2008年11月29日土曜日

2008/11/29 榛名山 最速ダウンヒル伝説

走行距離 75.98km (高崎〜榛名山〜渋川は56.04km)
走行時間 05:24:53 (高崎〜榛名山〜渋川は04:16:43)
平均速度 14km/h (高崎〜榛名山〜渋川は13.1km/h)
最高速度 53.2km/h
使用車種 KHS F20-R



 昨年12月1日の赤城山サイクリングに続き、今年は榛名山を攻めることに。しかし何故道端に雪の残る寒い時期に群馬の峠を攻めるんだか(笑)。来年は妙義山を上って上毛三山を制覇する予定ですが、せめて10月くらいまでの気候の良い時期にしよう(^^;。

 冬ですので日照時間が短く長居はできませんが、榛名山は漫画やアニメでおなじみ「頭文字D」の舞台ということで、今回はその辺にポイントを絞って回ってみることにしました。

 出発は04:10、秩父行きよりは遅いです。04:45上野駅着。05:13、高崎線始発に乗って高崎へ。06:54到着。乗っている時間は長いですが、乗り換えなしなので楽です。高崎に近づくにつれ周囲に山が見えて良い感じwktk。高崎駅は朝も早くから若いカメラマンが多数。何か列車でも撮影するのだろうか。

 駅のロータリーで自転車を組み立て、07:15にいざ出発。高崎市街は道路が広くて走りやすいです。早朝なのでそもそも自動車も少ないですし。そして街中を走っていると趣のある建物発見。先を急ぐ身なれど、ここは一旦停車。



 たかさき都市景観重要建築物山田家。明治15年頃に建てられたもので、関東地方の店蔵造りの特徴を今に残しているそうです。窓が如何にも土蔵ですね。どうでもいいけど、白が飛んじゃってますorz

 県道28号線(高崎東吾妻線)を北上、上芝東交差点のセブンイレブンで補助食補給。ここから勾配を感じさせられ、特に万松寺で左折する場所はかなりきつかったです。左折後200mくらいの所で信号に引っかかりました。これが幸い。箕輪城跡の看板があるじゃないですか。箕輪城と言えば武田信玄を嘆かせた名将長野業正の居城。戦国マニアの血が沸き立ち、すぐさま転進(笑)。

 Wikipediaによる長野業正解説



 うねうねと細い道を走り、箕輪城搦手口に到着。今は花で飾られていますが、当時は殺伐としたものだったのでしょうね。



 振り返って、箕輪城搦手口から榛名山全景。素人には火山と言うと富士山みたいなすらっとした山容を思い浮かべますが、榛名山は多くの峰を持った複雑な山容ですね。



 搦手口を上り、二の丸から赤城山を望む。平山城なんで周囲が一望できます。これなら確かに守りやすい。



 石碑でいつもの遺影撮影。広い城跡には誰もいません。

 本丸の方も散策しましたが、ちょっとぬかるんでいて失敗(^^;。得意の担ぎモードになってしまいました。でも空堀が見られて良かったです。

 引き続き高崎東吾妻線を北上。



 高崎東吾妻線から見る妙義山(ですよね^^;)。



 高崎東吾妻線から見る八ヶ岳かな。左の尖っているのは赤岳と思うけど、どうだろう(^^;。冠雪したツルンと丸い頭の浅間山はここより前から何度も見えたのですが、この後は全然見えず。写真に収められずに失敗しました。



 高崎東吾妻線。陽は照っていて暖かいし、道路は広いし言うことなし。



 高崎東吾妻線。いよいよ本格的ヒルクライム。しかし道から見える位置に不法投棄多過ぎ(怒)。



 黒岩と鷹ノ巣山。黒岩の断崖絶壁は凄いですね。



 高崎東吾妻線。道路脇に雪が残っていますが、日が燦々と照りつけ暖かいです。



 高崎東吾妻線。でも日陰の残雪は厳しい。ここは観光道路なので除雪されているんでしょうね。

 こんな感じでえっちらおっちら上って行くと、松之沢峠に到着。あまりに広くて立派で、峠というイメージがないです(笑)。だから写真も撮影してないし。



 松之沢峠を下ると掃部ヶ岳と榛名富士が見えてきました(^^)。榛名富士は富士の名に相応しく綺麗な峰ですねぇ。

 榛名富士の美しさに感動しながら榛名湖に向かいますが、ここから激寒。道路脇は雪がいっぱい。ヒルクライムで薄着になっているので震えまくりです。そんなわけで榛名湖手前の食堂彩湖庵に逃げ込みました。



 わかさぎ定食1300円。わかさぎのフライは10本くらいありました。塩をつけて食べるのが美味。他に椎茸のフライ。すっかり体が温まりました。

 高崎駅から榛名湖の飯屋まで2時間53分39秒、距離は29kmで、平均速度は10km/hでした。赤城山程ではないにしても、裾野が広いと言うか、麓までの取り付きが長いと言うか。

 お店でロープウェイの割引券を貰い、榛名湖方面へ。



 榛名湖と掃部ヶ岳(かもんがたけ)。

 そして榛名山ロープウェイへ。



 榛名山ロープウェイ。往復820円が780円に割引されました(渋いな(笑))。



 ロープウェイ終点から山頂方面。山頂にはかすかに榛名富士神社が見えます。



 榛名富士神社の鳥居。



 榛名富士から松之沢峠、高崎方面。二つのコブの様な峰の間を道路が抜けていて、そのピークが松之沢峠です。前回の赤城山と違って二度ピークがないのが救い。



 CGにルートを重ねるとこんな感じ。奥の方からえっちらおっちら手前に上ってきました(笑)。



 榛名富士山頂から谷川岳方面。うっすら見えましたが、枯れ木がちょっと邪魔。冬以外では葉が茂って谷川岳も見えないと思うので、それからすれば見られただけラッキー。

 逆光で掃部ヶ岳奥にある、秩父方面の山は見えませんでした。富士山はロープウェイの途中で一瞬見えました。

 さて、時間に余裕があって積雪がなければ相馬山に登りたいところですが、どちらもダメ。というわけで、榛名湖の温泉に入ることにしました。榛名湖の北側へ向かいますが、結構アップダウンがあって手強いです。

 榛名湖温泉ゆうすげ元湯へ。500円。タオルと歯ブラシのセットが350円くらいしたのでまとめると普通の価格ですね。風呂は二階で、露天風呂から榛名湖が見晴らせました。良い景色ですが、雪が残っているくらいなので頭は寒いです(笑)。風呂の後はマッサージチェアへ。わずか10分の動作なのに寝入ってしまい、気づいたら終わっていました。疲れているな〜

 一階の土産物屋でわかさぎの佃煮、牛乳のお菓子を購入。「頭文字D」のミニカーも売られていましたが購入せず(笑)。

 時刻は15:00。いつの間にか天気が怪しく、雪が降り出しそうでした。同じ道を戻りたくないので蛇ヶ岳の北側を走って渋川松井田線に合流するのが筋ですが、風呂で体力を消耗したので未知の道路は危険と判断。アップダウンのある榛名湖の道路を引き返しました。なんかもうヘロヘロなんですけど(^^;。



 渋川松井田線は長い直線道路。そして奥には越えるべき峠が見えます(笑)。二ッ岳と相馬山は雲がかかっていて、かなり怪しい天気。陽射しがなくなったので気温も激しく低いです。



 渋川松井田線より蛇ヶ岳。今見ると幻想的で綺麗ですが、この時は雪が降るのではないかとヒヤヒヤものでした。



 渋川松井田線より磨墨岩(するすいわ)。左手ミトンに見えました(笑)。頂上に石像が見えます。



 渋川松井田線より榛名湖方面。先程の写真の上りきった場所から。



 ヤセオネ峠にして、「頭文字D」スタート地点。



 給水塔は錆びているし、土木事務所の建物は撤去されている…

 ま、とにかくここから下り最速アタックするぞ〜(嘘)。って、走り始めてすぐのコーナーは二重にガードレールがあって、手前のガードレールは追突で潰れている(^^;。危ないことしちゃいかんという戒めのモニュメントか?



 高根展望台より五連ヘアピン拡大。五連ヘアピンが見える場所に展望台があるとは(笑)。



 渋川松井田線の側溝。これが噂の溝落としの側溝ですか。確かに都市部で見られる側溝の蓋とは大きさが全然違います。F20-Rもこの上を走ってみました。確かにコーナリングが速くなるな(嘘)。



 高根展望台を過ぎて最初のヘアピン。右側の道路を見ればわかりますが、結構高低差がありますね。



 同じ場所。

 湯冷めもあるかもしれませんが、とにかく寒い。もうここからは下りの自動車を抜かせない程のスピードでダウンヒル(笑)。まともな自動車はヘアピンで大きく減速するので、自転車の方が速いくらい。気がついたら五連ヘアピンが終わっていました(爆)。ある意味下り最速を記録してしまった…



 気がつけば「頭文字D」のダウンヒル終点。考えていたより全然短いです。距離は7kmくらい。平均30km/hで下りても15分くらいですね。自動車で一瞬でも100km/hで飛ばしたら数分で終わっちゃうのでは。実は400m下っただけで、標高もまだ750mくらいなんです。全然下りきってない。ここからは伊香保温泉等があって、自動車が飛ばせる区間ではないんですね。大弛峠の1.5時間ダウンヒルに比べて全然物足りないけど、寒さで死にそうなので今回はこんなもんでいいです(笑)。

 で、ここから「頭文字D」とは無関係に標高で500mも下るのですが、自動車が多い!! 道路が狭い!! 怖い、怖すぎる!! 自動車がビュンビュン横を走る中、30〜40km/hくらいの速度でガンガン下りて行きましたが、命がいくつあっても足りないですorz この道路はヒルクライムもダウンヒルも向いていません。自転車には他の道路をお勧めします。ただひとつ見所があって、ダウンヒルで下っているのに前方に赤城山の上り斜面が見えること。円筒型スペースコロニーみたいな感じ。地元の方は違和感がないのでしょうが、なんか妙な感覚で楽しいです。



 途中、寒い寒いと凍えて走りながら見かけた建物。これも文化財らしい重厚な建物ですね。

 下り切った後、渋川駅へ向かう道路から外れます。



 藤原豆腐店を見る為に(笑)。映画のロケ地ですが、そのままの姿になっています。隣にあるのがハチロクだったら完璧(笑)。

 これにて所期の目的は達成できましたので、この後は渋川駅へ向かいます。しかしルート図をご覧いただければわかりますが、駅に着いてからグルグル周辺を走っているんです。というのもお腹が空いたから(笑)。寒いし空腹だし、かなり消耗していました。時間も小銭もないのでコンビニを探したのですが、これが全く見つからない。今調べると、駅の反対側にあったみたいですけど。やむなく諦めて駅に戻り、自転車を畳みました。時刻は16:40。帰りの乗車券を買うと150円くらいしか小銭がない。売店もなさそうだしということで、缶ポタージュスープを飲んで空腹と寒さを誤魔化しました。

 渋川からは高崎に向かう人が多く、ホームはかなりの混雑。もう夕暮れで電車に乗れなかったらまずいので心配になりました。暗い中を高崎に自転車で走るのはイヤですから。しかしなんとか乗車でき一安心。高崎駅でパン等を買い込み、車中で食事。やっと人心地つき、上野に向かいました。自宅到着は21:10。やっぱり結構時間がかかります。



 榛名山攻略地図。榛名山攻略後渋川で一泊して、翌日赤城山に上って高崎に帰るというパターンが最高かな。以前みたいに翌日筋肉痛に悩まされることもなくなったし。



 榛名山攻略CG。本当に峰がたくさんありますね。上りは九十九折りもありますが全体的には直線で、下りはうねうねと曲がっています。



 榛名山標高グラフ。榛名富士ロープウェイ登山は除いています。このグラフを見ると「頭文字D」終了点が標高的に全く中間地点とわかります。

 今回は「頭文字D」縁の地を訪ねながら榛名山を攻略しました。その点では伊香保温泉以外は回れたので満足です。しかし榛名湖の周囲を走れなかったのは残念。冬場は時間がなさすぎです。って、温泉に入ったのがいかんのか(笑)。

 また、ダウンヒルで震え上がったのは今回が一番です(笑)。湯冷めのせいもあるかもしれませんが、気温が極度に下がったのも事実でしょう。五連ヘアピンをゆっくり堪能するつもりが、タイムアタックの様に下ってしまったのも寒さ故。参りました。次はもう少し暖かい季節に訪れたいですね。

所要経費
 JR 上野駅→高崎駅 1890円
 JR 渋川駅→上野駅 2210円

2008年11月22日土曜日

2008/11/22 子の権現、天目指峠

走行距離 87.05km
走行時間 05:29:22
平均速度 15.8km/h
最高速度 42.6km/h
使用車種 KHS F20-R



 紅葉を求め、名栗湖〜有間峠〜秩父さくら湖の広河原逆川林道を走ろうと企画。が、前日のブログ書き込み通り寝坊(笑)。目覚ましが鳴る前に何度も目が覚めているのに、ベッドから出るのを躊躇っているうちに二度寝してしまい、気がつけば5:00。荒川サイクリングロードでも少し走ろうかと思うも、冷たい風がビュービュー。かなり萎えました。

 それでも二週間走ってないので、7:30に強引に出発。荒川CRと入間川CRでも走って、余力があれば峠越えもしようかな、と。ところが荒川CR上流への走行は強い向かい風に難儀。反対方向の自転車が快調に飛ばしているのに、こっちは強く漕いでも20km/hくらいしか出ない。これは平地はあかんと、江北橋で荒川CRを脱出、池袋へ。そして池袋から輪行で飯能へ(笑)。途中の平地がダメならいきなり山という強引な行動。

 飯能到着後、9:55に子の権現に向けて出発。激坂で名高い(笑)子の権現を体験し、天目指(あまめざす)峠を経由、有間峠越えの広河原逆川林道で秩父へ抜けるコースを設定しました。今回は突然の遠征で時間に余裕がないこと、子の権現のタフさが不明な為、有間峠はオプション扱いで、無理なら飯能に戻ることにしました。

 広河原逆川林道を走る時のコースをなぞり、入間川沿いの県道70号線を走行。下赤工のセブンイレブンでトイレを借り、食料調達。ここから県道70号線を離れ、鄙びた山間の道を走ります。そしてまず立ちはだかったのが倉掛峠。上り下り合わせてわずか1kmに満たない短い坂道ですが、こいつが結構きつい勾配。路面はコンクリート舗装の上、滑り止めの型抜きがしてあって凸凹です。今回も止まらないことを頭に入れて走ったので写真がないのですが、こいつはかなり厳しかったです。

 ちょっと記憶が曖昧ですが、倉掛峠の前後どちらかに食料品店があって、10人くらいのロードバイクのグループがいました。ここは走り屋のメッカか(笑)。

 倉掛峠を下りると県道350号線に合流。合流後500mくらい進んだ分岐でハンター発見。でっかい猟犬を二頭も引き連れていましたorz 狩猟解禁で私にとって天敵の犬が山に放たれるわけですなぁ… 熊より猟犬の方が怖いです。



 県道350号線終点に到着。ここで八王子林道と栃屋谷林道に分岐。栃屋谷林道に進みます。と言っても、200mくらいで左折し、中藤川に沿った名の知れぬ細い道を進みます。



 結構山深い場所ですが、民家もあります。名前もわからない花ですが、石垣にしっかり張り付いて咲いていて綺麗。



 双沢林道起点に到着。ここからいよいよ子の権現にアタック。



 一車線しかないのに、立派なヘアピン。



 枯れ木も目立って紅葉の時期は少し逸している感じ。

 そしていよいよ激坂へ。ご丁寧に子の権現まであと300mと急坂注意の表記あり(笑)。最初はきついながらも上りますが…



 うお、凄い勾配(笑)。勾配の少しでも緩いアウトを走りますが、途中で足が着きました(笑)。コンクリートの路面に滑り止めの溝が切ってあるから走り難いんですよ。しかし足は着いとはいえこの坂ならせいぜい15%くらいかなと少し頑張ると…



 …………………… な、な、な、なんじゃこりゃ。カメラは水平に構えているのに、目の高さに道があるじゃないですか(^^;;;;)。どうも20%くらいはあるらしいです… もうね、全然ダメ。走るとかいう問題じゃない(笑)。自転車に乗って姿勢を維持することすら大変。はい、素直に諦めました(笑)。自転車を押して転がすのもイヤになる勾配です。こんな坂を足を着かずに上るって、どんな人種なのだろう…

 とはいえ、この最強の激坂区間もすぐ終了。なにせ全体で300mしかないのですから。ここを過ぎると現実離れした坂はなくなり、普通の激坂に。普通の激坂ってなんだよ(笑)。



 子の権現に到着。まずは二本杉がお出迎えです。樹齢800年とされる杉ですが、北側の杉は幹が折れていました。開山した子の聖が食事に使った杉の箸が根付いたものだそうです。こういう伝説はいいですね(笑)。

 自転車を付近の駐車場脇に駐輪し、子の権現観光へ。



 電線が邪魔ですが、紅葉が綺麗。



 黒門。奥に仁王像が見えます。



 本堂。お線香も買って、父親の平穏な療養生活を祈願。



 足腰にご利益があるとのことで、鉄下駄と大わらじがあります。しかしねぇ、今は自動車でスイスイ来られますが、自分の足で登ってくるしか方法がなかった時代、ここまで登って来れる健脚の人にご利益は不要の様な気が(笑)。



 本堂の裏手は小高い山になっていて、登ってみると鐘衝き堂がありました。ここから本堂と庫裏が一望できます。

 更に裏側にまわると、樹木の切れ目から見事な眺望が。三段階アップでお伝えします(笑)。







 たぶん新宿の高層街ですね。中央少し左に都庁舎らしき建物が見えます。東京タワーも見えていますね。見事な眺望なので見入ってしまいました。

 眺望を堪能したので、次の目的地へ進むことに。反対側の坂道を下るのですが、いきなりこちらも見事な眺望でした。下るのを中断して撮影会(笑)。



 子の権現より奥武蔵グリーンライン方面眺望。中央少し左が関八州見晴台の様です。



 下り始めるとわずか8分くらいで子の山林道起点(県道395号線接続点)に到着。



 天目指峠に向かう途中、八坂神社付近の紅葉。



 県道395号線が異様な角度で左に曲がり、坂が始まります。しかしここも坂になってわずか1.3kmで峠です。この写真の様に峠直前のヘアピンはさすがにきつい勾配でしたが、それでも常識的な坂です。



 天目指峠に到着。写真は名栗側から撮影。天目指峠は子の権現から伊豆ヶ岳に続く稜線に位置する為、ハイカーが切り通しのここで一旦下りてきて、道路を横断して再び登ります。やたら人が多く通る(笑)。天目指峠の眺望は全くないです。



 「天目(あまめ)」とは豆柿なんですね。「指」は焼き畑農法みたいなもの。「天を目指す」壮大な峠かと思っていました(笑)。



 天目指峠には小屋がありました。壁も二方にあるので、風も多少は凌げます。眺望の良い子の権現の鐘衝き堂で食事をしたかったのですが、さすがに罰当たりなので止めました(^^;。その為14:20なのに昼食がまだです。そんなわけで、ここで食事にすることに。今回はセブンイレブンで買った天ぷら鍋焼きうどん。さすがに298円なので、100円の鍋焼きうどんとは違います(笑)。天ぷらにも人参等の野菜が入っていますし、生野菜の長ネギやわかめ等が入っていて、味も良かったです。要冷蔵品ですが、寒い山の中を走っているなら問題ないですし、これはヒットです。

 食事を終えると天目指峠を下ります。途中、瀟洒な喫茶店がありました。時間があったら入りたかったですねぇ。ベースの生演奏をしていたみたいです。オシャレだ。但し営業は金土日のみ。

 県道53号線に出ると少し考慮。北西に向かえば、山伏峠を越えて秩父へ抜けられます。一度やった妻坂峠を自転車抱えて越えることもできますが、たぶん妻坂峠に到着する頃に真っ暗闇になります(笑)。山伏峠は少しそそられましたが、その後299号線を走るのが危険なので止めました。正丸峠から刈場坂峠に抜ければ自動車は怖くないんですけど、全く時間の余裕がないです。そんなわけで飯能へ戻ることに。



 県道53号線を飯能方面にひた走り、名栗湖への分岐点に到着。真っ暗になってしまうのでさわらびの湯に入る時間はありませんが、農産物直販所があるので、ちょっと見てみることに。さすがに大根を買って帰るわけにはいかず(笑)。卯の花かりんとうとまんじゅうを三個購入。まんじゅうは蒸かしたてで、体が冷えきっていたので魅力的。店の外に出ると二個平らげてしまいました(^^;。熱々ではないのですが、仄かな温かさでも十分ありがたい。日が陰って寒かったですから。因みに最後の一個も帰宅後胃袋の中へ。土産になってない(笑)。
 
 既に時刻は15:30。一時間もすれば暗くなってしまう為、有間峠は回避。飯能へ向け、なだらかな下りを走行。16:30頃、飯能駅に到着。池袋まで輪行で一時間。池袋から自走し、途中書店に寄ったりしながら、20:20頃帰宅。



 ルートラボにより作成した地図からの走行ルート勾配。子の権現の直前、ほとんど垂直に見える(笑)。

 紅葉としてはいまいちでしたし、10時から走行開始と林道ポタリングとしては遅すぎて時間もあまりありませんでしたが、噂に名高い子の権現を体験できたので満足です。いつか健脚をものにし、ラスト300mも足を着かないで上りたいところです(笑)。何度も上ってお参りすればできる様になるかも、って、それって単なるトレーニングだろ(笑)。

 それにしても猟犬怖いよ〜