2009年6月20日土曜日

2009/06/20 富士スバルライン

 ほぼ一年前の遠征のレポートです。もう記憶が曖昧(笑)。

走行距離 98.28km(富士スバルライン往復他は57.22km)
走行時間 06:05:12(富士スバルライン往復他は04:14:57km)
平均速度 16.1km/h(富士スバルライン往復他は13.4km/h)
最高速度 55.1km/h
使用車種 KHS F20-R



 春の伊豆遠征や房総遠征で富士山が見られず、鬱屈した想いがありました。そこで実際に富士山に上れば見えないはずはないと、今回は富士スバルラインを上ることに(笑)。富士吉田口の五合目は標高2305m。河口湖駅が857mなので、1500m程度のヒルクライムです。

 毎度の04:43に御茶ノ水駅から輪行。07:44、河口湖駅到着。富士急行から見る富士山は雲がかかっていて、ちょっと心配でした。河口湖駅では短パンに履き替えました。大げさにやるのをスマートと考えない私は普段着でどこでも行っちゃいますが、さすがにスバルラインはきつかろうと、足回りをゆったりさせることにしたのです。馬鹿の考え休むに似たりで、終わってみればこれが悪手。陽に焼けて赤くなってしまいました。

 08:00、河口湖駅を出発。県道707号線に曲がる所のセブンイレブンで飲料と補給食を入手。



 08:20。わずかに上り勾配の県道707号線を南下すると、すぐに富士スバルライン起点に到着。富士山でけー



 最初はこんな感じの直線を上ります。勾配はきつくないですが、距離は4.5kmと長いのでだんだんだるくなります。



 08:50。富士スバルライン料金所に到着。嬉しくて携帯電話のカメラでも撮影し、ブログに報告。自転車の通行料金はたった200円(笑)。普通自動車は2000円ですぜ!! 自転車なら延々景色を楽しめて(つまりはそれだけ長い間苦しむということ(笑))十分の一の料金とは破格です。



 とはいえ、やはり上りはきつい(笑)。路面が綺麗なのが救いですけどね。



 10:03。二合目に到着。



 10:20。富士スバルライン樹海台駐車場に到着。トイレに入ったりして休憩。



 河口湖方面が見えるはずですが、雲で全く見えず。



 こちらは帰路、13:00頃撮影した写真。多少晴れましたが景色に大差ないです(笑)。



 10:38。三合目に到着。



 11:00。いい加減上りに飽きてきた所とはいえ、最高の道路(^^)。気持ちいいー



 11:25。四合目に到着。



 同じく四合目。道路に霧が出てきて、涼しくなってきました。ヒルクライムの暑さを和らげる最高のプレゼント。



 この辺も霧で陽射しが和らげられて爽快。



 でも眼下は何も見えない(笑)。



 先程の写真より標高で100m高い所。ヘアピンで上ってきたのでほぼ真上なのに、ここは快晴。



 しかしその下は雲が。雲の向こうには南アルプスが見えます。



 拡大。たぶん赤石岳と荒川岳。



 雲が切れるのを待って動画も撮影していました。どんな感じだったか、雰囲気だけどうぞ。後ろの移動音は自動車です。



 12:08。最後の強烈な勾配を乗り切ると、富士山山頂が見えてきました。



 拡大。



 調子に乗って更に拡大(笑)。いつかこの山頂も登らねば!!



 五合目直前。また霧が出てきて、山頂が見えなくなりました。


 12:20。標高2305mの五合目に到着。おっさん、邪魔です(笑)。

 たくさん写真、ましてや動画まで撮ったわけで寄り道もいいところなんですが、4時間でのんびり上ってきました。実際の走行時間は2.5時間くらいですが、のんびりしすぎですな(笑)。因に、しゃかりきになって上る富士ヒルクライムの優勝タイムは1時間。コースの全長は28kmなので、平均勾配5.2%の上りコースを時速28kmでぶっ飛ばすわけですね。私、平地でもそんな平均時速で走ってませんよ(笑)。

 五合目は土産物屋等が完全に観光地風でうんざり。そしてここは人ごみと言って良い程人が大勢いますが、気づいたのは中国の方が多い事。



 こんな石碑が建てられるのも当然ですね。

 12:33、こんな観光地にはいられないと、ダウンヒル開始。というのは冗談で、本当は14:00まで営業しているらしい吉田のうどんの店に行きたかったのです。1時間で下り切るとして、果たして間に合うか否か。

 富士スバルラインは観光道路なので普通車の他に大型バスが頻繁に走っています。道路が広いとはいえ、大型バスはさすがに危ない。上りではこれが結構邪魔で辛かったです。向こうもこちらを邪魔と思っているんでお互い様ですけど(笑)。しかし下りは自転車も自動車並みに速い。ほとんど追い抜かれることなく下り切っちゃいました。路面の振動はかなりきつかったのですが。というわけで、13:28、富士スバルライン起点に戻ってきました。

 河口湖駅で着替え、富士吉田駅方面へ。ところが、狙っていたお店が見つからない!! GPSの地図も使えなくなっちゃって… 止むなく先程通った道路沿いのお店に入ろうとしたら、先程は14:00前なので営業していたお店が閉まっている!! がーん。そんな律儀に閉めなくても(しくしく)。すっかり意気消沈し、帰る為に富士吉田駅へ向かいました。駅の売店で土産物の吉田のうどんを購入。パンも売ってなかったので、お菓子を食べて昼食代わり。ここまで来てお菓子が食事代わりとは…



 富士吉田駅にてフジサン特急。あまりに大胆なデザイン(笑)。

 そんなわけでまだ陽が高いうちに帰路についた為、帰宅は19:00となりました。



 これがお土産のうどん。一応生麺です。



 さっそく賞味。馬肉なんてないので、キャベツだけという至ってシンプルと言うか貧乏臭い食事。でも邪魔な味がないので、シコシコな麺をじっくり噛むと味がよくわかって、意外に美味しかったです。土産品とは侮れない(笑)。お店で出す手打ち麺はどんなものなのか、より興味が湧きました。



 富士スバルライン走行ルートCG。さすがに裾野が広いです。伊豆に走ったことのある達磨山が入っていて嬉しい(笑)。

 まとめ。富士スバルラインは大型バスがちょっと危険ですが、良く整備された路面は大変走りやすいです。距離こそ28kmと長いですが平均勾配が5.2%ということもあり、そんなに大変ではないです。途中売店があって水やトイレの心配がないのも良いです。五合目付近に来れば絶景が見られますし、走り甲斐のある道路です。しかもたった200円(笑)。皆さんも一度どうでしょう。因に、元気なローディは須走口のふじあざみラインも同日に走っちゃうみたいです(驚嘆)。

所用経費
 JR 御茶ノ水⇔大月 2900円
 富士急行 大月→河口湖 1110円
 富士急行 富士吉田→大月 990円

参考リンク
 富士スバルライン
 富士ヒルクライム

2009年6月7日日曜日

2009/06/07 足立区→館山駅

走行距離 158km
使用車種 KHS F20-R



 データはGPSによる走行距離のみです。サイクルコンピュータを忘れました。

 朝目覚めると空腹。よし、寿司を食べに行こうと、館山遠征決定(おいおい)。本当はこの時期の大山千枚田が見たいなというのが理由。

 06:00に出発。千住新橋から荒川サイクリングロードに入り、荒川河口へ。東京湾の海岸沿いをひたすら千葉方面へ。千葉の市原でやっと房総半島内陸部へ突入。



 養老川沿いは青々として綺麗。

 小湊鉄道の馬立辺りで道を誤り、南総カントリークラブの中を走る道路を進むことに。何故ゴルフ場の中に一般道が…



 左が本線で、この先に林道と表記されていますが、既に林道っぽい道なんですが(笑)。右の道を進むとカントリークラブの敷地に入ってしまいます。



 フェンス越しに確かにゴルフコースが。



 こんな軽自動車が通るのがやっとの、舗装もボロボロな道路が一般道とはとても思えないです。



 先程の道の方が余程林道っぽかったのですが、ここから林道米田線が始まります。表記上はこちらが終点ですが。



 やっと国道409号線(房総横断道路)に合流して一安心。この写真の左側には広大な自動車レース場、袖ヶ浦フォレスト・レースウェイがある様です。

 国道409号線を走った後は410号線を南下。



 久留里城に到着。一度見たいと思っていました。



 城の上から大手門方面を望む。



 青々して綺麗ですが、低山ばかりで山の同定ができません(^^;。



 長い直線の下りと上り返し。房総半島は丘陵が多く、意外に獲得標高があるかもしれないです。



 久留里線。丘陵地帯なので、田んぼと言っても微妙に高低差があります。茨城や埼玉みたいに平坦な田んぼはあまりないかも。水はけを考えると、こういう立地の方が良い米が穫れるのかもしれないです。



 豊英湖付近で見つけた動物注意の標識。猿とか鹿は見ましたが、狸の標識は初めてかも。



 君津市と鴨川市を分ける丘陵を越えます。



 下りは結構豪快です。



 下り切ると鴨川。田んぼはやはり高低差があります。

 県道34号線(長狭街道)へ。長狭街道は外房と内房を繋ぐ南房総の主要街道だそうですが、名前からして東西に走る山脈の間を縫う様に位置しています。長狭街道を3kmくらい走ると左折。トンネルを抜けると大山千枚田です。



 全景パノラマ。











 いやぁ、素晴らしい。観光客も多くいましたが、確かに見応えがあります。日本の原風景ですね。また稲の香りが良いんだなぁ。たまらなく香しいです。



 案内板。拡大すれば説明文も読めます。



 地上からの写真だと全体像がわかりにくいですが、Google Mapsの航空写真だとこんな感じ。うねうねしてますねぇ。

 大山千枚田から一旦下りますが、県道88号線をまた100mくらい上り返し。だんだん疲労が溜まってきます。



 再び下って来ると、伊予ヶ岳が見えてきました。



 実は時間があれば伊予ヶ岳登山をする気満々でした。しかしここまでだいぶ時間がかかってしまい断念しました。

 88号線を更に南下すると犬掛に到着。今回は史跡も見て回るつもりでした。



 犬掛古戦場跡です。里見氏の内訌、同族争いですね。夕方で陽が傾いて、自分の影が写っています。




 案内板。拡大すれば説明文も読めます。



 その当事者の里見義通・義豊の墓。500年も経つと、誰の墓かわからないくらい劣化してますね。



 案内板。拡大すれば説明文も読めます。

 次は三月に行った里見八犬伝縁の地巡りの続き。こちらは史実じゃなくて創作ですけどね。200mも離れていない場所にあります。



 犬の八房生誕の地。犬の下にいるのは狸。八房は狸に育てられたことになっています。大きさ的に逆だろとしか思えないです(笑)。



 案内板。拡大すれば説明文も読めます。

 夕陽でわかる様にだいぶ時間が押していますので、急いで南下します。



 わずか数キロで道の駅三芳村鄙の里に到着。暑いのでソフトクリームを食して一休み。枇杷と落花生の産地ですので、枇杷キャラメルとピーナッツのお菓子を購入。

 道の駅三芳村鄙の里

 ここから先は平坦で、平久里川沿いに段差のない田んぼが広がっていました。田んぼの一本道の様な88号線を南下し、外房黒潮ラインで館山駅へ。



 2008/03/16の南房総遠征で食べた海の花の寿司が忘れられず、一年ぶりにやってきました。朝6時出発で、12時間かけてやっと寿司にありつけました(笑)。同じ地魚握りを注文。時期が3ヶ月違うので同じ魚というわけにはいきませんが、それでも微妙にネタがグレードダウンした様な気が… 金目鯛が入ってないし、代わりに蛸が入っています。ちょっと残念。尚、この写真だけ携帯電話のカメラなので画質が悪いです。

 19:00近い時刻の内房線に乗り、23:00くらいに帰宅しました。



 走行ルートCG。当日のブログによると、この日は風があった為に陽射しの割に暑くはなかったみたいです。しかし日焼けは避けられませんでした。



 走行ルート標高図。疲労が溜まる後半に上りがあるんできついです。まぁ1000mも上るわけではないのですが、走行距離が150kmもあるとやはり疲れはかなり来ます。

 寿司に若干の疑問がありましたが、香しい大山千枚田を見られましたし、150km走ってサイクリング的には満足度が高かったです。

所要経費
 JR 館山駅→秋葉原駅 2210円