走行距離 68.1km
走行時間 05:59:25
平均速度 11.3km/h
最高速度 53.2km/h
使用車種 KHS F20-R
大弛峠は自転車にハマっていた2008年の秋に二回ヒルクライムをしました。しかしあまりの大変さに最近はチャレンジする気が起きませんでした(笑)。先日富士山スカイラインのヒルクライムで2400m程上りましたので、やっと再挑戦する気が戻りました。
4:30に自宅を出発。6:50頃に道の駅まきおかに到着。駐車場は全く木陰がなく、ヒルクライム後の自動車の熱が非常に心配…
道の駅まきおか
7:10に出発。室伏トンネルを通り、山梨県道210号杣口塩山線に接続する強烈な上りを短距離ですがガシガシ上ります。カーブの上りを終えると、恐怖の直線の上りが始まります。本格的な上りを前にちょっと水分を補給しようとするとボトルがありません。ガーン、自動車に忘れた様ですorz 距離は1km程なのですが、暑い中、そしてトンネルの中を戻るのはアホとしか言い様がありません。一刻も早く標高1500mくらいまで上らないと、灼熱地獄の中をヒルクライムすることになるというのに…
7:32に再出発…
9:09、クリスタルラインで富士山が格好良く見えるポイントに到着。ここは標高1300m近いし、なんとか灼熱地獄は回避できた模様。
9:28、栃の木の水場に到着。とても立派な栃の木。
冷たい水をボトルに詰め、頭にかけてさっぱり。以前来た時は水分補給で随分心配したのですが、三回目の今回は慣れています。
9:45頃、琴川ダム(乙女湖)の管理事務所に到着。トイレを済ませ、東屋でおにぎり休憩。気温は手元の温度計で26℃。僅かながら涼しい風も吹いていて、蒸し暑さのない素晴らしい天候です。空は真っ青に晴れています。
しかし気になるのはこの張り紙。熊が8/14だかに出没したそうです。昼間は大丈夫でしょうが、夜はちょっと心配。車中泊はここに近い場所を予定しているからです。
琴川ダムから下流方面。左側の急激な坂道を上ってきました。既に山深い場所。
琴川ダムから金峰山方面。これから上って行く方面です。湖畔にある緑っぽい屋根の建物が湖岸広場で、今夜車中泊する場所。実はここからは金峰山も見えています。
五丈岩が確認できます。
ここはあまりに快適すぎて、居着いてしまいそうです(笑)。気がついたら時間がかなり経っていて、慌てて10:40に出発。
ここから林道川上牧丘線となりますが、最初は過激な上り。休んでいたので体力は回復していますが、気力が削がれていて大変です。しかし標高で200m程上ると突然平坦な道が続きます。道が狭くて自動車との擦れ違いに気を使いますが、涼しいし平坦なので漕ぐのは楽だしで、極楽です。
そんな中、また水場で給水。標高1726m。
水場前の道路はこんな感じで、写真では一見上っている感じがしますが、全く平坦。木陰なので紫外線に悩まされることもないです。
標高1850mくらいの水場。
標高2160mくらいの水場。夏だからですかねぇ。秋より水が豊富な感じで、ここ以外でも水場があって、今回は水に全く不自由しませんでした。富士山とは大違い…
それにしても標高2000mを過ぎた辺りから天気が怪しくなってきました。これから向かう先に雲がかかっています。富士山の二の舞は避けたいですので、急いで上ります。
13:30頃、大弛峠に到着。体力は大丈夫なのですが、最後は息が荒かったです。空気が薄すぎます… 自動車が下の方まで道路脇に駐車されていて、明日の登山を考えると頭痛のタネです。とりあえず写真を撮り、すぐに下山態勢に。温度計は20℃でしたが、鞄から取り出してすぐでしたし、あまりアテにならないかも。雨が降りそうなくらいなので、もう少し気温が低いかもしれません。
標高で30mくらい下った場所から朝日岳。どんよりしていますね。
標高1900mくらいの林道川上牧丘線。あれ? 明るくなってきましたよ。
14:20頃、乙女湖の焼山峠分岐に到着。今回は焼山峠方面の金峰泉で汗を流す予定でした。しかし道路工事の為に休館との看板が… 念の為金峰泉までわざわざ行ってみましたが、やはり休館でした。ショックだ… ここの温泉は低温で、長くゆっくり浸かることができるので楽しみにしていたのですが… 休館では仕方ありませんので、とにかく一旦自動車に戻りましょう。
秘境の秘湯 金峰泉
標高1410m。クリスタルラインからの眺望。下界方面は晴れていました…
標高600mくらい。直線の杣口塩山線をぶっ飛ばします。両側はぶどう畑でつい房を覆う紙袋に目が行きます。美味しそう… それにしても通常ダウンヒルでは風を受けて気温を低く感じるものです。風速1mで1℃体感温度が下がると言います。ところが、ここは瞬間的には50km/hくらいの速度が出ていたのに、顔に感じるのは熱風!! 気持ち悪いったらなかったです。
ぶどうの景色に我慢がならず、停まって撮影と観察(笑)。どろぼうじゃないですよ。このぶどうはピオーネですかねぇ。粒が大きいです。
15:18頃、道の駅まきおか前にあるヤマザキデイリーストアで買い物をしながら温泉を尋ねました。一番近いのは花かげの湯との情報。とにかく汗を流したいので、温泉はそこにすることに。道の駅で温度計を見ると36℃を指していました… 20℃から36℃へ一気の上昇です。自動車の中はもっと酷いことになっていて、ポータブルバッテリーやノートPCが心配になる程。真夏の自動車放置プレイはダメですね。
今回のヒルクライムでは上っている最中に下りのロードバイクに2台、ダウンヒルの最中に上りの数種類の自転車数台に遭いました。そして道の駅で撤収の準備をしていると、大弛峠近くで挨拶したMTBの方が私の隣の自動車に来るではないですか(笑)。隣同士で大弛峠ヒルクライムですか。話を聞いてみると、MTBの方が大弛峠に着いた時は小雨が降り始めたそうです。早めの下山は正解でした。
自動車を走らせる程5分で花かげの湯へ。花かげの湯は市営温泉なんですね。その為料金は3時間で500円と格安でした。市営ですので施設に派手さはないです。露天風呂も屋根はあるし、景色は特に見えず。お湯はアルカリで無色透明匂いもせず、酸性好みの私にはちょっともの足りず。良かった点は露天風呂の温度が39度なこと。低めの温度なのでリラックスして長い時間浸かっていられました。
山梨市営温泉 花かげの湯
17:35頃、琴川ダム湖岸広場へ自動車で戻ってきました。他に二台程自動車が駐車していましたが、暗くなる前にいなくなりました。
今回はキャンプっぽくレトルトカレーでも温めて食べようと思ったのですが、この時間でもカレーのパックは十分熱かったです(^^;。昼間に自動車が熱せられ過ぎ。他にデザートやら何やら食べて、ちょっとだけキャンプ気分。椅子に座って陽が暮れて行くのをのんびり眺めて過ごすのは気持ち良いです。でも陽が暮れるとあっという間に真っ暗になっちゃうんですよねぇ。
ちょっぴり熊を恐れながら就寝しましたが、自動車の熱がなかなか冷めず、寝袋に入らず体にかけて寝ました。夜に入ると外気は20℃を下回り、夜中に寒さで目が覚めて寝袋に潜り込みました。晩夏でも、ここは夜寝るにはちょっと寒いくらいです。4年前は道の駅まきおかで、暑すぎて夜中じゅう寝られなかったんですよねぇ…
相変わらず大弛峠は過激なヒルクライムです。しかし自動車で来るとデポ地が150mくらい高いですし、塩山まで来る為の疲労度が小さく、前二回に比べると辛さは感じませんでした。むしろ心地よい気候の中、鼻歌まじりのヒルクライムでした。いやぁ、楽しかったです。
前半の直線の上りの大変さがちょっとはわかりますかね。太陽光は容赦なく降り注ぎますし、森に入るまでが結構大変なのです。首筋がすっかり焼けてしまいました。
翌日の金峰山登山編に続きます。
過去の大弛峠レポート
2008/09/23 大弛峠
2008/10/18 大弛峠
参考サイト
クリスタルラインガイドマップ
走行時間 05:59:25
平均速度 11.3km/h
最高速度 53.2km/h
使用車種 KHS F20-R
大弛峠は自転車にハマっていた2008年の秋に二回ヒルクライムをしました。しかしあまりの大変さに最近はチャレンジする気が起きませんでした(笑)。先日富士山スカイラインのヒルクライムで2400m程上りましたので、やっと再挑戦する気が戻りました。
4:30に自宅を出発。6:50頃に道の駅まきおかに到着。駐車場は全く木陰がなく、ヒルクライム後の自動車の熱が非常に心配…
道の駅まきおか
7:10に出発。室伏トンネルを通り、山梨県道210号杣口塩山線に接続する強烈な上りを短距離ですがガシガシ上ります。カーブの上りを終えると、恐怖の直線の上りが始まります。本格的な上りを前にちょっと水分を補給しようとするとボトルがありません。ガーン、自動車に忘れた様ですorz 距離は1km程なのですが、暑い中、そしてトンネルの中を戻るのはアホとしか言い様がありません。一刻も早く標高1500mくらいまで上らないと、灼熱地獄の中をヒルクライムすることになるというのに…
7:32に再出発…
9:09、クリスタルラインで富士山が格好良く見えるポイントに到着。ここは標高1300m近いし、なんとか灼熱地獄は回避できた模様。
9:28、栃の木の水場に到着。とても立派な栃の木。
冷たい水をボトルに詰め、頭にかけてさっぱり。以前来た時は水分補給で随分心配したのですが、三回目の今回は慣れています。
9:45頃、琴川ダム(乙女湖)の管理事務所に到着。トイレを済ませ、東屋でおにぎり休憩。気温は手元の温度計で26℃。僅かながら涼しい風も吹いていて、蒸し暑さのない素晴らしい天候です。空は真っ青に晴れています。
しかし気になるのはこの張り紙。熊が8/14だかに出没したそうです。昼間は大丈夫でしょうが、夜はちょっと心配。車中泊はここに近い場所を予定しているからです。
琴川ダムから下流方面。左側の急激な坂道を上ってきました。既に山深い場所。
琴川ダムから金峰山方面。これから上って行く方面です。湖畔にある緑っぽい屋根の建物が湖岸広場で、今夜車中泊する場所。実はここからは金峰山も見えています。
五丈岩が確認できます。
ここはあまりに快適すぎて、居着いてしまいそうです(笑)。気がついたら時間がかなり経っていて、慌てて10:40に出発。
ここから林道川上牧丘線となりますが、最初は過激な上り。休んでいたので体力は回復していますが、気力が削がれていて大変です。しかし標高で200m程上ると突然平坦な道が続きます。道が狭くて自動車との擦れ違いに気を使いますが、涼しいし平坦なので漕ぐのは楽だしで、極楽です。
そんな中、また水場で給水。標高1726m。
水場前の道路はこんな感じで、写真では一見上っている感じがしますが、全く平坦。木陰なので紫外線に悩まされることもないです。
標高1850mくらいの水場。
標高2160mくらいの水場。夏だからですかねぇ。秋より水が豊富な感じで、ここ以外でも水場があって、今回は水に全く不自由しませんでした。富士山とは大違い…
それにしても標高2000mを過ぎた辺りから天気が怪しくなってきました。これから向かう先に雲がかかっています。富士山の二の舞は避けたいですので、急いで上ります。
13:30頃、大弛峠に到着。体力は大丈夫なのですが、最後は息が荒かったです。空気が薄すぎます… 自動車が下の方まで道路脇に駐車されていて、明日の登山を考えると頭痛のタネです。とりあえず写真を撮り、すぐに下山態勢に。温度計は20℃でしたが、鞄から取り出してすぐでしたし、あまりアテにならないかも。雨が降りそうなくらいなので、もう少し気温が低いかもしれません。
標高で30mくらい下った場所から朝日岳。どんよりしていますね。
標高1900mくらいの林道川上牧丘線。あれ? 明るくなってきましたよ。
14:20頃、乙女湖の焼山峠分岐に到着。今回は焼山峠方面の金峰泉で汗を流す予定でした。しかし道路工事の為に休館との看板が… 念の為金峰泉までわざわざ行ってみましたが、やはり休館でした。ショックだ… ここの温泉は低温で、長くゆっくり浸かることができるので楽しみにしていたのですが… 休館では仕方ありませんので、とにかく一旦自動車に戻りましょう。
秘境の秘湯 金峰泉
標高1410m。クリスタルラインからの眺望。下界方面は晴れていました…
標高600mくらい。直線の杣口塩山線をぶっ飛ばします。両側はぶどう畑でつい房を覆う紙袋に目が行きます。美味しそう… それにしても通常ダウンヒルでは風を受けて気温を低く感じるものです。風速1mで1℃体感温度が下がると言います。ところが、ここは瞬間的には50km/hくらいの速度が出ていたのに、顔に感じるのは熱風!! 気持ち悪いったらなかったです。
ぶどうの景色に我慢がならず、停まって撮影と観察(笑)。どろぼうじゃないですよ。このぶどうはピオーネですかねぇ。粒が大きいです。
15:18頃、道の駅まきおか前にあるヤマザキデイリーストアで買い物をしながら温泉を尋ねました。一番近いのは花かげの湯との情報。とにかく汗を流したいので、温泉はそこにすることに。道の駅で温度計を見ると36℃を指していました… 20℃から36℃へ一気の上昇です。自動車の中はもっと酷いことになっていて、ポータブルバッテリーやノートPCが心配になる程。真夏の自動車放置プレイはダメですね。
今回のヒルクライムでは上っている最中に下りのロードバイクに2台、ダウンヒルの最中に上りの数種類の自転車数台に遭いました。そして道の駅で撤収の準備をしていると、大弛峠近くで挨拶したMTBの方が私の隣の自動車に来るではないですか(笑)。隣同士で大弛峠ヒルクライムですか。話を聞いてみると、MTBの方が大弛峠に着いた時は小雨が降り始めたそうです。早めの下山は正解でした。
自動車を走らせる程5分で花かげの湯へ。花かげの湯は市営温泉なんですね。その為料金は3時間で500円と格安でした。市営ですので施設に派手さはないです。露天風呂も屋根はあるし、景色は特に見えず。お湯はアルカリで無色透明匂いもせず、酸性好みの私にはちょっともの足りず。良かった点は露天風呂の温度が39度なこと。低めの温度なのでリラックスして長い時間浸かっていられました。
山梨市営温泉 花かげの湯
17:35頃、琴川ダム湖岸広場へ自動車で戻ってきました。他に二台程自動車が駐車していましたが、暗くなる前にいなくなりました。
今回はキャンプっぽくレトルトカレーでも温めて食べようと思ったのですが、この時間でもカレーのパックは十分熱かったです(^^;。昼間に自動車が熱せられ過ぎ。他にデザートやら何やら食べて、ちょっとだけキャンプ気分。椅子に座って陽が暮れて行くのをのんびり眺めて過ごすのは気持ち良いです。でも陽が暮れるとあっという間に真っ暗になっちゃうんですよねぇ。
ちょっぴり熊を恐れながら就寝しましたが、自動車の熱がなかなか冷めず、寝袋に入らず体にかけて寝ました。夜に入ると外気は20℃を下回り、夜中に寒さで目が覚めて寝袋に潜り込みました。晩夏でも、ここは夜寝るにはちょっと寒いくらいです。4年前は道の駅まきおかで、暑すぎて夜中じゅう寝られなかったんですよねぇ…
相変わらず大弛峠は過激なヒルクライムです。しかし自動車で来るとデポ地が150mくらい高いですし、塩山まで来る為の疲労度が小さく、前二回に比べると辛さは感じませんでした。むしろ心地よい気候の中、鼻歌まじりのヒルクライムでした。いやぁ、楽しかったです。
前半の直線の上りの大変さがちょっとはわかりますかね。太陽光は容赦なく降り注ぎますし、森に入るまでが結構大変なのです。首筋がすっかり焼けてしまいました。
翌日の金峰山登山編に続きます。
過去の大弛峠レポート
2008/09/23 大弛峠
2008/10/18 大弛峠
参考サイト
クリスタルラインガイドマップ
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