2010年12月5日日曜日

2010/12/05 飯能〜苅場坂峠〜定峰峠〜秩父

走行距離 94.80km(秩父での走行は60.21km)
走行時間 06:54:47(秩父での走行は04:58:18)
平均速度 13.7km/h
最高速度 41.6km/h
使用車種 KHS F20-R



 赤城山リベンジ戦を終えた今、次なるリベンジ戦は子の権現。前回2008/11/22の遠征では20%を越える激坂に怯み、押して上りました。二年経った今、あの勾配をもう一度体験してみようという計画です。また林道で二年ぶりにセブンイレブンのすき焼き鍋を食べるというテーマもありました(笑)。

 寝坊して出発が8時になってしまいましたが、遅ければ肉屋で追加の肉も買えるのでいいやとポジティブに考えます(笑)。

 10:25頃、飯能駅を出発。県道70号線を名栗方面へ。岩根橋で70号線に並走する山沿いの道へ。この道は広くて路面が綺麗にも関わらず自動車が少なく、のどかな田舎の景色で好きなのです。途中岩木で林道みたいな道路になるのですが、落石の為全面通行止めになっていました。戻るのも面倒なので構わず突破しましたが(おいおい)、いつも通りの道でした。10mくらいの巨石が道路に落ちそうな場所があるのですが、これって数年前から全然変わらない状態なんですけど。今更通行止めにする意味がわからないです。大雨が降った直後は通行しない方が良いかもしれませんけど。

 70号線に戻ると、セブンイレブンで昼食の鍋物を購入。ペットボトルの水も買いましたが、結果的にこの日は700mlのポーラーボトルが1本あれば十分でした。

 倉掛峠は落石で全面通止めになっており、迂回路が設定されていました。これが結構な勾配で笑ってしまう楽しさ(笑)。



 11:50、林道双沢線起点。ここで下って来るMTBに会いました。あの激坂を下って来たのね。



 12:10、いよいよ子の権現直前300mの激坂に到着。



 急坂なんてもんじゃないですから〜 軽自動車が下りてきましたが、転がり落ちそうでしたよ。

 で、水を飲んでから覚悟を決めて上り始めます。先を見るとつらいので、数メートル先を見ながらえっちらおっちら。しかし20mも上った所でペダルから足が滑りました。転倒は避けられましたが、やはり無理と判断。路面がコンクリートで横筋が入っており、小径車には厳しいです。荷物を持たない状態で軽いロードでないと無理ですかねぇ。そんなわけで少しは上れましたが、まぁほとんど歯が立たないことがわかりました(笑)。激坂の子の権現にチャレンジするロードの方は多いのですが、だいたい反対側からの上りなんです。そちらも勾配はきつく距離もあるのですが、それでもまともな道路なのでチャレンジするのでしょう。こちらの300m激坂は怪我の恐れもありますので、チャレンジする方があまりいないのかも。





 自転車を押して、12:20、子の権現に到着。



 紅葉はほぼ終わっていましたが、青空をバックに綺麗な色もありました。



 子の権現より奥武蔵グリーンライン方面眺望。この日は千住新橋から富士山や埼玉群馬の山が見える程空気が透き通っていて、飯能の山々も綺麗に見渡せました。

 子の権現は足腰にご利益があるとのことで、腰痛の母の為に祈りました。ここまで上って来れる私は足腰に問題ありません(笑)。

 12:47、子の権現からダウンヒル開始。630mから240mのダウンヒルです。防寒装備でしたが、寒かったです。途中でヒルクライム中のロードの方と擦れ違いました。

 13:07、下り切った所から国道299号線を秩父方面へ。交通量が多いのに上りなので結構きつい道路です。



 13:30、林道苅場坂線起点到着。ここで正丸峠から下りて来て苅場坂峠に上り始めたロードに会いました。元気だなぁ(笑)。上り始めてすぐ、空腹が限界なのを痛感。正丸駅そばで鹿猪料理の看板のお店があって入りたかったんですよねぇ。



 13:40、もう限界なので食事をすることに。結局すき焼き鍋はなくて、鍋焼きうどんです。398円。細く小さいながらエビ天も2本入っていました。空腹は最高のソースなので、かなり美味しかったです。しかし林道でお肉追加したすき焼き鍋を食べられる日は来るのでしょうか。



 緑の繁った春夏も良いですが、木漏れ日の冬もなかなか雰囲気があります。陽があたっているのでぽかぽかしていました。



 林道苅場坂線からの眺望。空が青くて素敵。



 15:02、苅場坂峠に到着。この直前にロードに抜かされました。苅場坂峠は峠の茶屋が廃止されていますが、駐車場のアスファルトが剥がされ山積みされていました。その為この写真もかなり無理な場所から撮影。



 苅場坂峠から熊谷方面。

 15:13、大野峠方面へ出発。途中で500mくらい一度戻ることになりました。一旦谷筋に下りる林道を使い、大野峠を経由せず白石峠に行こうとしたんです。その分岐を見落としてしまい、一旦戻ったわけです。でも下り方がきつそうなので、時間的にも厳しいかと判断、大野峠に行くことに。

 15:33、大野峠に到着。ここで思案。予定では白石峠、定峰峠に行くつもりでした。しかしあと一時間で暗くなりそうです。大野峠から一気に秩父市街に下れば温泉も食事もし放題で、早い時間に帰れます。結局悩んだ末、やはり初めての道に行ってみたくて白石峠方面へ。一旦下りなのですが、これが結構下るので上り返しを考えると少し後悔しました(笑)。

 15:46、高篠峠へ。ここは本来の峠道と尾根沿いに走る奥武蔵グリーンラインの交差する場所で、結構広い上に路面には自動車のタイヤの跡が沢山あって興ざめ。



 15:55、白石峠へ。高篠峠からは50mくらいしか上らないので助かりました。それにしてもこの白石峠はなんと五叉路です。どの道を走れば良いのか混乱しますね(笑)。





 16:07、定峰峠に到着。写真の奥の方から走ってきました。白石峠から150mばかり下りっぱなしでした。走り屋対策で路面にバンクがあるので走りやすいとは言えませんが、道幅は広くてバンク以外の路面は綺麗です。この時節、自転車どころか自動車もほとんど走ってないのも良し。茶屋もあるこの峠の風景、どこかで見たことがあるなぁと思ったのですが、帰宅してわかりました。「頭文字D」で出て来た場所ですね。今回は偶然来てしまいました(笑)。



 写真は定峰峠から朝日根方面で、この反対側を下りることに。

 16:18、県道11号線を秩父市街方面に向かってダウンヒル。寒い、とにかく寒い!!



 県道11号線から秩父市街。夕焼けで日没が近く、焦り始めました。しかしこの道路、路面が綺麗で最高です。ガタガタせずに走れて素晴らしい。ここは何度も走りたい道です。ただ定峰林道合流点より下は少し荒れていました。

 標高800mから200mのダウンヒルですっかり体が冷えて震え上がりました。足の指が動かない… 帰宅時間は遅くなりますが、とにかく温泉に入らないと凍死します(笑)。というわけで、武甲温泉へ急ぎます。途中自動販売機で缶汁粉の金のつぶを購入。生き返りました。17:05、武甲温泉到着。武甲温泉は二度目ですが、味や匂いや色がなく、ぬめりもないし、泉質は普通のスーパー銭湯っぽいですね。

 武甲温泉

 武甲温泉を出ると、西武秩父駅方面へ。一息ついたので、次は食事です。



 18:30を過ぎたせいで、安田屋も野さかも入店できませんでしたorz そこでもう一度食べたかったエデンの上とんかつ定食を食べることに。相変わらず厚さが5cmくらいある特大のとんかつでした。でもちょっと筋があって残念。もう食べないと思います。年齢的にひれかつの方が美味しいです(笑)。

 急いで食べましたが、お土産を買う時間もなく、19:25の特急に乗って池袋へ。そこから自走。朝方駅前に布団を敷いて寝ていたホームレスがまた同じ場所で寝ていました。何故移動させないのかなぁ。いくらなんでも歩行者の通行に著しく障害があるのに。結局帰宅時刻は22:15と、日曜日にしては遅くなってしまいました。



 走行ルート標高図。峠と言えば標高が高くなるのですが、定峰峠は下りっぱなし。これは本来の峠道とは直角方向の奥武蔵グリーンラインを走って来たからです。今度は桜の季節に本来の峠ルートを走ったみたいです。それにしても子の権現の角度が凄い(笑)。こんなん無理や。



 走行ルート鳥瞰図。また新しい秩父入りルートを試してみました。飯能からずっと奥武蔵グリーンラインを走るよりは楽です。次に試したいのは鳥首峠の自転車担ぎルートです(笑)。

 まとめ。本文中に記しましたが、飯能から秩父まで60km走ってサイクリストに会ったのは4人か5人。春から秋なら奥武蔵グリーンラインは多くのサイクリストで賑わうのですが、いよいよ自転車の季節が終わろうとしている様です。個人的には雪さえなければ、静かな林道を走るのは好きですので、もう少し走らせてもらいたいです。すき焼き鍋も食べたいですし(笑)。

所要経費
 西武鉄道 池袋駅→飯能駅 450円
 西武鉄道 西武秩父駅→池袋駅 1370円(特急料金含む)