2010年12月5日日曜日

2010/12/05 飯能〜苅場坂峠〜定峰峠〜秩父

走行距離 94.80km(秩父での走行は60.21km)
走行時間 06:54:47(秩父での走行は04:58:18)
平均速度 13.7km/h
最高速度 41.6km/h
使用車種 KHS F20-R



 赤城山リベンジ戦を終えた今、次なるリベンジ戦は子の権現。前回2008/11/22の遠征では20%を越える激坂に怯み、押して上りました。二年経った今、あの勾配をもう一度体験してみようという計画です。また林道で二年ぶりにセブンイレブンのすき焼き鍋を食べるというテーマもありました(笑)。

 寝坊して出発が8時になってしまいましたが、遅ければ肉屋で追加の肉も買えるのでいいやとポジティブに考えます(笑)。

 10:25頃、飯能駅を出発。県道70号線を名栗方面へ。岩根橋で70号線に並走する山沿いの道へ。この道は広くて路面が綺麗にも関わらず自動車が少なく、のどかな田舎の景色で好きなのです。途中岩木で林道みたいな道路になるのですが、落石の為全面通行止めになっていました。戻るのも面倒なので構わず突破しましたが(おいおい)、いつも通りの道でした。10mくらいの巨石が道路に落ちそうな場所があるのですが、これって数年前から全然変わらない状態なんですけど。今更通行止めにする意味がわからないです。大雨が降った直後は通行しない方が良いかもしれませんけど。

 70号線に戻ると、セブンイレブンで昼食の鍋物を購入。ペットボトルの水も買いましたが、結果的にこの日は700mlのポーラーボトルが1本あれば十分でした。

 倉掛峠は落石で全面通止めになっており、迂回路が設定されていました。これが結構な勾配で笑ってしまう楽しさ(笑)。



 11:50、林道双沢線起点。ここで下って来るMTBに会いました。あの激坂を下って来たのね。



 12:10、いよいよ子の権現直前300mの激坂に到着。



 急坂なんてもんじゃないですから〜 軽自動車が下りてきましたが、転がり落ちそうでしたよ。

 で、水を飲んでから覚悟を決めて上り始めます。先を見るとつらいので、数メートル先を見ながらえっちらおっちら。しかし20mも上った所でペダルから足が滑りました。転倒は避けられましたが、やはり無理と判断。路面がコンクリートで横筋が入っており、小径車には厳しいです。荷物を持たない状態で軽いロードでないと無理ですかねぇ。そんなわけで少しは上れましたが、まぁほとんど歯が立たないことがわかりました(笑)。激坂の子の権現にチャレンジするロードの方は多いのですが、だいたい反対側からの上りなんです。そちらも勾配はきつく距離もあるのですが、それでもまともな道路なのでチャレンジするのでしょう。こちらの300m激坂は怪我の恐れもありますので、チャレンジする方があまりいないのかも。





 自転車を押して、12:20、子の権現に到着。



 紅葉はほぼ終わっていましたが、青空をバックに綺麗な色もありました。



 子の権現より奥武蔵グリーンライン方面眺望。この日は千住新橋から富士山や埼玉群馬の山が見える程空気が透き通っていて、飯能の山々も綺麗に見渡せました。

 子の権現は足腰にご利益があるとのことで、腰痛の母の為に祈りました。ここまで上って来れる私は足腰に問題ありません(笑)。

 12:47、子の権現からダウンヒル開始。630mから240mのダウンヒルです。防寒装備でしたが、寒かったです。途中でヒルクライム中のロードの方と擦れ違いました。

 13:07、下り切った所から国道299号線を秩父方面へ。交通量が多いのに上りなので結構きつい道路です。



 13:30、林道苅場坂線起点到着。ここで正丸峠から下りて来て苅場坂峠に上り始めたロードに会いました。元気だなぁ(笑)。上り始めてすぐ、空腹が限界なのを痛感。正丸駅そばで鹿猪料理の看板のお店があって入りたかったんですよねぇ。



 13:40、もう限界なので食事をすることに。結局すき焼き鍋はなくて、鍋焼きうどんです。398円。細く小さいながらエビ天も2本入っていました。空腹は最高のソースなので、かなり美味しかったです。しかし林道でお肉追加したすき焼き鍋を食べられる日は来るのでしょうか。



 緑の繁った春夏も良いですが、木漏れ日の冬もなかなか雰囲気があります。陽があたっているのでぽかぽかしていました。



 林道苅場坂線からの眺望。空が青くて素敵。



 15:02、苅場坂峠に到着。この直前にロードに抜かされました。苅場坂峠は峠の茶屋が廃止されていますが、駐車場のアスファルトが剥がされ山積みされていました。その為この写真もかなり無理な場所から撮影。



 苅場坂峠から熊谷方面。

 15:13、大野峠方面へ出発。途中で500mくらい一度戻ることになりました。一旦谷筋に下りる林道を使い、大野峠を経由せず白石峠に行こうとしたんです。その分岐を見落としてしまい、一旦戻ったわけです。でも下り方がきつそうなので、時間的にも厳しいかと判断、大野峠に行くことに。

 15:33、大野峠に到着。ここで思案。予定では白石峠、定峰峠に行くつもりでした。しかしあと一時間で暗くなりそうです。大野峠から一気に秩父市街に下れば温泉も食事もし放題で、早い時間に帰れます。結局悩んだ末、やはり初めての道に行ってみたくて白石峠方面へ。一旦下りなのですが、これが結構下るので上り返しを考えると少し後悔しました(笑)。

 15:46、高篠峠へ。ここは本来の峠道と尾根沿いに走る奥武蔵グリーンラインの交差する場所で、結構広い上に路面には自動車のタイヤの跡が沢山あって興ざめ。



 15:55、白石峠へ。高篠峠からは50mくらいしか上らないので助かりました。それにしてもこの白石峠はなんと五叉路です。どの道を走れば良いのか混乱しますね(笑)。





 16:07、定峰峠に到着。写真の奥の方から走ってきました。白石峠から150mばかり下りっぱなしでした。走り屋対策で路面にバンクがあるので走りやすいとは言えませんが、道幅は広くてバンク以外の路面は綺麗です。この時節、自転車どころか自動車もほとんど走ってないのも良し。茶屋もあるこの峠の風景、どこかで見たことがあるなぁと思ったのですが、帰宅してわかりました。「頭文字D」で出て来た場所ですね。今回は偶然来てしまいました(笑)。



 写真は定峰峠から朝日根方面で、この反対側を下りることに。

 16:18、県道11号線を秩父市街方面に向かってダウンヒル。寒い、とにかく寒い!!



 県道11号線から秩父市街。夕焼けで日没が近く、焦り始めました。しかしこの道路、路面が綺麗で最高です。ガタガタせずに走れて素晴らしい。ここは何度も走りたい道です。ただ定峰林道合流点より下は少し荒れていました。

 標高800mから200mのダウンヒルですっかり体が冷えて震え上がりました。足の指が動かない… 帰宅時間は遅くなりますが、とにかく温泉に入らないと凍死します(笑)。というわけで、武甲温泉へ急ぎます。途中自動販売機で缶汁粉の金のつぶを購入。生き返りました。17:05、武甲温泉到着。武甲温泉は二度目ですが、味や匂いや色がなく、ぬめりもないし、泉質は普通のスーパー銭湯っぽいですね。

 武甲温泉

 武甲温泉を出ると、西武秩父駅方面へ。一息ついたので、次は食事です。



 18:30を過ぎたせいで、安田屋も野さかも入店できませんでしたorz そこでもう一度食べたかったエデンの上とんかつ定食を食べることに。相変わらず厚さが5cmくらいある特大のとんかつでした。でもちょっと筋があって残念。もう食べないと思います。年齢的にひれかつの方が美味しいです(笑)。

 急いで食べましたが、お土産を買う時間もなく、19:25の特急に乗って池袋へ。そこから自走。朝方駅前に布団を敷いて寝ていたホームレスがまた同じ場所で寝ていました。何故移動させないのかなぁ。いくらなんでも歩行者の通行に著しく障害があるのに。結局帰宅時刻は22:15と、日曜日にしては遅くなってしまいました。



 走行ルート標高図。峠と言えば標高が高くなるのですが、定峰峠は下りっぱなし。これは本来の峠道とは直角方向の奥武蔵グリーンラインを走って来たからです。今度は桜の季節に本来の峠ルートを走ったみたいです。それにしても子の権現の角度が凄い(笑)。こんなん無理や。



 走行ルート鳥瞰図。また新しい秩父入りルートを試してみました。飯能からずっと奥武蔵グリーンラインを走るよりは楽です。次に試したいのは鳥首峠の自転車担ぎルートです(笑)。

 まとめ。本文中に記しましたが、飯能から秩父まで60km走ってサイクリストに会ったのは4人か5人。春から秋なら奥武蔵グリーンラインは多くのサイクリストで賑わうのですが、いよいよ自転車の季節が終わろうとしている様です。個人的には雪さえなければ、静かな林道を走るのは好きですので、もう少し走らせてもらいたいです。すき焼き鍋も食べたいですし(笑)。

所要経費
 西武鉄道 池袋駅→飯能駅 450円
 西武鉄道 西武秩父駅→池袋駅 1370円(特急料金含む)

2010年11月27日土曜日

2010/11/27 赤城山

走行距離 125.77km
走行時間 08:54:28
平均速度 14.1km/h
最高速度 47.7km/h
使用車種 KHS F20-R



 何故か年末になると行われる群馬遠征。今回は2007年12月1日の遠征以来、三年ぶりに赤城山に行くことにしました。前回の赤城山ヒルクライムはF20-Rを買ってまだ五ヶ月で、峠道の走り方や装備がよくわかっていませんでした。12月の赤城山(標高1500m近く)は寒かろうとダウンジャケットを着込んだのですが、ヒルクライム最中に暑くて死にそうになりました(笑)。結局ダウンジャケットを鞄に引っ掛けて走るというアホな状態に。体力的にもまだ対応できておらず、大沼まで辿り着いたものの大沼を一周する気力も時間もなく、空腹と寒さに泣きながら同じ道を下って行きました。はっきり言って、これはトラウマです。というわけで、体力も装備もそれなりに整った今、トラウマ解消のリベンジ戦を行うことにしました。待ってろよ、赤城山!!

 05:05、自宅を出発。出発するとすぐ、カメラを忘れたことに気づきましたorz まぁ今回はヒルクライム優先ということで、写真は我慢しましょう。草加駅から東武線に乗り、赤城駅到着は08:10くらい。東武鉄道の時刻表だと30分は早く到着できるはずなのに… ちゃんと土曜日で検索したのに何故だろう…

 08:25、赤城駅を出発。勝手知ったる県道3号前橋大間々桐生線を西へ。前日群馬県は雨が降り、道路も濡れがちでした。右手に見える赤城山も雲だか霧に隠れて全く見えません。大胡から荒砥川沿いの県道16号大胡赤城線を上っていきます。参道松並木の辺りも負荷をかけずにゆっくりと。



 10:05、三夜沢の赤城神社に到着。遠征の無事を祈願。

 10:15、赤城神社を出発。赤城神社から先の大胡赤城線は、採石場を過ぎるまでは相変わらず路面が荒れています。パンクしたらいやだなぁと思いながら、えっちらおっちら足を着かない様に上ります。赤城温泉を過ぎた所からの九十九折り辺りから、路肩や山の斜面に雪が見え始めました。前日の雨は山では雪になっていたのです。路面はウェットですし、落ち葉があってちょっと危ないです。この九十九折りは勾配がきつすぎて腰が痛くなりますが、トラウマ解消の為に頑張ります。九十九折りを過ぎると夜景パノラマ展望台へ。前回はあまりの壁ぶりに臆して押して通った場所ですが、なんとか足を着かずにクリア。相変わらず赤城山の上だけ霧がかかっているみたいで展望が望めそうになく、ヒルクライム優先で展望台はスルー。そして第二の九十九折りへ。ここの狭い所で自動車が後方から接近。針葉樹の葉が路面にたくさん落ちていて危険なので、自動車を優先させる為に止むなく停車しました。でもすぐにヒルクライム再開。



 12:06、牛石峠(標高1420m)に到着。ここから先は一旦下るので、純粋ヒルクライムは終了。赤城アタックは速い方は47分なんて記録がありますが、私は赤城神社滞在時間を除くと128分。倍以上ですな(笑)。こちらは荷物満載なので一概に比較はできませんが、かなり遅いのは確実。まぁ一回自動車を避けた以外は足を着かなかったことで満足しましょう。

 下りきると現れる三途の川や地獄谷は前回写真を撮っているのでスルー。小沼の第二のピーク(標高1490m)まで100m程上ります。そこからは大沼まで140m程下り。



 その下りの最中。シャツ一枚なので寒い寒い。

 12:40、大沼に到着。寒いので、とにかく温かいものを食べたい。



 赤城見晴館で忠治切り込みうどん(900円)とわかさぎの天ぷら(600円)を注文。切り込みうどんはきしめんみたいなひらべったいもので、味付けはなんでもありなんですかね。他の店ではけんちん汁の味とありましたが、こちらのお店では根菜が入ってなかった気がします。鮮やかすぎる山菜の色がなんとも言えず、如何にも観光地の料理という感じ。店員さんのもてなしは良いだけに残念。お土産に黒大豆きなこの齧るタイプの飴を購入。これ、とても美味しいです。2袋買っておけば良かった…



 体が温まったので大沼を少し散策。写真は大沼と赤城神社。



 大洞の赤城神社へ。駐車場脇に小さなお稲荷さんがいらしたので、こちらにも少しお金を置いてきました。

 前回は体力の限界、空腹、時間がない為に走れなかった大沼を一周しました。心配する程大した起伏ではなかったです(^^;。あの時は弱気になっていたから仕方ないんですけどね。



 大沼一周の途中で、大沼と黒檜山を撮影。

 大沼を完全に一周することなく、ダウンヒルの県道4号前橋赤城線へ。前回もこちらで下る予定でした。



 「頭文字D」ダウンヒルスタート地点。そう、ここを見たかったのです(笑)。左の赤い屋根の建物は赤城山総合観光案内所。



 奥の方からやってきましたが、ここだけでも随分な勾配とわかります。

 14:13、ダウンヒル開始。



 14:26、「頭文字D」ダウンヒルゴール地点に到着。この間5.5kmしかありません。榛名山でも思いましたが、あっという間ですね。ドリフトしながらぶっ飛ばしたら、本当にほんの一瞬で終わってしまいそう。元有料道路で今も主要道の為路面は広めですが、自転車が走る路肩付近は痛みがありました。まぁ私は安全運転で速度を出さないので危険はなかったですけど。

 ここから先はほぼ直線やら長い曲線の下りで、延々20分くらい下ります。赤城山の裾野は広い!! ロードだと恐ろしい速度が出せそうです。私の乗る小径車は穴やひび割れ等に弱いので、慎重に下りました。

 赤城山を下り切らず、畜産試験場の所で国道353線を右(西)へ。市街地の眺望が見事という富士見温泉見晴らしの湯に向かいました。

 道の駅「ふじみ」富士見温泉ふれあい館

 3時間500円なので安いですね。施設に風情はないですが、新しく綺麗です。温泉はちょっとしょっぱかったです。内湯は熱すぎかな。露天風呂に入りながらの眺望はなく、柵まで歩いて行くと前橋市街の景色が見えました。夜景は綺麗でしょうね。



 赤城山のお切り込みうどんがいまいちでしたので、まだ3時間くらいしか経っていないにも関わらず食堂へ(笑)。畜産が盛んな県ですので、豚肉の料理が豊富にありました。そこでチャーシュー丼(850円)を注文。肉は6枚くらい載っていて柔らかくて美味でしたが、「え? こんなに載っているの?」くらい肉を載せた方が話題になると思うんですけどねぇ。

 併設の農産物直売所でまんじゅう(252円)と生椎茸(360円)を購入し、16:35に出発。またも20分くらい直線で下り続けました。本当に裾野が広いです。

 途中で暗くなってしまいましたし、道路工事でガタガタした道を走らされましたが、18:10に伊勢崎駅に到着。ここから東武伊勢崎線で一本です。温泉に入っても気楽だったのは、このアクセスの簡単さ故でした。ところが!! 輪行袋を展開しようとすると、なんと何もない!!!! びっくり!? よく見ると、輪行袋をサドルにぶら下げている紐の金具が金属疲労で割れていました。ガタガタ走っているうちに割れた様ですorz もう真っ暗ですし、どこで落としたか不明の黒い袋を探し出すのはまず不可能。完全に途方に暮れてしまいました。輪行を始めた頃にゴミ袋を使って非常用輪行袋にするというアイデアは知りましたが、賛否両論ですし、ダメな場合もありそう。駅前を調べましたが、特にお店もない… 幸いなことに体力はまだあります。伊勢崎から東京は遠いですが、それより距離のある東京から宇都宮まで走ったことがあります。道路も国道17号線を南下すれば良いだけですので、道に迷うこともなさそう。これは夜通し走って帰宅すれば、新たな武勇伝としてブログのネタになるじゃないかと考える余裕がありました(笑)。

 というわけで、18:30に伊勢崎駅を出発。途中自転車屋を発見。しかし輪行袋はありませんでした。ま、こうなれば覚悟を決めましょう。

 18:55、国道17号線に合流。最悪10時間も走れば帰れるでしょうとお気楽モード。ところが!! いくつか問題が。まず国道17号線と言えば大幹線道路ですので街灯も十分と思ったのですが、あまり民家がないので街灯がかなりの距離開いています。自動車も群れになって走っている場合が多く、自動車のヘッドライトの明かりはあまり期待できません。GENTOSの明るいライトがあるので真っ暗でも大丈夫ですが、それでも昼間の様には速く走れませんでした。更に問題なのは高架がやたら多いこと。当然高架は自転車通行不可です。高架の先に階段があってそこから上って下りてなんて手間がかかります。しかも高架の歩道は人が通ることも少ないらしく、メンテナンスがされないのでコンクリートの隙間から草ぼうぼうだったり… 階段がなくても一旦反対側の道路に追いやられたり、完全に17号線から外れた道路を迂回させられたり。全然スムーズに走れないのです。これが昼間ならまだ良いのですが、夜間なのでストレスが溜まりまくりです。一本道の100kmなら計算が立ちますが、迂回迂回の100kmではどのくらい時間がかかるかさっぱりわかりません。

 19:45、新上武大橋上のベンチで休憩。ブログに報告。そしてさて走るかと自転車に乗ると、なんと後輪がパンクorz 先程までのストレスにこのパンクですから、完全に心が折れました。修理はできるくらいの街灯でしたが、橋を渡ればもっと明るい場所もあるだろうと、長い橋を自転車を押して渡ります。

 20:18、橋を下りるとコンビニのSAVE ONに到着。食料と飲料を補給後、パンクの状態チェック。タイヤに白いものが見えて、ちょっと嫌な感じ。実は走行前の最終メンテナンスの時に後輪の擦り減り方が気になっていたのです。白いのはもしかして下地が露出しているのかと。空気を入れてみるとすぐに抜けてしまうわけではないので、重大なパンクではないみたい。更に進んでみると2kmくらいでだいぶ空気圧が落ちます。とりあえず空気の補給を二度程繰り返しましたが、これは修理しないと本格的には走れそうにないです。心理的に辛くなってきました。

 21:10、道路沿いに西友が見えました。21時を過ぎているので24時間営業とはいえスポーツ用品コーナーは開いてないかもしれませんが、一縷の望みを託してお店へ。この店舗は西友の店舗ではなく、ビッグベアーというショッピングセンターでした。そして2階に入っているのはスポーツオーソリティという外資系のスポーツ用品専門店。なんと22時まで営業。巨大な店舗で、スポーツ用品ならなんでもござれという感じ。自転車も扱っていますが、さすがに輪行袋を無理かと思いましたが、小径車用の袋とロード等一般用の袋が一種類ずつ置いてありました。サイズが合っているか不明の為、店員さんに事情を話してメジャーを借りて車長を計りに外へ。なんとか大丈夫そうなので購入しました。ありがとう、スポーツオーソリティー!!

 ここから5km程の距離に熊谷駅がありますので、タイヤを労り慎重に走行。21:57、JR熊谷駅に到着しました。タイヤさえ大丈夫なら熊谷から東京は十分走りきれる距離ですが、もう精神的に疲れたのでダメです(笑)。買ったばかりの輪行袋に自転車を収め、車上の人となりました。帰宅は0:45でした。



 走行ルート標高図。赤城神社から牛石峠まで平均勾配8%で15kmも距離があるので、やっぱりきついです。九十九折りだと12%は越えているのに何度も折り返しますし。



 赤城山走行図の一部。尾根筋を上って谷筋を下っている感じでしょうか。

 まとめ。三夜沢赤城神社より先の県道16号大胡赤城線は相変わらずとんでもなくきつい道路でした。九十九折りもきつい!! 荷物も背負っているので腰が痛くなります。それでも自動車を避ける為に一回足を着いただけで上り切りましたので、それなりに装備(コンパクトクランクの力は大きい)と体力は進化した様です。トラウマも十分解消されましたよ。でも輪行袋をなくし帰路は泣きそうになってしまい、別のトラウマが生じました(苦笑)。赤城山、それは私にとって鬼門なのかもしれません。


所要経費
 東武鉄道 草加駅→赤城駅 1030円
 JR 熊谷駅→秋葉原駅 1110円

2010年11月14日日曜日

2010/11/14 天城峠

走行距離 12.74km
走行時間 01:11:39
平均速度 10.6km/h
最高速度 47.4km/h
使用車種 KHS F20-R



 前日02:00起きでほとんど寝ていないこと、サイクリングでたっぷり疲れたこともあり、8時間の爆睡。06:00に目覚めると、コーヒーを淹れてパンで朝食。自宅では面倒なのでほとんどインスタントコーヒーなんですが、遠征ではティーバッグタイプとはいえ本格的なコーヒー(笑)。気持ちの問題ですね。

 荷物をまとめて自動車で出発。静岡県道15号線、下田街道を走り、道の駅天城越えへ。この道の駅は普通車が200台駐車できる大型のものですが、紅葉の季節ということで朝から満車に近い賑わいでした。

 伊豆市 昭和の森会館(道の駅「天城越え」内)
 国土交通省 道の駅天城越え

 08:40にサイクリング開始。本日の目的地は旧天城トンネル。正式名は天城山隧道。新天城トンネルができてお役御免になった隧道を見ながら紅葉を楽しむ計画です。国道414号線(下田街道または天城街道)を南下。この辺は道路脇にわさび畑があるんですね。交通量がある道路なので、水が綺麗とはいえあまり好ましくないかも。道路から奥に入ればいいんですけど。



 およそ3kmで踊り子歩道入口に到着。新天城トンネルの新道が出来る前まで主要道だった旧道は、現在踊り子歩道の一部を成しています。



 普通の林道ですね。歩道と言っても自動車も通れます。紅葉にはちょっと早かったみたいです。



 天城山隧道(旧天城トンネル)に到着。石積みで味わいがあります。





 隧道の前は広場になっていて、トイレも完備。



 自転車を転がして、トンネルの中を歩きます。照明もガス灯を模したもので洒落ています。観光客が多く歩いているので、暗くても全然怖くないトンネルです。



 河津側に出ました。両側とも造りが同じですし、周囲の森もほとんど同じで区別がつきません(笑)。しかし重要文化財に相応しく、時を経て味わいが増しているトンネルですね。

 では、天城山隧道の上をハイキングしてみましょう。自転車を抱えて登るのが狙いでしたが、調査不足の為、今回は自転車は置いて行きます。09:45、出発。





 こんな感じの登山道で、多少倒木がありましたが問題なく歩けました。自転車抱えてもたぶん大丈夫でした。



 切り株に苔むしていいなぁ。



 15分程で天城峠に到着。



 この天城峠は1904年に天城山隧道開通に伴いできた新しい峠だそうです。川端康成の「伊豆の踊り子」の舞台だそうなので有名ですが、その辺は興味ないなぁ。天城越えとして古くから使われた峠は西に2km離れた二本松峠だそうです。



 天城峠には天城山脈稜線の登山道が走っていました。こちらの登山道の方が重要なのでしょう。



 少し休んで下山。紅葉は微妙です。





 古びて味わいのある橋。

 20分かからず下山終了。自転車の場所に戻る為、再びトンネルを歩きます。



 トンネルはかなり暗いです。



 ストロボで写すと、見事な石積みが見えました。





 トンネルを抜けると自転車に乗車し、1km程河津側を下って寒天橋に到着。石川さゆりの歌「天城越え」は知っていますが、歌詞に寒天橋が出ていることは知りませんでした。この寒天橋から寒天林道(車道)が八丁池手前まで続いています。少し歩いてみましたが、結構な急勾配。本当はここから八丁池に行くつもりでしたが、寒天林道はバス専用車道なんですよね。自転車はいざとなれば押せば歩行者ですので大丈夫だと思いますが、事前調査不足もあって断念。その後調べた限りでは、やはり自転車では大丈夫みたいです。まぁ1時間以上強烈な勾配と戦わねばならないので、いろいろ走った後にここに突入するのは無理かもしれませんけど。しかし八丁池は見ておきたかったなぁ…

 名残惜しいですが、寒天橋を渡って更に下ります。国道414号線に合流。



 さすがに新しい道なので、幅員が広く路面も綺麗です。その後新天城トンネルを通過。800メートルと長いですが、さくっと通過。

 11:26、道の駅に戻りました。まだ午前中ですし大した距離も走っていませんが、帰路も時間がかかるのでこの辺にしておきました。道の駅ではお土産をいくつか購入しましたが、写真撮り忘れました…

 12:20頃、自動車で帰路へ。修善寺で静岡県道19号線に移って東へ。亀石峠を越えて伊東の道の駅伊東マリンタウンへ。この道の駅は混み方が凄いです。巨大な駐車場を用意しているのに捌ききれない。駐車するのに時間がかかりました。

 伊東マリンタウン

 ここで昼食。伊豆太郎伊東マリンタウン店にて近海寿司2100円。美味しかったですが、インパクトはないかな。それに行列に並ばされましたので、あまり良い印象はないです。

 伊豆太郎

 この道の駅は温泉もありますが、これからまだ長時間運転が待ってますので断念。巨大な売店へ行き、金目鯛の煮付け等をお土産に買いました。切り身が小さかったです… 価格相応とも言えますが、所詮観光地ということでしょう。他に蒲鉾やみかんを購入。

 14:30、帰路へ。静岡県道19号線を上り返し、亀石峠から伊豆スカイラインに入りました。折角なのでドライブも楽しもうかと。



 伊豆スカイラインから、やっと富士山が見えました。伊豆まで来て富士山が見られないって悲し過ぎますからねぇ。最後に見られて良かったです。



 アップで。

 熱海峠ICで伊豆スカイラインは終わり、県道20号線を北上。箱根峠から国道1号線を下りました。下り渋滞(苦笑)。唯一の救いは箱根新道の紅葉が綺麗だったこと(笑)。小田原厚木道路は快適でしたが、東名高速は渋滞で速度が出せませんでした。なんとか18:00に帰宅。早めの出発で、これでも大渋滞は避けられたのでしょう。やはり伊豆は遠いです… ぐったり。



 ルート標高図。中央の尖っているのが天城峠、その左右の直線が天城山隧道、右の直線が新天城トンネル。森の中なのでGPSデータが暴れています。

 寒天林道を走れなかったことと八丁池に行けなかったことは残念ですが、最後に富士山が見られて良かったです。天城山隧道は静かな佇まいが良いですね。これで観光客がもう少し少なければ(笑)。自動車で簡単に訪れることができるだけに観光客が多いわけですが、ライトな観光客ばかりなので天城峠の山中では人に会わず、短時間とはいえのんびりした山歩きが出来ました。

 サイクリング的には河津七滝はあまり興味がないのですが、河津七滝ループ橋は走りたかったです。自動車では走りましたが自転車で走っても楽しそうなんです。ただここを通ってぐるっと一周というコースが作れないのが痛いです。まぁピストンで上りと下りを走ってもいいんですけど。そのうち機会があれば。

 河津七滝ループ橋


参考データ
 自動車走行距離 447.3km
 燃費(メーター値) 18.7km/l

所要経費
 首都高速道路 加平⇔東京 不明
 東名自動車道 東京→沼津 不明
 修善寺道路 200円
 伊豆スカイライン 亀石峠→熱海峠 200円
 小田原厚木道路 小田原西→厚木 200円
 東名自動車道 厚木→東京 不明900円?
 以上データ不詳