走行距離 125.77km
走行時間 08:54:28
平均速度 14.1km/h
最高速度 47.7km/h
使用車種 KHS F20-R
何故か年末になると行われる群馬遠征。今回は2007年12月1日の遠征以来、三年ぶりに赤城山に行くことにしました。前回の赤城山ヒルクライムはF20-Rを買ってまだ五ヶ月で、峠道の走り方や装備がよくわかっていませんでした。12月の赤城山(標高1500m近く)は寒かろうとダウンジャケットを着込んだのですが、ヒルクライム最中に暑くて死にそうになりました(笑)。結局ダウンジャケットを鞄に引っ掛けて走るというアホな状態に。体力的にもまだ対応できておらず、大沼まで辿り着いたものの大沼を一周する気力も時間もなく、空腹と寒さに泣きながら同じ道を下って行きました。はっきり言って、これはトラウマです。というわけで、体力も装備もそれなりに整った今、トラウマ解消のリベンジ戦を行うことにしました。待ってろよ、赤城山!!
05:05、自宅を出発。出発するとすぐ、カメラを忘れたことに気づきましたorz まぁ今回はヒルクライム優先ということで、写真は我慢しましょう。草加駅から東武線に乗り、赤城駅到着は08:10くらい。東武鉄道の時刻表だと30分は早く到着できるはずなのに… ちゃんと土曜日で検索したのに何故だろう…
08:25、赤城駅を出発。勝手知ったる県道3号前橋大間々桐生線を西へ。前日群馬県は雨が降り、道路も濡れがちでした。右手に見える赤城山も雲だか霧に隠れて全く見えません。大胡から荒砥川沿いの県道16号大胡赤城線を上っていきます。参道松並木の辺りも負荷をかけずにゆっくりと。
10:05、三夜沢の赤城神社に到着。遠征の無事を祈願。
10:15、赤城神社を出発。赤城神社から先の大胡赤城線は、採石場を過ぎるまでは相変わらず路面が荒れています。パンクしたらいやだなぁと思いながら、えっちらおっちら足を着かない様に上ります。赤城温泉を過ぎた所からの九十九折り辺りから、路肩や山の斜面に雪が見え始めました。前日の雨は山では雪になっていたのです。路面はウェットですし、落ち葉があってちょっと危ないです。この九十九折りは勾配がきつすぎて腰が痛くなりますが、トラウマ解消の為に頑張ります。九十九折りを過ぎると夜景パノラマ展望台へ。前回はあまりの壁ぶりに臆して押して通った場所ですが、なんとか足を着かずにクリア。相変わらず赤城山の上だけ霧がかかっているみたいで展望が望めそうになく、ヒルクライム優先で展望台はスルー。そして第二の九十九折りへ。ここの狭い所で自動車が後方から接近。針葉樹の葉が路面にたくさん落ちていて危険なので、自動車を優先させる為に止むなく停車しました。でもすぐにヒルクライム再開。
12:06、牛石峠(標高1420m)に到着。ここから先は一旦下るので、純粋ヒルクライムは終了。赤城アタックは速い方は47分なんて記録がありますが、私は赤城神社滞在時間を除くと128分。倍以上ですな(笑)。こちらは荷物満載なので一概に比較はできませんが、かなり遅いのは確実。まぁ一回自動車を避けた以外は足を着かなかったことで満足しましょう。
下りきると現れる三途の川や地獄谷は前回写真を撮っているのでスルー。小沼の第二のピーク(標高1490m)まで100m程上ります。そこからは大沼まで140m程下り。
その下りの最中。シャツ一枚なので寒い寒い。
12:40、大沼に到着。寒いので、とにかく温かいものを食べたい。
赤城見晴館で忠治切り込みうどん(900円)とわかさぎの天ぷら(600円)を注文。切り込みうどんはきしめんみたいなひらべったいもので、味付けはなんでもありなんですかね。他の店ではけんちん汁の味とありましたが、こちらのお店では根菜が入ってなかった気がします。鮮やかすぎる山菜の色がなんとも言えず、如何にも観光地の料理という感じ。店員さんのもてなしは良いだけに残念。お土産に黒大豆きなこの齧るタイプの飴を購入。これ、とても美味しいです。2袋買っておけば良かった…
体が温まったので大沼を少し散策。写真は大沼と赤城神社。
大洞の赤城神社へ。駐車場脇に小さなお稲荷さんがいらしたので、こちらにも少しお金を置いてきました。
前回は体力の限界、空腹、時間がない為に走れなかった大沼を一周しました。心配する程大した起伏ではなかったです(^^;。あの時は弱気になっていたから仕方ないんですけどね。
大沼一周の途中で、大沼と黒檜山を撮影。
大沼を完全に一周することなく、ダウンヒルの県道4号前橋赤城線へ。前回もこちらで下る予定でした。
「頭文字D」ダウンヒルスタート地点。そう、ここを見たかったのです(笑)。左の赤い屋根の建物は赤城山総合観光案内所。
奥の方からやってきましたが、ここだけでも随分な勾配とわかります。
14:13、ダウンヒル開始。
14:26、「頭文字D」ダウンヒルゴール地点に到着。この間5.5kmしかありません。榛名山でも思いましたが、あっという間ですね。ドリフトしながらぶっ飛ばしたら、本当にほんの一瞬で終わってしまいそう。元有料道路で今も主要道の為路面は広めですが、自転車が走る路肩付近は痛みがありました。まぁ私は安全運転で速度を出さないので危険はなかったですけど。
ここから先はほぼ直線やら長い曲線の下りで、延々20分くらい下ります。赤城山の裾野は広い!! ロードだと恐ろしい速度が出せそうです。私の乗る小径車は穴やひび割れ等に弱いので、慎重に下りました。
赤城山を下り切らず、畜産試験場の所で国道353線を右(西)へ。市街地の眺望が見事という富士見温泉見晴らしの湯に向かいました。
道の駅「ふじみ」富士見温泉ふれあい館
3時間500円なので安いですね。施設に風情はないですが、新しく綺麗です。温泉はちょっとしょっぱかったです。内湯は熱すぎかな。露天風呂に入りながらの眺望はなく、柵まで歩いて行くと前橋市街の景色が見えました。夜景は綺麗でしょうね。
赤城山のお切り込みうどんがいまいちでしたので、まだ3時間くらいしか経っていないにも関わらず食堂へ(笑)。畜産が盛んな県ですので、豚肉の料理が豊富にありました。そこでチャーシュー丼(850円)を注文。肉は6枚くらい載っていて柔らかくて美味でしたが、「え? こんなに載っているの?」くらい肉を載せた方が話題になると思うんですけどねぇ。
併設の農産物直売所でまんじゅう(252円)と生椎茸(360円)を購入し、16:35に出発。またも20分くらい直線で下り続けました。本当に裾野が広いです。
途中で暗くなってしまいましたし、道路工事でガタガタした道を走らされましたが、18:10に伊勢崎駅に到着。ここから東武伊勢崎線で一本です。温泉に入っても気楽だったのは、このアクセスの簡単さ故でした。ところが!! 輪行袋を展開しようとすると、なんと何もない!!!! びっくり!? よく見ると、輪行袋をサドルにぶら下げている紐の金具が金属疲労で割れていました。ガタガタ走っているうちに割れた様ですorz もう真っ暗ですし、どこで落としたか不明の黒い袋を探し出すのはまず不可能。完全に途方に暮れてしまいました。輪行を始めた頃にゴミ袋を使って非常用輪行袋にするというアイデアは知りましたが、賛否両論ですし、ダメな場合もありそう。駅前を調べましたが、特にお店もない… 幸いなことに体力はまだあります。伊勢崎から東京は遠いですが、それより距離のある東京から宇都宮まで走ったことがあります。道路も国道17号線を南下すれば良いだけですので、道に迷うこともなさそう。これは夜通し走って帰宅すれば、新たな武勇伝としてブログのネタになるじゃないかと考える余裕がありました(笑)。
というわけで、18:30に伊勢崎駅を出発。途中自転車屋を発見。しかし輪行袋はありませんでした。ま、こうなれば覚悟を決めましょう。
18:55、国道17号線に合流。最悪10時間も走れば帰れるでしょうとお気楽モード。ところが!! いくつか問題が。まず国道17号線と言えば大幹線道路ですので街灯も十分と思ったのですが、あまり民家がないので街灯がかなりの距離開いています。自動車も群れになって走っている場合が多く、自動車のヘッドライトの明かりはあまり期待できません。GENTOSの明るいライトがあるので真っ暗でも大丈夫ですが、それでも昼間の様には速く走れませんでした。更に問題なのは高架がやたら多いこと。当然高架は自転車通行不可です。高架の先に階段があってそこから上って下りてなんて手間がかかります。しかも高架の歩道は人が通ることも少ないらしく、メンテナンスがされないのでコンクリートの隙間から草ぼうぼうだったり… 階段がなくても一旦反対側の道路に追いやられたり、完全に17号線から外れた道路を迂回させられたり。全然スムーズに走れないのです。これが昼間ならまだ良いのですが、夜間なのでストレスが溜まりまくりです。一本道の100kmなら計算が立ちますが、迂回迂回の100kmではどのくらい時間がかかるかさっぱりわかりません。
19:45、新上武大橋上のベンチで休憩。ブログに報告。そしてさて走るかと自転車に乗ると、なんと後輪がパンクorz 先程までのストレスにこのパンクですから、完全に心が折れました。修理はできるくらいの街灯でしたが、橋を渡ればもっと明るい場所もあるだろうと、長い橋を自転車を押して渡ります。
20:18、橋を下りるとコンビニのSAVE ONに到着。食料と飲料を補給後、パンクの状態チェック。タイヤに白いものが見えて、ちょっと嫌な感じ。実は走行前の最終メンテナンスの時に後輪の擦り減り方が気になっていたのです。白いのはもしかして下地が露出しているのかと。空気を入れてみるとすぐに抜けてしまうわけではないので、重大なパンクではないみたい。更に進んでみると2kmくらいでだいぶ空気圧が落ちます。とりあえず空気の補給を二度程繰り返しましたが、これは修理しないと本格的には走れそうにないです。心理的に辛くなってきました。
21:10、道路沿いに西友が見えました。21時を過ぎているので24時間営業とはいえスポーツ用品コーナーは開いてないかもしれませんが、一縷の望みを託してお店へ。この店舗は西友の店舗ではなく、ビッグベアーというショッピングセンターでした。そして2階に入っているのはスポーツオーソリティという外資系のスポーツ用品専門店。なんと22時まで営業。巨大な店舗で、スポーツ用品ならなんでもござれという感じ。自転車も扱っていますが、さすがに輪行袋を無理かと思いましたが、小径車用の袋とロード等一般用の袋が一種類ずつ置いてありました。サイズが合っているか不明の為、店員さんに事情を話してメジャーを借りて車長を計りに外へ。なんとか大丈夫そうなので購入しました。ありがとう、スポーツオーソリティー!!
ここから5km程の距離に熊谷駅がありますので、タイヤを労り慎重に走行。21:57、JR熊谷駅に到着しました。タイヤさえ大丈夫なら熊谷から東京は十分走りきれる距離ですが、もう精神的に疲れたのでダメです(笑)。買ったばかりの輪行袋に自転車を収め、車上の人となりました。帰宅は0:45でした。
走行ルート標高図。赤城神社から牛石峠まで平均勾配8%で15kmも距離があるので、やっぱりきついです。九十九折りだと12%は越えているのに何度も折り返しますし。
赤城山走行図の一部。尾根筋を上って谷筋を下っている感じでしょうか。
まとめ。三夜沢赤城神社より先の県道16号大胡赤城線は相変わらずとんでもなくきつい道路でした。九十九折りもきつい!! 荷物も背負っているので腰が痛くなります。それでも自動車を避ける為に一回足を着いただけで上り切りましたので、それなりに装備(コンパクトクランクの力は大きい)と体力は進化した様です。トラウマも十分解消されましたよ。でも輪行袋をなくし帰路は泣きそうになってしまい、別のトラウマが生じました(苦笑)。赤城山、それは私にとって鬼門なのかもしれません。
所要経費
東武鉄道 草加駅→赤城駅 1030円
JR 熊谷駅→秋葉原駅 1110円
走行時間 08:54:28
平均速度 14.1km/h
最高速度 47.7km/h
使用車種 KHS F20-R
何故か年末になると行われる群馬遠征。今回は2007年12月1日の遠征以来、三年ぶりに赤城山に行くことにしました。前回の赤城山ヒルクライムはF20-Rを買ってまだ五ヶ月で、峠道の走り方や装備がよくわかっていませんでした。12月の赤城山(標高1500m近く)は寒かろうとダウンジャケットを着込んだのですが、ヒルクライム最中に暑くて死にそうになりました(笑)。結局ダウンジャケットを鞄に引っ掛けて走るというアホな状態に。体力的にもまだ対応できておらず、大沼まで辿り着いたものの大沼を一周する気力も時間もなく、空腹と寒さに泣きながら同じ道を下って行きました。はっきり言って、これはトラウマです。というわけで、体力も装備もそれなりに整った今、トラウマ解消のリベンジ戦を行うことにしました。待ってろよ、赤城山!!
05:05、自宅を出発。出発するとすぐ、カメラを忘れたことに気づきましたorz まぁ今回はヒルクライム優先ということで、写真は我慢しましょう。草加駅から東武線に乗り、赤城駅到着は08:10くらい。東武鉄道の時刻表だと30分は早く到着できるはずなのに… ちゃんと土曜日で検索したのに何故だろう…
08:25、赤城駅を出発。勝手知ったる県道3号前橋大間々桐生線を西へ。前日群馬県は雨が降り、道路も濡れがちでした。右手に見える赤城山も雲だか霧に隠れて全く見えません。大胡から荒砥川沿いの県道16号大胡赤城線を上っていきます。参道松並木の辺りも負荷をかけずにゆっくりと。
10:05、三夜沢の赤城神社に到着。遠征の無事を祈願。
10:15、赤城神社を出発。赤城神社から先の大胡赤城線は、採石場を過ぎるまでは相変わらず路面が荒れています。パンクしたらいやだなぁと思いながら、えっちらおっちら足を着かない様に上ります。赤城温泉を過ぎた所からの九十九折り辺りから、路肩や山の斜面に雪が見え始めました。前日の雨は山では雪になっていたのです。路面はウェットですし、落ち葉があってちょっと危ないです。この九十九折りは勾配がきつすぎて腰が痛くなりますが、トラウマ解消の為に頑張ります。九十九折りを過ぎると夜景パノラマ展望台へ。前回はあまりの壁ぶりに臆して押して通った場所ですが、なんとか足を着かずにクリア。相変わらず赤城山の上だけ霧がかかっているみたいで展望が望めそうになく、ヒルクライム優先で展望台はスルー。そして第二の九十九折りへ。ここの狭い所で自動車が後方から接近。針葉樹の葉が路面にたくさん落ちていて危険なので、自動車を優先させる為に止むなく停車しました。でもすぐにヒルクライム再開。
12:06、牛石峠(標高1420m)に到着。ここから先は一旦下るので、純粋ヒルクライムは終了。赤城アタックは速い方は47分なんて記録がありますが、私は赤城神社滞在時間を除くと128分。倍以上ですな(笑)。こちらは荷物満載なので一概に比較はできませんが、かなり遅いのは確実。まぁ一回自動車を避けた以外は足を着かなかったことで満足しましょう。
下りきると現れる三途の川や地獄谷は前回写真を撮っているのでスルー。小沼の第二のピーク(標高1490m)まで100m程上ります。そこからは大沼まで140m程下り。
その下りの最中。シャツ一枚なので寒い寒い。
12:40、大沼に到着。寒いので、とにかく温かいものを食べたい。
赤城見晴館で忠治切り込みうどん(900円)とわかさぎの天ぷら(600円)を注文。切り込みうどんはきしめんみたいなひらべったいもので、味付けはなんでもありなんですかね。他の店ではけんちん汁の味とありましたが、こちらのお店では根菜が入ってなかった気がします。鮮やかすぎる山菜の色がなんとも言えず、如何にも観光地の料理という感じ。店員さんのもてなしは良いだけに残念。お土産に黒大豆きなこの齧るタイプの飴を購入。これ、とても美味しいです。2袋買っておけば良かった…
体が温まったので大沼を少し散策。写真は大沼と赤城神社。
大洞の赤城神社へ。駐車場脇に小さなお稲荷さんがいらしたので、こちらにも少しお金を置いてきました。
前回は体力の限界、空腹、時間がない為に走れなかった大沼を一周しました。心配する程大した起伏ではなかったです(^^;。あの時は弱気になっていたから仕方ないんですけどね。
大沼一周の途中で、大沼と黒檜山を撮影。
大沼を完全に一周することなく、ダウンヒルの県道4号前橋赤城線へ。前回もこちらで下る予定でした。
「頭文字D」ダウンヒルスタート地点。そう、ここを見たかったのです(笑)。左の赤い屋根の建物は赤城山総合観光案内所。
奥の方からやってきましたが、ここだけでも随分な勾配とわかります。
14:13、ダウンヒル開始。
14:26、「頭文字D」ダウンヒルゴール地点に到着。この間5.5kmしかありません。榛名山でも思いましたが、あっという間ですね。ドリフトしながらぶっ飛ばしたら、本当にほんの一瞬で終わってしまいそう。元有料道路で今も主要道の為路面は広めですが、自転車が走る路肩付近は痛みがありました。まぁ私は安全運転で速度を出さないので危険はなかったですけど。
ここから先はほぼ直線やら長い曲線の下りで、延々20分くらい下ります。赤城山の裾野は広い!! ロードだと恐ろしい速度が出せそうです。私の乗る小径車は穴やひび割れ等に弱いので、慎重に下りました。
赤城山を下り切らず、畜産試験場の所で国道353線を右(西)へ。市街地の眺望が見事という富士見温泉見晴らしの湯に向かいました。
道の駅「ふじみ」富士見温泉ふれあい館
3時間500円なので安いですね。施設に風情はないですが、新しく綺麗です。温泉はちょっとしょっぱかったです。内湯は熱すぎかな。露天風呂に入りながらの眺望はなく、柵まで歩いて行くと前橋市街の景色が見えました。夜景は綺麗でしょうね。
赤城山のお切り込みうどんがいまいちでしたので、まだ3時間くらいしか経っていないにも関わらず食堂へ(笑)。畜産が盛んな県ですので、豚肉の料理が豊富にありました。そこでチャーシュー丼(850円)を注文。肉は6枚くらい載っていて柔らかくて美味でしたが、「え? こんなに載っているの?」くらい肉を載せた方が話題になると思うんですけどねぇ。
併設の農産物直売所でまんじゅう(252円)と生椎茸(360円)を購入し、16:35に出発。またも20分くらい直線で下り続けました。本当に裾野が広いです。
途中で暗くなってしまいましたし、道路工事でガタガタした道を走らされましたが、18:10に伊勢崎駅に到着。ここから東武伊勢崎線で一本です。温泉に入っても気楽だったのは、このアクセスの簡単さ故でした。ところが!! 輪行袋を展開しようとすると、なんと何もない!!!! びっくり!? よく見ると、輪行袋をサドルにぶら下げている紐の金具が金属疲労で割れていました。ガタガタ走っているうちに割れた様ですorz もう真っ暗ですし、どこで落としたか不明の黒い袋を探し出すのはまず不可能。完全に途方に暮れてしまいました。輪行を始めた頃にゴミ袋を使って非常用輪行袋にするというアイデアは知りましたが、賛否両論ですし、ダメな場合もありそう。駅前を調べましたが、特にお店もない… 幸いなことに体力はまだあります。伊勢崎から東京は遠いですが、それより距離のある東京から宇都宮まで走ったことがあります。道路も国道17号線を南下すれば良いだけですので、道に迷うこともなさそう。これは夜通し走って帰宅すれば、新たな武勇伝としてブログのネタになるじゃないかと考える余裕がありました(笑)。
というわけで、18:30に伊勢崎駅を出発。途中自転車屋を発見。しかし輪行袋はありませんでした。ま、こうなれば覚悟を決めましょう。
18:55、国道17号線に合流。最悪10時間も走れば帰れるでしょうとお気楽モード。ところが!! いくつか問題が。まず国道17号線と言えば大幹線道路ですので街灯も十分と思ったのですが、あまり民家がないので街灯がかなりの距離開いています。自動車も群れになって走っている場合が多く、自動車のヘッドライトの明かりはあまり期待できません。GENTOSの明るいライトがあるので真っ暗でも大丈夫ですが、それでも昼間の様には速く走れませんでした。更に問題なのは高架がやたら多いこと。当然高架は自転車通行不可です。高架の先に階段があってそこから上って下りてなんて手間がかかります。しかも高架の歩道は人が通ることも少ないらしく、メンテナンスがされないのでコンクリートの隙間から草ぼうぼうだったり… 階段がなくても一旦反対側の道路に追いやられたり、完全に17号線から外れた道路を迂回させられたり。全然スムーズに走れないのです。これが昼間ならまだ良いのですが、夜間なのでストレスが溜まりまくりです。一本道の100kmなら計算が立ちますが、迂回迂回の100kmではどのくらい時間がかかるかさっぱりわかりません。
19:45、新上武大橋上のベンチで休憩。ブログに報告。そしてさて走るかと自転車に乗ると、なんと後輪がパンクorz 先程までのストレスにこのパンクですから、完全に心が折れました。修理はできるくらいの街灯でしたが、橋を渡ればもっと明るい場所もあるだろうと、長い橋を自転車を押して渡ります。
20:18、橋を下りるとコンビニのSAVE ONに到着。食料と飲料を補給後、パンクの状態チェック。タイヤに白いものが見えて、ちょっと嫌な感じ。実は走行前の最終メンテナンスの時に後輪の擦り減り方が気になっていたのです。白いのはもしかして下地が露出しているのかと。空気を入れてみるとすぐに抜けてしまうわけではないので、重大なパンクではないみたい。更に進んでみると2kmくらいでだいぶ空気圧が落ちます。とりあえず空気の補給を二度程繰り返しましたが、これは修理しないと本格的には走れそうにないです。心理的に辛くなってきました。
21:10、道路沿いに西友が見えました。21時を過ぎているので24時間営業とはいえスポーツ用品コーナーは開いてないかもしれませんが、一縷の望みを託してお店へ。この店舗は西友の店舗ではなく、ビッグベアーというショッピングセンターでした。そして2階に入っているのはスポーツオーソリティという外資系のスポーツ用品専門店。なんと22時まで営業。巨大な店舗で、スポーツ用品ならなんでもござれという感じ。自転車も扱っていますが、さすがに輪行袋を無理かと思いましたが、小径車用の袋とロード等一般用の袋が一種類ずつ置いてありました。サイズが合っているか不明の為、店員さんに事情を話してメジャーを借りて車長を計りに外へ。なんとか大丈夫そうなので購入しました。ありがとう、スポーツオーソリティー!!
ここから5km程の距離に熊谷駅がありますので、タイヤを労り慎重に走行。21:57、JR熊谷駅に到着しました。タイヤさえ大丈夫なら熊谷から東京は十分走りきれる距離ですが、もう精神的に疲れたのでダメです(笑)。買ったばかりの輪行袋に自転車を収め、車上の人となりました。帰宅は0:45でした。
走行ルート標高図。赤城神社から牛石峠まで平均勾配8%で15kmも距離があるので、やっぱりきついです。九十九折りだと12%は越えているのに何度も折り返しますし。
赤城山走行図の一部。尾根筋を上って谷筋を下っている感じでしょうか。
まとめ。三夜沢赤城神社より先の県道16号大胡赤城線は相変わらずとんでもなくきつい道路でした。九十九折りもきつい!! 荷物も背負っているので腰が痛くなります。それでも自動車を避ける為に一回足を着いただけで上り切りましたので、それなりに装備(コンパクトクランクの力は大きい)と体力は進化した様です。トラウマも十分解消されましたよ。でも輪行袋をなくし帰路は泣きそうになってしまい、別のトラウマが生じました(苦笑)。赤城山、それは私にとって鬼門なのかもしれません。
所要経費
東武鉄道 草加駅→赤城駅 1030円
JR 熊谷駅→秋葉原駅 1110円