2008年3月1日土曜日

2008/03/01 銚子

走行距離 63.63km(銚子での走行距離は30.07km)
走行時間 04:01:34(銚子での走行時間は02:12:26)
平均速度 15.8km/h
最高速度 48.4km/h
使用車種 KHS F20-R



 土曜日に出掛けると睡眠不足でキツイです。この日も3時間睡眠で、5:15に出発。錦糸町に着いたのは6:30前でしたが、土曜日で仕事の方もいて、駅は結構人がいました。6:40発総武本線快速に乗り、千葉で総武本線に乗り換えて銚子へ。

 それにしても電車が駅に到着するたびに寒い… 千葉の内陸部はこんなに寒いのかと思っていたら、畑等に霜が降りていましたorz 慌てて携帯電話で近辺の気温変化を調べると、7:00現在で-0.5℃。マジですかorz

 それでも寝不足でボーッと座っていました。するとどこかの駅で女性が乗ってきて、私が自転車を置いている扉の所に立ちました。別に気にする事もなかったのですが、自転車が邪魔になっては悪いので位置の確認。すると突然ジャージのズボンを脱ぎ出すじゃないですか。おわっ!?と思って横目で確認したら、女子高生が防寒対策にスカートの下にジャージを履いていて、それを車内で脱いでいたのでした(^^;。寒いから自宅から駅まではジャージで、学校に着く時には可愛さ優先でスカートのみなのね。そうか、これが埴輪ファッションか(笑)。こんなんで痴漢扱いされちゃたまらんので、慌てて視線を下に戻しました(笑)。

 千葉から2時間もかかって、9:10に銚子到着。走る前からお疲れ気味(^^;。



 銚子電気鉄道銚子駅。って、JR銚子駅のホームを間借りしている感じだけど(笑)。それにしても逆光…

 銚子電鉄のホームに行くと、皆さん電車の撮影会。私も負けじと撮影。私同様輪行の方がいたので、話しかけてみる。浦和から遠征されたらしいですが、どうやら鉄の模様。銚子市内をぐるぐるされるそうなので、たぶん自転車で銚子電鉄の撮影ポイントを探しまくったんじゃないかな(笑)。



 家々の間を縫うように走ったかと思うとキャベツ畑の中を走ったり、遠く犬吠埼灯台が見えたりと、全長6.4kmしかなくても楽しい車窓です。でもガタガタ揺れ過ぎ(^^;。走行中は撮影困難。この写真は緯度経度情報なし。



 外川駅に到着。車両古っ。板張りの電車なんて関東鉄道常総線以来だなぁ。



 左側に小さな出札口、右側に銚子電鉄に関する記念品が展示されています。



 鄙びた駅舎らぶり〜

 なんて言っていると私も鉄になってしまうので、駅を出発。まずは地球の丸く見える丘展望館へ。



 キャベツ畑の向こう、中央やや左寄りに地球の丸く見える丘、愛宕山が見えます。標高73.6mと、可愛いプチヒルクライム。野良犬がうろついていて焦りましたが(^^;。

 地球の丸く見える丘展望館

 入館料は300円ですが、銚子ポートタワーとの共通券だと合計600円のところが400円に。せっかくなので共通券を購入して入場。

 展望台は屋上にあるのですが、これが凄い見晴らし。山の頂上の様に360度視界が開けているのですが、銚子自体が海に飛び出した半島なので、視界の240度くらいは海。まさに絶景。その一部がこれ。



 屏風ヶ浦をパノラマ写真で。断崖絶壁の屏風ヶ浦。その上に林立する風車群が絵になってますねぇ。この展望には驚かされました。いつまでも居続けられる楽しさ。醤油の香りがどこからか漂ってくるのも銚子らしいです(笑)。ただ、天気は良いのですが見通しは悪く、富士山どころか筑波山も見えませんでした。太陽光が強すぎて撮影も難しかったです。動画でぐるっと360度撮影しましたが、他のお客さんが写ってしまったので公開しません。

 いつまでもいたい場所でしたが、そうもいかないので次へ。銚子港線を北上し、ポートタワーへ。



 線路を横切ったらちょうど駅があったので寄ってみました。経費削減の為、無人駅化していました。こんな所で撮影していると撮り鉄になっちゃうな〜。



 北上から東進へ。海沿いを走っているのかと思っていたら、実は利根川だったという(^^;。川幅は500m近くて広大。



 銚子ポートタワー。格好良い立地。



 銚子ポートタワーの駐車場にて。後ろに自動車がなければなぁ…



 銚子ポートタワーより利根川河口を望む。川幅が凄いです。とはいえ、窓越しでは迫力がいまいち。タワー内の澱んだ空気も好きじゃない。風が強くても地球の丸く見える丘みたいに空気を感じて風景を楽しみたいですねぇ。

 売店で丸々一尾のさんま佃煮と銚子電鉄濡れ煎餅をお土産に購入し、次へ。



 海岸に岩礁があって見惚れたので、わざわざ砂浜に降りて撮影会開始。君ケ浜北端辺り。



 コンセプトがわからない(笑)。



 F20-Rの宣材写真でしょうか(笑)。乾いた砂浜では砂に埋もれながら、濡れた砂浜では海水に気をつけながら。一体海で何をしたかったのか(笑)。

 君ケ浜を過ぎると犬吠埼灯台へ。灯台へ続く道路は典型的観光地。お腹が空いていましたけど、ここでは食べたくない… それにこの頃空模様が微妙に怪しくなってきました。携帯の天気予報を見ると雨雲接近中… 青空も見えますが、雨雲も近づいてきてます。



 それでもここまで来たら上らないとね。さすがに一大観光地の為、シーズン前、しかもこの空模様でも大勢のお客さんが上ります。見晴らしは良いのですが、天気がいまいち。フィル・コリンズの「Don't Lose My Number」のPVよろしく、からっとしたカリフォルニアのビーチではなく、どんよりしたイギリスのビーチという感じ(笑)。



 犬吠埼突端。ハイキングコースになっているみたいですが、風で波しぶきが凄いので行けず。



 それでも微妙に天気が回復。陽射しがあると君ケ浜はとても綺麗。



 長崎海水浴場付近から犬吠埼灯台を望む。断崖絶壁の立地ですね。

 南端まで来ると、いよいよ西進、そして九十九里浜方面へ南下。風もあるのでどこまで行けますか。



 外川漁港と犬若漁港の間にある千騎ヶ岩。周囲400mの巨大な岩礁。ここの海はかなり荒れていて、飛沫がかかりました。

 さぁ、どんどん進みますよ。と言っても、正直言ってどこを走っているのかよくわからず。GPSで確認すればいいんですが、とにかく海沿いを走れば九十九里浜方面に向えるので確認せず。この頃ちょっと頭痛がしていて、位置とか考える気力がなかったんです(^^;。



 屏風ヶ浦上部の愛宕山公園線(286号)。ずっと直線でアップダウンのある道路を走るのみ。と思っていたら、前方に気になる上りが。頭痛も酷くなってきたし、ぐったり。海が見えず、車も脇を良く通り、つまらない道路…



 と思ったら、下って海岸線に出られる様です。単調な道路に飽きていたので、当然海岸へ。

 降りてみてびっくり。頭痛がぶっとぶ景色でした。



 走ってきた屏風ヶ浦北側方面。地球の丸く見える丘展望館から見た、風車のある場所の断崖でした。「東洋のドーバー」とも言われる海食崖ですが、そのスケールに圧倒されます。消波ブロックで保護されていますが、それでも長い年月の間に崩壊していくんでしょうね。実際、鎌倉時代に比べると2km以上陸地が削られているらしいです。

 消波ブロックの上にコンクリートブロックの板で歩道が出来ています。しかし傾いていて恐いぞ(^^;。風が強くて波もかかりそうだし、変な道路大好きな私でもさすがに走ったり歩いたりする気は起きず(笑)。



 屏風ヶ浦南側方面。逆光なので色がちと変。屏風ヶ浦は全長10kmあるそうです。



 荒々しい崖と波をYoutube動画でどうぞ。

 この日は地球の見える丘と屏風ヶ浦で満腹です。これだけのものが見られれば遠征した甲斐もあったというもの。



 先程の上り坂を越えて愛宕山公園線を更に進みます。するとキャベツ畑があるじゃないですか。あの雄大な断崖の上は畑…(笑) なんかほのぼのします。

 更に進むと126号線にぶつかり、左右に別れます。左に進めば九十九里浜方面へ。右に進めば銚子市内へ。ここで銚子市内に戻ると結局銚子から一歩も出られずということになりますが、風のせいで目がショボショボですし、頭痛もするので引き際と考えて撤退開始。もう15:30なのに昼食もまだでしたし。

 JR銚子駅付近をぐるぐる廻ってみましたが、目ぼしい食事処がないです。結局駅前に戻り、定食屋の若松へ。



 おまかせ刺身盛り合わせ定食1200円也。刺身は8品でしたが、まぐろ、いわし、たこ、めかじき、かんぱち、あじ、カレイ、あとわからん(笑)。かんぱちがもちもちしていて美味しかったです。この値段ならお得感があります。

 駅前で自転車を畳んでいると小柄なおばちゃんに話しかけられました。やはり行った先で折畳み自転車に乗ってみたいとのこと。重いから難しいですよと正直に言っちゃいました(笑)。

 16:42の千葉行きに乗って帰路へ。帰宅は20:40くらいで、片道4時間は大変でした…

 今回、銚子での走行距離はなんとたった30km。頭痛が主な原因ですが、行くまでにかなり疲れちゃうというのも問題ですね。かと言って日帰りポタの為に高い料金の特急列車に乗るというのもアホらしいですし。この辺は日帰りポタの限界ですかね。とはいえ、絶景が見られたので十分満足なポタリングになりました。今回の様にひとつの街を徹底的に走り込むのも良いかもしれません。


所要経費
 JR 錦糸町駅⇔銚子駅 2300円(青春18きっぷ1回分)
 銚子電鉄 銚子駅→外川駅 320円

2008年2月23日土曜日

2008/02/23 東京湾一周東京・神奈川編 足立区→久里浜

走行距離 122.57km(久里浜までの走行距離は98.38km)
走行時間 07:07:25(久里浜までの走行時間は05:35:02)
平均速度 17.2km/h
最高速度 36.9km/h
使用車種 KHS F20-R

 東京湾半周走行マップ


 関東南部の方なら、東京湾岸沿いに自転車でぐるっと一周走れるのではと一度は考えた事があるのではないでしょうか。ない? そんなこと考えるのは変態?(笑) いやいや、実際このコースはツーリングレポートを見かけます。もちろん海は走れませんので、三浦半島の久里浜と房総半島の金谷の間はフェリーで渡ります。

 私も関東南部の人間ですので、以前から挑戦してみたいコースでした。但し問題は距離。完全に周回しようとすると200km超あります。ロードバイクなら一日で走行可能な距離ですが、小径車ではつらいものがあります。ロードバイクでも夜明け前から走って日が暮れて完走という感じです。平均時速20kmでも10時間ですからねぇ。一泊二日なら観光たっぷり、のんびりポタができるかもしれませんが、日帰りだとレースですね。時間との闘い。でも達成感は何ものにも替え難い気がします。

 最近は一気に100km走ることもなく、走り屋のF20-Rも不満が溜まっているでしょう(笑)。うちの主人はチマチマ走りやがってと。ならば行ける所まで行ってみよう。時間的肉体的に無理なら輪行で帰れば良い。そんなわけで決行です。Go Go Go!! 一応目標は千葉県の富津岬にしました。時間からして現実的なラインかなと。

 ただこの日に行くのは気掛かりがありました。天気です。午前中は春の陽射しでも、午後からは強風が吹いて真冬に逆戻りとのこと。うーん。自転車に風は大敵。しかし真冬の強い風と言えば北風に決まっています。久里浜へ南下するんですから、追い風になります。なんだ問題ないじゃないと、天気の事は忘れました(笑)。

 出発は7:00。気合いの割に遅いのは寝坊したから(笑)。やはり少し疲れが溜まっていた模様。

 予定では国道4号線を使って最短距離で一気に品川まで進む予定でした。しかし千住新橋でいつもの悪い癖が。荒川サイクリングロードも久しく走ってないな、と(笑)。河口までサイクリングロードを走って、永代通りを西進すれば日本橋辺りで当初のルートに戻れます。多少遠回りになりますが、サイクリングロードなら信号もないし、結果的には所要時間に差はないのではと適当に判断しました。相変わらずのいい加減ぶり。

荒川にて

 それでも朝から良いものを見ました。堤防にてまったり気分満喫。いや、まったりしている暇はなかったのですが(笑)。

 河口までは順調でしたが、永代通りが最悪。土曜日なので交通量がある上に、道路の左端は違法駐車だらけ。そこに路線バスが絡むものですから、全くスピードが出せません。信号で止る度に同じママチャリに並ばれました(苦笑)。高価な自転車に乗っている意味がないです。

 品川で大休止するつもりでしたが、余裕がないので横浜まで小休止のみで一気に。10:30頃、横浜到着。せっかくなので、みなとみらい方面へ。

帆船日本丸

 帆船日本丸です。下に降りると手摺も写らずいい感じなのでしょうが、自転車は下に下りられません。

萬国橋よりみなとみらい方面

 萬国橋よりみなとみらい方面。誰が名付けたか知りませんが、「みなとみらい」とは良い名です。遠くの未来的なビルと手前の屋形船との対比がいい感じ。

新港埠頭客船ターミナル付近

 新港埠頭客船ターミナル付近より横浜市風力発電所の風車をバックに。hawaiibeerさんみたいにマドロスさんの真似はなし(笑)。芸人じゃないから(失礼な)。

 横浜市環境創造局 風力発電

赤レンガ倉庫

 赤レンガ倉庫。さすがに広角レンズを以てしても収まり切らない。そうそう、先日のJazztronikのライブはここでやったんですよねぇ。オシャレな場所です。

新港橋梁

 新港橋梁。建造は大正元年(1912年)。横浜市認定歴史的建造物だそうです。

横浜市開港記念会館

 重要文化財の横浜市開港記念会館。こういう建物が如何にも横浜ですねぇ。

 お昼も近いので、中華街に入りました。

横浜中華街 江戸清

 有名店の江戸清。

江戸清のブタまん

 江戸清のブタまんはMioより一回り大きいです(笑)。500円もするからなぁ。野菜がシャキシャキしていて美味。

 横浜中華街ブタまんの江戸清

関帝廟

 関帝廟。関羽は滅法強い三国志の武将ですが、いつのまにか商売の神様に。義に厚い、信用第一の関羽からしたら、食品偽装はもっての他。

 何かお土産を買おうと思ったのですが、肉まんは冷凍なので持ち帰れず。お菓子なんかもお店が混んでいて、いまいち。先に進むことにしました。時刻は12:05くらい。

 しかし出発したのは良いのですが、ここから風がびゅーびゅー吹きまくり。首都高速狩場線の下を横須賀街道に向けて走ったのですが、猛烈な風で目を開けていられませんorz。ゴミが目に入りそうなので、片目で走行(^^;。

強風@横須賀街道青砥坂付近

 横須賀街道も暴風で、駐輪自転車はほとんど倒れてしまっています。シャレにならん… でもここまで来たら横須賀まで行かないと。もう20kmちょっとなのだから。

 それにしても磯子から横須賀は横殴りの風で大変でした。車道側に押されるから危なくて仕方ないです。埃が舞って両目を開けてられないですし。

 しかし楽しみも。風が強くて写真どころでなかったのですが、横須賀街道はトンネルが6本あります。起伏が多少あって、それ故に景色に変化があり、走っていて面白いです。しかもトンネルは上下線それぞれに1本ずつあり、普通のトンネルに比べると危険が少ないのも嬉しいです。ただ一箇所だけ、陶器とガラスの破片が路肩にばらまかれていたのは参りましたorz

 最後のトンネル、新横須賀トンネルを抜けると、そこは高架でした(笑)。横須賀本港が左下に見えたので驚きました。自転車で高架を走ることって普通ないですからね。横須賀街道を外れ、ヴェルニー公園にて一休み。時刻は14:05くらい。

ヴェルニー公園にて

 ヴェルニー公園の港に突き出した板張りの場所。今は花が何も咲いていませんが、ヴェルニー公園は本当に美しい公園です。因みに、F20-Rの背後に小さく写っているのは…

イージス艦あたご

 漁船を蹴散らして問題になっているイージス艦あたご(^^;。

 ここから前回の三浦半島ポタと同じ道路を走ります。時間的に無理なので、戦艦三笠は見ませんでしたが。馬堀海岸手前で久里浜街道に入り、久里浜港に向います。5.5kmくらい。

久里浜海岸にて

 久里浜海岸に到着。前回と違って自走でここまで来た事に感動。

 そしてちょうどこの頃、ウェザーニュース社の号外天気メールが届きました。東京で瞬間最大風速15.9m/sの春一番が観測されたと。どうりで酷い風なわけです。北風を追い風にする予定はいずこへ(笑)。

久里浜海岸より東京湾フェリー発着場を望む

 東京湾フェリー発着場が見えます。久里浜も気温は高めですが、風が強くて人はほとんどいませんでした。

東京湾フェリー発着場

 15:00、東京湾フェリー発着場到着!! しかし人の気配がない…

東京湾フェリー

 フェリーはしっかり岸に固定されちゃっているし…

東京湾フェリー発着場にて泣く

 がーん。強風で欠航なのでした。男泣き。←やらせ。やっぱり芸人じゃん(笑)

 残念ながらポタリングはここで終了です。まだ15:00でしたので、フェリーに乗れば房総側も少しは走れたはずでしたが。春一番恐るべし。止むなく京急久里浜駅へ戻り、って最初は間違えてJR久里浜駅に行っちゃったんですが(笑)、輪行で品川へ。品川からは春一番とは打って変わって寒い北風の向かい風。この日は風の恩恵を全く受けてないです。銀座三越に寄って、お総菜と肉まんをお土産に購入。肉まんは450円と、値段も江戸清に負けていません(笑)。

肉まん

 後日の食事。比較の為Mioと並べて。具がたっぷりで、これも美味でした。

 途中から風に翻弄されたポタリングでしたが、久里浜まで自走できたのは嬉しかったです。寄り道しなければ明るいうちに富津岬くらいには到着できそうです。次回はこの続き、つまり房総側のみ走って一周を完成させるか、それとも完璧版として一日で一周走っちゃうか、どうしましょうかねぇ(笑)。

 因みに、東京湾一周ルートはこんな感じ。

東京湾一周

 赤い線が今回の走行ルート、オレンジが房総半島側の予定ルートです。おとなしく二分割走行が正解かもしれません。


 所要経費
  京浜急行(京急久里浜→品川) 760円

2008年1月27日日曜日

orange pekoe Wild Flowers Tour

orange pekoe Wild Flowers Tour
[日時]2008/01/27(日) 18:00開演
[会場]品川プリンス ステラボール
[料金]全席5000円

 15:00に家を出発。湾岸沿いをひたすら南下し、品川駅港南口の自転車駐輪場へ。駐輪代150円也。せっかく綺麗な駅なのに、駅前はひどい放置自転車の山。軽く食事を済ませ、線路反対側の高輪口へ。高輪口は私の柄じゃないなぁと思いながらステラボールへ。

 会場に入るとMiles Davisのマラソンセッション4部作のどれか(会場でかかっていた曲自体失念^^;)が流れ、その後はWynton Kellyのアルバム「Kelly at Midnite」が流れていました。ポップス系のライブじゃないな(笑)。「Kelly at Midnite」から「On Stage」が流れると、如何にもライブの演奏が始まった様なハイハットに一瞬客が少し反応して笑ってしまいました。客層は女性同士やカップルがメイン。皆真面目な優等生に見えます(笑)。

 開演は18:10。藤本一馬のギターで曲名不明のアラビア風インスト。そしてナガシマトモコ登場で「キラキラ」へ雪崩れ込むが、彼女の煽りでオールスタンディングへorz 「あんたは浜崎あゆみか」「おっさんに二時間立ち続けさせるのか」と、ナガシマトモコを恨む(^^;)。とはいえ、続く「Calm Wave」が南国のまったりムード、アップテンポながらドラマティックな展開で聴かせる「砂漠の花」、可愛らしい「little mermaid」、しっとりした「しあわせになるために」と続き、少し安心。と言うより、ちょっと意外な展開。

 そしてほのぼのMCとメンバー紹介。再開後は一転してノリの良い曲へ。「Love is Everywhere」は藤本一馬が木下航志に提供した曲。ノリノリで格好良いです。オリジナルは木下航志のサイトで試聴できます。「輪舞」を経て、「七月の太陽」ではお約束の様に聴衆との掛け合いで盛り上がり、派手なドラムソロへ。そこから「空に架かるCircle」へ流れる様に繋がる展開が秀逸。「空に架かるCircle」は2004年のライブではアンコールでのギター一本の演奏でしたが、ここではバンド演奏ということもあり、ぐいぐい突っ走ってドライブ感満点。キーボードもやたら攻撃的。格好良いなぁ。アコースティックなライブ盤しか聴いた事がなかったので、こんなに盛り上がる曲とは思わず。歌詞の「会いに行くよ〜」が耳に残って困りました。

 ここで一息つくという感じで、ナガシマトモコを除いてメンバー退場。ナガシマトモコの弾き語りコーナーへ。普段は彼女が曲のイメージを藤本一馬に伝えるとそのイメージ通りに曲を作ってくれるのに、「シルキー・ショコラ・ラヴァーズ・ドリーミィ・タイム」についてはorange pekoe史上初めて「わからん」と言われてしまう。「こうやろ」とメロディを伝えていたら藤本一馬に「そこまでできているなら作曲したら」と勧められ、出来た曲がこれだそうで。そしてどうせライブで演るなら弾き語りをしようとしたが、クラシックギター部在籍一年の彼女にはギターは難し過ぎ。そこでダブルベース(ウッドベース)での演奏ということに。しかもベースのラッシー君(笑)にお手製の小さな帽子を被せて。このほんわかな口調と内容にすっかり魅了されてしまいました。「良かったら座ってもええよ」という発言も好感。この曲はアルバムではギターとベースの伴奏ですが、ベースのみの弾き語りも違和感がありませんでした。というか、ベースの弾き語りって聴いた事ないんで、とても新鮮(笑)。

 続いての「AMULET」もギター伴奏の子守唄なので座ってじっくり聴かせる。全てのものに対する感謝を歌った「おくりもの」、「やわらかな夜」もしっとり。

 「Happy Valley」で一転アップテンポに。「Joyful World」はジャズの香り濃厚に感じました。ベースラインが如何にもジャズ。アルバムではホーンセクションが入っていて派手な印象ですが、ここではシンセサイザーとギターがホーンの色彩を補っています。orange pekoeのトータルの音が好きでしたが、藤本一馬のギターもいいですね。今まで気づきませんでした(^^;。ナガシマトモコは声が太いなぁと思っていたら、「Dream Time」はえらい高音まで出していました。ここでも「何度も何度も…」のフレーズが頭に残って困る(笑)。繰り返しのフレーズが印象的なメロディに乗っています。圧倒的なボーカルを引き継いで、最後は藤本一馬のギター掻き鳴らしで場内を最高潮に盛り上げます。メンバー全員退場。

 アンコールへ。タイトルの通り、あったかい恋人の歌「ホットミルク」。次回ライブ予定の発表後、「LOVE LIFE」へ。途中に藤本一馬の煽りもあって大盛り上がりの中、終演。約2時間の公演でした。

 ナガシマトモコのほんわかな世界には癒されましたし、ホーンがないのが寂しいですが、音楽的にもほぼ満足。楽しい時間が過ごせました。寒風の中の帰路も問題なく(笑)。

 一週間経った今、ライブを振り返って考えてみました。私にとってorange pekoeの魅力はワールドミュージックを取り込んだ音楽性です。orange pekoeにハマった「Beautiful Thing」や「メトロ」ではジャズの取り込み方がうまくて感動しました。「Modern Lights」の頃はジャズの割合が圧倒的で、その印象のまま今日までいました。しかしライブに備えて「Wild Flowers」を何度か聞き返しすと、最近はボサノバやサンバ等のブラジル音楽寄りという印象でした。またこのライブではホーンセクションが入っていないことが、よりジャズっぽくなかった理由かもしれません。CDでの「Joyful World」なんかもっとジャズっぽいですし。

 改めてCDを比べてみると、やはり「Wild Flowers」は開放的な気がします。明るく、よりメジャーな世界。でもこの世界って、ドリカムとバッティングしそう。世代的にナガシマトモコはドリカムに憧れている気がしますし。藤本一馬が杉本智和とデュオを始めたのも、ジャズ的な世界はそちらで昇華しようという心積もりなのかなと危惧も。気軽にカラオケで歌える曲ばかりになっちゃうと、独自性の魅力を失いそうです。普通のポップスやダンスミュージックになって欲しくないなと思います。


曲目一覧
 01.不明(*1)
 02.キラキラ
 03.Calm Wave
 04.Intro. 〜Whirlwind of the desert〜
 05.砂漠の花
 06.little mermaid
 07.しあわせになるために
 08.Love is Everywhere (木下航志「voice」より)
 09.輪舞 (アルバム「Poetic Ore」より)
 10.七月の太陽
 11.空に架かるCircle (シングル「Happy Valley」より)
 12.シルキー・ショコラ・ラヴァーズ・ドリーミィ・タイム
 13.AMULET
 14.おくりもの
 15.やわらかな夜
 16.Happy Valley (アルバム「Organic Plastic Music」より)
 17.Joyful World
 18.Intro. 〜Chant for Sprits〜
 19.Dream Time
 20.ホットミルク
 21.LOVE LIFE (アルバム「Organic Plastic Music」より)

(*1)
 インド、アラビア系音色の短いインスツルメンタル。
 以前のライブ盤もオープニングはインストから始まっているので、
 本公演用の「Introduction」か。

 特に表記のない曲はアルバム「Wild Flowers」より

メンバー
 ボーカル  ナガシマトモコ
 ギター   藤本一馬
 キーボード 鈴木けいこ(This Time)
 ベース   杉本智和
 ドラム   石川智

 orange pekoe公式サイト
 藤本一馬のブログ

 次回公演は4月22日(火)、SHIBUYA-AXにて。


品川プリンス ステラボール前にて

 ステラボールから品川駅への通路は女性が喜びそうなイルミネーションでした。(携帯カメラにて)



Modern Lights


Organic Plastic Music


ワイルド フラワーズ


Happy Valley