黒い衣装に中折れハットでやや男性っぽく。しっとりと「サマーインサマー」。
 松原正樹の代役として登場した松野"Kay-Ta"啓太のギター紹介から、重厚なカッティングギターをフィーチャリングして「想い出のスクリーン」。
 「ポーラスター」では八神純子の高音が全く衰えていないことに驚き。冒頭のピアノだけの伴奏の部分が強烈な印象。
 04から07は洋楽のカバー。夏の公演ということで夏に因んだ楽曲をセレクト。「イパネマの娘」ではため息をいっぱい(笑)。
 「G.E.W.S.」は八神純子が退場してインストゥルメンタル。病気で出演キャンセルになった松原正樹の為、「すぐに病気が治ってギターを持って演奏できる様になってね」という願いを込めたオリジナル曲だそうです。全体としては爽やかな夏という調子の曲で懐かしのフュージョンという感じですが、ちょっと「A Night In Tunisia」っぽいメロディが出て来た様な。
 八神純子再登場。前半と対照的に女性っぽくぴったりした白いドレスにお色直しし、「I'm A Woman」。
 「みずいろの雨」。八神純子の本領発揮。艶があって伸びやかな高音。
 「夜間飛行」。ステージのカーテンが開いて夜景が見える中でロマンティックに。
 アンコールは「パープルタウン」。大盛り上がり。演奏後、バンドは退場。
 会場から見える『夜景が綺麗なので』と、八神純子のピアノによる弾き語りコーナー。まさかこれが聴けるとは思いませんでした。特に「Mr.ブルー」は鳥肌ものでした。
 最後はマイクなしでチャップリン作曲の「Smile」。健康でまた会えます様にと。

 私が中学生から高校生の頃にハマった八神純子を40年ぶりくらいに初めて生で見て聴くことができました。当時はヤマハポピュラーソングコンテスト(ポプコン)全盛期。ブレイクしたのは「みずいろの雨」ですが、私がハマったのは「思い出は美しすぎて」。購入した同名アルバムには「雨の日のひとりごと」「さよならの言葉」等、可憐な楽曲と歌唱に溢れていました。それだけに「みずいろの雨」以降の音楽的外面的変化には大変驚いた想いがあります。ポプコンから世界の音楽祭に参加する様になり、世界の人との交流から意識がかなり変化した様です。外面も清楚なお嬢様(実際彼女は生粋のお嬢様)風からアメリカナイズされた派手目に変わりました。正直私はついて行けませんでした(笑)。

 そんな彼女もアメリカに移住しアメリカ人と結婚、子育てを終え日本でもライブをする様になり、今回のライブ参加となりました。自分の中で彼女とその音楽をどう受け止めるか期待と不安がありましたが、音楽は本質的には全然変わってないですね。加齢による声の衰えを心配しましたが、高音は伸び、声量も見事。参考の為に過去のライブ盤を聴いてみましたが、今より少し線が細い様な。現在はボリューミーでボーカリストとして進化している感じです。

 演奏曲に「思い出は美しすぎて」がなかったことだけが残念。イントロのギターが痺れるんですけどねぇ。八神純子と言えば「みずいろの雨」なのでしょうが、わたし的には「思い出は美しすぎて」が一番です。

 バンドも良かったですが、ベースがモコモコしたのが残念。カジュアル席だからでしょうか? 直前に見た菊地成孔や小松亮太のライブでコントラバスのブンブン響く音を聴いていましたので、解像度の低さに物足りなさを感じました。

 チケットは完売で、客層はさすがに50代以上中心という印象。男女比はやや男性が多い感じでした。

 ビルボードライブでの公演も二回目でレギュラーになりつつある感じで、来年もあれば楽しみです。


【RCP】【送料無料】The Night Flight 八神純子 with 後藤次利 featuring 松原正樹、佐藤準 & 村上“ポンタ"秀一/八神純子[Blu-specCD2]【返品種別A】

 これは2014年のビルボードライブ東京でのライブ録音です。

2015年7月1日水曜日

Dr. Lonnie Smith@ブルーノート東京

[タイトル]Dr. LONNIE SMITH TRIO
[日時]2015/07/01(水) 17:00開演
[会場]ブルーノート東京
[料金]8500円(Jam Session会員につき半額の4250円)
[時間]1時間25分
[出演者]
 Dr. Lonnie Smith (Hammond B3 Organ) [ドクター・ロニー・スミス]
 Jonathan Kreisberg (g) [ジョナサン・クライスバーグ]
 Joe Dyson (ds) [ジョー・ダイソン]

[曲目]
 01.BACKTRACK
 02.MELLOW MOOD
 03.FRAME FOR THE BLUES
 04.50 WAYS TO LEAVE YOUR LOVER
 05.UP JUMPED SPRING
 06.MY FAVORITE THINGS
 07.INTRO ~ PLAY IT BACK

 ブルーノート東京該当ページ
 原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO(ライブレポート)





[感想]
 Lou Donaldsonからの繋がりで興味を持って行ってみました。Lou Donaldsonのビバップ〜ソウル〜ファンクとはだいぶ違いました。唯一無二の世界観です。「MY FAVORITE THINGS」という超有名な曲すら、スペーシーな独特の演奏でした。

[参考動画]
 Dr. Lonnie Smith Trio * Backtrack... [Kreisberg,Blake]
 「BACKTRACK」
 Dr. Lonnie Smith Trio, Mellow Mood.
 「MELLOW MOOD」
 Dr. Lonnie Smith Trio * Frame For The Blues [Kreisberg,Blake]
 「FRAME FOR THE BLUES」
 Dr. Lonnie Smith Trio * 50 Ways To Leave Your Lover [Kreisberg,Blake]
 「50 WAYS TO LEAVE YOUR LOVER」
 Dr. Lonnie Smith Trio * Beehive + My Favourite Things [Kreisberg,Blake]
 「MY FAVORITE THINGS」
 Dr. Lonnie Smith "Play It Back" Chicago 3/25/16
 「PLAY IT BACK」