走行距離 68.14km
走行時間 05:35:14
平均速度 12.1km/h
最高速度 50.4km/h
使用車種 KHS F20-R
自動車走行距離 224.9km
自動車燃費 19km/l
11月も末を迎え、そろそろ自転車の季節も終わり。秩父はかなり寒いので、最後の紅葉が期待できる房総半島南部へ遠征することに。房総半島はいろいろ走りましたが、気になっている場所がありました。それは伊予ヶ岳と嶺岡中央林道。伊予ヶ岳は館山まで遠征した時に自転車で眺めていて、その山容に魅了されました。標高は336mと高くないのですが、聳え立つ岩肌が格好良いのです。もうひとつの嶺岡中央林道は尾根筋で房総半島を横断していて、なかなか走り甲斐がありそうに感じました。幸い両者は近くにありますので、今回は嶺岡中央林道をサイクリングしつつ、途中で伊予ヶ岳に登山すると。なかなかハードな展開で大変そうです。
朝5時頃出発。首都高速を快調に飛ばし、東京湾アクアラインの海ほたるへ到着。6時前なのでまだ暗いです。
川崎側夜景。
木更津側夜景。
次第に明るくなって朝焼けが見られました。
寒いですが、さすがに早朝なので人もあまりおらず、眺めが良いです。
謎のオブジェ(笑)。
7時くらいに富津館山道路の富楽里パーキングエリアに到着。ここは道の駅富楽里とみやまに繋がっていて、人は自由に行き来できます。パーキングエリアに自動車を停めて自転車で林道を走ることも考えていたのですが、パーキングエリアのスペースがさほど広くなく、昼間は混雑しそう。となると12時間も停めておくのは迷惑ですね。高速のゲートで「時間が長過ぎる」と文句を言われてもイヤです。そこで一旦富浦ICまで走って高速を下り、海岸沿いの国道127号線で道の駅富楽里とみやまに戻りました。無駄足〜 道の駅富楽里とみやまは駐車スペースが広大で、半日停めておいても文句は出ないでしょう。
ハイウェイオアシス富楽里・道の駅富楽里とみやま
07:55、道の駅を自転車で出発。嶺岡中央林道は1〜4号線に分かれているのですが、最初に走るのは3号線。しかし3号線の入口を実は知らなかったのです(笑)。実際は県道184号線のバス停が入口らしいのですが、その時は内房線に並走する道路からの分岐が入口ではないかと思っていました。どちらも目印である田子の台遺跡に通じていますので。
そんなわけで、これかなと思ったわけです。しかしコンクリート舗装ですね。
しかも脇には寄付で作られたみたいな記念碑が建てられていますし。まさか私道じゃないよなぁ。
今まで沢山の林道を走りましたが、こんな細い林道はないなぁ(笑)。凄い勾配ですし、無理矢理切り通した感じで、軽トラックでもやっと通れるくらい。
そこを抜けると…こりゃぁ農道ですね(笑)。この後すぐに田子の台遺跡に着きましたが、農家の犬がいたのでスルー。
荒れ放題の農道を進みます。
津辺野山が見えました。って、採石で山がほとんど残ってない…
少し進むとやたら綺麗な道路に合流したのですが、それが嶺岡中央林道3号線でした。農道とは違いすぎる…
林道は尾根を走っているのですが、両側に樹木があるので眺望はないです。しかしたまに樹木が切れて、遠望が効きます。岩井海岸が見えました。標高115mくらい。
法面のコンクリートを割って草が伸び放題荒れ放題でした。ちょっと整備の手伝いしたいなぁ。
ここのカエデは紅葉の様相が全くないです。
尾根直下の田。こんな所にまで… 水が十分あるとは思われないのですが。標高150mくらい。
全体的には静かで雰囲気は良いです。でも途中で猿の影を見かけました。あまり餌になる様なものが見えないんですがねぇ… これじゃ畑が荒らされるわけですね。
あと1kmくらい3号線は続くのですが、伊予ヶ岳林道の分岐でお別れです。そんなわけで嶺岡中央林道完走というわけにはいきませんでした。
伊予ヶ岳林道は最初は凄い綺麗な舗装路なんですよ。ところが途中からダートになり、轍が深くヌトヌト状態orz 伊予ヶ岳に登ったら嶺岡中央林道に復帰する為にこの林道を戻るつもりでしたが、絶対無理と思いました。下りならともかく、上りがヌトヌトではMTBでもなければ話になりません。
林道終点もヌトヌトでした。
でも林道終点から県道88号線までの接続路は綺麗。
里山という雰囲気が出ていて好きです。
県道88号線を走り始めると伊予ヶ岳が見えてきました。
伊予ヶ岳南峰をアップで。以前自転車で走行中にこれを見て、登りたいと思ったのです。いや、ロッククライミングはしないですよ(笑)。
山頂の形状は似ていますが、標高1982mの石鎚山と比べるのはどうかと思いますけどね。
09:45、登山口にある平群(へぐり)天神社に到着。真後ろに伊予ヶ岳が聳えています。自転車は駐車場の片隅に駐輪。
09:57。伊予ヶ岳登山口。ここから登山モードです。登山道はとてもよく整備されていて、東屋までは手摺さえあるので危険はないです。
しかし東屋から先はハイキングとは言えない急登になります。ロープを掴みながら岩をよじ登ります。そして最後に鎖場を登ります。
10:28、伊予ヶ岳南峰山頂に到着。登山口から30分ですね。
鎖の先端まで行くと、伊予ヶ岳南峰からのパノラマが広がります。富士山も薄く写ってます。
伊予ヶ岳北峰は紅葉が見頃でした。
反対側。伊予ヶ岳南峰山頂から愛宕山方面を望む。狭い山頂ですが、360度の展望が素晴らしいです。奥の愛宕山が禿げているのは自衛隊施設の為だそうです。
富士山を拡大。千葉から富士山が見えたのって初めてかもしれません。
10分程下りと上りを経て伊予ヶ岳北峰へ。結構急斜面で大変です。
そして北峰から眺めるは、房総のマッターホルン、伊予ヶ岳南峰だ!!(笑)。
ズームイン。柵の外に出て下を覗く人がいるみたいですね。私はビビリなのでできませんでした。
北峰から富山(とみやま)を望む。標高は400mなくても麓の家や道路が間近に見えるので、意外に高さを感じます。
伊予ヶ岳北峰からのパノラマ。富士山も薄く写ってます。
伊予ヶ岳北峰三角点。ここは確かに測量が容易そう。
北峰で用意の菓子パンを1個齧り、11:10に下山開始。11:45、天神社到着。安全下山に感謝して拝礼。
11:57、リスタート。350m程度の登山ですので疲れはないのですが、これから先がまだ長いのです。なにしろ房総半島を横断し、もう一度戻ってこないといけない。時間がなくなった場合は外房線や内房線で輪行して道の駅に戻る方法も考えていましたけどね。
嶺岡中央林道4号線起点。
林道から斜面にある牧場が見えました。羊ならともかく、重い牛が斜面って大丈夫なんですかね。牧草も貧弱そうですし…
嶺岡中央林道1号線起点。この林道には民家を結構見かけましたが、別荘なんですかね。
今回の遠征では一番高い370m程度の標高を過ぎると嶺岡中央林道1号線終点。終点で道は左右に分かれ、右は航空自衛隊基地で通行止めでした。千葉県では最高峰でも都道府県別最高地点では一番低い愛宕山(408.2m)が近くにありますが、神社と三角点は基地内にある為自由には登れないとのこと。
ここからは標高180mまで一気にダウンヒル。
と思ったら樹林が切れていて麓が見えたので一時停止。
下り切ると国道410号線にぶつかます。これを横切った所から嶺岡中央林道2号線が始まります。
またもや尾根を走る林道の脇に田。標高250m。
この後嶺岡浅間(330m)辺りを上るのが一番辛かったです。そろそろ疲れが来ていますし、菓子パンだけでまともな昼食も摂ってないですから。しかしそれも過ぎるとダウンヒルへ。
外房の海が見えてきました。
唐突に嶺岡中央林道2号線は終点へ。
道を更に下ると魚見塚展望台へ。ここからの海の眺望が見事だそうで。が、12月半ばまで工事中でしたorz
気を取り直して下り続け、外房の海へ。ここへ来るのは2年ぶり。
しかし時刻は14:48。陽が暮れるのが早いので、あと2時間で房総半島を横断して道の駅に戻らねばなりません。帰路は多少アップダウンはあっても平地なので平均時速20kmも出せば間に合うはずですが、食事を摂る時間はなさそうです…
ひたすら県道89号線を走ります。右の山の尾根筋が林道。海からここまで3kmくらいの距離ですが、ほぼ平地で楽勝ムード。しかしここから結構起伏があるのでした。高鶴山の麓では200mまで上らされ、その後も50m程度ですが上ったり下りたり。往路は山道、復路は平地というイメージで臨んでいた為、結構心理的ダメージが大きいです(笑)。肉体的にも疲れが溜まっていますし、心が折れるとマズい…
県道89号線の棚田。結局、この辺りが復路のピークだった様です。
何の木かわかりませんが、黄葉が爆発していました(笑)。時間がないのに、つい写真を撮る為に停車。
16:12、再び伊予ヶ岳が見えてきましたよ。残りはあと三分の二というところでしょうか。
16:47、道の駅富楽里とみやまに到着。トイレを済ませて自転車を畳んでいるうちに真っ暗になりました。危ない所でした…
一階の物産コーナーへ。閉店18時間際の為、生鮮品が値引き販売されていました。仏花にしようと花束、さんま銚子煮、アジの開き干物、お菓子等を諸々購入。交通費より金がかかってしまった… 自動車で遠征するのも考えものです。自転車だと「持って帰れない」という言い訳が効くのです(笑)。
お昼もまともに食べてないので、2階の網納屋へ。
あみなや丼(1400円)。お店の名前を冠しているだけあって、刺身が充実しています。千葉は田舎寿司を称し、切り身が厚いのが嬉しいです。どうでもいいですが、「あみなや」って言いにくいです。エヴァファンじゃないですが、「あやなみ丼」って注文しちゃいましたよorz
お昼の分も取り返そうと、あさりバター焼き(420円)。これは量が少なくてちょっと残念。まぁ本当はビールの肴なんでしょうが。
刺身がもっと食べたいのでカンパチ握り3貫追加(315円)。これは大きいのに安くて旨く、素晴らしいです。
今は好評価すると「ステルスマーケティング」扱いされかねませんが(笑)、私は網納屋を気に入りました。板さんがテーブル席から見える位置で握っていて、明らかに玄人。浜金谷のばんやの寿司が素人のカットと機械握りを疑う出来だっただけに、道の駅でこのレベルのお店があるのは意外でした。
18:15に道の駅富楽里とみやまを出発、20:00に帰宅しました。海ほたる辺りで渋滞していた割に早く帰れたのはラッキーでした。
房総半島走行図。南房総なので幅は狭いですが、横断往復でした。
伊予ヶ岳が意外に低いです(笑)。林道の方が高いという… 後半は平地じゃないですね(苦笑)。
往路の北の方が尾根沿いで、復路の南の方が裾野と言うか谷沿いと言うか比較的平地なのがわかる様に作ったけど、これでわかるだろうか(笑)。
伊予ヶ岳登山の為に嶺岡中央林道全線走破できなかったのは残念ですが、そのうちその部分は補完します(笑)。あと3号線の入口もですね。林道自体は標高300m程度の高さですが片道30km程度ありましたので、帰路も含めると獲得標高は1315mと走り甲斐はありました。晩秋のせいか、自転車も人もほとんどいない林道は寂しくありつつも走っていて楽しかったです。伊予ヶ岳は思っていた通りの楽しい山でした。わずか40分くらいのハイキングレベルですが、360度の眺望が素晴らしいです。麓の建物が手に取る様に見えるので、高度感が強調される様です。機会があればまた登ろうと思います。
所要経費
首都高 加平⇔大井 560円×2
東京湾アクアライン 800円×2
館山自動車道・富津館山道路
木更津→富浦 950円
鋸南富山→木更津 800円
ガソリン代 1700円くらい?
走行時間 05:35:14
平均速度 12.1km/h
最高速度 50.4km/h
使用車種 KHS F20-R
自動車走行距離 224.9km
自動車燃費 19km/l
11月も末を迎え、そろそろ自転車の季節も終わり。秩父はかなり寒いので、最後の紅葉が期待できる房総半島南部へ遠征することに。房総半島はいろいろ走りましたが、気になっている場所がありました。それは伊予ヶ岳と嶺岡中央林道。伊予ヶ岳は館山まで遠征した時に自転車で眺めていて、その山容に魅了されました。標高は336mと高くないのですが、聳え立つ岩肌が格好良いのです。もうひとつの嶺岡中央林道は尾根筋で房総半島を横断していて、なかなか走り甲斐がありそうに感じました。幸い両者は近くにありますので、今回は嶺岡中央林道をサイクリングしつつ、途中で伊予ヶ岳に登山すると。なかなかハードな展開で大変そうです。
朝5時頃出発。首都高速を快調に飛ばし、東京湾アクアラインの海ほたるへ到着。6時前なのでまだ暗いです。
川崎側夜景。
木更津側夜景。
次第に明るくなって朝焼けが見られました。
寒いですが、さすがに早朝なので人もあまりおらず、眺めが良いです。
謎のオブジェ(笑)。
7時くらいに富津館山道路の富楽里パーキングエリアに到着。ここは道の駅富楽里とみやまに繋がっていて、人は自由に行き来できます。パーキングエリアに自動車を停めて自転車で林道を走ることも考えていたのですが、パーキングエリアのスペースがさほど広くなく、昼間は混雑しそう。となると12時間も停めておくのは迷惑ですね。高速のゲートで「時間が長過ぎる」と文句を言われてもイヤです。そこで一旦富浦ICまで走って高速を下り、海岸沿いの国道127号線で道の駅富楽里とみやまに戻りました。無駄足〜 道の駅富楽里とみやまは駐車スペースが広大で、半日停めておいても文句は出ないでしょう。
ハイウェイオアシス富楽里・道の駅富楽里とみやま
07:55、道の駅を自転車で出発。嶺岡中央林道は1〜4号線に分かれているのですが、最初に走るのは3号線。しかし3号線の入口を実は知らなかったのです(笑)。実際は県道184号線のバス停が入口らしいのですが、その時は内房線に並走する道路からの分岐が入口ではないかと思っていました。どちらも目印である田子の台遺跡に通じていますので。
そんなわけで、これかなと思ったわけです。しかしコンクリート舗装ですね。
しかも脇には寄付で作られたみたいな記念碑が建てられていますし。まさか私道じゃないよなぁ。
今まで沢山の林道を走りましたが、こんな細い林道はないなぁ(笑)。凄い勾配ですし、無理矢理切り通した感じで、軽トラックでもやっと通れるくらい。
そこを抜けると…こりゃぁ農道ですね(笑)。この後すぐに田子の台遺跡に着きましたが、農家の犬がいたのでスルー。
荒れ放題の農道を進みます。
津辺野山が見えました。って、採石で山がほとんど残ってない…
少し進むとやたら綺麗な道路に合流したのですが、それが嶺岡中央林道3号線でした。農道とは違いすぎる…
林道は尾根を走っているのですが、両側に樹木があるので眺望はないです。しかしたまに樹木が切れて、遠望が効きます。岩井海岸が見えました。標高115mくらい。
法面のコンクリートを割って草が伸び放題荒れ放題でした。ちょっと整備の手伝いしたいなぁ。
ここのカエデは紅葉の様相が全くないです。
尾根直下の田。こんな所にまで… 水が十分あるとは思われないのですが。標高150mくらい。
全体的には静かで雰囲気は良いです。でも途中で猿の影を見かけました。あまり餌になる様なものが見えないんですがねぇ… これじゃ畑が荒らされるわけですね。
あと1kmくらい3号線は続くのですが、伊予ヶ岳林道の分岐でお別れです。そんなわけで嶺岡中央林道完走というわけにはいきませんでした。
伊予ヶ岳林道は最初は凄い綺麗な舗装路なんですよ。ところが途中からダートになり、轍が深くヌトヌト状態orz 伊予ヶ岳に登ったら嶺岡中央林道に復帰する為にこの林道を戻るつもりでしたが、絶対無理と思いました。下りならともかく、上りがヌトヌトではMTBでもなければ話になりません。
林道終点もヌトヌトでした。
でも林道終点から県道88号線までの接続路は綺麗。
里山という雰囲気が出ていて好きです。
県道88号線を走り始めると伊予ヶ岳が見えてきました。
伊予ヶ岳南峰をアップで。以前自転車で走行中にこれを見て、登りたいと思ったのです。いや、ロッククライミングはしないですよ(笑)。
山頂の形状は似ていますが、標高1982mの石鎚山と比べるのはどうかと思いますけどね。
09:45、登山口にある平群(へぐり)天神社に到着。真後ろに伊予ヶ岳が聳えています。自転車は駐車場の片隅に駐輪。
09:57。伊予ヶ岳登山口。ここから登山モードです。登山道はとてもよく整備されていて、東屋までは手摺さえあるので危険はないです。
しかし東屋から先はハイキングとは言えない急登になります。ロープを掴みながら岩をよじ登ります。そして最後に鎖場を登ります。
10:28、伊予ヶ岳南峰山頂に到着。登山口から30分ですね。
鎖の先端まで行くと、伊予ヶ岳南峰からのパノラマが広がります。富士山も薄く写ってます。
伊予ヶ岳北峰は紅葉が見頃でした。
反対側。伊予ヶ岳南峰山頂から愛宕山方面を望む。狭い山頂ですが、360度の展望が素晴らしいです。奥の愛宕山が禿げているのは自衛隊施設の為だそうです。
富士山を拡大。千葉から富士山が見えたのって初めてかもしれません。
10分程下りと上りを経て伊予ヶ岳北峰へ。結構急斜面で大変です。
そして北峰から眺めるは、房総のマッターホルン、伊予ヶ岳南峰だ!!(笑)。
ズームイン。柵の外に出て下を覗く人がいるみたいですね。私はビビリなのでできませんでした。
北峰から富山(とみやま)を望む。標高は400mなくても麓の家や道路が間近に見えるので、意外に高さを感じます。
伊予ヶ岳北峰からのパノラマ。富士山も薄く写ってます。
伊予ヶ岳北峰三角点。ここは確かに測量が容易そう。
北峰で用意の菓子パンを1個齧り、11:10に下山開始。11:45、天神社到着。安全下山に感謝して拝礼。
11:57、リスタート。350m程度の登山ですので疲れはないのですが、これから先がまだ長いのです。なにしろ房総半島を横断し、もう一度戻ってこないといけない。時間がなくなった場合は外房線や内房線で輪行して道の駅に戻る方法も考えていましたけどね。
嶺岡中央林道4号線起点。
林道から斜面にある牧場が見えました。羊ならともかく、重い牛が斜面って大丈夫なんですかね。牧草も貧弱そうですし…
嶺岡中央林道1号線起点。この林道には民家を結構見かけましたが、別荘なんですかね。
今回の遠征では一番高い370m程度の標高を過ぎると嶺岡中央林道1号線終点。終点で道は左右に分かれ、右は航空自衛隊基地で通行止めでした。千葉県では最高峰でも都道府県別最高地点では一番低い愛宕山(408.2m)が近くにありますが、神社と三角点は基地内にある為自由には登れないとのこと。
ここからは標高180mまで一気にダウンヒル。
と思ったら樹林が切れていて麓が見えたので一時停止。
下り切ると国道410号線にぶつかます。これを横切った所から嶺岡中央林道2号線が始まります。
またもや尾根を走る林道の脇に田。標高250m。
この後嶺岡浅間(330m)辺りを上るのが一番辛かったです。そろそろ疲れが来ていますし、菓子パンだけでまともな昼食も摂ってないですから。しかしそれも過ぎるとダウンヒルへ。
外房の海が見えてきました。
唐突に嶺岡中央林道2号線は終点へ。
道を更に下ると魚見塚展望台へ。ここからの海の眺望が見事だそうで。が、12月半ばまで工事中でしたorz
気を取り直して下り続け、外房の海へ。ここへ来るのは2年ぶり。
しかし時刻は14:48。陽が暮れるのが早いので、あと2時間で房総半島を横断して道の駅に戻らねばなりません。帰路は多少アップダウンはあっても平地なので平均時速20kmも出せば間に合うはずですが、食事を摂る時間はなさそうです…
ひたすら県道89号線を走ります。右の山の尾根筋が林道。海からここまで3kmくらいの距離ですが、ほぼ平地で楽勝ムード。しかしここから結構起伏があるのでした。高鶴山の麓では200mまで上らされ、その後も50m程度ですが上ったり下りたり。往路は山道、復路は平地というイメージで臨んでいた為、結構心理的ダメージが大きいです(笑)。肉体的にも疲れが溜まっていますし、心が折れるとマズい…
県道89号線の棚田。結局、この辺りが復路のピークだった様です。
何の木かわかりませんが、黄葉が爆発していました(笑)。時間がないのに、つい写真を撮る為に停車。
16:12、再び伊予ヶ岳が見えてきましたよ。残りはあと三分の二というところでしょうか。
16:47、道の駅富楽里とみやまに到着。トイレを済ませて自転車を畳んでいるうちに真っ暗になりました。危ない所でした…
一階の物産コーナーへ。閉店18時間際の為、生鮮品が値引き販売されていました。仏花にしようと花束、さんま銚子煮、アジの開き干物、お菓子等を諸々購入。交通費より金がかかってしまった… 自動車で遠征するのも考えものです。自転車だと「持って帰れない」という言い訳が効くのです(笑)。
お昼もまともに食べてないので、2階の網納屋へ。
あみなや丼(1400円)。お店の名前を冠しているだけあって、刺身が充実しています。千葉は田舎寿司を称し、切り身が厚いのが嬉しいです。どうでもいいですが、「あみなや」って言いにくいです。エヴァファンじゃないですが、「あやなみ丼」って注文しちゃいましたよorz
お昼の分も取り返そうと、あさりバター焼き(420円)。これは量が少なくてちょっと残念。まぁ本当はビールの肴なんでしょうが。
刺身がもっと食べたいのでカンパチ握り3貫追加(315円)。これは大きいのに安くて旨く、素晴らしいです。
今は好評価すると「ステルスマーケティング」扱いされかねませんが(笑)、私は網納屋を気に入りました。板さんがテーブル席から見える位置で握っていて、明らかに玄人。浜金谷のばんやの寿司が素人のカットと機械握りを疑う出来だっただけに、道の駅でこのレベルのお店があるのは意外でした。
18:15に道の駅富楽里とみやまを出発、20:00に帰宅しました。海ほたる辺りで渋滞していた割に早く帰れたのはラッキーでした。
房総半島走行図。南房総なので幅は狭いですが、横断往復でした。
伊予ヶ岳が意外に低いです(笑)。林道の方が高いという… 後半は平地じゃないですね(苦笑)。
往路の北の方が尾根沿いで、復路の南の方が裾野と言うか谷沿いと言うか比較的平地なのがわかる様に作ったけど、これでわかるだろうか(笑)。
伊予ヶ岳登山の為に嶺岡中央林道全線走破できなかったのは残念ですが、そのうちその部分は補完します(笑)。あと3号線の入口もですね。林道自体は標高300m程度の高さですが片道30km程度ありましたので、帰路も含めると獲得標高は1315mと走り甲斐はありました。晩秋のせいか、自転車も人もほとんどいない林道は寂しくありつつも走っていて楽しかったです。伊予ヶ岳は思っていた通りの楽しい山でした。わずか40分くらいのハイキングレベルですが、360度の眺望が素晴らしいです。麓の建物が手に取る様に見えるので、高度感が強調される様です。機会があればまた登ろうと思います。
所要経費
首都高 加平⇔大井 560円×2
東京湾アクアライン 800円×2
館山自動車道・富津館山道路
木更津→富浦 950円
鋸南富山→木更津 800円
ガソリン代 1700円くらい?