2008年4月6日日曜日

2008/04/06 奥武蔵グリーンライン

走行距離 84.67km(飯能〜秩父での走行距離は51.45km)
走行時間 05:54:33(飯能〜秩父での走行時間は04:05:06)
平均速度 14.3km/h
最高速度 49.8km/h
使用車種 KHS F20-R



 すっかり春らしくなり、そろそろ秩父の山もいいかなぁと、今年初めての秩父遠征を決定。今回は飯能から秩父に抜ける尾根筋の奥武蔵グリーンラインにチャレンジ。ここは関東平野外縁にある為、峠からの眺望が素晴らしいとのこと。正月に新デジカメ購入で景色を撮影しようとした途端雪が降り、三ヶ月も延期になっていた計画です。ついでにネットで見かけた食品を買いに行く事にしました。ある意味お買い物ポタ(笑)。

 しかしここのところの房総遠征シリーズで疲れが溜まり、すっかり寝坊。とはいえ、池袋から飯能は一時間の距離なので、そんなに慌てず出発。この日は秩父でハイキングのイベントがあるらしく、池袋のホームは秩父行き急行列車を待つ人たちで大混雑でした。ほとんど熟年層(笑)。元気だなぁ。

 飯能に到着すると、国道299号線を高麗駅方面へ。交通量は多いですが、緩やかな起伏の楽しい道路。高麗駅付近で右折、川越日高線に合流、鹿台橋を渡った所で左折してカワセミ街道へ。この街道は先に進むと高麗川沿いを走ることになるので、カワセミが見られるのでしょうね。ハイキング姿の親子等、ウォーキングを楽しんでいる方が多かったです。



 林道清流線手前、カワセミ街道の立派な桜。山へ突撃する私はここで左折。



 左折して1km程。菜の花と山桜が綺麗。この花が終わると、後ろの枯れた木々も新緑に包まれるのでしょう。





 200mもしないうちに林道清流線終点(起点)に到着。表示は終点ですが、私には起点。



 左下に川を望みながら、ゆっくり清流林道を上って行きます。こういう穏やかに曲った坂道が好きです。



 清流林道が分岐したので左へ。表示案内がわかりにくくて、バイク通行禁止の細い右に行ったり、急角度だけど道の広い左に行ったり。GPSの表示では右でしたが、急勾配に惹かれて左の駒高方面へ。何故(笑)。写真でも結構勾配具合がわかりますね。



 ぐいぐい無理矢理上ると広場に出ました。飯能の市街地、更に奥には青梅方面を望む。この広場から物見山に続く登山道が始まっていました。私はこの峰が連なる様が好きです。何度見ても感動。



 推定勾配率20%以上の本格的登山道を自転車を担いで登ります(まさに「登る」)。少し見晴らしが良い場所があったので、F20-Rと記念撮影。こんな所に連れてきてもらえて、F20-Rも幸せもんです(迷惑)。すぐに下りましたが、登りの方が両手にストックを持っているのに、私は自転車を抱えて下りているという変態プレイ(笑)。

 F20-Rの左に電柱が見えますね。林道終点まで電気が引かれています。近くにはお寺もあります。



 清流林道は物見山山頂を巻いて通過。右上の尾根筋から人の声がしました。この日は天気が良く、どこに行っても人だらけ。しかも大抵上の方から(笑)。





 林道清流線をどんどん登ります。勾配はきついですけど、道幅も広くて安全。





 林道清流線起点(終点)到着。ここで右の鎌北湖方面と左の秩父方面に分岐します。



 中野林道らしき道路より鎌北湖方面を望む。



 見るからに勾配のきつい中野林道。右の権現堂林道と分岐します。



 権現堂林道起点。こちらを走ります。



 左の岩場にはロッククライミングの鉄の輪がいくつも見られました。近寄って下を見ましたが、私にはとてもできない…



 東吾野駅へ下りる九十九折りは阿寺林道。立体的桜並木でとても綺麗。

 顔振峠(かあふりとうげ)への途中で休んでいる時、若いジャージ姿の男の子と挨拶。若いだけあって軽々ペダリング。更には当社比可愛らしい女性のローディにも先行されました(笑)。そしてちんたら進んでいくと、12:30くらいに顔振峠に到着。

 Wikipediaによる顔振峠解説

 顔振峠では先程のた〜ぼ〜さんが食事を済ませていました。お互いブログをやっているということを知り、アドレス交換。携帯電話の赤外線通信って初めて使いました。使い方を教えてくれてありがとう(^^;。その後は自転車の能力も脚力も違うので、先行してもらいました。



 傘杉峠。

 じんわり上って行くと、た〜ぼ〜さんがまた見知らぬ50代のMTB乗り男性と話をしていました。人懐っこい好青年です(笑)。私もその輪に加わり自転車談義。気侭なソロ走行をしている私も、たまに人寂しくなります(笑)。再出発するも、速度が違うのでバラバラで走行。

 休業中の鳥居茶屋で再合流。関八州見晴台への入口との表示があり、三人で登ることに。しかし私、ちゃんと調べて知っていたんですよね。ここから登るのは無意味だと(^^;。もう少し先に林道から一直線の登山道があると。しかしこの時はすっかり忘れていました。6kgの鞄を抱えたまま、ハイキング/登山モードに。た〜ぼ〜さんなんかビンディングだから大変(笑)。そして登り切ると林道に突き当たりました。つまりここまで自走できたということです。この時点で見晴台への入口について思い出しました(苦笑)。しょーがねーなー。



 登山道から林道に出て、数十メートルで関八州見晴台入口。無意味な登山をしてしまった…



 関八州見晴台へ登りまくります。完全にハイキング。見晴台はハイカー達で一杯でした。



 関八州見晴台からの眺望。東京方面。右端の立派な山が武甲山。削られても立派なもんです。それにしても峰の重なり具合が美しい…



 関八州見晴台からの眺望。たぶん川越方面(^^;。

 本当はここでコーヒータイムを楽しむつもりでしたが、他の方がいるので自粛。先に行ってもらうにも、自転車をワイヤーで繋いでしまっていたのでした。ま、コーヒーがなくても素晴らしい眺望に癒されたひと時でした。

 登山道を歩いて下りたくないというた〜ぼ〜さんの希望で、舗装された林道をうねうね下りて元の茶屋へ。あー、アホな回り道をしました(笑)。ま、それも想い出ですからいいですけど。ここでまたバラバラに走行再開。



 飯盛峠(いいもりとうげ/めしもりとうげ)。夜景が綺麗らしいですけど、へばっていたのでそんなに眺望が良かったか忘れました(笑)。元から太い太股が更に立派になっちゃって…



 檥峠(ぶなとうげ)に到着。



 林道奥武蔵2号線終点(起点)。この終点が刈場坂峠(かばさかとうげ)です。



 刈場坂峠にて。ここで下界を見下ろしながらお花見したら気持ち良さそう。



 刈場坂峠からの眺望をパノラマでどうぞ。

 刈場坂峠にはりんどう茶屋があって、ここで先程のMTBの男性におせんべいをいただきました(^^)。そしてそして、本日のお買い物です。そう、ここまで買いに来たのだ。イノシシカレーを………(笑) どこぞのブログでりんどう茶屋で買ったという記述を読み、ここまで来たのでした。一袋530円もします。イノシシカレーについては後述。

 余談ながら、りんどう茶屋の店番のおばあちゃんは90いくつかだそうです… 空気の良い所でのんびり仕事をしているのが良いんですかねぇ。

 ここで自走帰宅のた〜ぼ〜さんは白石峠方面へ。私も丸山林道方面に向けて出発しました。



 大した距離もなく丸山林道終点(起点)に。ここからカーブを描きながら急勾配を下ります。無茶苦茶恐いです。



 急降下も一段落した、まったりした林道丸山線より武甲山を望む。段々畑、(たぶんセメント)工場、武甲山。秩父らしい?(笑) この辺は温泉宿がいくつかあり日帰り入浴も可能なのですが、街灯がないので夜は真っ暗だと思います… 自転車には辛い。



 林道丸山線起点(終点)到着。だいぶ陽が傾いていますが、無事下りてきました。一安心です。

 ここでは近くの武甲温泉に寄るという選択肢もありましたが、羊山公園の芝桜はどうかなと、昼食も食べてないのに元気に走ります。しかも羊山公園は山というくらいで結構な上り。



 羊山公園からの武甲山。まだ二分咲きくらいでしょうか。後ろの武甲山は立派だし、見事ですね。満開の時に来たいのですが…



 このアングルはよく見かけますね。武甲山の手前がピンクと白で埋まると見事な景色です。



 羊山公園にて。スーパーマクロのテスト。



 羊山公園は桜が見頃でした。公園内は桜だらけ。

 羊山公園から坂を下ると、西武秩父駅近くの140号線に出ました。今回はまたもや昼食抜きになってしまいましたし、2ちゃんねるのバイク板で知った大盛りレストランを選択します。



 レストランエデンの上とんかつ。肉の厚さが5cmくらいありました。とにかく食べ応えがあります。肉も凄いがキャベツも武甲山(笑)。



 でも完食(笑)。きっと摂取カロリーがグリーンラインでの消費カロリーをオーバーしていると思います… メニューでは1300円みたいでしたが、何故か1150円でした。お弁当と間違ったか?

 その後は西武鉄道で輪行帰宅。

 奥武蔵グリーンラインは山の稜線を走るというイメージがあり、最初辛くても上ってしまえばあとは多少のアップダウンと誤解していました。実際は多少のアップダウンはあっても30km以上ずっと上り(笑)。結局下りの始まる丸山まで上りなんですねorz どうりでいつまで経っても進みが遅いわけだ… とはいえ12%みたいな激坂はないので、死にそうな感じでもないです。尾根筋の林道なので、樹林が切れる場所からの眺めは良いですし、楽しい林道と言えるでしょう。民家もあって宅急便のトラックすら走っており、人も車もほとんど通らない奥秩父の林道程危険度は高くないです。

 ひとつ思いついたんですが、秩父から強引に丸山まで激坂を上ってしまえば、そのままゆっくり飯能まで下り、入間川に沿って自宅まで帰ることも可能かも。最初に上りであとは下りで楽なのがポイント。検討してみます(笑)。



 奥武蔵グリーンライン鳥瞰図。



 奥武蔵グリーンライン勾配データ。28km付近で標高100mの急上昇がありますが、これは関八州見晴台ハイキング部分です。勾配率30%くらいかな。こんなの自転車じゃ登れるわけがない(笑)。た〜ぼ〜さんはビンディングの靴でよく登ったなぁ。スニーカーの私でもキツイのに。さすが16歳。到底敵いませんわ(笑)。


 所要経費
  西武池袋線 池袋→飯能 450円
  西武池袋線 西武秩父→池袋 750円



 さて、問題のイノシシカレーですが、帰宅後調べてみると怪しげな雰囲気。通販サイトをだらだら検索すると、新潟の土産であったり、高知の、山梨の、和歌山のと、どこの特産なのかわかりません(笑)。

 更にネットの海を漂うとこんなものを発見。

 天城いのしし村

 ここのお土産ナンバーワンもこのカレーの模様。

 そして私が買ったのは販売元が秩父の会社。どうやら日本全国マイナーな土産店で販売している模様で、シールを貼りかえる事で販売元が変わるみたいですね。一体どこで作っているんじゃ。相変わらず日本の食品規制はいい加減なもんです。販売元ではなく製造元を記すのが筋でしょうに。もしこれが中国のイノシシだったら笑っちゃいますよ(笑)。

 株式会社北都

 ネットではここが製造元の様に言われていますが、サイトを見る限り製造しているかどうかは不明。この会社では他に蝦夷鹿カレー、熊カレー、トドカレー等、怪しげなものも(失礼!!)販売しているみたいです。



 風味絶佳って初めて見る言葉…



 レトルトパウチに「いのしし」の文字が。同じパウチで「トド」とかあるんでしょうね(笑)。



 出来上がり。辛口なので少し辛いですが、味は普通で、ねっとりした和風のカレーです。肉も入っていますが、これが猪なのか判別できません。サバカレーとかおでんカレーの時は明らかにサバやおでんの味がしたんですけどね(笑)。

 ま、話のタネに食べられたのでよしとします(笑)。次は熊カレーを探しにどこぞの峠に出掛けます(おいおい)。

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