2008年9月6日土曜日

2008/09/06 飯能〜妻坂峠〜秩父

走行距離 71.99km(飯能駅〜妻坂峠〜西武秩父駅の走行距離は39.53km)
走行時間 04:48:08(飯能駅〜妻坂峠〜西武秩父駅の走行時間は02:57:11)
平均速度 14.9km/h
最高速度 54.5km/h
使用車種 KHS F20-R



 猛暑もやっと一息ついたので、三ヶ月ぶりの山サイクリング。今回は自転車を担ぐことをテーマにしてみました。って、担いだらサイクリングじゃないだろ(^^;。

 何故担ぐのか。秩父に頻繁に行く様になり、必然的に地図をよく見る様になりました。そこでひとつ気になるものを発見。県道73号線です。秩父側は国道140号線の浦山口から始まり、秩父さくら湖に沿って南下、大日堂を過ぎ、冠岩で終わります。その距離10km。飯能側は県道53号線の名郷で始まり、大場戸橋で終わります。その距離わずか1km。その両者の間には直線で3kmの山が聳えており、鳥首峠越えの登山道しかありません。しかしこの二つの道路は秩父上名栗線という名前もあり、両者は山を貫くなり巻くなりして繋がるべく計画された道だったのではと思われます。実際、飯能側は大場戸橋で林道白岩線が下白岩まで2km程伸びており、73号線がそのまま延長されてもおかしくありません。53号線は山伏峠付近で横瀬町に抜けており、73号線も完抜することで秩父市へのアクセスが改善されます。こんなことを考えると、繋げようとしていた場所とはどんなものなのか、興味が湧きました。

 鳥首峠を調べてみると、登山者だけでなく自転車で峠越えする方が見受けられます。つまり自転車を担げば73号線を完走できるということ(笑)。更に面白いことに、白岩は廃村になっていて、Playstationのホラーゲーム「SIREN」を作る上で参考になった場所とのこと。ホラーゲームに興味はありませんが、廃村というのも興味深いです。そんなわけで鳥首峠越えの県道73号線走行に大きく惹かれました。

 但し、問題は鳥首峠を自転車抱えて越えられる体力と技術が自分にあるのかどうか。先日尾根道を少し歩いただけで、まだまともな登山などやったことがないです(^^;。そんな人間が大荷物の自転車を抱えて登れるのか。滑落は大丈夫か。特に体力自慢というわけでもないですし。そんなわけで、願望はあってもなかなか実行には移せませんでした。

 そこで妻坂峠です。妻坂峠は鳥首峠の近くにあるのですが、山中林道がかなり山奥まで作られていることから、完抜が意図されていたのかもしれません。妻坂峠を県道がトンネル等で完抜すると、武甲山の石灰が東京方面に簡単に運べますから。その意味で妻坂峠は鳥首峠に似ています。そして自転車抱えて越えるには鳥首峠より良い点があります。距離が若干短く、標高が100m程低いのです。つまり鳥首峠への練習になります。更に、妻坂峠のルートを進むと入間川起点に到達できます。荒川制覇を目指す私としては、荒川に合流する入間川は抑えねばなりません。もう一つ理由があるのですが、これはまだ内緒(笑)。というわけで、入間川起点到達、鳥首峠越えの練習を兼ねて、妻坂峠越えをすることにしました。前置き長いぞ(^^;。

 4:15に出発。えーえー、寝坊しましたともさ。まぁ奥秩父遠征の場合は始発に乗らないとその後の時間が足りなくなるのですが、飯能までならそんなに急ぐ必要はないので。5:10池袋着、5:38飯能行き乗車、6:34飯能着。池袋でも既に厚い雲が雨を予感させましたが、飯能は靄がかかっていて更に雨が心配。このまま引き返そうかと思ってしまいました。山の中で雨が降ったら、自転車抱えていてはシャレにならないですからね。とにかく雨が降ったら引き返すことにして飯能駅から出発。



 岩根橋より入間川上流を望む。靄がかかっていて遠くの山が霞んで見えます。



 入間川に並走する道路。とても綺麗で立派。入間川に並走する主要道は県道70号線ですが、70号線は狭い上に交通量が結構あり、私は嫌いです。岩根橋を渡って南側の道を走ります。こちらは山に近い為起伏がありますが、交通量が少なく、のどかな風景が楽しめます。排気ガスもなくて空気が新鮮です。



 入間川に並走する道路より奥武蔵グリーンライン方面の山々。靄が凄いです。



 入間川に並走する道路は突然林道並みに。昨年初めて通った時も驚きましたが、今回は路面がウェットで滑りました。

 いつもは有間橋を左折して名栗湖に向かいますが、今回は県道53線を直進。小殿橋手前のトイレで一時休憩。



 県道53号線から越えるべき山が見えてきました。峰が重なっていますね。

 更に進むと、伊倉と中海戸の間に不動尊の名水という湧き水を発見。ペットボトルに補給させてもらいました。味はよくわからないです(笑)。



 名郷から県道73号線に。入間川(名栗川)もかなり狭くなります。そして少し進むと水車発見。何に使っているんでしょうね。



 県道73号線終点。鳥首峠に向かう白岩林道と、妻坂峠に向かう山中林道に分岐。この夏に熊が出たらしく、注意書きがありました。



 大場戸橋より見る山中林道。こちらは舗装路ですが、なんとなく入川林道に似ている感じ。大場戸橋で撮影会(笑)。大場戸橋からは川は山中入という沢になります。



 結構な坂ですが、路面は荒れてなくて走りやすいです。この辺までは(笑)。この後は樹林が茂っていて陽が路面に当たらないせいか、路面に苔が生えている箇所が多くて滑りがちでした。



 山中林道から左に分岐する焼岩入林道。かなりの勾配でコンクリート舗装。林業関係者専用のピストン林道です。



 一級河川入間川起点に到着。今回のサイクリングの目的のひとつを果たしました。でもいきなり大きなコンクリートの堰なので、有り難味はないです… せせらぎを予想していたのに。


 入間川起点のヘアピン。ぶれーきんぐどりふと〜とかやったら、山中入に突っ込みます(笑)。辛うじて右端に起点の石碑が写っています。



 左側に横倉林道を分岐。



 横倉林道はこれがまたやたら暗い(^^;。ピストン林道ですが、終点からはウノタワに向けて登山口がある様です。地図を見てもかなりの急坂なので、自転車を担いでは登れないでしょう。



 横倉林道分岐点から見る山中入。如何にも渓流。



 山中林道終点近く。ここから勾配が急になるせいか、路面はコンクリートに。滑る上にかなり危ない勾配なので、ここは押して。100mちょっとですけどね。



 山中林道終点にして、名郷から妻坂峠への登山道開始点。いきなり路面がなくなっていました(笑)。正面の赤い橋で沢を渡り、いよいよ登山道へ。写真は少し傾いていますね(^^;。

 一応、ここで自転車を置いて少し歩いてみました。担いで歩けるかどうか調べないとね。なんとか大丈夫そうなので、引き返していよいよ担ぎモードへ。



 名郷から妻坂峠への登山道。まだ入ってすぐの場所で振り返っての写真ですが、結構な急勾配です。



 苔むした石垣が歴史を感じさせます。由緒正しい古道ですね。



 名郷から妻坂峠への登山道に並走する沢。前日に雨が降ったはずですが、この辺りでは水量は少ないです。掬って顔を洗いましたが、冷たくて気持ち良かったです。



 F20-Rを立てかけておくのもやっとの急坂。地面は濡れ、石はゴロゴロ、根も張っていて、転がすのは困難です。



 名郷から妻坂峠への登山道に並走する沢。左側に登山道が見えますが、沢自体も水がなくて道に見えます(笑)。

 そして水が涸れたと思ったら、左折して強烈な直線登り。先日の赤沢吊橋の登りに匹敵する場所でした。岩がゴロゴロしていて足下が危ないです。自転車を抱えてきたことをかなり後悔。しかしここから峠はもうすぐのはず。ここは危険すぎて写真どころじゃなかったです。直登箇所を過ぎると、右折して幅50cmくらいで人ひとり通るのがやっとの、ほとんど踏み跡に。道の両側を植物に被われ、獣道の様です。しかし獣道が最後の難関ではありませんでした。



 妻坂峠直前の九十九折り。こいつが厄介でした。地図で荒く計測すると勾配が38%もあります。自転車を抱えて登るにはきつすぎました。これまでの疲れもあり、数歩進んではストップ。もっとも座れる場所もないので、すぐに登り再開。息があがり頭痛がする程疲れきった所で、11:10頃、妻坂峠に到着。ひー。ちょうど1時間かかりました。地図によると登り45分とありますが、自転車を抱えていたのでこんなもんでしょうかね。



 妻坂峠の大持山方面。尾根道は起伏が少なくていいですねぇ。いつかこの道も歩いてみたいです。自転車なしで(笑)。



 妻坂峠武川岳方面。お地蔵さんがいらっしゃいました。こんな所まで背負ってきた方がいるんですね…

 少し写真を撮った後、おにぎり二個で昼食。疲れていたのでこれで十分でした。それにしても登っている最中は体力全開で暑かったのですが、峠には涼しい風が吹いていて心地よかったです。さわやか〜

 携帯電話の電波が入っていたので、ブログに日記を書く(笑)。すると、秩父側から人の声がします。もう少し静寂を楽しみたかったのですが、登ってきたのは20人程度の熟年の方々。蕨山でもそうでしたが、熟年層のハイカー、登山者は多いですね。挨拶すると、当然自転車を見て驚かれました。「ウルトラバカですから」と返事しておきました。熟年の方々から見れば私は若いですが、「自転車のおにーさん」と呼ばれていました(笑)。いや、おじさんでいいですよ。



 せっかく人がいるので、記念に撮影してもらいました。自力撮影だとアングルが低くて。峠からは秩父の市街地がわずかに見下ろせるのですが、靄がかかっていていまいちハッキリは見えませんでしたorz 名郷の方は樹林で全く見えません。

 11:45頃に熟年グループに別れを告げ、秩父側に下山開始。

 蕨山もそうでしたが、峠や頂直前は急勾配なのがデフォルトなんですかね。秩父側下山路も最初は直線の急降下。滑らない様に注意して下山します。



 妻坂峠から生川への登山道。丸木橋だ〜(笑) 苔むしていてやたら滑るし。しかもこの下はかなり切れ込んだ谷なのでした。



 登山道は狭いし石はゴロゴロしていますが、名郷側より全然歩きやすいです。



 登山道のヘアピン。道幅が1mはあり、固められた路面といい、小さな重機で整備されているのかもしれません。登っている時は下りを恐れていたのですが、この路面は助かりました。但しヘアピンから飛び出すと大変なことになりますので、MTBでの走行は止めましょう。



 生川へ合流する沢。登山道を横切っていました。



 膝がだいぶきつくなっていましたが、登山道の勾配も緩くなってきて助かりました。

 それにしても登りと下りで全然違いますね。自転車でもヒルクライムとダウンヒルは違いますが、自転車を抱えての登りと下りは持久力が違いすぎます(^^;。



 12:25頃、二子林道に到着。登山道は二子林道を突っ切って続きますが、もう登山道を担いで歩くのは飽きたので(笑)、ダートとはいえ自転車で林道を下ります。しかしダートの衝撃が激し過ぎました。舗装路でもハンドルからの突き上げに腕が痺れるのに、ダートではシャレにならないです。

 前方に見えるのは武甲山。



 御嶽神社一の鳥居に到着。鳥居の奥には自動車が数台停まっていました。ここから武甲山に登るんですね。



 生川の延命水。冷たくて美味しかったです。ペットボトルにも補給しました。

 この後はほぼ舗装路。何故なら武甲山の石灰を使った工場が多数あり、大型トラックも走っているからです。石灰のせいで路面が白っぽい(笑)。

 もうヘトヘトに疲れていた上、下界は暑くて写真どころではありませんでした(^^;。



 工場地帯を抜け、西武鉄道が見えたので一休み。陽射しは容赦なく照りつけましたが、武甲山は雲だか靄の中。



 同じ場所から二子山方面を望む。場所によって雲が厚かった感じですね。



 横瀬駅を越え、13:30に西武秩父駅へ。体が火照りまくりです。とにかくアイスとばかり、西武秩父仲見世通りの一番奥の店でミルクソフトを注文。300円也。やっとホッとしました。

 お土産に舞茸の佃煮を購入。1050円也。福引券を貰ったので、ガラガラやったらお芋を使ったお菓子が当たりました(笑)。帰路の特急電車の中でありがたくいただきました。さほど食欲もなかったのでちょうど良かったです。

 池袋に到着後、約一時間走行して17:30頃に帰宅。即座に風呂に入って疲れを癒しました。

 今回のテーマは担ぎだったわけですが、かなり無茶なことだとわかりました(笑)。終わった今となっては楽しい想い出ですが、自転車11.5kg、鞄の荷物5kg、デジタル機器1kg、水1kg程度持って登るのはキツいです。テントを持った泊まりの登山じゃないんだから。しかもリュックの荷物と違って自転車はバランスが悪いですし。ほとんど筋トレです。白岩集落跡を見学するだけで、鳥首峠はやめようかなと弱気になったりして(笑)。



 CGによるルート。今回のルートは赤が県道や林道、黄色が登山道で、妻坂峠を越えて武甲山の麓に降りてきました。渓谷沿いに高度をゆっくり上げながら、妻坂峠で一気に昇降しています。オレンジ色の広河原逆川林道ルートはとにかく山肌をうねうね巻きながら高度を上げて有間峠を越えます。奥武蔵グリーンラインは山の稜線に沿っていくつもの峠を越えます。それぞれに味があって面白いですよ。


所要経費
 西武鉄道 池袋⇔西武秩父 750円×2
 西武鉄道特急券 西武秩父→池袋 630円

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