2018年8月25日土曜日

2018/08/25-26 林道滝沢線・山中湖畔デイキャンプ

走行距離 40.66km
走行時間 03:45:12
平均速度 10.8km/h
最高速度 51.2km/h
使用車種 KHS F20-R



 年に一度の体力調査、及びぶどうの購入の為、山梨と静岡を遠征してきました。今回は本当に特別に、なんと一週間。無茶できるのも最後かなという感じで都合をつけて決行。

 04:50、足立区の自宅を出発。新宿まで下道を走り、初台ICから首都高速にイン。目的地をカーナビに入力していなかったら、大月ジャンクションを通り越してしまいました(苦笑)。仕方なく勝沼で下りて、国道137号線(御坂みち)で富士吉田入り。無駄な遠回り。時間が遅いので、選択の一つであった本日の富士吉田口登山は諦め、サイクリングに切り替えました。

 08:00、富士北麓公園到着。公園手前の道路の気温表示は24.8℃。標高1000mの割に気温高め。この公園は8時から22時に開園され、車中泊は不可の様でした。早朝出発の富士登山にも使えないですね。

 富士北麓公園

 08:50、公園を出発。北口本宮冨士浅間神社脇から始まる山梨県道701号線(富士上吉田線)を上ります。中の茶屋にぶつかると、馬返まで続く県道と、林道滝沢線に分岐。馬返まで続く県道と言ってもそちらは登山道で、車両は林道を進むのみ。



 木漏れ日の林道滝沢線起点。





 林道の左手は陸上自衛隊北富士演習場で、小銃などの発砲音が聞こえてきました。



 演習場内に繋がる道に、なかなか物騒な表示板発見(撮影は帰路にて)。隣には番所もあって自衛官が一人詰めていました。私が挨拶すると挨拶を返してくれました。こちらは遊びで、あちらは仕事で申し訳ないです。ここでふと気づいたのですが、翌日は御殿場で行われる富士総合火力演習なんですね。翌日はそちらに移動するので混雑は大丈夫かなと、ちょっと不安に。



 起点から3.6km程走ると、馬返へ繋がる林道侭下線の分岐に到達。



 擦れ違いも困難な林道ですね。



 更に進むと、進行方向左側に林道鷹丸尾線起点。良い雰囲気のダート。



 しかし自衛隊の基地なんですわ。滝沢林道から分岐する林道は数あるのですが、ほぼ通行止め。



 ずっと森の中を走っているので木しか見えなかったのですが、やっと富士山が見えました。良い天気で登山に最高だったなぁ…



 ぐーっと望遠で覗くと、富士吉田口の登山道が見えます。洞門も見えますね。

 この後、やたら多く自動車が停まっていたり、若い人がいて不思議な場所がありましたが、帰宅後調べたら新屋山(あらややま)神社奥宮とわかりました。金運上昇のパワースポットとか。私も寄れば良かったです(笑)。

 新屋山神社



 林道野尾野線起点。林道は進行方向右側(西)なので演習場ではないので登山は可能の様です。しかし熊出没注意の看板がある中に突っ込んで行く勇気はないなぁ(^^;。というか、奥に見える木だか石の黒い影が熊に見えてしまうビビリぶり。



 森が切れて山中湖が見えました。絶景。



 法面に木材が使われているのが良いですね。ほとんど自動車も通らず静かな林道です。



 最初のゲートに到着。通行止めなので車両どころか歩行者も入れないのが筋ですが、ウェブを検索したら自転車で入った上、監視員の自動車にどこまで行けるか教えて貰ったという記述を読んでいました。登山に使う人もいますし、実質的に自動車のみ通行止めなのでしょう。



 そんなわけで脇から突入。



 この辺りは陽が当たらないのか、法面に苔が生していて良い雰囲気。



 本日二度目の富士山の稜線が見えました。



 標高2070m。バッグを枕に道路に横たわっていました。得意の道路寝。ゲートがあるので自動車は来ないので安心。標高が高い上に風があって最高。ここでキャンプしたかった(笑)。リュックを枕に寝たので、背中の汗が道路に移りました。



 佐藤小屋直下の二つ目のゲートに到着。



 「五合目 標高2305m」と表示がありますが、地図だとここの標高は2200mくらいなんですよね。よくわかりません。



 ここも脇から通行します。



 先行する登山者がいますね。ここはまだ舗装されているから良いのですが。



 ここから先は路面がスコリア(火山の小さな石)。舗装路ならともかく、スコリアの急勾配は自転車で上れないでしょう。タイヤを痛めそうですし。



 路面はブルドーザーで均した跡があり、ここはブルドーザー道ですわ。ゲートからスバルライン五合目は山梨県道702号線(富士精進線)ですが、自動車が走る道路ではなさそう。



 それにしても河口湖と富士吉田市内が綺麗に見えて素敵。



 夏の雲ですなぁ。

 しばし絶景に見とれましたが、ここで引き返します。スバルライン五合目まで1.5kmなので往復1時間ですが、基本的に自転車乗りなので、自転車で行けなければあまり意味はないかなと。



 ゲートよりすぐ下に林道脇に停められた自転車発見。ここまで自転車で来ればシャトルバスに乗らないで、時間を自由に設定して登山できるんですよね。もちろん真っ暗な林道を走行するのはどうかと思いますが。自分もそれは考えていて、実際撮影したり横になったりしながら余裕で3時間で上ってこられて、しかも体力の消耗もさほどありませんでしたから、自転車と徒歩で麓から頂上まで日帰り吉田口登山が達成できそうです。

 14:15、富士北麓公園駐車場に戻ってきました。バーナーのガスを車内に積んでいるので車内の温度が心配でしたが、さすがに標高1000mなのでそれ程暑くはありませんでした。

 自転車を片付け、翌日登る富士宮口近くへ移動します。東富士五湖道路を通り、国道138号線へ。

 16:10、風呂の候補は多かったのですが、今回は4月に御殿場に行った際に行きそびれたヘルシーパーク裾野へ。しかし道中の路面や自動車がかなり濡れていて、雨が降っていたことがわかりました。山梨側は晴れていたのに。ヘルシーパーク裾野の露天風呂でも、残念ながら富士山は雲の中でした。露天風呂から富士山が見えなかったこともあって、風呂は期待した程のものではありませんでした。料金が520円と安いのは良かったです。



 野菜炒め定食800円。野菜の80%以上がモヤシ。肉は挽き肉が僅かにあるくらい。以前から食べたかった裾野ポーク焼き肉丼は売り切れでした。テーブルがちょっと油っぽいのも残念。他のお客さんも自ら拭いていたくらいで、気にしたのは私だけではないみたい。さほど忙しくもなさそうな接客係が二人いたので一人が拭いて回れば良いのに。

 ヘルシーパーク裾野には食事込み二時間くらいいて、車中泊地へ移動開始。御殿場の道は濃霧で前が見えづらくて怖かったです。

 ヘルシーパーク裾野 すその美人の湯

 19:10、既に暗くなってしまいましたが、御殿場口新五合目到着。御殿場口は標高1500m近いので涼しかったです。第二駐車場も満車に近い状態で、なんとか駐車。それにしても驚くべきは、この時間から夜間登山する人の多いこと。吉田口や富士宮口ならわかりますが、登山道の距離が長く、六合目までは砂礫に足が埋もれがちな道を夜間に登るとは。しかも皆ハイテンションで声の大きいこと。まぁここから暗闇の中を6〜8時間も登るのですから、テンションがおかしくなるのはわかりますが。満月に近い状態で比較的恵まれた夜なんでしょうけど、良くやるなぁと言う印象。

 20:00、この時間でも砲撃の音がしました。5秒に一発の連発でうるさい。御殿場口に来る途中の自衛隊基地は『射撃中』のライトがついていました。絶賛残業中(笑)。夜間登山者も22時くらいには少数になり、静かになったので就寝。

 04:00、タイマーで目覚めましたが、頭が痛いので二度寝。

 07:30、車が日差しで焼けて暑いので起きました。標高が高くても直射日光に当たると焼けて暑いです。快晴で富士山が見事。寝具の片付け。時間も遅いので、本日の登山は諦めました。車中泊の片付けをしたり、朝食を摂ったり。



 御殿場口新五合目展望台からの富士山。快晴で最高の登山日和ですねぇ… 宝永火口方面に登山道が見えます。



 御殿場の麓側は雲海。遠くに見えるのは箱根外輪山でしょうか。それにしても日差しが痛いです。特に首筋が痛い。濡れタオルを首に巻いて移動していました。

 09:10、昨日上った滝沢林道でキャンプすることにして出発。東富士五湖道路ではなく、籠坂峠越え。2010年に富士山一周サイクリングをした時のことを思い返しながら。しかし富士吉田市内に入ると問題発生。火祭りの為に138号線、139合線に交通規制が行われることを知りました。しかも規制はお昼から夜中まで。これでは自動車で動けなくなりますので、山中湖へ戻ることにしました。



 10:40、山中湖畔の旭日丘湖畔緑地公園へ。最初のうちは駐車場に椅子を出してのんびりしていたのですが、日差しが強く、木が茂る公園内へ移動。天気予報サイトによると山中湖の気温は30℃でしたが、公園内は木陰で涼しかったです。



 公共の公園とは思えない良い雰囲気。キャンプ椅子に座ってご飯食べたり、コーヒー飲んだり、電子書籍読んだり。公園内にテント張っている方もいて、自由な雰囲気。



 簡単な昼食。旅先では炭水化物に偏りますが、タンパク質も補給。



 山中湖畔から富士山。お昼でもこの雲のなさ。最高の登山日和ですねぇ。うーん。



 山中湖も綺麗。ジェットスキーが涼しげでした。

 16:30、紅富士の湯へ。800円。体育会系の学生の合宿の時期なので、温泉も大混雑。露天風呂にもなかなか入れませんでした。そしてここで頭痛の原因が判明。襟足辺りの首筋が日焼けで真っ赤。昨日のヒルクライムでは首に日焼け止めを塗りましたが、まさかここが日焼けするとは。首元にダメージを受けたので体調不良になった様です。



 桔梗信玄餅ソフト450円。『ゆるキャン△』でも出ていましたが、かなり美味しかったです。

 18:30 道の駅すばしり到着。ガラガラでした。



 道の駅すばしりからは富士山の山小屋の灯りが稜線に沿って見えて綺麗でした。しかし一眼レフと三脚がないとちゃんと撮影できませんね。

 20:30、明日の登山の準備完了。 AbemaTVで将棋番組を見ながらのんびり。23℃で少し暑かったですが、時間が経つに連れ涼しくなりました。

 23:00、道の駅すばしりは例によって大型トラックが夜間もエンジンかけっぱなしでしたが、疲れていたのか横になるとすぐに寝入りました。

2018年8月18日土曜日

Jazztronik@日本橋CITAN

[タイトル]Sing Jazztronik 〜Jazztronik 20th Anniversary Live Vol.4〜
[日時]2018/08/18(土) 19:30開演
[会場]日本橋CITAN
[料金]¥3,500
[時間]2時間03分
[出演者]
 野崎良太(Keyboards)
 有坂美⾹ (Vo)
 為岡そのみ (Vo)
 Eliana (Vo)
 藤⾕⼀郎 (Bass)
 ⼤舘哲太 (Guitar)
 中⾥たかし (Percussions)
 狩野丈⼆ (Drums)
 永田昴生 (Tenor Sax,Soprano Sax,Flute)

[曲目]
 01.Sanctuary
 02.Today
 03.Beauty-Flow
 04.TIGER EYES
 05.Sweet Rain
 06.七色
 休憩(15分)
 07.Mista Swing
 08.Voyage
 09.Deja vu
 10.Flash Light
 11.Love Tribe
 Enc1.Rock Steady (アレサ・フランクリン)
 Enc2.アオイアサガオ

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 Jazztronik Blog - “Sing Jazztronik” tour

[感想]
 6月29日に続く日本橋CITANでのライブでした。会場がクラブっぽいので6月のライブは行かなかったのですが、今回はJazztronikでも歌ものだけということで非常にレアですから、恐々とチケットを購入して会場に向かいました(笑)。実際若い人の比率が高くて若干居心地は悪かったですし、開演前の入場から終演まで3時間立ちっぱなしで辛かったですが、その内容は非常に素晴らしいものでした。ステージに段差がないので見辛いのですが、それでも目の前2メートルの距離で歌ってくれるわけで迫力満点でした。中低音の剛の為岡、中高音の技の有坂、高音が伸びてボリュームもあるエリアンナ。三者がソロを取ったりバックでハーモニーを付けたりと魅力満点でした。

 演奏曲はどれもJazztronikの代表曲ばかり。強いて好みを言えば、後半開始早々の「Mista Swing」がアフリカンで印象的。Jazztronikには珍しいですが、今回のギタリストの得意分野がアフリカン故でしょうかね。有坂さんの絶唱の締めで大盛り上がり。そこから次の「Voyage」のイントロが例によってピアノソロで涼やか。為岡さんの太いボーカルとサックスのオブリガートの絡み合いも気持ち良かったです。

 アンコールはアレサ・フランクリンへの追悼ということで「Rock Steady」。アリサカ・フランクリンになった有坂さん(笑)。『うおりゃ〜』という歌唱でした。15、6歳で単身渡米してゴスペルも歌っていた有坂さんにとっては思い入れが強いでしょうしね。バンドの各メンバーのソロもノリノリでした。その直後の「アオイアサガオ」はギターから始まる涼やかなブラジリアンな編曲で、前曲の暑苦しさの対極(笑)。途中から熱い演奏に変わって行きましたが、Jazztronikらしいバラエティ豊かな音楽性が表現されていました。なお、アンコール終了後の退場時に有坂美香とエリアンナはBGMの「Think」(アレサ・フランクリン)に合わせて歌い踊りながら退場し、最後まで盛り上げてくれました(笑)。