2011年10月30日日曜日

2011/10/30 雲取林道(大洞林道)

走行距離 25.27km
走行時間 02:26:27
平均速度 10.3km/h
使用車種 KHS F20-R



 前夜たっぷり寝られたお陰で体調すっきり。前日の秩父周遊に続き、本日は雲取林道(大洞林道)を探検しようという計画。雲取林道は昨秋杣女爺さんのブログに強い感銘を受け、一度行ってみたいと思っていたのです。一年越しのチャレンジです。だたこの日は天気がいまいちで、雨がいつ降ってもおかしくない感じでした。

 自動車を秩父湖畔の駐車場に停めることは決めていたのですが、直接秩父湖へは行かず、自動車で大血川林道を上って秩父湖へ下りることにしました。自転車では何回も走った道ですが、自動車では初めて。しかし自動車だと上るのが楽すぎますねぇ(笑)。



 私にとって定番の場所、駆ヶ越トンネル。霧がかかっていていますし、紅葉もいまひとつ発色が悪いです。



 同じ場所から御岳山方面。いつもはコーヒーを湧かして楽しむ景色ですが、今回は見るだけ。



 それなりに発色が綺麗な場所もあります。霧がかかって幻想的とも言えますし。



 なんか作り物のジオラマみたいです。



 アップで。どんより霧がかかっています。



 大血川林道から霧藻ヶ峰方面。こんなんで自転車で走れるのかしらん。



 県道278号秩父多摩甲斐国立公園三峰線の紅葉。これはまぁ綺麗。



 全体的には紅葉には少し季節が早い感じがしました。

 三峰山の紅葉を楽しみましたので、秩父湖へ下ります。湖畔の秩父湖ドライブインに駐車。標高540mくらい。

 さて、ここからが自転車の本番。まずは今自動車で下りて来た県道278号を今度は自転車で上り返します。標高680mくらいの地点で、県道278号線は大洞川沿いの雲取林道と分岐します。県道は三峰神社に行く方の自動車が多いですが、林道の方は静かなものです。この先は事故があっても助けを求められないので、気を引き締めて出発。



 雲取林道から大洞川上流方面。中央の三角は位置的に雲取山ですかねぇ。



 雲取林道は行って帰って来るだけのピストン林道なので、全然人を見かけません。こんな天気では登山もないでしょうし。



 天気が良ければ爽やかな景色ですね。



 鮫澤橋。看板通り、この先は落石が多く道は荒れが目立ちます。荒れているのも当然で、この鮫澤橋は標高780mくらい。崖下の大洞川は標高650mくらい。林道は大洞川から100〜160mくらいという高い位置を通っているんです。上から落石はあるし、下は崖。林業で使う為最低限のメンテナンスはなされているのでしょうが、綺麗な状態というのはあり得ないです。



 だいぶ落石しています。



 なにげにガードレールがヤバい。いつ崩落してもおかしくないです。



 白石山(和名倉山)の紅葉。



 落石の多い切り通し。ダートに還った場所はドロドロで押して進みました。



 謎の廃屋。



 道路の反対側の廃屋。作業小屋の跡ですかねぇ。裏手の山に少し入ってみましたが、一升瓶とか散乱していました。



 先程とは見る角度が違う白石山。この山はでーんと大きいんです。



 11:18頃、雲取林道の舗装路終点、荒沢橋に到着しました。



 荒沢橋から荒沢谷方面。



 雲取林道舗装路終点は広場になっています。焚火跡とかありますし、キャンプには良い場所なのかも。



 広場の奥には全面通行止めのゲートがありました。舗装路の方も落石で道路の劣化が進んでいますし、ここから先は登山用でしょう。



 大洞橋から惣小屋谷方面。雲取林道はこの先に続いています。でも今回はここまで。細かい雨が降り始めましたし。11:40、撤退開始。



 帰路、雲取林道にて。広場に木材が積まれていて、この林道がまだ産業に活用されていることがわかります。右端は雲取山かな?

 12:30、雲取林道起点に到着。県道278号をひたすら下り、13:05にドライブインに戻りました。天気が悪いので相変わらずガラガラの駐車場です。

 13:30、道の駅大滝温泉到着。温泉に入り、お土産を購入。14:45に道の駅を出発、国道140号線をぶっ飛ばし、国道299号線の正丸トンネル手前の正丸横瀬店へ。以前一度訪れて、鹿刺しを食べました。



 今回も鹿刺しせいろ。1580円だったかな? 冷凍された鹿はあっさりしたお味です。ちょっと量が少ないのが残念… 蕎麦はめちゃ固い!! でも美味しいですよ。

 16:15出発。所沢までは一般道で、そこから関越自動車道と外環自動車道を走り、19:05に帰宅しました。



 雲取林道走行ルート3D図。三峰山(妙法が岳、白岩山、雲取山)と白石山の間を大洞川が流れていますが、その流れに沿って林道は続いています。標高は高くないですが、とにかく山の奥深くに突入する感じの林道です。しかも舗装路終点からダートが更に3.5km続いています。



 雲取林道走行ルート標高図。雲取林道の舗装区間は距離8kmで標高680mから860mくらいを走っていますので、勾配はさほどきつくないです。

 雲取林道はピストン林道でしかも落石の危険が大きい為、人を見かけませんでした。しかしそれ故に閑静で素敵な林道でした。林道が高い位置にあるせいで白石山がよく見えますし。ただ自転車には向かないです。距離が短いですし路面が荒れていますから。年に一度、紅葉のシーズンに訪れる程度が良いかなという印象でした。でも冒険者は更に奥へどうぞ(笑)。但し危険は自己責任です。


10月29、30日総合データ
走行距離 107.76km
走行時間 07:48:51
平均速度 13.7km/h
最高速度 44.8km/h
使用車種 KHS F20-R
自動車走行距離 288.4km
自動車燃費 19.0km/l

2011年10月29日土曜日

2011/10/29 秩父周遊(金山志賀坂林道等)

走行距離 82.49km
走行時間 05:22:24
平均速度 15.3km/h
使用車種 KHS F20-R



 昨秋の秩父遠征は毛布を忘れるという失態で車中泊できなかったのですが、今年はそのリベンジです。秩父は毎年大血川林道を中心に走っていますが、今回は金山志賀坂林道を中心に、両神山を巡ろうという計画です。

 05:45出発、外環自動車道、関越自動車道、皆野寄居道路を走り、08:00道の駅両神温泉薬師の湯に到着。さすがにこの時間の道の駅はガラガラ。

 08:31、のんびりムードで出発。県道37号線を北上。国道299号線を西へ。



 テーブルみたいな両神山が見えてきました。それにしても良い天気で抜ける様な青空。



 先端部分だけが紅葉していて目立つ樹木。



 2011年、秩父の柿は豊作だったそうですね。まぁこれは渋柿でしょうが。道の駅でも大量に販売されていました。

 それにしてもちょっと困った事態に。ポーラーボトルに500mlの水を入れたきり、水の補給が出来ていないのです。自動販売機くらいあるだろうと油断していたら全然ない。山に入ったらまずないでしょうし… 困った。



 右手に二子山が見えてきました。



 岩峰が格好良いですねぇ。



 正面に上りの道が見えてきましたよ。わくわく。しかし林道ではなく国道なので、道幅は広いし路面は綺麗。地図で見ればある意味九十九折りより強引な高度の上げ方ですが、走ってみると大したことはないです。



 それでも小鹿野町市街地方面を振り返るとなかなかの高さ。走って来た道が遠くに見えます。標高670mくらい。



 一方両神山に目をやれば、なんだか随分ボコボコしてますね。



 アップで。



 10:18、志賀坂トンネル到着。標高790mくらい。これを抜けると群馬県です。そちらには恐竜の足跡の化石があるみたいで、いつか行ってみたいところ。



 このトンネル手前で左に分かれる道が金山志賀坂林道です。結局水の補給ができないまま林道突入ですか。しかもデジカメのバッテリーまでない!!



 金山志賀坂林道起点から小鹿野町市街地方面。

 さて、金山志賀坂林道は通行規制がかかっているのは事前の情報でわかっていました。ただ自転車ですので大抵の場合通行できますし(押せば歩行者扱い)、13時までに抜ければ規制の時間もクリアできます。まだ2.5時間もありますし大丈夫でしょう。



 金山志賀坂林道では諏訪山の伐採が盛んでした。新たに植林するにしても、これって土砂が流出しないんですかね… 電池がないので携帯電話のカメラで撮影。

 って、そんな心配している余裕はないのです。水、水がなくなった!! 陽射しがきつく、喉が渇きまくりです。



 林道が河原沢川の上流の沢(それこそ名称は「河原沢」なのかな)を渡っていた為、やっと水を補給できました。ほっと一安心。水も美味しいです。



 標高1100mを越えると紅葉も良い感じ。

 11:33、八丁隧道入口前の広場に到着。水場はないですが、駐車場とトイレがあります。



 八丁隧道入口広場から二子山。デジカメ一時的復活。



 八丁隧道入口広場から八丁峠方面の紅葉。



 同じく二子山。デジカメ最後の一枚(笑)。電池を消耗させまいと慌てて撮ったのでちょっと右に傾いてますね。

 通行規制の時間もある為、11:46に出発。本当は景色を見ながらお湯を沸かしてラーメンでも食べたいところ。それにしても八丁隧道は不気味です。どこかのサイトに照明が設置された旨記述があったと思うのですが、節電の為か真っ暗。路面のガタツキで自転車のライトが落ちて慌てましたorz



 金山志賀坂林道下り。木漏れ日が綺麗。



 ニッチツの旧社宅? この辺りはニッチツの秩父鉱山で、昔は住人が多かったとか。小学校まであります。私有地なので奥深くは見られないのが残念。せっかくの観光資源なのにね。



 秩父鉱山簡易郵便局。土日は営業しておらず。

 雁掛トンネルを通過すると県道210号線。中津川沿いに南下して行きます。中津峡は紅葉のメッカですが、ちょっと時期が早かったみたいでした。

 長らく建設していた滝沢ダムによってできた奥秩父もみじ湖は長大で、自転車だと抜けるのに結構時間がかかります。自動車も結構走っている為、左岸は自転車にはあまり好ましくないです。滝沢ダムを越えるとループ橋の雷電廿六木橋。これは凄い橋ですね。120mの高低差を一気に解決するためループで強引に高度を稼いでいますが、細く白いコンクリートのラインは優美です。残念ながら携帯電話のカメラでは画角が足りず、しかも逆光気味でろくな写真が撮れず。

 Wikipediaによる雷電廿六木橋解説

 13:30、国道140号線が秩父湖と秩父もみじ湖に分かれる場所に来ました。お腹が空いていますし、まだ時間があるので秩父湖へヒルクライム。

 14:00、秩父湖到着。相変わらず人がいないです。お湯を沸かしてカップラーメンを食し、コーヒーを楽しみました。見下ろす景色ではないですが、空腹なので大満足。

 国道140号線を三峰口方面へ走行、その手前の荒川贄川で県道37号線へ。ここもちょこちょこ起伏があって走りがいがあります。

 16:00、道の駅両神温泉薬師の湯に戻ってきました。売店で半額のカツ丼を買い(笑)、早めの夕食。以前ここでひもじい思いをしたので、とにかく腹に詰めておこうという感じでした。他にも翌朝のパンやお土産を購入。寝床の整備とブログに書き込みをしているうちに暗くなってしまいました。まだ5時を少し過ぎただけなのに… その後薬師の湯に浸かってのんびり。ここのお湯は白くて肌がつるつるになるので好きです。

 温泉の後は寝袋に潜ってまったり。新しい寝袋は適正温度が2度までなので、靴下要らずで暖かく過ごせました。



 二子山上空からの走行ルート3D図。谷沿いに走り、一山越えて戻って来たという感じです。



 前半は250mから1250m程度の上昇で、今回はそんなに大変なヒルクライムではありませんでした。むしろ喉の渇きとの闘いでした(笑)。


 翌日の雲取林道(大洞林道)編へ続きます。