2008年11月22日土曜日

2008/11/22 子の権現、天目指峠

走行距離 87.05km
走行時間 05:29:22
平均速度 15.8km/h
最高速度 42.6km/h
使用車種 KHS F20-R



 紅葉を求め、名栗湖〜有間峠〜秩父さくら湖の広河原逆川林道を走ろうと企画。が、前日のブログ書き込み通り寝坊(笑)。目覚ましが鳴る前に何度も目が覚めているのに、ベッドから出るのを躊躇っているうちに二度寝してしまい、気がつけば5:00。荒川サイクリングロードでも少し走ろうかと思うも、冷たい風がビュービュー。かなり萎えました。

 それでも二週間走ってないので、7:30に強引に出発。荒川CRと入間川CRでも走って、余力があれば峠越えもしようかな、と。ところが荒川CR上流への走行は強い向かい風に難儀。反対方向の自転車が快調に飛ばしているのに、こっちは強く漕いでも20km/hくらいしか出ない。これは平地はあかんと、江北橋で荒川CRを脱出、池袋へ。そして池袋から輪行で飯能へ(笑)。途中の平地がダメならいきなり山という強引な行動。

 飯能到着後、9:55に子の権現に向けて出発。激坂で名高い(笑)子の権現を体験し、天目指(あまめざす)峠を経由、有間峠越えの広河原逆川林道で秩父へ抜けるコースを設定しました。今回は突然の遠征で時間に余裕がないこと、子の権現のタフさが不明な為、有間峠はオプション扱いで、無理なら飯能に戻ることにしました。

 広河原逆川林道を走る時のコースをなぞり、入間川沿いの県道70号線を走行。下赤工のセブンイレブンでトイレを借り、食料調達。ここから県道70号線を離れ、鄙びた山間の道を走ります。そしてまず立ちはだかったのが倉掛峠。上り下り合わせてわずか1kmに満たない短い坂道ですが、こいつが結構きつい勾配。路面はコンクリート舗装の上、滑り止めの型抜きがしてあって凸凹です。今回も止まらないことを頭に入れて走ったので写真がないのですが、こいつはかなり厳しかったです。

 ちょっと記憶が曖昧ですが、倉掛峠の前後どちらかに食料品店があって、10人くらいのロードバイクのグループがいました。ここは走り屋のメッカか(笑)。

 倉掛峠を下りると県道350号線に合流。合流後500mくらい進んだ分岐でハンター発見。でっかい猟犬を二頭も引き連れていましたorz 狩猟解禁で私にとって天敵の犬が山に放たれるわけですなぁ… 熊より猟犬の方が怖いです。



 県道350号線終点に到着。ここで八王子林道と栃屋谷林道に分岐。栃屋谷林道に進みます。と言っても、200mくらいで左折し、中藤川に沿った名の知れぬ細い道を進みます。



 結構山深い場所ですが、民家もあります。名前もわからない花ですが、石垣にしっかり張り付いて咲いていて綺麗。



 双沢林道起点に到着。ここからいよいよ子の権現にアタック。



 一車線しかないのに、立派なヘアピン。



 枯れ木も目立って紅葉の時期は少し逸している感じ。

 そしていよいよ激坂へ。ご丁寧に子の権現まであと300mと急坂注意の表記あり(笑)。最初はきついながらも上りますが…



 うお、凄い勾配(笑)。勾配の少しでも緩いアウトを走りますが、途中で足が着きました(笑)。コンクリートの路面に滑り止めの溝が切ってあるから走り難いんですよ。しかし足は着いとはいえこの坂ならせいぜい15%くらいかなと少し頑張ると…



 …………………… な、な、な、なんじゃこりゃ。カメラは水平に構えているのに、目の高さに道があるじゃないですか(^^;;;;)。どうも20%くらいはあるらしいです… もうね、全然ダメ。走るとかいう問題じゃない(笑)。自転車に乗って姿勢を維持することすら大変。はい、素直に諦めました(笑)。自転車を押して転がすのもイヤになる勾配です。こんな坂を足を着かずに上るって、どんな人種なのだろう…

 とはいえ、この最強の激坂区間もすぐ終了。なにせ全体で300mしかないのですから。ここを過ぎると現実離れした坂はなくなり、普通の激坂に。普通の激坂ってなんだよ(笑)。



 子の権現に到着。まずは二本杉がお出迎えです。樹齢800年とされる杉ですが、北側の杉は幹が折れていました。開山した子の聖が食事に使った杉の箸が根付いたものだそうです。こういう伝説はいいですね(笑)。

 自転車を付近の駐車場脇に駐輪し、子の権現観光へ。



 電線が邪魔ですが、紅葉が綺麗。



 黒門。奥に仁王像が見えます。



 本堂。お線香も買って、父親の平穏な療養生活を祈願。



 足腰にご利益があるとのことで、鉄下駄と大わらじがあります。しかしねぇ、今は自動車でスイスイ来られますが、自分の足で登ってくるしか方法がなかった時代、ここまで登って来れる健脚の人にご利益は不要の様な気が(笑)。



 本堂の裏手は小高い山になっていて、登ってみると鐘衝き堂がありました。ここから本堂と庫裏が一望できます。

 更に裏側にまわると、樹木の切れ目から見事な眺望が。三段階アップでお伝えします(笑)。







 たぶん新宿の高層街ですね。中央少し左に都庁舎らしき建物が見えます。東京タワーも見えていますね。見事な眺望なので見入ってしまいました。

 眺望を堪能したので、次の目的地へ進むことに。反対側の坂道を下るのですが、いきなりこちらも見事な眺望でした。下るのを中断して撮影会(笑)。



 子の権現より奥武蔵グリーンライン方面眺望。中央少し左が関八州見晴台の様です。



 下り始めるとわずか8分くらいで子の山林道起点(県道395号線接続点)に到着。



 天目指峠に向かう途中、八坂神社付近の紅葉。



 県道395号線が異様な角度で左に曲がり、坂が始まります。しかしここも坂になってわずか1.3kmで峠です。この写真の様に峠直前のヘアピンはさすがにきつい勾配でしたが、それでも常識的な坂です。



 天目指峠に到着。写真は名栗側から撮影。天目指峠は子の権現から伊豆ヶ岳に続く稜線に位置する為、ハイカーが切り通しのここで一旦下りてきて、道路を横断して再び登ります。やたら人が多く通る(笑)。天目指峠の眺望は全くないです。



 「天目(あまめ)」とは豆柿なんですね。「指」は焼き畑農法みたいなもの。「天を目指す」壮大な峠かと思っていました(笑)。



 天目指峠には小屋がありました。壁も二方にあるので、風も多少は凌げます。眺望の良い子の権現の鐘衝き堂で食事をしたかったのですが、さすがに罰当たりなので止めました(^^;。その為14:20なのに昼食がまだです。そんなわけで、ここで食事にすることに。今回はセブンイレブンで買った天ぷら鍋焼きうどん。さすがに298円なので、100円の鍋焼きうどんとは違います(笑)。天ぷらにも人参等の野菜が入っていますし、生野菜の長ネギやわかめ等が入っていて、味も良かったです。要冷蔵品ですが、寒い山の中を走っているなら問題ないですし、これはヒットです。

 食事を終えると天目指峠を下ります。途中、瀟洒な喫茶店がありました。時間があったら入りたかったですねぇ。ベースの生演奏をしていたみたいです。オシャレだ。但し営業は金土日のみ。

 県道53号線に出ると少し考慮。北西に向かえば、山伏峠を越えて秩父へ抜けられます。一度やった妻坂峠を自転車抱えて越えることもできますが、たぶん妻坂峠に到着する頃に真っ暗闇になります(笑)。山伏峠は少しそそられましたが、その後299号線を走るのが危険なので止めました。正丸峠から刈場坂峠に抜ければ自動車は怖くないんですけど、全く時間の余裕がないです。そんなわけで飯能へ戻ることに。



 県道53号線を飯能方面にひた走り、名栗湖への分岐点に到着。真っ暗になってしまうのでさわらびの湯に入る時間はありませんが、農産物直販所があるので、ちょっと見てみることに。さすがに大根を買って帰るわけにはいかず(笑)。卯の花かりんとうとまんじゅうを三個購入。まんじゅうは蒸かしたてで、体が冷えきっていたので魅力的。店の外に出ると二個平らげてしまいました(^^;。熱々ではないのですが、仄かな温かさでも十分ありがたい。日が陰って寒かったですから。因みに最後の一個も帰宅後胃袋の中へ。土産になってない(笑)。
 
 既に時刻は15:30。一時間もすれば暗くなってしまう為、有間峠は回避。飯能へ向け、なだらかな下りを走行。16:30頃、飯能駅に到着。池袋まで輪行で一時間。池袋から自走し、途中書店に寄ったりしながら、20:20頃帰宅。



 ルートラボにより作成した地図からの走行ルート勾配。子の権現の直前、ほとんど垂直に見える(笑)。

 紅葉としてはいまいちでしたし、10時から走行開始と林道ポタリングとしては遅すぎて時間もあまりありませんでしたが、噂に名高い子の権現を体験できたので満足です。いつか健脚をものにし、ラスト300mも足を着かないで上りたいところです(笑)。何度も上ってお参りすればできる様になるかも、って、それって単なるトレーニングだろ(笑)。

 それにしても猟犬怖いよ〜

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