2015年3月16日月曜日

大貫妙子@ブルーノート東京

[日時]2015/03/16(月) 19:00開演(1st set)
[会場]ブルーノート東京
[料金]¥7,830(指定席会員割引。自由席7,500円)
[時間]1時間16分
[出演者]
 大貫妙子 (vo)
 林立夫 (ds)
 吉野弘志 (b)
 フェビアン・レザ・パネ (pf)
 小松亮太(bandoneon)

[曲目]
 01.若き日の望楼 (romantique 1980)
 02.私のフランソワーズ (Queen's Fellows: yuming 30th anniversary cover album 2002)
 03.Monochrome & Colours (PURISSIMA 1988)
 04.ともだち (note 2002)
 05.新しいシャツ (romantique 1980)
 06.朝のパレット (アルバム未収録)
 07.横顔 (Mignonne 1978)
 08.風の道 (cliche 1982)
 09.エトランゼ〜etranger (ensemble 2000)
 10.La musique (note 2002)
 11.Hiver (One Fine Day 2005)
 12.突然の贈りもの (Mignonne 1978)
 enc.Time To Go (One Fine Day 2005)

 ブルーノート東京該当ページ
 ブルーノート東京 LIVE REPORT





[感想]
 ブルーノート東京公演は2011年6月1日以来。当時は東日本大震災の余波で外タレがほとんど来日できず、日本人演奏家ばかりライブをやっていました。お陰で貴重なライブが見られてラッキーでした。今回もビルボードライブ東京より更に狭い空間での濃密なライブが楽しみでした。

 会場はさすがの満員。客層は男女半々という感じでしょうか。年齢的にはほぼ40代以上で占められていました。

 ピアノ、ドラムス、ベースに続き、大貫妙子が黒いドレスで登場。自ら「古い曲」と言う『若き日の望楼』からスタート。伴奏はピアノのみ。繊細な楽曲と歌で、私も含めて観客は一気に1980年代に戻った感じじゃないでしょうか。『私のフランソワーズ』はユーミンのトリビュートアルバムに収録された曲なんですね。私はたぶん初めて聴きました。『Monochrome & Colours』はドラムのシンバルワークといい、ジャズクラブであるブルーノートという会場にぴったりでした。『ともだち』は「ライブで演奏したことがない」そうです。大貫さんは多数の楽曲がありますからね。ここで曲名に因んでの親友トークで会場の緊張が解けた感じです。観客がここまで一音一音一語一語聞き逃さない様に集中していたんです。ほとんど物音を立てず耳を澄まして。ちょっと緊張し過ぎの感がありましたので良いブレイクでした。『横顔』はライブで何回か聴いて好きになった曲。乙女心全開の曲なのにおっさんの琴線に触れるなんて(笑)。エンディングの小粋な感じも本当に良いです。『エトランゼ』『La musique』『Hiver』では小松亮太が参加。小松亮太はタンゴの演奏家ですが、ヨーロッパっぽい大貫妙子の伴奏に回るとフランスのアコーディオンっぽいです。『突然の贈りもの』はピアノソロが甘美でした。

 ゲスト参加のバンドネオンを除けばピアノトリオということもあり、アルバム『Boucles d'oreilles』から弦楽を差し引いた世界でした。狭い会場で繊細な大貫妙子のボーカルを活かすには最適な構成だと思います。それでいてバンドネオンで味付けに変化を与えて飽きさせず。是非またブルーノート東京に戻って来て欲しいものです。

 なお、5月に大貫妙子と小松亮太がアルバムを発売し、ツアーもする様です。しかもこのアルバムにはなんと「1980年代」を収録とか!! インストなので大貫妙子は無関係ですが、オマール・バレンテ作曲のこの曲は小松亮太の公演で聴いて大好きになったものの、一体誰のどのアルバムに収録されているのかさっぱりわからず困っていたもの。それがちゃんとアルバムで聴けるとは!! 期待大です。

 SONYMUSIC『大貫妙子とバンドネオン奏者小松亮太が新アルバム「tint」を制作』


過去の大貫妙子ライブレポート
 2007/04/30 大貫妙子 "Boucles d'oreilles" Tour 2007
 2009/11/01 Pure Acoustic 2009
 2014/03/28 大貫妙子@東京国際フォーラム
 2014/06/19 第9回 東京うたの日コンサート to The Playground Wonderland

2015年3月15日日曜日

2015/03/15 伊豆(修善寺駅→河津→富戸駅)

走行距離 93.35km(修善寺駅→河津→富戸駅は74.16km)
走行時間 06:19:01(修善寺駅→河津→富戸駅は05:07:24)
平均速度 14.7km/h(修善寺駅→河津→富戸駅は14.4km/h)
最高速度 50.1km/h
使用車種 KHS F20-R



 春の青春18きっぷの季節がやってきましたが、第一、第二週は雨。漸く第三週に遠征できました。今回は伊豆です。修善寺から南下し、天城峠の寒天林道をヒルクライムして八丁池を見るのが第一目的。河津から東伊豆を北上し、城ヶ崎を見るのが第二目的です。城ヶ崎から先は時間と体力の続く限り北上という予定でした。

 04:05に自宅を出発。05:10、東京駅到着。05:20、東京駅発。08:09、修善寺到着。雨の心配こそなさそうですが、どんよりした曇り空です。前夜に雨が降ったのか、路面が濡れている場所があります。

 修善寺では西伊豆スカイライン方面の国道136号線に向かうという失敗をしましたが、修善寺橋で気付いて引き返しました。狩野川を挟んで国道136号線に並走する県道349号線は新たに整備されている為、交通量が少ない上に路面も綺麗なのです。これは昨年の伊豆縦断で知ったこと。新しく広い道路を気分良く進むと、前回は見当たらなかった建造物発見。



 帰宅後調べてみると、伊豆縦貫自動車道の一環としての天城北道路で、ここは狩野川高架橋。修善寺道路と接続して天城湯ヶ島まで伸びる様です。天城湯ヶ島から先の山間部は既に天城隧道のバイパスとか伊豆七滝ループ橋等高規格の道路が整備されていて、河津下田間が整備されると伊豆半島中央部を縦断する道路が整備されるわけですね。



 ぐいーん。桁を載せるのではなく少しずつ延ばす工法なんですね。



 真下から見ても大迫力。



 反対側。狩野川を越え、修善寺に繋がります。



 やじろべえの様に両端が伸びて行く様は興味深いです。定点観測したいところですが、伊豆は遠すぎます…

 ここを過ぎると国道136号線に移り、ひたすら南下。道の駅でトイレ休憩。



 天城隧道への分岐。何度か天城隧道を見る為にここを進んでいます。寒天車道も天城隧道の先です。しかし前述の通り、路面がやや湿っていました。ダートの部分は厳しいかもしれませんし、問題は寒天車道自体にもあります。寒天車道は傾斜が厳しい暗い森の中の道路で、路面が濡れていると車輪が空転しかねません。そんなわけで今回は見送ることにしました。また天気が良い時に走れれば良いかと。



 というわけで旧道ではなく新道の国道414号線を走ります。



 河津七滝ループ橋に到着。相変わらず格好良いです。前回は工事で片側交互通行でしたが、今回は問題なし。グルグル回って下りて行きます。気持ち良し。



 ループを下り終わって撮影。大きすぎてデジカメの画角が足りません。



 いつもはそのまま直進して河津や下田に向かいますが、今回は河津七滝に向かい、ループ橋を下から見てみましょう。



 河津桜はやや葉桜でしたが、ループ橋と一緒に見られたので良しとします。



 更に下りて、店舗の展望台から撮影。どこか絶景撮影ポイントはないんでしょうか。荻ノ入川と大鍋川に挟まれた山の稜線だとループ橋を一望できそうですが(樹木が視界を遮らなければ)、地図に登山道が載っていません(^^;。

 河津七滝の入口の部分まで行ってみましたが、河津桜の見頃はやや過ぎたとはいえ観光客でごった返していました。自転車を置いて河津七滝を観光する気分にはなれませんでした。

 ひとつ収穫は、大滝温泉天城荘が映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地と知ったこと。紹介文が道に貼ってありました。露天風呂は水着着用らしいので風情はいまいちですかね。ただこの日はまだ寒いこと(そと湯は徒歩5分の山中)、まだお昼でサイクリング後半が残っていることもあり、お風呂は断念。河津まで走ってサイクリング終了という計画の時に立ち寄りたい場所です。11:54、出発。

 大滝温泉天城荘



 一時間程走って河津川沿いの遊歩道へ。だいぶ葉桜になっていて、観光客もまばらでした。



 河津川。山もまだ色が薄いです。



 河津川河口。何か流れていますよ。



 山に自生しているみかんでしょうか(笑)。

 河津川河口からは伊豆東海岸沿いを北上します。13:00。



 国道135号線(東伊豆道路)の片瀬白田。この頃は天気がすっきり晴れて、海沿いを走るには最高の状態でした。



 伊豆北川の海岸線。この高台を下ると道は海沿いになります。



 黒根岩温泉がある海岸に到着。

 黒根岩温泉は海抜0メートル、波打ち際にある温泉です。一度入浴したいと思っていましたが、やっと念願がかないました。黒根岩温泉は公営ですが、北川温泉の宿泊客は無料で入湯できます。洗い場はなく温泉に入って海を眺めるだけですが、とにかくそのロケーションの素晴らしさだけで文句ありませんでした。



 一瞬客が途切れた瞬間に脱衣所からカメラを持って来て一枚だけ撮影。ゴロゴロした石や岩の先は海です。詳細な写真は公式サイトをご覧ください。素晴らしいですよ。誰もいない瞬間を狙って、海に向かって仁王立ちもしてみました(笑)。漢(おとこ)らしいぜ!!

 北川温泉観光協会 黒根岩温泉

 一時間も入湯した為ぐったり(笑)。しかし本日の目的地城ヶ崎海岸を目指します。15:57。



 北川温泉の獅子っぽい岩。名前はついてないんですかねぇ。

 伊豆大川駅近くで磯の湯という、やはり波打ち際の温泉を発見しました。ただ帰宅後調べてみると、ここは目隠し板のせいで湯船からは海が見えないみたいです。

 伊豆高原を北上し、17:10、門脇崎の駐車場に到着。高原からかなり下る為、帰りの上りを考えるとぐったりします。もうお風呂にも入ってお休みモードですから(笑)。



 門脇灯台。まだ明るいですが、人がほとんどいません。



 人がいないはずです。灯台の開放時間は17時まででしたorz



 門脇吊橋。人がいません…



 門脇吊橋から門脇崎。岩に波が砕けてダイナミック。城ヶ崎海岸は大室山の溶岩が直接海に流れ込んでできたそうです。



 反対側から。やはり人がいません。



 門脇吊橋はなかなか絶景の場所に架かっています。天気の良い昼間なら海と空の青色にマッチしそうです。

 長居して暗くなってはまずいので、北上して伊豆急行のどこかの駅を目指します。17:30。

 城ヶ崎海岸付近はアップダウンが厳しく、なかなか先に進めませんでした。やっと海岸線沿いの平坦な県道109号線へ。



 もう夕方なので綺麗に写りませんでしたが桜並木が綺麗でした。河津桜かなと思いましたが、城ヶ崎桜だそうです(笑)。地名の数程桜の種類はあるんでしょうか。

 ここを過ぎると再び伊豆急行に向けてヒルクライム。ここで事件発生。後輪からパンッという乾いた音がしました。石を踏んで弾いたか、何かを落としたか。パンクは勘弁して欲しいところです。調べてみるとパンクはなく、特に何も落としていません。走行に支障はなさそうと再出発すると、微かにカランカランと金属が当たる音がします。もう暗くなりつつありますので原因解明は諦め、近くの富戸駅へ向かいました。17:57に富戸駅到着。9分後に電車が来るとのことで、慌てて撤収しました。

 自宅近くのつくばエクスプレス六町駅から自走しようとすると、またもカランカラン音がします。駅前で明るいのでよく見ると、スポークが一本外れていました。富戸駅前での乾いた音はスポークの外れた音だったのです。スポークが外れているので振れが生じており、止むなくブレーキを開放し、時速10kmくらいの低速で帰宅しました。22:20、自宅到着。



 走行ルート標高図。走行距離は多くないですが、前半は天城越えのヒルクライム、後半は伊豆半島東海岸のアップダウンで、結構体力が削られました。城ヶ崎海岸のアップダウンは温泉に入った後でしたので精神的にもやる気がなかったですしね(^^;。

 寒天車道を走れなかったのは残念でしたが、建設中の高架橋を見るのはわくわくしましたし、黒根岩温泉で海を見ながらの入浴には満足、城ヶ崎海岸の迫力ある景色も見れて、全体的には充実したサイクリングでした。

所用経費
 JR東日本 東京→三島 2370円(青春18きっぷ一回)
 JR東日本 富戸→東京
 伊豆箱根鉄道駿豆線 三島→修善寺 510円
 伊豆急行線 富戸→伊東 490円