2012年11月25日日曜日

2012/11/25 富士三湖

走行距離 77.10km
走行時間 06:00:48
平均速度 12.8km/h
最高速度 46.1km/h
使用車種 KHS F20-R



 タイトルは「富士五湖」のタイプミスではありません(笑)。

 富士山は一周したり、スバルラインやスカイラインを走ったりしました。しかし富士五湖は廻ったことがありません。そこで紅葉には少し遅い時期ですが、冠雪の富士山を見ながら富士五湖を廻ってみることにしました。とはいえ五つの湖全部を廻ると走行距離は100km超で、日照時間の短いこの時期には距離が長過ぎます。そこで河口湖をデポ地にして、ひとつ離れた山中湖を除いた四つの湖を廻ることにしました。

  05:05に自宅を出発。まずはガソリンスタンドで給油。05:15に再出発。首都高も中央自動車道も大月ジャンクションまで順調でした。ただ河口湖ICで5kmの渋滞という表示が気になりました。



 中央自動車道から紅に染まる富士山。高速走行中に適当にシャッターを押したのでブレてますが、富士山が薄紅に染まって綺麗でした。これなら来週もっと早く来て、綺麗な写真を撮ろうかなと思う程。しかしこの後、最悪の事態に。

 06:25頃、河口湖ICまで6kmという地点で、渋滞の為に高速道路がほとんど動かなくなりました。最初の40分で1km進みました。自転車なら15分で河口湖まで着いてしまいますねorz しかしここから更に速度低下。ほとんど動きません。5分に一回、わずかに10m進むくらい。こうなるとトイレが気になります。運転手でない方は路肩の茂みで済ませたりしていますが、運転手だけの私はヤバい… 更にゼッケンを着けたランナーが道路端を走り始めました。なんぞ大会でもあるのかなと軽く思ったのですが、実はこの大会が渋滞の原因でした。この日は河口湖を中心に富士山マラソンが行われ、交通規制が敷かれたのです。こんな大渋滞を引き起こす様な大会なら、テレビCMとかで交通規制を告知して欲しかったです。紅葉は少し過ぎた時期とはいえ、ただでさえ富士山周辺は混む場所なのですから。それはともかく、とにかく進みません。痺れを切らしたランナーが何人もバスを降りて、高架である高速道路から梯子を伝って降り始めましたよ(^^;。本来高速道路に人が下りること自体禁止なのでしょうが、バスの運転手さんも止めようがなかったのでしょうね。

 08:45くらいになるとやっと動き始めました。トイレの限界も近く苦しかったです(^^;。この時点で私は河口湖は諦め、山中湖へ向かうことに。これは正解で、河口湖出口は大渋滞していました。渋滞を抜けるのに更に2時間くらいかかったかもしれません。というか、他の人もいい加減河口湖を諦めれば良いのに… 山中湖ICへは全くスムースで、高速を下りてからの国道138号線も快適。セブンイレブンでトイレを済ませ、やっと一息つきました。

 富士山マラソン

 サイトの事後検証によると、全出場選手の五分の一くらいが参加できなかったみたいですね。富士山マラソンは今回が初とのことですが、名称変更前の大会は30回以上行われており、何故今回こんなに酷い不手際になったのか不思議です。



 09:10頃に山中湖畔の無料駐車場に到着。予定より2時間遅れで、4時間もかかってしまいました。デポ地が河口湖から山中湖に変わってしまいましたので、時間を読みながら富士五湖のいくつかを廻ることにしました。

 09:37に、まずは山中湖一周に出発。



 09:50頃、夕焼けの渚の公園に到着。展望台がありましたので寄ってみることに。なかなかの富士山。



 富士山も綺麗ですが、南アルプスの白根三山も冠雪が素晴らしいです。同じ山梨県にありますから、かなり近くに見えるんですね。



 アップで。

 ずっと湖畔の国道413号線を走っていましたが、県道729号線に入ってから湖畔の遊歩道(富士吉田山中湖自転車道)へ。



 お約束で、F20-Rと。



 ちょっと雲がかかってますが、雪の積もり具合もわかる大きさで。



 風があった為、逆さ富士にはなりませんでした。



 湖畔の遊歩道はよく整備されていました。



 遊歩道から。麓から頂まで見えるので、この辺がベストポジションですかね。しかし既に雲が棚引いていてちょっと残念。

 山中湖を離れ、国道138号線を河口湖方面へ。林の中の道路の為日陰で、尚かつ下りなので寒い寒い。道路の気温計は4度を示していました。

 河口湖方面へ右折する150m手前くらいにうどん屋の案内を発見。11時ですがお腹が空きましたし、寒いのでうどんを食べることに。



 うどん屋の名前は「八本木」ですが、「八本木荘」という表記は旅館だった頃の名残でしょうか。それとも現在も旅館をされているんでしょうか。



 肉うどん並。400円。腰が強く、キャベツ入りの吉田のうどんです。でも肉は豚だと思います。並ですがボリュームたっぷりで、味も良いですし、これで400円はお得感があります。

 11:43に再出発。

 河口湖に入ると、富士山マラソンのコースになっていました。なるほど、これが渋滞の原因かぁ… 河口湖大橋を渡り、湖北ビューラインへ。



 河口湖から富士山。富士山が真南ですし、晩秋で太陽が低いので、思い切り逆光です…



 湖北ビューラインの紅葉は最盛期を過ぎていましたが、ここは富士山撮影に使えそうですよ。



 うーん、発色がいまいちでした。葉もだいぶ落ちてますしね。でもここは紅葉最盛期の朝方に来ると良い写真が撮れそうです。朝なら逆光にならないですから。



 ここもギリギリ紅葉が綺麗でした。



 河口湖。逆光でない方向は綺麗な写真が撮影できました。

 12:40頃、河口湖の西端に着いたのですが、ここで問題発生。西湖へ向かう道がマラソン大会の為あと1時間程車両通行止めだそうです。迂回路もないですし、僅か1.5kmの距離ですので、警備の方の許可を得て自転車を押して進むことにしました。反対側からマラソンランナーの大群が駆け下りる中、道路の右端を自転車転がして上る私(^^;。標高で僅か100m程度ですが、ヘアピンもあって楽しそうなヒルクライムコースなんですけどねぇ… 反対側からロードバイクが4台、徐行乗車していました。うーん、乗っちゃダメでしょ。

 13:00に西湖到着。北岸の湖北ビューラインは既に車両通行止めが解除されていた為、そのまま北岸を走ります。西湖は南に足和田山がある為、富士山が見えないんですね。



 西湖を離れ、西湖野鳥の森公園でやっと富士山が見られました。

 13:27頃、御殿庭(御殿場とは別もの)で国道139号線に出ました。ここから精進湖や本栖湖に行くと2時間近くかかりますし、それから山中湖へ戻ると日が暮れます。できれば夕焼けの富士山を見ながら温泉に入りたいですので、ここで山中湖へ戻ることに。マラソン大会さえなければ、たぶん16:00くらいに戻れて万々歳だったんですけどねぇ… 残念。



 青木ヶ原樹海を走る国道139号線から富士山。圧倒的ボリュームです。

 この後紅葉台入口を見つけました。西湖の南側にある足和田山の展望台で、360度のパノラマが楽しめるらしいです。しかし時間が厳しいので今回はパスしました。



 道の駅富士吉田に寄って、お土産の物色。かぼちゃのパンは400円と高いですが、かなり美味しかったです。他にミルクパンを購入。鳥のもつ煮はB級グルメで有名になりました。富士山の石ころは後述の紅富士の湯で購入。

 15:38頃、山中湖のデポ地に戻りました。道の駅に寄ったとはいえ、御殿庭であと2時間と想定した通りの到着でした。

 自転車を畳み、自動車で紅富士の湯へ。マラソン大会のせいか大混雑。洗い場は順番待ちですよorz 内風呂も露天風呂もぎゅうぎゅう詰め。こんなに混んでいるのは初めて見ました。更に富士山はすっかり雲に覆われ、山頂が僅かに見えるのみ。せっかく早めに戻っても意味なしでしたorz 露天風呂への通路から外気が吹き込んだ内風呂も寒かったですが、湯上がりもめちゃくちゃ寒い… 道路の気温計は0度を示していました。自転車で走っている時に気付きましたが、この辺は既に塩化カルシウムを撒いている様です。雨が降れば確実に凍結する気温ですね。

 もう一度道の駅富士吉田に戻り、桃クリーム大福とか桃ジュースとか重量のあるものを購入。19:00くらいに山中湖ICから富士五湖道路に乗り、一般道を経由して御殿場から東名自動車道と首都高速を走行。しかし東名自動車道は大混雑で参りました。結局帰路も4時間かかり、23時頃に帰宅しました。



 走行ルート標高図。山中湖に比べて河口湖は結構低いです。しかし今回はそんなに坂を上った感じはしません。



 ルートをCGで。西湖からは富士山が見えないのがわかります。うーん、それにしても五湖全部廻りたかったです… あと少しだったんですけどね。おのれマラソン大会。

 自転車走行6時間、自動車運転8時間という、自転車を走らせに来たのかドライブに来たのかわからない一日になってしまいました。しかし午前中は山中湖からの富士山が綺麗に見られましたので、ギリギリ目的は果たせました。でも山の季節はもう終わりだと、しみじみ思いました。

所要経費
 首都高速道路 千住新橋→高井戸 900円(通常900円)
 中央自動車道 高井戸→河口湖 1250円(通常2500円)
 東富士五湖道路 河口湖→山中湖 260円(通常520円)
 東富士五湖道路 山中湖→須走 260円(通常520円)
 東名自動車道 御殿場→東京 1250円(通常2500円)
 首都高速道路 東京→加平 900円(通常900円)
 有料道路料金合計 4820円
 ガソリン代 2683円

参考データ
 自動車走行距離 284km
 燃費(メーター値) 15.9km/l
 燃費(給油ベース) 14.2km/l
 給油 20.02L

2012年11月18日日曜日

2012/11/18 足立区→大網白里→東金

走行距離 98.53km
走行時間 04:55:23
平均速度 20km/h
最高速度 44.9km/h
使用車種 KHS F20-R



 前夜に雨が降っており、林道を走るのは無理かなと思っていました。林道は無理でも、晴れれば富士五湖でも廻ろうかと思いましたが、前夜の雨もあって早朝に目は覚めましたがベッドから抜け出せず(笑)。自動車を使った遠征は難しい時間になってしまいましたので、久しぶりに自転車で遠征して輪行で帰ることにしました。輪行は6月末の大原遠征以来です。

 09:40頃に出発。環七を東に向かいますが、大谷田陸橋でいつもと違うルートへ。この時、ボケていたんですよ。国道6号線で利根川に出て銚子に向かうルートが頭にあったみたいです。本当は江戸川を下って湾岸に出なければならないのに。ただ水元公園前でなんとなく違和感があって引き返したのですが、中川を下流に向かわねばならないのに上流に向かったり、更に迷走。11:15頃に市川橋で漸く江戸川に出て、江戸川サイクリングロードで湾岸へ向かいました。

 サイクリングロード左岸下流部分は工事らしく、迂回を指示されました。迂回路に出るとしじみを売っているお店を発見。1kg300円と格安。江戸川河口でしじみ獲りしているのを何度か見たことがありますが、売っているとは思いませんでした。

 ひたすら国道357号線を走り、蘇我で県道20号線へ。土気辺りは開発が遅いらしく、道路も広くて立派です。更に83号線を東へ進みます。大網白里町に入って間もなく外房到着という時に鮮魚店発見。お土産にあじの干物6匹入りを購入。わずか300円(^^;。それなのに保冷剤として冷凍したペットボトルを貰い、紙包みを二重にしてもらいました。地元のおばちゃんがやっている店らしいサービスぶりです。観光地化したお店では無理な話。

 15:02頃、九十九里浜の中央海水浴場に到着。



 まだ15時なのに陽が低く、影が長いです。サーファーも帰宅の時間なのかほとんどいませんでした。



 この日は北風が強く、外海の外房の波は大きいです。

 県道30号線を北上し、15:25頃、不動堂IC手前のいさりび食堂へ。今回で3回目です。店内にお客は私一人(笑)。夏場ならともかく、晩秋のしかも中途半端なこの時間ではお客がいなくて当然ですか。喫煙可なお店なので他のお客がいない方が私としては嬉しい…と思っていたら、数分後に退職世代のご夫婦が入店し、二人して喫煙orz



 生イワシ丼900円とイワシ丸干し630円、そしてお土産にイワシの煮付け840円を注文。丼のイワシの鮮度がなんかいまいちな感じがしましたが、素人なので間違っているかもしれません。丸干しは美味。さすがにお腹が破けそうなくらいに満腹。食後に店員さんと先述のご夫婦と会話。相変わらず自転車の長距離走行っぷりに驚かれました。このお店から東金まで行くと話すと更に驚かれましたが、東京かここまで85kmなのに対し、東金まではたった10kmです(笑)。自宅からお店までの18kmを遠いと思って自動車でやってくるご夫婦にとっては信じがたい距離なのかもしれませんが。

 食べログ いさりび食堂

 イワシの煮付けの入ったビニール袋を下げながら(笑)、東金へ。距離から推測した通り30分で到着。16:55。しかしちょうど電車が出るところで、次の電車は17:25でした。仕方ないのでゆっくり輪行の準備をしていると、なんとハンドルが外せない!! フロントブレーキワイヤーが短すぎて、ハンドルが抜けないのでしたorz ブレーキを開放すれば大丈夫ですが、近所の駅でまたハメてブレーキ調整するのは面倒ですので、ハンドルを着けたまま袋に入れて電車へ。ハンドル分バランスが悪くて車内では揺れに気を遣いました。

 成東、千葉、錦糸町で乗り換えて秋葉原へ。錦糸町の通路ではいつも葛餅が売られていて気になっていました。輪行で利用する度に(笑)。今回は誘惑に負けて購入。700円。秋葉原からはつくばエクスプレスで最寄駅の六町へ。そこから自走で20:30に帰宅。外房からだと3時間もかかるので大変です。

 出発時刻が遅かった為、今回もいすみ鉄道乗車はお預けです。残念。この日は北風が吹いていましたが、陽射しが暖かくてリュックに入れたフリースは不要でした。平均時速20kmと、最初迷走したにしては順調に走れ、楽しいサイクリングとなりました。

所要経費
 JR 東金駅→秋葉原駅 1110円

関連サイクリング
 2012/04/08 足立区→養老渓谷→一宮→東金
 2012/06/30 足立区→大原駅

2012年11月11日日曜日

2012/11/11 有間峠(林道広河原逆川線)

走行距離 33.68km
走行時間 03:22:49
平均速度 9.9km/h
最高速度 48.4km/h
使用車種 KHS F20-R



 快晴の土曜日は法事で遠征できず。日曜日は夕方から雨とのことで曇り空ですが、せっかくの紅葉シーズンですので林道広河原逆川線を走ることに。とはいえ雨が心配なので名栗から有間峠まで登る逆川線だけのピストン。さすがに秩父側に下りると戻っている間に雨が降りそうですので…

 7:00頃に家を出て、9:00少し前に有間ダム麓の農産物販売所に到着。駐車場は多くの車が停まっていて、紅葉登山の方で賑わっていました。



 農産物販売所から入間川下流方面。いつもの写真ですが、入間川沿いも紅葉が進んでいます。しかし下の方と右端に何か違和感が。



 十月桜が咲いていました。最近は紅葉とのコラボを狙って植えているらしいです。狂い咲きじゃないんですね。

 Wikipedia ジュウガツサクラ



 同じ場所にあるさわらび温泉の駐車場も紅葉が最盛です。



 紅葉をバックに桜のマクロ撮影。良いカメラを使って構図に時間をかければ紅葉と桜のコラボがうまく写せるんでしょうけど、コンパクトデジカメではこれが精一杯。

 09:27頃、ヒルクライム開始。



 まずはいつもの有間ダムで一枚。中央の山に行くわけですが、雲がだいぶ怪しいです。



 林道広河原逆川線起点。ここで1台のロードに抜かれました。



 有間渓谷観光釣り場。沢があるので紅葉の進みが早いらしく、最盛期という感じ。しかし時間が早いですし寒いので、お客さんは皆無。



 観光釣り場を過ぎると本格的なヒルクライムです。標高480mくらいなので色づき始め。



 標高570mくらい。奥の尾根筋が標高800mくらいで、紅葉が見頃になりつつある感じ。ここでロード三人組に抜かれました。



 標高900mくらい。谷筋の土留めの場所なのか、重機でかなり土が均されている場所です。ここからの眺めが素敵なのです。中央の山には今走ってきた逆川線が見えますし、その奥にはデジカメでは写りませんが所沢方面の市街地が見えます。



 アップで。左端に頂の丸い山がありますが、その奥に西武ドームがかろうじて写っています。肉眼だとかなり綺麗に見えるんですけど。で、下山の際にここで食事をしました。見事な眺望ですからね。



 橋小屋ノ頭でしょうか、山頂がガスって危うい雰囲気。富士山で濃霧の中を上って、下りで一時間雨に降られまくった苦い想い出が甦ります。



 標高1040mくらい。デジカメのホワイト補正が見事過ぎ(笑)。天気が悪いので、実際はこんなに鮮やかではありませんでした。



 ここの眺望も見事でした。紅葉の撮影に来ている親子がいましたが、男の子が「すげー」と叫んでいました(笑)。



 同じ場所で。これから進む林道のガードレールが透けて見えます。



 標高1040mくらい。残っている葉も色が悪くなっていて、路面に落ち葉が目立ちます。



 大名栗線が見えますが、その少し上の稜線はだいぶガスっています。1000mを境にどこもこんな感じです。



 標高1120mくらい。中央奥に名栗湖が見えますが、ガスってきていつまで見えるか…



 林道を振り返ってみると、やはりガスの状態が…



 11:51頃、標高1140mの有間峠に到着。あらら。名栗湖がほとんど見えません。この後数分で完全に靄に包まれ、下界は見えなくなりました。寒いし雨が心配なので、11:58に下山開始。



 晴れていれば紅葉も路面の絨毯ももっと綺麗だったんでしょうね。



 標高が下がると靄が晴れました。西武ドームが見える眺望の良い場所で昼食を摂ることに。スキヤキ鍋が希望でしたが、東京で二軒、飯能で二軒寄ったセブンイレブンにはありませんでした。ガッカリ。それでも重い鍋を担いでヒルクライムしたわけで、素晴らしい眺望の場所で食べる鍋は最高。バイクや自転車が冬装備で林道を下るのを横目に、私は熱々の鍋を楽しみました(笑)。食後はコーヒーとバームクーヘン。晴れていればもっと気持ちよかったのでしょうが、それでも大満足です。もっとも岩に座っている私の姿を見た自転車の人達は用を足していると思ったかもね(^^;。



 名栗湖畔の紅葉は見事でした。ほとんど同じ場所にあるのに、後方のカエデは紅葉が進んでいないのが謎です。

 13:36、デポ地に戻りました。自転車を収納し、さわらびの湯へ。冷えた体に内湯がぬる過ぎましたが、露天風呂は熱くて体が温まりました。露天風呂に入っている最中にパラパラと雨が降り始めましたが、帰路は自動車なので全く余裕。15:15に出発し、17:50に帰宅しました。

 今年は有間峠に三回上りましたが、今回も含めて天候には恵まれませんでした。しかし今回は綺麗な紅葉が見れましたし、眺望の良い場所で鍋を食べられて満足です(笑)。最初は苦労した急勾配の逆川線も、今ではすっかり慣れちゃって楽しい林道です。また楽しませていただきましょう。


所要経費
 東京外環自動車道 草加⇔大泉JCT 350円(通常500円)
 関越自動車道 大泉JCT⇔狭山日高 950円(通常1350円)
 有料道路料金合計 2600円

参考データ
 自動車走行距離 190.6km
 燃費(メーター値) 18.5km/l

2012年11月3日土曜日

2012/11/03 大血川林道、雲取林道

走行距離 57.25km
走行時間 04:43:43
平均速度 12km/h
使用車種 KHS F20-R



 2012年10月14日の大血川林道遠征では紅葉には早すぎました。今回は紅葉全盛を狙っての奥秩父遠征です。昨年行った二度の雲取林道遠征では紅葉はいまいちでしたので、それのリベンジでもあります。もっとも天気予報では秩父の最低気温は1℃。標高の高い奥秩父ではどうなることやら…

 06:05頃、道の駅大滝温泉に自動車を駐車。最初から走る気を削がれる様なとんでもない寒さです… しかし紅葉を楽しみに、06:40頃走行開始。まずは国道140号線を秩父市街方向に走ります。

 10月18日に大血川林道入口付近で土砂崩れがあり、いまだ片側交互通行でした。たぶん24時間体制で警備員さんが二人張り付いているのだと思いますが、この仕事は辛いです… 谷筋なので昼間でも陽射しが届かず、夜だと極寒でしょうね。ご苦労様ですと、頭を下げて通過させてもらいました。

 06:54、大血川林道入口に到着。



 大血川から荒川上流方面。空気が寒々しいですが、本当に寒いのです。



 大血川林道標識。



 霧藻ヶ峰の頂の一つ。派手な紅葉ですなぁ。



 観光釣り場を過ぎると、本格的な上りになります。



 08:05、大陽寺に到着。この時間ですと太陽がまだ低く、東にある熊倉山は逆光なんですよねぇ。10月14日の遠征では10:40くらいで、逆光の度合いも酷くなかったのですが。一日中走るとなるとどうしてもここは早朝に通過してしまい、撮影条件が悪いです。しかし手前のカエデは見事でした。



 大陽寺入口。



 大陽寺の屋根の色が紅葉の中に埋もれました。



 標高900mくらいから熊倉山を望む。中央下の部分に小さく大血川林道が写っています。観光釣り場の手前辺りですね。こうして自分が走ってきた道を見下ろすのが好きです(笑)。



 標高970mくらい。いろいろな木が紅葉して鮮やかです。



 標高1160mくらい。



 駆ヶ越トンネルと霧藻ヶ峰の尾根。発色がいまいちですか。



 ここからの御岳山方面の眺望はいつも素晴らしいです。



 妙法ヶ岳も紅葉真っ盛り。



 更に進むと、今回の大血川林道ではベストな紅葉に出会いました。これで雲が少なければもっと色が映えたんでしょうけどね。



 09:14、三峰トンネルを抜けました。三峰トンネルからは南に続く林道の整備が行われている様ですが、これってどこに向かうのでしょう。白岩山や雲取山まで続くわけがないですし、林業用の短いピストン林道にでもなるんですかね。



 大血川林道から白石山や東仙波。



 霧藻ヶ峰の紅葉。



 三峯神社の鳥居付近もようやく紅葉していました。



 三峯神社から白石山。



 ビジターセンター前のカエデ。前回は色づき始めでしたが、今回は最盛期です。青空なのも嬉しい。



 10月14日のカエデ。

 寒いしお腹が空きましたので、こんにゃく味噌を食べましたが、これってカロリー的には補給になりませんね(笑)。

 三峯神社を後にし、急いで旧三峰観光道路を下ります。



 10:07頃、雲取林道起点に到着。雲取林道舗装路終点の荒沢橋から往復3〜4時間のハイキングがありますので、この時間に到着しないとマズいのです。そんなわけで早朝から大血川林道を上ったわけです。



 相変わらず人の気配のない林道です。柔らかな陽射しで雰囲気が良いです。路面がまともな最初のうちは(笑)。



 鮫沢橋から先は通行止め。昨年来た時は簡単に動かせちゃうバリケードでしたが、今は頑丈なゲートで、鍵までかかっています。人や自転車は脇から入れますが。



 全面通行止めも当然で、路肩がヤバいことになってます。



 白石山。廃屋の辺りからは視界を遮るものがなくて素敵な景色。



 路面が荒れ放題の切り通しとかを通過。荒沢橋手前は道路の四分の一くらがごっそり落ちていました。補修する意思が全く見えません。



 11:24頃、荒沢橋広場に到着。右側の小屋に「熊に注意」の文字が書かれているんですが、扉が微妙に空いていたり小屋の壁が破れていたりで、中に熊がいそうでイヤです(^^;。



 例によって案内板に自転車を括り着けましたが、昨年はあった案内表示が消えていました。



 鮫沢橋に続き、荒沢橋広場から先も全面通行止め。ここから先はダートと言うより廃道、更には登山道レベルです。



 岩が見える部分が雲取林道です。太陽が高くなって紅葉の発色も美しくなりました。



 部分アップで。



 道幅こそ車道ですが、勾配は車道レベルではないです。しかし驚いたことに、帰路にこの先にトヨタのHiluxが駐車してありました。パワーがあるし車高も高いのでダート走破も容易でしょうが、横が崖なのに道幅ギリギリという感じで、よく入ってくるなぁ。というか、二ヶ所のゲートの鍵を持っているみたいで、一体何者?



 崖を被う紅葉が美しいです。



 雲取林道ではこれをよく見かけました。鹿の糞みたいですね。



 大洞川は遥か眼下に。



 歩いてきた道を振り返ると、崖道がよくわかります。



 落石、崩落なんでもあり。



 しまいには落石で道路が埋もれてしまいます。湾曲した沢筋や谷筋は日陰で、落石も多く荒涼とした雰囲気です。さすがにこうなると自動車の進入は不可能。



 しかし雲取林道は白石山の南を走っている為、基本的には陽が良く当たります。陽の当たる場所は静かで平和な雰囲気です。紅葉の時期は葉が落ちているので更に明るいのでしょうね。



 アップで。



 東仙波の頂のひとつ。いやぁ、鮮やかです。



 やってきましたよ。またここに。



 道幅が30〜50cmくらいしかないです。



 滑落したら100m下までゴロゴロ止まりません。スキー場じゃないんだから… 残り僅かなこの道幅はいつまで保つのでしょう。



 紅葉は綺麗ですが、落石が酷くなりました。倒木が絡まって通行が面倒です。



 渡り終えて撮影したものですが、落石の堆積で、足の踏み場が30cmくらいしかないです。



 切り通しを振り返って。この岩も相当難物だったでしょうね。とりあえず通れればいいやという掘削。



 真上を見上げると、崩れ易い岩壁の上にも綺麗な紅葉が見られました。この高さだと、親指程度の小石落下直撃でも死にそうです(^^;。



 長さ1メートル程度の岩がゴロゴロしています。



 少し進んだ場所から振り返って。



 そして前回の撤退地点に到着しましたよ。端に道がありません。土砂の真ん中辺りを慎重に越えて行くのですが、途中で断念しました。前回同様やはり滑るので。ここは万一に備えてピッケルが欲しいです。私程度のハイカーにはここはハードルが高い様です。時間が経てば経つ程林道は荒れるわけで、たぶん私はここより先に行けない運命でしょう。まぁ金塊探して山に入っているわけではないのでいいです(笑)。



 戻って離れて見ると、相変わらず土砂崩れが酷すぎます。



 雲取林道から奥深い惣小屋谷を望む。雲取林道終点には行けませんが、この景色が見られたので良しとします。



 伐採した樹木の荷積み様なのか、結構広い場所があります。



 カシミール3Dで調べる限り雲取山の様です。凄い紅葉です。三峯神社で雲取山登山をする方を見かけましたが、これなら良い登山になったでしょうね。



 アップで。私はカエデの赤単色より、こういう混ざった紅葉が好きです。

 帰路、鹿の親子に遭遇しました。慌ててぴょんぴょん走り去りました。糞の多さといい、ここは鹿の楽園の様です。



 木漏れ日は美しいのですが、晩秋のせいかもう夕方を感じさせます。



 雲取林道から荒沢谷と狼平方面。

 14:03頃、荒沢橋広場に戻りました。二度目のハイキングのせいか、意外に早く歩けました。荒沢橋広場には自動車が4台程停まっていました。練馬ナンバーとか多摩ナンバーとか、地元じゃない自動車もあるんですけど、これは一体なんなんでしょうね。

 荒沢橋広場からは自転車に乗り、15:03に雲取林道起点に戻りました。これで一安心です。再び旧三峰観光道路を下りますが、とにかく寒い。日陰のダウンヒルは厳しい季節です。



 秩父湖から大洞川上流方面。だいぶ陽が傾いています。

 15:37に道の駅大滝温泉に到着。自転車を積み込み、今後の方針を考えようとエンジンを始動すると… あれ? エンジンがかからない。えー? ライトも消えているし、バッテリーで何かやらかしたとは思えないのですが… ネットで調べると、センサー故障の可能性があるとのこと。うーん、困りました。しかしダウンヒルで体が冷えすぎているので、とりあえず温泉に入ってから考えることに。

 温泉では荒川の流れを見ながらまったり。風呂あがりに天ぷら蕎麦を食べてエネルギー充填。

 さて自動車に戻りますが、相変わらずエンジンは始動しません。今夜は甲府のほったらかしの湯に遠征しようかと思っていたのですが、もう全然ダメ。諦めて任意保険のレッカーサービスに電話。夜にレッカー移動されても困りますので、明朝来てもらうことに。寒くて仕方ないので、19:00には寝袋に入ってしまいました。

 朝方の気温の低さと言ったら… 顔の冷たさは明らかに氷点下を感じさせます。寝袋で丸まりますが、何度も目が覚めてしまいましたorz 明るくなると外に出てみましたが、建物の屋根にうっすら白いものが… ウェザーニュース社のリアルタイム気温によると、秩父市内で07:30の気温は3℃でした。標高の高い奥秩父の未明は氷点下確実です。

 08:00にレッカー車が来ましたが、原因はあっさりバッテリー上がりでしたorz 電圧不足。何故… 暗いうちに秩父に来たからバッテリーが減っていたのでしょうか。バッテリー上がりなら予備バッテリーを積んでいますので自力で復帰できたのですが… インジケーターの表示をネットで検索して変な知識をつけたのが失敗でした。でもバッテリー上がりならバッテリーランプだけ表示して欲しいなぁ。

 さて自動車は動く様になりましたが、バッテリーは多少心配です。山奥で動かなくなったら最悪です。そんなわけで二日目はサイクリングせず、帰宅することにしました。とはいえこのまま帰るのも寂しいですので、秩父さくら湖でデエロー神に挨拶していきましょう。

 道の駅あらかわで買い物をし、秩父市街に入ってセブンイレブンで補給の後、秩父さくら湖へ戻りました。寄国土トンネル近くのデエロー神が奉られている広場へ。前回来た時は浄化装置が唸りをあげていましたが、この日は静かでした。耳の神様なのに騒音は失礼と思っていましたので、これは良いこと。



 すき焼き鍋がありませんでしたので、鶏ちゃんこ鍋。鶏肉もつみれも美味。食後はコーヒーを淹れてまったり。極楽〜



 秩父さくら湖と大久保橋。広場のイチョウは黄葉していましたが、秩父さくら湖の紅葉最盛期はもう少し後という感じ。

 大久保橋を見たら渡りたくなっちゃいました。そこで自動車で向かってみると、秩父さくら湖の左岸道路ゲートが開いています。珍しい… 自転車でも一度しか走ったことのない急勾配の道を進むと、橋の上は釣り人でいっぱい。釣り人をかき分け橋を渡りましたが、渡った先が通行止め(^^;。ネイチャーセンターに行っても意味がないので引き返しましたが、釣り人の冷たい視線が(^^;。

 どうせなら山掴トンネルを自動車で走ってみようと、浦山川を上流へ。不動橋で右岸へ。狭い上に植物が張り出していて、自動車に傷がつきそう。とても自動車が走る道路じゃないですね。山掴トンネルは自動車だと楽々通過できました。トンネルは真っ暗な上に曲がっているので、自転車だと曲がっている所に熊でもいないかとヒヤヒヤものなのです。



 狭い道なので自動車を止めるのは気が引けるのですが、他に自動車が来る怖れもないので一時駐車。浦山大橋と秩父さくら湖を綺麗に撮影しましたが、この時ドアに右手の人差し指を挟みましたorz 激痛と共に出血多量… 出血を止める為、指を舐めながらその場から退却。この時点で広河原線ヒルクライムは完全になくなりました。

 道の駅ちちぶへ。この道の駅はショッピングセンターと出入り口が共有で、自動車の出入りが捌ききれないのが難点。国道140号線自体も混んでますしね。トイレと買い物を済ませ、軽く止血。

 その後は国道299号線で飯能に出て、圏央鶴ヶ島から高速道路に乗って草加へ。珍しく暗くなる前に自宅に到着しました。



 道の駅あらかわ前の農園で購入したリンゴ等。前回美味しかったのでまた買いました。秩父餅は相変わらず柔らかくて最高。



 サイクリングコースのCG。かなり山深いです。特に雲取林道はサイクリストは走らないですからね。



 ルート標高図。第一のピークは三峰トンネル、第二のピークは雲取林道撤退地点です。後半データがかなり暴れていますね。

 今回は念願の雲取林道紅葉ピークに出会えて幸いでした。誰もいない(厳密に言えば、帰路には自動車がいたので人もいたのでしょうが)景色を独り占め。あ、鹿が一緒でしたね(笑)。天候にも恵まれ、最高のハイキングでした。しかし廃道に近い雲取林道は自然の回復力で未開の山に戻りつつあります。いつまで走ったり歩けたりできるのでしょうね。

 なお、その後の指の状態ですが、骨折は免れていました。裂傷も塞がりましたが、爪が間もなく剥がれる様ですorz 爪が元に戻るまでどれくらいかかるのだろう…

所要経費
 外環自動車道 草加→大泉JCT 250円(通常500円)
 関越道・圏央道 大泉JCT→花園 900円(通常1650円)
 皆野寄居有料道路 末野大橋→皆野 410円
 外環自動車道 大泉JCT→草加 350円(通常500円)
 関越道・圏央道 圏央鶴ヶ島→大泉JCT 750円(通常1100円)
 有料道路料金合計 2660円

参考データ
 自動車走行距離 190.6km
 燃費(メーター値) 18.5km/l