最終日は丸岩登山と万騎林道ヒルクライムです。08:16、出発。
国道145号線(長野街道)を西進、国道406号線(草津街道)に入った所からヒルクライム開始。
国道なので重要な幹線道路にも関わらずゲートがありました。
丸岩が見えてきました。岩の崖が凄いです。
09:25、須賀尾峠に到着。写真手前の長野原町から上ってきて、登山後は奥の東吾妻町へ向かいます。立て掛けるのにちょうど良い標識がありましたので、自転車を一時守ってもらいます。登山口は撮影現場のすぐ左手。
高ジョッキへの案内表示がありましたが、それが何かわからない私。下調べが足りないです。案内表示の右手には子育地蔵があります。
09:30、登山開始。
僅かな踏み跡を辿ります。
尾根を登っているので道を間違えることはないのですが、踏み跡が僅かすぎて初心者には不安。
最後に大きな岩場を這い登りました。岩の隙間に根を張る樹木が凄い。
09:46、僅か15分で四等三角点に到着。樹木の隙間から遠くが見えますが、眺望はいまいち。冬なら葉が落ちて見やすいでしょう。
お約束の撮影。
国道406号線から500メートルとのことですが、ずっと登りですし、踏み跡があまりないので、もっと長く感じます。それにしても高ジョッキへの案内はありますが、丸岩への案内がありません。この時点でまだ自分の誤りに気付いていません。
とりあえず高ジョッキへ向かいます。
尾根道ではあっても明確な登山道ではないのか、こういう大きな岩場ではどこを進んで良いのか悩みました。岩の右を越えていったら行けそうだけど帰りが難しいかなと引き返し、左を調べたら簡単に通過できたり。
でも基本的にはこんな尾根道。
しかし下調べがないので、飽きてきました(苦笑)。絶景が見られるとか事前情報があれば頑張るのですが。
木々の僅かな隙間から丸岩大橋が見えたので、これにて引き返すことしました。岩場を越えたのでもっと進んだかと思いましたが、僅か250メートルでした。10:05。
三角点に戻りました。
北側は崖なので、木々がばら撒かれて侵入を防いでいます。
丸岩へは北西に進みます。しかしどう見ても登山道じゃないです。身を屈めば進めますが、勾配がやや不安。それでも進んでみます。
しかしそこを抜けると気持ち良い尾根道でした。赤テープはなさそうですが。
最後に急登を這い上がり、烏帽子岩に到着。先程自転車で上ってきた国道406号線がかなり下に見えます。
絶景。丸岩大橋、不動大橋、八ッ場大橋、八ッ場ダムが見えました。山頂なので紅葉も綺麗。
さて計画では烏帽子岩から更に進んで丸岩へ到着する予定です。尾根道を登ったり下りたりで大変ですが距離はないはず。
しかし… 先程の三角点からの下降なんか問題にならない程、急下降になっていました。明らかに岩の段差が見えます。おかしいな… 行けなくはなさそうですが、丸岩は断崖絶壁ですから変な所に出ると戻れないかもしれないと、初心者アラートが発動。絶景も見えましたので、ここで引き返すことにしました。
私は自転車の人です。丸岩登山もサイクリングの一環として考えました。必然的に見る地図は道路地図。これはスーパーマップルデジタル18のデータを切り出したもの。左側のうねうねした国道406号線を須賀尾峠まで上ってきました。須賀尾峠から長野原町と東吾妻町の町境の尾根道を歩き三角点へ。高ジョッキは予定外の行動。三角点から尾根道を通って烏帽子岳へ、一旦急下降して鞍部を過ぎたら丸岩というイメージでした。
でもですね、自宅に帰って気づきましたよ。矢印は烏帽子岳から鞍部へ降りる箇所ですが、等高線が密になってます。薄くて分かりづらいですが、5本くらいはあります。つまり50メートルの断崖絶壁。
地形図を見れば一目瞭然。標高差50メートルもある崖でした(おいおい)。あのまま進んでいたら、うまく行けば難儀しながらも戻れたでしょうが、下手したら落下でした。地形図によれば丸岩へは須賀尾峠手前から入り、烏帽子岳の崖下を掠めて鞍部に出て、丸岩へ登るわけですね。そもそも三角点から烏帽子岳へは破線の登山道さえ記入がありません。烏帽子岳はそんなに危険ではないんですが、取り立てて行くべき場所でもない様です。
立体地図で。烏帽子岳から進んだら崖でしたね。初心者アラートに従って良かったです。丸岩と高ジョッキはまた今度行ってみましょう。それにしても高ジョッキへの道の下に広がる山肌がやべーです。横壁という地名そのまんまです。
三角点に戻る途中に見つけた動物の糞。熊じゃなければいいけど。三角点でコーヒーを淹れて一息。丸岩で飲みたかったですねぇ。
山頂以外紅葉には少し早かったですが、爽やかな山歩きができました。
11:35、須賀尾峠に到着。東吾妻町側を豪快にダウンヒル。
途中で菅峰林道を見つけました。草が伸び放題ではないので、使われてはいるんでしょうね。
12:05、万騎林道起点に到着。林業の軽トラが入るくらいの道幅です。
自動車は来ないし、鄙びた良い林道でした。
13:10、万騎峠に到着。ただの峠にしては広々しています。
まぁ万の軍勢が越えたというのは誇張でしょうね。
下ります。
本当に軽トラ一台分の道幅になっちゃって。草が道に覆いかぶさって視界を遮るので、
これが怖いです。
万騎林道から国道146号線に入りました。146号線沿いには白根山眺望の地という場所に寄りましたが、曇りで白根山は見えず。羽根尾駅で国道406号線に合流。あとは東に進めば道の駅に戻れます。
さらば丸岩。その蒸しケーキの様な形の丸岩よ、次を待て。
丸岩大橋手前で川沿いの道へ入り、今回の旅で最後のコーヒーを淹れて一息。
15:40、道の駅八ッ場ふるさと館到着。撤収準備開始。
16:10、出発。16:15、川原湯温泉王湯到着。これで三日間この温泉に入ることになりました。安いし人が少なく寛げるのでお気に入りになりました。2時間たっぷり浸かり、18:15に出発。すでに暗くなっていました。
最後にもう一度八ッ場ダムを見ておこうと、やってきました。10分程しんみりと眺めていました。その後八ッ場大橋を渡って駐車、大橋から真正面のダムを見学。ここには三日もいたので名残惜しいです。
18:55、帰路へ。時間的に渋滞に巻き込まれそうですので、道の駅おのこで40分程休憩して時間調整。自宅近くのガソリンスタンドで給油し、22:05、自宅到着。
登山と自転車のルート標高図。結構ヒルクライムしています。緑の標高が突然落ち込んでいるのは橋です。八ッ場ダムに関わる橋は巨大なものが多く、高さが凄かったです。
お土産の一部。シナノスマイル、クイーンニーナというぶどうは初めて知りました。どちらも美味。
秋映は普通にスーパーで売られていますが、道の駅で売られているものは大きくて立派でした。夜に外で小型ナイフで切って食べたので、その姿を見られたらヤバかったです(^^;。
というわけで、たっぷり三日間八ッ場ダムとその周辺を堪能してきました。電波が限られていたので、その分俗世と離れてサイクリングと登山に集中できました。
所要経費
関越道 草加⇔渋川伊香保 2540円×2(休日割引 通常3090円×2)
外環自動車道 草加⇔大泉 660円×2(休日割引 通常1020円×2)
ガソリン代 3271円
自動車走行データ
走行距離 385.9km
燃費(メーター値) 18.7km/l
燃費(給油ベース) 17.46km/l
給油 22.10L
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