[日時]2009/10/2(水) 19:00開演
[会場]ブルーノート東京
[料金]¥9,450
[時間]1時間10分
[出演者]
Chico [チコ] (g,vo)
Tané [タンネ] (g, vo)
Manolo [マノーロ] (g, vo)
Babato [ババート] (g, vo)
Pepino [ペピーノ] (g, vo)
Mounin [ムーナン] (g, vo)
Kema [ケマ] (g)
Tony [トニー] (b)
※以上、ブルーノート東京の表記に従う。PepinoはJosephのことだと思う。
[曲目]
01.ALLEGRIA
02.BAILA ME
03.TORERO
04.HISTORIA DE UN AMOR
05.PHARAON
06.ESCUCHA ME
07.TODOS OLE
08.INSPIRATION
09.BODEGA
10.MOOREA
11.DJOBI DJOBA
12.BAMBOLEO
13.VOLARE
14.MY WAY
書きかけだった文章を記憶を頼りに完成させました。ボーカル名には誤りがあるかもしれません。
8月8日のボビー・ハッチャーソン(BOBBY HUTCHERSON)公演で20年ぶりくらいにブルーノート東京に行きまして、その後TOKYO JAZZも観賞と、久しぶりにジャズ熱が盛り上がってきました。そんな中、ブルーノートのサイトで公演スケジュールを見ているとチコ&ザ・ジプシーズ(Chico & the Gypsies)を発見。チコ&ザ・ジプシーズのリーダーはジプシー・キングス(Gipsy Kings)の元メンバー。私もジプシー・キングスは好きでしたが、亡き父が「鬼平犯科帳」が好きで、そのテーマ曲「インスピレーション(INSPIRATION)」でファンになり、CDを何枚か買っていました。父が亡くなって一年ということで、その供養的な意味もこめてライブに行くことにしました。
人気者の公演ですので私の入場は遅かったのですが、ラッキーなことに最前列に座ることに(^^)。始まる前に相席になった女性とお話。熱烈なファンらしく、第二セットも続けて見るとのこと。更に関係者の方が隣に座り、ディープな話に。チコ&ザ・ジプシーズは日本公演の前に上海と韓国でライブをしてきたらしいです。80年代と違って中国や韓国でも招聘できる様になったんですね。アジアツアーという形になるので、これは日本にとっても外タレを呼びやすくなったのかな。メンバーはフランス語とバスク語しか話せないそうです。
さてライブ開始。明るく軽快なインスト曲「ALLEGRIA」で開幕。ラテン系の濃い顔立ちの男達が7人、横一線でギターをかき鳴らします(笑)。それも1mくらいの距離で。凄い迫力。全ての曲でリードを取るケマの演奏はきらびやか。分厚い音から軽やかな音まで本当に美しい。「BAILA ME」はマノーロのボーカル。重量感ある体格に似合わず、声はやや高めに伸びやかで魅力的。「TORERO」はババートのボーカル。分厚い声が魅力的。「HISTORIA DE UN AMOR」はペピーノのボーカル。間奏のケマの演奏が秀逸。「PHARAON」はインスト曲で、ここでもケマの技巧を見せつけます。「ESCUCHA ME」はムーナンのボーカル。亡き妻への哀しみの曲らしいですが、切々と歌い上げます。続いて同じくムーナンのボーカルで「TODOS OLE」。『みんなでオーレ』という意味らしく、歌う前に客を指導。恥ずかしがる客を煽り、勢いが出て来た所で曲へ。大盛り上がりで客も恥ずかしさを忘れて腕を振り上げて『オーレ!!』と叫びます(笑)。フラメンコの振りを入れた踊りも披露し、ムーナンの盛り上げ上手ぶりがわかります。「INSPIRATION」はインスト曲。相席の女性に亡父が好きだったことを話していたので、お互いににっこり。ここは涙が出そうな程感動。「BODEGA」はムーナンのボーカル。軽快なナンバー。「MOOREA」はインスト曲。ケマの超絶演奏に、ムーナンが観客を煽ります。「DJOBI DJOBA」からは必殺ヒットナンバーのメドレーで観客を乗せます。「BAMBOLEO」「VOLARE」はマノーロのボーカル。観客も一緒に合唱の祭り状態。アンコールで締めは「MY WAY」。しっとりしたギターのスタートから、ボーカルが三人で入れ替わりつつ、最後は三人のボーカル合唱。ギターの絡みも美しいです。観客も『MY WAY』だけ合唱で大爆発。凄い盛り上がって終わり、ちょっと放心状態になりました(笑)。
チコはリーダーなんですが、リードギターのわけでもなく、メインボーカルを取るでもなく、謙虚に全体の音楽を監督している感じです。俺が俺がの演奏家にあって、この気配りはメンバー達にとってやりやすいでしょうね。唯一の自己主張は他のメンバーが全身真っ黒い服装の中、チコのみ白いシャツというだけです。私がある曲で演奏中チコをずっと見ていたら、「満足しているかい?」という感じの視線を送って頷いてくれました。ちょっと恥ずかしいけど、こんなところにも気配りを感じました。
終了後も少し相席の方とお話していたのですが、サイン会をしているみたいとのことで、慌てて入場口方面へ。CD購入者にサインを入れてくれました。アドリブで気の利いた言葉の言えない私ですが、よく考えたらフランス語とバスク語では何も伝えられませんねorz
これがそのサインCD。人気者でありながら、サイン会までしちゃう気さくさ。ラテンのノリですかね。演奏だけでなく、その気持ちにも感動を貰いました。
そんなわけで大満足なライブでした。チコ&ザ・ジプシーズは毎年来日している様ですので、できれば今後毎年見たいものです。でも音が大きいので父が生で見たら卒倒していたかも(笑)。代わりにライブCDでも仏壇に流してあげましょうかね。
BLUE NOTE TOKYO該当ページ(消滅)
公演の模様のブログ
Chico & the Gypsies公式サイト
おまけ。Youtubeで映像を漁り、ライブの演奏順に並べてみました。音声がちょっと割れてますが、ハイビジョンで撮影されている映像もあって凄いです。同一曲が並んでいるものもありますが、ボーカルが別ということで。
ALLEGRIA〜BAILA ME
TORERO
HISTORIA DE UN AMOR ←最後切れている
HISTORIA DE UN AMOR
PHARAON
ESCUCHA ME
TODOS OLE
TODOS OLE ムーナン・バージョン
Gipsy KingsのINSPIRATION
BODEGA
BODEGA ムーナン・バージョン
MOOREA
DJOBI DJOBA〜BAMBOLEO
BAMBOLEO
VOLARE
MY WAY
[会場]ブルーノート東京
[料金]¥9,450
[時間]1時間10分
[出演者]
Chico [チコ] (g,vo)
Tané [タンネ] (g, vo)
Manolo [マノーロ] (g, vo)
Babato [ババート] (g, vo)
Pepino [ペピーノ] (g, vo)
Mounin [ムーナン] (g, vo)
Kema [ケマ] (g)
Tony [トニー] (b)
※以上、ブルーノート東京の表記に従う。PepinoはJosephのことだと思う。
[曲目]
01.ALLEGRIA
02.BAILA ME
03.TORERO
04.HISTORIA DE UN AMOR
05.PHARAON
06.ESCUCHA ME
07.TODOS OLE
08.INSPIRATION
09.BODEGA
10.MOOREA
11.DJOBI DJOBA
12.BAMBOLEO
13.VOLARE
14.MY WAY
書きかけだった文章を記憶を頼りに完成させました。ボーカル名には誤りがあるかもしれません。
8月8日のボビー・ハッチャーソン(BOBBY HUTCHERSON)公演で20年ぶりくらいにブルーノート東京に行きまして、その後TOKYO JAZZも観賞と、久しぶりにジャズ熱が盛り上がってきました。そんな中、ブルーノートのサイトで公演スケジュールを見ているとチコ&ザ・ジプシーズ(Chico & the Gypsies)を発見。チコ&ザ・ジプシーズのリーダーはジプシー・キングス(Gipsy Kings)の元メンバー。私もジプシー・キングスは好きでしたが、亡き父が「鬼平犯科帳」が好きで、そのテーマ曲「インスピレーション(INSPIRATION)」でファンになり、CDを何枚か買っていました。父が亡くなって一年ということで、その供養的な意味もこめてライブに行くことにしました。
人気者の公演ですので私の入場は遅かったのですが、ラッキーなことに最前列に座ることに(^^)。始まる前に相席になった女性とお話。熱烈なファンらしく、第二セットも続けて見るとのこと。更に関係者の方が隣に座り、ディープな話に。チコ&ザ・ジプシーズは日本公演の前に上海と韓国でライブをしてきたらしいです。80年代と違って中国や韓国でも招聘できる様になったんですね。アジアツアーという形になるので、これは日本にとっても外タレを呼びやすくなったのかな。メンバーはフランス語とバスク語しか話せないそうです。
さてライブ開始。明るく軽快なインスト曲「ALLEGRIA」で開幕。ラテン系の濃い顔立ちの男達が7人、横一線でギターをかき鳴らします(笑)。それも1mくらいの距離で。凄い迫力。全ての曲でリードを取るケマの演奏はきらびやか。分厚い音から軽やかな音まで本当に美しい。「BAILA ME」はマノーロのボーカル。重量感ある体格に似合わず、声はやや高めに伸びやかで魅力的。「TORERO」はババートのボーカル。分厚い声が魅力的。「HISTORIA DE UN AMOR」はペピーノのボーカル。間奏のケマの演奏が秀逸。「PHARAON」はインスト曲で、ここでもケマの技巧を見せつけます。「ESCUCHA ME」はムーナンのボーカル。亡き妻への哀しみの曲らしいですが、切々と歌い上げます。続いて同じくムーナンのボーカルで「TODOS OLE」。『みんなでオーレ』という意味らしく、歌う前に客を指導。恥ずかしがる客を煽り、勢いが出て来た所で曲へ。大盛り上がりで客も恥ずかしさを忘れて腕を振り上げて『オーレ!!』と叫びます(笑)。フラメンコの振りを入れた踊りも披露し、ムーナンの盛り上げ上手ぶりがわかります。「INSPIRATION」はインスト曲。相席の女性に亡父が好きだったことを話していたので、お互いににっこり。ここは涙が出そうな程感動。「BODEGA」はムーナンのボーカル。軽快なナンバー。「MOOREA」はインスト曲。ケマの超絶演奏に、ムーナンが観客を煽ります。「DJOBI DJOBA」からは必殺ヒットナンバーのメドレーで観客を乗せます。「BAMBOLEO」「VOLARE」はマノーロのボーカル。観客も一緒に合唱の祭り状態。アンコールで締めは「MY WAY」。しっとりしたギターのスタートから、ボーカルが三人で入れ替わりつつ、最後は三人のボーカル合唱。ギターの絡みも美しいです。観客も『MY WAY』だけ合唱で大爆発。凄い盛り上がって終わり、ちょっと放心状態になりました(笑)。
チコはリーダーなんですが、リードギターのわけでもなく、メインボーカルを取るでもなく、謙虚に全体の音楽を監督している感じです。俺が俺がの演奏家にあって、この気配りはメンバー達にとってやりやすいでしょうね。唯一の自己主張は他のメンバーが全身真っ黒い服装の中、チコのみ白いシャツというだけです。私がある曲で演奏中チコをずっと見ていたら、「満足しているかい?」という感じの視線を送って頷いてくれました。ちょっと恥ずかしいけど、こんなところにも気配りを感じました。
終了後も少し相席の方とお話していたのですが、サイン会をしているみたいとのことで、慌てて入場口方面へ。CD購入者にサインを入れてくれました。アドリブで気の利いた言葉の言えない私ですが、よく考えたらフランス語とバスク語では何も伝えられませんねorz
これがそのサインCD。人気者でありながら、サイン会までしちゃう気さくさ。ラテンのノリですかね。演奏だけでなく、その気持ちにも感動を貰いました。
そんなわけで大満足なライブでした。チコ&ザ・ジプシーズは毎年来日している様ですので、できれば今後毎年見たいものです。でも音が大きいので父が生で見たら卒倒していたかも(笑)。代わりにライブCDでも仏壇に流してあげましょうかね。
BLUE NOTE TOKYO該当ページ(消滅)
公演の模様のブログ
Chico & the Gypsies公式サイト
おまけ。Youtubeで映像を漁り、ライブの演奏順に並べてみました。音声がちょっと割れてますが、ハイビジョンで撮影されている映像もあって凄いです。同一曲が並んでいるものもありますが、ボーカルが別ということで。
ALLEGRIA〜BAILA ME
TORERO
HISTORIA DE UN AMOR ←最後切れている
HISTORIA DE UN AMOR
PHARAON
ESCUCHA ME
TODOS OLE
TODOS OLE ムーナン・バージョン
Gipsy KingsのINSPIRATION
BODEGA
BODEGA ムーナン・バージョン
MOOREA
DJOBI DJOBA〜BAMBOLEO
BAMBOLEO
VOLARE
MY WAY
0 件のコメント:
コメントを投稿