2012年5月20日日曜日

2012/05/19-20 蒲田川(北アルプス眺望サイクリング)

走行距離 22.59km
走行時間 01:46:17
平均速度 12.7km/h
最高速度 43.9km/h
使用車種 KHS F20-R
自動車走行距離 755.4km
自動車燃費 18.1km/l



 昨年の乗鞍スカイライン遠征は6月4日で、開通から三週間が経過していました。その為雪の回廊も後退しており、また雪も排ガスで多少汚れていました。そこで今回は5月15日の開通直後に走ろうと思って遠征してきました。

 出発は02:00。昨年は05:30に平湯峠に到着してしまった為、一時間遅れの出発です。睡眠時間も一時間。ですが気力充実で爽やかに目覚め、運転中も眠気なし。大遠征なので気合いが違います。首都高速、中央高速道をぶっ飛ばし、松本からは国道158号線を西進。安房峠道路のトンネルで安房山を抜け、05:45に平湯峠到着。一時間遅れの出発なのに15分遅れで平湯峠に到着してしまいました。国道158号線のワインディングロードもすっかり慣れちゃった感じです。

 しかし平湯峠で乗鞍スカイラインゲートに近づいてみると…



 ががーん!! 積雪の為通行止めって、何それ… 乗鞍の今は…に依ると、前日雪が降ったらしく、スカイライン11km地点より先は積雪でパトロールも気象を観測していないとのこと。えー? 実際標高1600mの平湯峠にも積雪が残っていましたorz ゲートの管理人さんに状況を確認しましたが、天気が良くなって除雪が済めば開通もあり得る程度の感触。



 平湯峠より。高山方面は雲海の下に隠れ、雲海の上には遠く白山が見えました。

 地元の自転車乗りの方が来られたので会話。開通直後の通行止めはよくあることらしく、平湯峠を下ってぐるっと戻って来るとのこと。うーん、地元の方が羨ましい。こちらは片道300km近く走って通行止めではやってられません。熟慮の末、本日のヒルクライムは諦めることに。とりあえず新穂高ロープウェイで観光をすることにしました。

 新穂高ロープウェイ

 ロープウェイの駐車場にさくっと駐車し、ロープウェイ駅へ。まだ08:30過ぎでしたが大混雑でした。やっと乗車し、終点の西穂高口駅へ。駅の階段を登ると西穂高口駅展望台へ。テレビでも映されますが、ここれは素晴らしい展望ですね。360度のパノラマ。



 西穂高口駅展望台より西穂高岳。



 西穂高岳の左方向には槍ヶ岳。



 槍ヶ岳の左方向には抜戸岳、大ノマ岳、双六岳、弓折岳等。



 更に左手には笠ヶ岳。



 そして遠くで浮遊する様に白く輝く白山。神々しさを感じました。



 更に左手に焼岳。焼岳の右奥に乗鞍岳が少しだけ見えます。



 西穂高口駅展望台より西穂高岳パノラマ。抜戸岳〜西穂高岳まで。

 展望台は素晴らしいのですが、人混みも凄いです。展望をたっぷり堪能した後は階下の千石園地へ。今回は雪の乗鞍岳登山もしようと、軽アイゼンとステッキを用意していたのです。ここでアイゼンの練習(笑)。



 凄い青空に白い雪が目に染みました。軽アイゼンでも雪道は滑らず歩けますね。本格的登山をされる方はここから西穂山荘へ向かいます。雪とたっぷり戯れましたので下山。



 ロープウェイを下る最中でしたかね。蒲田川下流方面で、右の山は大木場ノ辻。



 笠ヶ岳をバックにしらかば平駅。ちょろちょろ散策しました。桜は花が僅かに残っている程度。一週間前だったら満開だったかもしれません。開花の遅さはさすが高原。



 まだ正午くらいでどうしようか悩みましたが、しらかば平にある標高1300mの神宝乃湯に入りました。こんな時間なので貸し切り状態。源泉は79℃で、沢の水で温度を下げています。単純硫黄温泉で、硫黄の匂いが強いです。湯の花の白い塊がお湯の中を漂っていて、お湯は白濁していません。環境保全の為シャンプーや石鹸が使えませんが、入湯料は600円と安いです。岩に座れば柵の上に笠ヶ岳が見えて良い景色でした。でもロープウェイ駅やハイキング道から露天風呂が見えちゃうみたい(笑)。

 新穂高ビジターセンター 山楽館



 温泉にも入って一日が終わった気分になっちゃいましたが、平湯峠直下に戻ってきました。14:20ですが、まだ通行止めでした。早めに見切って正解でした。この辺りも標高1300m程度ですが、山桜はまだ咲いていました。



 平湯から笠ヶ岳。



 空の青さが凄いです。

 その後は高山市街へ向かいました。市街の駐車場に駐車して17:00まで散策。B級グルメ祭りみたいなのをやっていましたが、この日の私は飛騨牛を食べる気満々なのでスルーです。

 肉の匠家安川店へ。ここではいつもA5飛騨牛をお土産に発送していますが、この日も自宅と甥っ子宅へ発送。合計一万円くらい。そして二階の焼き肉屋へ。肉屋の焼き肉屋というわけです。飛騨牛御岳セット3800円を注文。乗鞍スカイラインヒルクライムに備えてエネルギー充填。



 乗鞍スカイラインを走ろうという自転車乗りですから飛騨牛乗鞍セットを選ぶのが正しいですが、乗鞍セットの牛タンより御岳セットのカルビ重視で。お肉は柔らかくて美味でしたが、私はちまちました焼き肉より、すき焼きで肉の塊をごっそり食べるのが好きです(笑)。

 食べログ 肉の匠家安川店

 食事後は郊外のセルフガソリンスタンドで給油、コンビニで夜食と朝食を買い、18:30に道の駅アルプ飛騨古川へ。毎度の野営地です。前日の睡眠が一時間だった為、ベッドメイクしたらすぐに寝てしまいました。

 道の駅アルプ飛騨古川

 05:30起床。9時間くらい寝た様です。昨年は薄い寝袋で寒さで何度も起きてしまいましたが、今回は真冬でも大丈夫な寝袋なのでぐっすり寝られました。気持ちよく目覚めましたが、昨日の通行止めのこともありますので急いで平湯峠には向かいませんでした。乗鞍岳の今は…で状況を調べると、まだ通行止めの様ですorz



 のんびり片付けをしてから出発、08:20頃に道の駅奥飛騨温泉郷上宝に到着。前日新穂高ロープウェイに行った際に蒲田川沿いの景色が秀逸でしたので、川遊びでもしながら自転車を転がそうと思いました。09:00に道の駅を出発しましたが、リタイヤされたご夫婦に引き止められて少しお話。車中泊しながらの自由気侭な旅だそうで、羨ましいですねぇ。

 道の駅 奥飛騨温泉郷上宝



 改めて09:05に出発。蒲田川に並走する国道471号線を東へ。無名の山の奥に焼岳が見えます。



 結構流れが早く、川に入るにはちょっと怯みます。逆光なのでわかりにくいですが、相変わらず奥に焼岳が見えます。



 槍ヶ岳公園線から穂高連峰が見えてきました。



 新穂高ロープウェイがある千石尾根の上に穂高連峰が顔を出しています。この写真では道路の奥に蒲田トンネルが見えますが、今回は蒲田トンネルの上を通る峠道を走ることにします。どうせ走るなら峠道の方が楽しいですしね。



 蒲田川から槍ヶ岳を望む。トンネルの上の峠道を走っていたのですが、展望広場があり、そこから下ると蒲田川を渡る橋へ行けます。写真は橋の中央辺りから撮影。



 その展望広場から槍ヶ岳を望む。山に張り付く峠道の雰囲気がわかります。真ん中辺りの建物は山のホテル。



 錫杖岳を望む。新緑の中に荒々しい岩肌が凄いです。



 笠ヶ岳を望む。



 10:58、新穂高ロープウェイ駐車場の横、蒲田川林道起点に到着。蒲田川林道に少し入った所で休憩。



 蒲田川林道は最初の僅かの区間は舗装路でしたが、ヘアピンを過ぎてすぐにダートに。少し進みましたが、タイヤを傷めてしまうので停止。MTBで走ったら気持ち良さそうです。この林道を進み、更に登山道を歩けば槍ヶ岳です。

 左側は蒲田川で砂防ダムの堤があり、そこをひょこひょこ歩いて中央部へ行くと…



 こんな景色が見えました。蒲田川林道から南岳、蒲田富士、涸沢岳。だいぶ穂高の山が近くなりましたね。

 さて、そろそろ戻りますか。もしかすると乗鞍スカイラインが開通しているかもしれませんから。



 往路と同じく蒲田トンネル上の峠道を走ると、山のホテル前に湯めぐり鉄道という施設発見。蒲田川の河原に露天風呂があって、そこへ下りる為に33mのモノレールが敷設されているのでした。一度乗ってみたいですね(笑)。日帰り入浴はないみたいです。
 
 穂高荘 山のホテル

 湯めぐり鉄道のでせいで蒲田川沿いの温泉に入りたい気分が高まってきました。すると佳留萱山荘という温泉発見。まずは乗鞍スカイラインの状況をチェックということで、乗鞍スカイライン管理事務所へ直接電話。まだ除雪作業中で、作業完了時間は不明とのこと。残念ながら今回のヒルクライムは無理そうです。それならばと温泉に入ることに。



 一度に250人も入れるという巨大露天風呂でした。残念ながら槍ヶ岳は貸切露天風呂からしか角度的に見えない様ですが、それでも蒲田川のせせらぎを聞きながら穂高の山々を見られるのは良いです。泉質はアルカリで無色透明無味無臭と、特徴がないのがいまいちでした。また、ここは水着禁止の混浴で、カップルがバスタオルを巻いて入っていました。うーん、こちらが意識してしまってのんびりできません(笑)。

 今回ひとつ問題が。お風呂ですので当然体を洗うわけで、日焼け止めも落としてしまいます。その状態で陽射し降り注ぐ露天風呂に入ると、高所ということもあって日焼けが凄いですorz 30分くらいしか入ってなかったんですけど。皆さんはご注意を。

 奥飛騨・新穂高温泉 水明館 佳留萱山荘

 栃尾温泉辺りの蒲田川沿いには足湯もありましたが、ここでパラパラと雨が降って来てしまいました。結果的にすぐ止みましたが、急いで道の駅に戻りました。道の駅では飛騨牛串を食べて一休み。自転車を畳んで自動車で出発。

 平湯に戻りましたが、15:00でも通行止めでした。残念ながらタイムアップ。15:20、帰路へ。

 しかし乗鞍岳を全く見られないのも残念です。そこで前川渡大橋で乗鞍エコーライン起点である観光センター方面へ。標高で500mくらい上るのでガソリン代が余計にかかりますけど。



 見えてきましたよ。頂上は霧の中みたいですね。



 到着。乗鞍岳はまだまだ積雪が多いです。この姿を見られたので満足。

 しかしここに来たのは乗鞍岳を見る為だけではないです。湯けむり館に入るのが目的です。昨秋初めて入ったのですが、非常に気に入った温泉なんです。ここの湯は乳白色の酸性で、匂いがきついです。如何にも効果がありそうで、実際肌がつるつるになります。白骨温泉よりつるつるになる成分が多いと表記がありました。そして露天風呂の縁に座ると冠雪の乗鞍岳が見えます。昨秋に来た時は紅葉シーズンで人が多かったのですが、エコーラインが開通していないこの時期はお客さんが少なくて最高です。

 帰りに湯の花を買いました。600円。酸性の湯なので普通の循環式風呂には使えないですけどね。タライに湯を張って足湯が正解です。

 湯けむり館

 17:40に出発し、22:00頃帰宅。例によって中央自動車道が混雑していましたが、5時間かかってないのでまずまずですかね。

 往復700kmも自動車を飛ばして乗鞍スカイラインを走れなかったのは痛かったです。天候不順も考えて、二日充てていたのに二日共とは… 今回は軽アイゼンまで用意して、雪の乗鞍岳も登る気満々だったんですが。でも冠雪の穂高の山々が見れましたし、新緑に萌える蒲田川沿いの美しい道をサイクリングし、絶景の温泉に入れたのでギリギリ収支が合った感じです。


所要経費
 首都高速 千住新橋⇔高井戸 900円×2(通常900円)
 中央自動車道 高井戸⇔八王子 往路300円、復路400円(通常600円×2)
 中央自動車道 八王子⇔松本 2200円×2(通常4350円×2)
 安房峠道路 400円×2(通常750円×2)
 ガソリン代 7700円

2012年4月30日月曜日

2012/04/30 飯能駅→有間峠→西武秩父駅

走行距離 90.62km
走行時間 05:59:35
平均速度 15.1km/h
最高速度 44.6km/h
使用車種 KHS F20-R



 2012/04/21の遠征では寒さの為に有間峠を越えられませんでした。そんなわけで今回はリベンジ戦。

 09:40に出発。この時間では飯能まで自走では峠越えで陽が暮れるので、池袋から飯能まで輪行。

 12:00、飯能駅から出発。13:10、有間ダム直下の有間橋に到着。標高240m。ここから標高1134mの有間峠まで900m程のヒルクライム。アップダウン込みで1000mくらい。



 一週間前は桜と何かの花が咲いていましたが、今は新緑に一新。河原には自動車がたくさん止まっていました。名栗川の河原は川遊びの方が多く、どこもかしこもバーベキューだらけでした。いいなぁ。なんで自分はヒルクライムで汗かくんだろ(笑)。



 快晴というわけにはいきませんが、今回は有間峠近辺の山は見えます。まぁ快晴ではないお陰で、ヒルクライムには気温がちょうど良いくらいです。



 快晴なら湖面の映り込みも綺麗なんですが。



 飯能側の逆川線は毎冬法面や路面の改良工事をしていて、2007年に初めて走った頃に比べて路面がだいぶ良くなりました。落石は相変わらず酷いので、鋭角な石がゴロゴロしていて走行には注意が必要ですけどね。落石でパンクの経験はないですが、タイヤはだいぶ傷めているでしょう。前方の山の中腹に山桜が見えます。



 標高550mくらい。山桜が近くなってきました。



 新緑の中に薄いピンクが混ざって綺麗です。



 標高700mくらい。頭上からはらはらと桜の花びらが散って風情があります。この辺では既に腰が痛くて、あまり余裕がなかったですけどね(笑)。



 逆川乗越を少し過ぎた所で、標高1010mくらい。さすがにこの辺になるとまだ冬景色でした。枝の先端に少し緑が見える程度。



 新緑の代わりに岩ツツジや黄色い花が迎えてくれました。

 この後くらいに、GEOSだかの小径車に乗ったサイクリストに追い抜かれました。小径とはいえタイヤは451ぽかったですが、結構な速度で上って行って驚きました。



 15:55頃、有間峠に到着。先程のサイクリストと少し会話。ライトを忘れたそうで、急いで秩父側に下りて行きました。



 有間峠から名栗湖を望む。

 今回はコーヒーもないので、16:03に撤退開始。



 秩父側を下りる際にいつも止まる大好きな場所。ヤシンタイの頭へ向かうZ型の林道が素敵。

 それはともかく「ヤシンタイの頭」という名前は謎です。そこで調べてみると

 スネコタンパコの「夏炉冬扇」物語 ヤシンタイノ頭

 というブログ記事に行き当たりました。その説の全部が正しいかはわかりませんが、名栗川下流の地名からして有間山や蕨山が鉱山として利用されていたのは納得です。

 秩父側の広河原線も一部剥がされていた舗装が直り、また冬期閉鎖明けということもあり落石が比較的少なかったです。あくまで比較的で、30cm四方を越える様な岩がないというだけですが(笑)。自動車も通れない様な岩が転がっている時がありますからね。



 浦山川を下り、秩父さくら湖に到着。恐ろしい装飾の寄国土トンネルを過ぎると、ふと左手に綺麗な桜があるのに気付きました。写真は夕方なので青みがかっちゃってますが。それにしても湖畔の道路より一段低いこの広場、どこかで見た記憶が… 記憶をサルベージすると、思い出しました。

 装備屋メイさんのブログ 生活の柄(消滅済)

 こちらで知ったデエロー神の御座す場所じゃないですか!! 2年前の話題を急に思い出しました。

 浦山ダムに水没した土性地区にはデエロー神という耳の神様がいらして、願をかけて治ったら年の数だけ蝸牛(かたつむり)の殻をあげるのが習わしとのこと。そして秩父の方言で「でぇろー」は蝸牛を意味し、内耳の聴覚器官蝸牛と言葉を引っ掛けているのではないかと。なかなか興味深い神様です。その神様の祠がダム建設の際にこちらに移設されたらしいです。



 デエロー神の祠。由来を知らなければ、ただの祠です。文字も何も彫っておらず、なんなのかさっぱりわかりません。



 ハート型の穴を覗くと神様がいらっしゃいましたよ。

 しかしこの祠、すぐ手前にダム水を循環させる装置が新設されちゃって、道路の上からでないと気付きません。しかも循環装置はたぶん24時間稼働しているもので、その動作音のうるさいこと… 耳の神様なのに、こんな罰当たりなことしちゃって。ダム関係者も地域の方も、もうこの神様のことを忘れちゃっているんでしょうね。ダムに掛け合って、ボランティアでせめて桜の木の下に移設できないですかね。数人でやれる仕事なんですけど。

 その後はひたすら秩父さくら湖畔の道路を北上し、ダムから下りて秩父市街へ。月曜日はわらじカツ丼の安田屋は休みですし、豚みそ丼の野さかもこの時間ではダメですから、セブンイレブンで軽く夕食代わりに補給。

 17:40頃、西武秩父駅到着。18:25の特急は既に座席完売でした。さすがに次の19:25まで特急を待てません。それに特急は飯能で前後進行方向が変わり、最後列に積んだ自転車が最前列になる危険性が高く、混んでいる特急車内で自転車を移動するのは面倒です。そんなわけで各駅停車で帰路へ。池袋から再度自走し、21:30頃ヘロヘロになって帰宅しました。

 ジョギングをやっていたので体力には自信があったのですが、ヒルクライムはだいぶ鈍っていました。腰に来ました… いきなり志賀草津道路に行かないで良かったです。追々調子を上げて、2000m級ヒルクライムに挑みましょう。

所要経費
 西武鉄道 池袋駅→飯能駅 450円
 西武鉄道 西武秩父駅→池袋駅 750円

2012年4月25日水曜日

Ronny Jordan@Blue Note Tokyo

[日時]2012/04/25(水) 19:00開演
[会場]ブルーノート東京
[料金]¥7,500
[時間]1時間30分
[出演者]
 Ronny Jordan [ロニー・ジョーダン] (g)
 Mel Davis [メル・デイヴィス] (org)
 Brandon Taylor [ブランドン・テイラー] (ds)

[曲目]
 01.BLUES FOR GB
 02.SUGAR
 03.STOP!
 04.REMEMBER WHEN
 05.ROUGH AND READY
 06.BLUES GRINDER
 07.PIECES
 08.BLUESETTE
 09.SOUL MAKOSSA

 例によってロニー・ジョーダンを知らなかったのですが、ブルーノートのサイトで聴いた「So What」があまりに素敵すぎる!! マイルス・デイビスの曲が全く違うアレンジで現代のリズム、まさにアシッドジャズになっていました。ただ他のCDを聴いた限りではスムースジャズという感じで、耳障りが良いだけという感じも… そんなわけでライブに行くかは悩みました。しかも初日のセットリストが公表されると、R&BやHip Hop系を含むエレクトリック・バンドのセカンドセットの演奏で「So What」が演奏されていました。アコースティック・トリオのファーストセットでは演やらない… ますますモチベーションが落ちるところですが、共演が大好きなオルガンですし、チケットがあまり売れてない感じもしましたので(ひねくれ者(笑))、強引に参戦。

 予想通り、客入りはいまいち。6〜7割くらいでしょうか。でも意外に女性が多い? 客層もなんとなくいつもと違います。DJが参加するセカンドセット目当て、つまりクラブにも行く様な客層が混ざっていたんですかね。

 開演でロニー達メンバーが通路を歩いてきますが、いきなり通路に面した座席にいた客に握手攻めのロニー。フレンドリーだなぁと思っていたら、私も握手していました。あら、いい男じゃないですか(笑)。

 そんな好感度アップが効いたわけではないですが、冒頭の「BLUES FOR GB」からヒートアップ。10分近い熱演。GBはGeorge Bensonのことらしいですが、Wes Montgomery & Wynton Kellyの「Smokin' At The Half Note」を思い起こさせました。『「Half Note」のウェス・モンゴメリーを越えたよ』と終演後に伝えようと思いましたよ。シャイなので伝えられなかったですが… 後で調べた所、ロニーはジョージ・ベンソンやウェス・モンゴメリーを尊敬しているみたいなので、ちゃんと伝えたら喜ばれていたでしょうね。

 オルガンのメル・デイヴィスは横向きなので左手が見えず、その左手があまり動いてないことから隻腕かと思ってしまいました(^^;。その割にベースラインのドライブ感が凄いので一体どうなっているのかと思ったら、足のベース演奏が凄かったのでした。猛烈なソロを演奏しながら的確でドライブするベースラインって… 正面からそのテクニックを見たかったですが、それ以後は結構足捌きに注目していました。

 続いてソウル・ジャズ「SUGAR」はStanley Turrentineでお馴染みの曲。1980年代のマウント富士ジャズフェスティバルを思い起こさせます。ソウル・ジャズにオルガンはハマりますねぇ。

 3の「STOP!」から6の「BLUES GRINDER」は最新CD「The Rough and the Smooth」から。

 「STOP!」は軽快なナンバー。スムースジャズ寄り? 突然演奏が切れるのでブレイクなのかと私を含めた観客は演奏再開を身構えましたが、そのまま笑顔で終了。タイトルが「ストップ」なので、CDではフェイドアウトだけどライブではぶつ切りだそうです。ライブ用のネタかい(笑)。

 「REMEMBER WHEN」は12年前に亡くなった柳田一彦さんへ捧げた曲。日本での売り出しに力を入れてくれたそうです。ロニーのソロでメランコリックに始まり、コンテンポラリーなスムースジャズへ。

 「ROUGH AND READY」「BLUES GRINDER」はウェス・モンゴメリーを思わせる演奏。ここでもオルガンのベースラインが効いているんですよねぇ。オルガンソロも熱いです。

 「PIECES」はメル・デイビスのCD「It's About Time!」から。開演前に購入していた客がCDを振りかざすとご機嫌なメル・デイビス。この人は本当に明るいです。オルガンとドラムが絡み合って気持ちよいグルーブでした。

 「Bluesette」はToot Thielmans作曲。軽快だけどロマンティックな曲調で大好き。跳ねる様なオルガンソロが凄すぎます。

 「SOUL MAKOSSA」はアメリカ版ウィキペディアによると、Manu Dibangoにより発表されたアルバムからの一曲で、ディスコの始祖とも言われている曲だそうです。最後の最後にラテン調のジャズファンクで締めてました。セカンドステージへの橋渡しという感じですかね。ロニーはこの曲だけピックを使っていたのかな?

 ロニーは退場の際もご機嫌で、またもや握手攻め。また握手しちゃいました。帰宅後、iTunesでアルバム「The Rough and the Smooth」を購入しましたよ。握手の代わりでAKBみたい(笑)。

 大好きなオルガンのグルーブが最高で、そこに大好きなウェス的ギターが重なるんですから、これはもう心躍らないわけがないです。予想に反して本格的なアコースティックジャズだったことも有り難かった。実はこの公演は予約すれば9500円で1stと2ndの両セットを見られたんです。失敗したかなぁという気もします。でもエレクトリックバンドの方で味悪く帰宅しないで済んだかもと思って諦めました(^^;。





 ブルーノート東京該当ページ
 原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO

 以下、参考動画。


 今回のブルーノート東京でのライブに近いステージでの演奏。



 今年のミラノでは「So What」をアコースティック演奏しているじゃないですか… 日本でやらないのはDJ Krushのせいか…



 日本で言うクラブみたいな場所でのステージ。ステージの形は違いますが、オルガン演奏が主に映されていて私好み。



 DJのいないエレクトリック系「So What」。