[日時]2012/04/25(水) 19:00開演
[会場]ブルーノート東京
[料金]¥7,500
[時間]1時間30分
[出演者]
Ronny Jordan [ロニー・ジョーダン] (g)
Mel Davis [メル・デイヴィス] (org)
Brandon Taylor [ブランドン・テイラー] (ds)
[曲目]
01.BLUES FOR GB
02.SUGAR
03.STOP!
04.REMEMBER WHEN
05.ROUGH AND READY
06.BLUES GRINDER
07.PIECES
08.BLUESETTE
09.SOUL MAKOSSA
例によってロニー・ジョーダンを知らなかったのですが、ブルーノートのサイトで聴いた「So What」があまりに素敵すぎる!! マイルス・デイビスの曲が全く違うアレンジで現代のリズム、まさにアシッドジャズになっていました。ただ他のCDを聴いた限りではスムースジャズという感じで、耳障りが良いだけという感じも… そんなわけでライブに行くかは悩みました。しかも初日のセットリストが公表されると、R&BやHip Hop系を含むエレクトリック・バンドのセカンドセットの演奏で「So What」が演奏されていました。アコースティック・トリオのファーストセットでは演やらない… ますますモチベーションが落ちるところですが、共演が大好きなオルガンですし、チケットがあまり売れてない感じもしましたので(ひねくれ者(笑))、強引に参戦。
予想通り、客入りはいまいち。6〜7割くらいでしょうか。でも意外に女性が多い? 客層もなんとなくいつもと違います。DJが参加するセカンドセット目当て、つまりクラブにも行く様な客層が混ざっていたんですかね。
開演でロニー達メンバーが通路を歩いてきますが、いきなり通路に面した座席にいた客に握手攻めのロニー。フレンドリーだなぁと思っていたら、私も握手していました。あら、いい男じゃないですか(笑)。
そんな好感度アップが効いたわけではないですが、冒頭の「BLUES FOR GB」からヒートアップ。10分近い熱演。GBはGeorge Bensonのことらしいですが、Wes Montgomery & Wynton Kellyの「Smokin' At The Half Note」を思い起こさせました。『「Half Note」のウェス・モンゴメリーを越えたよ』と終演後に伝えようと思いましたよ。シャイなので伝えられなかったですが… 後で調べた所、ロニーはジョージ・ベンソンやウェス・モンゴメリーを尊敬しているみたいなので、ちゃんと伝えたら喜ばれていたでしょうね。
オルガンのメル・デイヴィスは横向きなので左手が見えず、その左手があまり動いてないことから隻腕かと思ってしまいました(^^;。その割にベースラインのドライブ感が凄いので一体どうなっているのかと思ったら、足のベース演奏が凄かったのでした。猛烈なソロを演奏しながら的確でドライブするベースラインって… 正面からそのテクニックを見たかったですが、それ以後は結構足捌きに注目していました。
続いてソウル・ジャズ「SUGAR」はStanley Turrentineでお馴染みの曲。1980年代のマウント富士ジャズフェスティバルを思い起こさせます。ソウル・ジャズにオルガンはハマりますねぇ。
3の「STOP!」から6の「BLUES GRINDER」は最新CD「The Rough and the Smooth」から。
「STOP!」は軽快なナンバー。スムースジャズ寄り? 突然演奏が切れるのでブレイクなのかと私を含めた観客は演奏再開を身構えましたが、そのまま笑顔で終了。タイトルが「ストップ」なので、CDではフェイドアウトだけどライブではぶつ切りだそうです。ライブ用のネタかい(笑)。
「REMEMBER WHEN」は12年前に亡くなった柳田一彦さんへ捧げた曲。日本での売り出しに力を入れてくれたそうです。ロニーのソロでメランコリックに始まり、コンテンポラリーなスムースジャズへ。
「ROUGH AND READY」「BLUES GRINDER」はウェス・モンゴメリーを思わせる演奏。ここでもオルガンのベースラインが効いているんですよねぇ。オルガンソロも熱いです。
「PIECES」はメル・デイビスのCD「It's About Time!」から。開演前に購入していた客がCDを振りかざすとご機嫌なメル・デイビス。この人は本当に明るいです。オルガンとドラムが絡み合って気持ちよいグルーブでした。
「Bluesette」はToot Thielmans作曲。軽快だけどロマンティックな曲調で大好き。跳ねる様なオルガンソロが凄すぎます。
「SOUL MAKOSSA」はアメリカ版ウィキペディアによると、Manu Dibangoにより発表されたアルバムからの一曲で、ディスコの始祖とも言われている曲だそうです。最後の最後にラテン調のジャズファンクで締めてました。セカンドステージへの橋渡しという感じですかね。ロニーはこの曲だけピックを使っていたのかな?
ロニーは退場の際もご機嫌で、またもや握手攻め。また握手しちゃいました。帰宅後、iTunesでアルバム「The Rough and the Smooth」を購入しましたよ。握手の代わりでAKBみたい(笑)。
大好きなオルガンのグルーブが最高で、そこに大好きなウェス的ギターが重なるんですから、これはもう心躍らないわけがないです。予想に反して本格的なアコースティックジャズだったことも有り難かった。実はこの公演は予約すれば9500円で1stと2ndの両セットを見られたんです。失敗したかなぁという気もします。でもエレクトリックバンドの方で味悪く帰宅しないで済んだかもと思って諦めました(^^;。
ブルーノート東京該当ページ
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
以下、参考動画。
今回のブルーノート東京でのライブに近いステージでの演奏。
今年のミラノでは「So What」をアコースティック演奏しているじゃないですか… 日本でやらないのはDJ Krushのせいか…
日本で言うクラブみたいな場所でのステージ。ステージの形は違いますが、オルガン演奏が主に映されていて私好み。
DJのいないエレクトリック系「So What」。
[会場]ブルーノート東京
[料金]¥7,500
[時間]1時間30分
[出演者]
Ronny Jordan [ロニー・ジョーダン] (g)
Mel Davis [メル・デイヴィス] (org)
Brandon Taylor [ブランドン・テイラー] (ds)
[曲目]
01.BLUES FOR GB
02.SUGAR
03.STOP!
04.REMEMBER WHEN
05.ROUGH AND READY
06.BLUES GRINDER
07.PIECES
08.BLUESETTE
09.SOUL MAKOSSA
例によってロニー・ジョーダンを知らなかったのですが、ブルーノートのサイトで聴いた「So What」があまりに素敵すぎる!! マイルス・デイビスの曲が全く違うアレンジで現代のリズム、まさにアシッドジャズになっていました。ただ他のCDを聴いた限りではスムースジャズという感じで、耳障りが良いだけという感じも… そんなわけでライブに行くかは悩みました。しかも初日のセットリストが公表されると、R&BやHip Hop系を含むエレクトリック・バンドのセカンドセットの演奏で「So What」が演奏されていました。アコースティック・トリオのファーストセットでは演やらない… ますますモチベーションが落ちるところですが、共演が大好きなオルガンですし、チケットがあまり売れてない感じもしましたので(ひねくれ者(笑))、強引に参戦。
予想通り、客入りはいまいち。6〜7割くらいでしょうか。でも意外に女性が多い? 客層もなんとなくいつもと違います。DJが参加するセカンドセット目当て、つまりクラブにも行く様な客層が混ざっていたんですかね。
開演でロニー達メンバーが通路を歩いてきますが、いきなり通路に面した座席にいた客に握手攻めのロニー。フレンドリーだなぁと思っていたら、私も握手していました。あら、いい男じゃないですか(笑)。
そんな好感度アップが効いたわけではないですが、冒頭の「BLUES FOR GB」からヒートアップ。10分近い熱演。GBはGeorge Bensonのことらしいですが、Wes Montgomery & Wynton Kellyの「Smokin' At The Half Note」を思い起こさせました。『「Half Note」のウェス・モンゴメリーを越えたよ』と終演後に伝えようと思いましたよ。シャイなので伝えられなかったですが… 後で調べた所、ロニーはジョージ・ベンソンやウェス・モンゴメリーを尊敬しているみたいなので、ちゃんと伝えたら喜ばれていたでしょうね。
オルガンのメル・デイヴィスは横向きなので左手が見えず、その左手があまり動いてないことから隻腕かと思ってしまいました(^^;。その割にベースラインのドライブ感が凄いので一体どうなっているのかと思ったら、足のベース演奏が凄かったのでした。猛烈なソロを演奏しながら的確でドライブするベースラインって… 正面からそのテクニックを見たかったですが、それ以後は結構足捌きに注目していました。
続いてソウル・ジャズ「SUGAR」はStanley Turrentineでお馴染みの曲。1980年代のマウント富士ジャズフェスティバルを思い起こさせます。ソウル・ジャズにオルガンはハマりますねぇ。
3の「STOP!」から6の「BLUES GRINDER」は最新CD「The Rough and the Smooth」から。
「STOP!」は軽快なナンバー。スムースジャズ寄り? 突然演奏が切れるのでブレイクなのかと私を含めた観客は演奏再開を身構えましたが、そのまま笑顔で終了。タイトルが「ストップ」なので、CDではフェイドアウトだけどライブではぶつ切りだそうです。ライブ用のネタかい(笑)。
「REMEMBER WHEN」は12年前に亡くなった柳田一彦さんへ捧げた曲。日本での売り出しに力を入れてくれたそうです。ロニーのソロでメランコリックに始まり、コンテンポラリーなスムースジャズへ。
「ROUGH AND READY」「BLUES GRINDER」はウェス・モンゴメリーを思わせる演奏。ここでもオルガンのベースラインが効いているんですよねぇ。オルガンソロも熱いです。
「PIECES」はメル・デイビスのCD「It's About Time!」から。開演前に購入していた客がCDを振りかざすとご機嫌なメル・デイビス。この人は本当に明るいです。オルガンとドラムが絡み合って気持ちよいグルーブでした。
「Bluesette」はToot Thielmans作曲。軽快だけどロマンティックな曲調で大好き。跳ねる様なオルガンソロが凄すぎます。
「SOUL MAKOSSA」はアメリカ版ウィキペディアによると、Manu Dibangoにより発表されたアルバムからの一曲で、ディスコの始祖とも言われている曲だそうです。最後の最後にラテン調のジャズファンクで締めてました。セカンドステージへの橋渡しという感じですかね。ロニーはこの曲だけピックを使っていたのかな?
ロニーは退場の際もご機嫌で、またもや握手攻め。また握手しちゃいました。帰宅後、iTunesでアルバム「The Rough and the Smooth」を購入しましたよ。握手の代わりでAKBみたい(笑)。
大好きなオルガンのグルーブが最高で、そこに大好きなウェス的ギターが重なるんですから、これはもう心躍らないわけがないです。予想に反して本格的なアコースティックジャズだったことも有り難かった。実はこの公演は予約すれば9500円で1stと2ndの両セットを見られたんです。失敗したかなぁという気もします。でもエレクトリックバンドの方で味悪く帰宅しないで済んだかもと思って諦めました(^^;。
ブルーノート東京該当ページ
原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO
以下、参考動画。
今回のブルーノート東京でのライブに近いステージでの演奏。
今年のミラノでは「So What」をアコースティック演奏しているじゃないですか… 日本でやらないのはDJ Krushのせいか…
日本で言うクラブみたいな場所でのステージ。ステージの形は違いますが、オルガン演奏が主に映されていて私好み。
DJのいないエレクトリック系「So What」。
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