2018年10月6日土曜日

2018/10/06 八ッ場ダム見学会

 自転車で遠征すると、ただ走るだけでなく観光スポットに寄ることがあります。山へ行くことが多いので、結果としてダムに寄ることもあります。以前でしたらさほど興味のなかったダムですが、最近はすっかりダムに寄ることが当たり前になってしまいました(笑)。今回はそんなダムの中でも注目度ナンバーワンとも言える八ッ場ダムをじっくり楽しもうという計画です。解説するまでもありませんが、民主党政権下で八ッ場ダムの工事は一時中断され、揉めに揉めたものでした。詳細はWikipediaをご覧ください。

 Wikipedia 八ッ場ダム

 10:15、自宅を出発。外環自動車道、関越自動車道を走るも嵐山、花園で渋滞。渋川伊香保ICで下り、国道353号線(長野街道)を西進。この道、以前草津に行った時走りましたが、走ったのは早朝と夜で景色はあまり見えませんでした。でもニホンカモシカっぽい礫死体を見てしまい、秘境っぷりを感じたものでした(^^;。また当時は八ッ場ダムに関連する三つの大橋は工事中で、国道353号線もまだ湖の底に沈む場所を走っていました。

 14:10、迷いながら見学地到着。見学地の集合場所はダム右岸にあり、近くに八ッ場ダム展望スペースもあります。

 予約なし!「八ッ場ダムぷらっと見学会」

 私が参加したのはこれ。一般人が予約なしで参加できます。

 やんばツアーズ

 これによると見学会には他にも色々あるみたいですよ。



 八ッ場ダム展望スペースは10メートル四方くらい。据付の双眼鏡もありました。写真はダムの反対側で、奥に見えるのが駐車場。



 駐車場の近くにはダム建設にあたり移転したらしいお墓がありました。



 展望スペースから八ッ場ダム。クローラークレーン(いわゆるキャタピラがついた移動式クレーン)の長さが凄いです。クレーンが何か吊るしています。



 ちょうどダムの堤頂に備えるクレストゲートを吊るしていたのでした。



 ちょっと話が変わりますが、八ッ場ダムに一番近い八ッ場大橋です。写真を拡大して欲しいのですが、ダムの貯水位の印が記されています。八ッ場大橋は高さ70メートルとかなり高いのですが、水位は随分上まで想定されていますね。

 八ッ場大橋 - Wikipedia

 Wikipediaに旧川原湯温泉駅と対比させる写真がありますが、水位がかなり高い位置にあるのがわかります。



 15時になり、見学に出発。当然の様にヘルメット着用です。ダムへの道も険しい場所に架けられています。



 ダムの左右を繋ぐクレーン。左端に階段が見えますが、そこにも上ります。後ほど写真掲載。



 監査廊(ダムの堤体内部に張り巡らされる、検査や管理に使う通路)が見えました。案内人がレアと推していました(笑)。実際今は見えていますが、この後コンクリートを打設するので隠れてしまいます。



 クレストゲート辺りで多くの人が働いていました。



 先程載せたダムの左右を繋ぐクレーンで、一軒家くらいに相当する巨大なものを移動中。コンクリートの打設に使う様です。



 クレーンの階段を上ったところからダム中央部。



 そして下流方向。八ッ場発電所の看板が見えます。ダム施設の一番最下流の部分を延長した場所に岩場が見えますが、そこが実は翌日訪れる吾妻峡見晴らし台です。この時も翌日見学に訪れた時も当然わかりませんでしたが、この写真を見ると見晴台は断崖にありますね。

 ダム見学は40分で終了。大きさに圧倒されましたが、所詮外から眺めているだけですので、レア感はないです。



 前述の八ッ場ダム展望スペースを再び訪れると、ダムの上をクレーンで何かが移動しています。



 うおっ! ミキサー車が吊るされている!! かなり重いミキサー車が吊るされるとは… 今回一番ドキドキしたかも(笑)。



 その後は道の駅八ッ場ふるさと館へ移動。



 道の駅にあった案内板。「民主党前国土交通大臣の時に建設中止で象徴となった不動大橋」という、いまだに憤りが収まらない文言に
笑ってしまいました。なお、不動大橋は道の駅のすぐ隣です。

 お店やトイレを確認し、車中泊が可能とわかりましたので一安心。



 不動大橋を渡って右岸の王湯へ。こじんまりしていて、現時点では地元の方が利用するだけという感じで空いていました。2時間500円と安いのも嬉しいです。露天風呂の前には木が茂っていて眺望はないですが、そよ風が吹く中のんびりできます。

 共同浴場【王湯】



 その後は本日三度目の八ッ場ダム展望スペースへ移動。夜の八ッ場ダムを見学に。日曜以外は夜間も工事しているそうで、ダムの上のクレーンで何か動いていました。



 ダムの左側に堤頂からダム底に向けてライトが点灯しています。昼の写真でわかりますが、これは砂利などの資材をダムの底からベルトコンベアで引き上げているものです。

 昼間は行きそびれた左岸のやんば見放台へ移動。



 先程のベルコンベアのライトが上流の遠くまでずっと続いています。



 やんば見放台から見た夜の八ッ場ダム。

 その後は道の駅八ッ場ふるさと館へ戻りました。古いNexus7では800MHzが使えず通信不能(苦笑)。そうなるとやることもないので、さっさと寝てしまいました。

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