2018年3月3日土曜日

2018/03/02-03 自宅(足立区)→山中湖→身延駅

走行距離 228.6km
 1日目 自宅→山中湖 134.98km
 2日目 山中湖→身延駅 86.42km
 2日目 北千住駅→自宅 7.19km
走行時間 13:22:19
 1日目 自宅→山中湖 08:33:16
 2日目 山中湖→身延駅 04:20:14
 2日目 北千住駅→自宅 00:28:46
平均速度 17km/h
 1日目 自宅→山中湖 15.7km/h
 2日目 山中湖→身延駅 19.9km/h
 2日目 北千住駅→自宅 15km/h
最高速度 52.8km/h
使用車種 KHS F20-R



 今年は例年以上に寒い冬だった気がします。走るモチベーションがなかなか高まりませんでしたが、寒い時期に温泉に入りたいという一心で、初めて泊まり掛けでサイクリングを決行。アニメとコミックスですっかりハマった『ゆるキャン△』の聖地巡礼も兼ねたコースを選択しました。予めお断りしますが、レポートでは富士山の写真をこれでもかと載せます(笑)。

 アニメ『ゆるキャン△』公式サイト

 04:15、まだ夜が明けないうちにスタート。朝の最低気温は5度前後で寒いけど、走り始めてしまえば体が温まるので問題なし。それより山の方に向かうので花粉がやや心配。

 靖国通りを西進し、新宿大ガードを過ぎた所で左折し、500m進むと甲州街道へ。5:45、ここからひたすら甲州街道を進むことになります。道に迷うことはないですし道路は広いのですが、朝早くから交通量が多い上、道が広い分だけ工事現場への到着時刻調整トラックやダンプがあちこちに路上停車していて走り難かったです。

 06:20、南烏山のローソンでトイレ休憩、食料補給。5分程度。

 国立入口交差点で甲州街道は直進、国道20号線は左折なのですが、そのまま誤って直進。いい気になっていつまでも西に直進すればいいと思い込んでいた模様。JR中央本線と交差する辺りで予定コースを外れていると気づきました。まぁ2km程度の廻り道ですが。

 07:40、多摩大橋へ。これを渡って本来のコースに復帰を目論見ました。橋では富士山が見えてテンションが上がって写真を撮ったのですが、SDカード不調で写真がなくなりました。予備のSDカードは持っておらず、デジカメの内蔵メモリでは数枚撮影できるくらい。どこかで買わねば…

 08:35、高尾駅手前の町田街道入口交差点に到着。厳密には何度か甲州街道から外れましたが、なんとか高尾駅まで辿り着きました。今回の中間地点です。ただ油断ならないのは、ここから本格的な上りが始まると言うこと。そしてなんだよと愚痴を言いたくなる程、ここから上ったり下ったりの丘陵地隊が始まりました。イメージとしては津久井湖辺りから一方的な上りでしたので、上り下りでテンションが下がります。

 09:05、川尻交差点からいよいよ道志みちの走行開始。最初は下りで、城山ダムから上りが始まります。

 10:20、セブンイレブン相模原津久井青野原店にてトイレ休憩、食料補給。高尾から標高で150mくらいしか上ってませんが、その前のアップダウンでだいぶ疲労が溜まりました。10分程休憩して再出発。

 11:08、橋津原の横山橋で10分休憩。この辺は結構な上りでヘロヘロ状態。しかも腹が立つことに、ここから100mも標高を落とすんですよねぇ。なんじゃそりゃと言う感じ。もっともこの後はほぼ上り一辺倒で助かりました。



 12:05、久保吊り橋に到着。特に予定していた場所ではありませんが、吊り橋を見つければ渡るのが礼儀(笑)。



 新緑でも紅葉でもない時期の渓谷は見栄えがしません。



 14:40、ようやく、本当にようやく山伏トンネルに到着。出発から10時間以上かかるとは遅過ぎ。ここまで何台のロードバイクに抜かれたことか。まぁリュック全体で5〜6kgも背負っていますので負荷はかかっているんですが。この時期ですとシャツとウインドブレイカーだけだとダウンヒルの時に辛い時がありますから、フリースまで抱えていて大荷物でした。花粉がバリバリ飛んでいたのか、鼻水も止まらなかったのも辛かったです。



 トンネルを越えて山中湖に向かって下っていくと、目の前に大きな富士山が聳えています。逆光なので見栄えがイマイチですが、冠雪の富士山は良い!!

 15:05、山中湖まで下り、セブンイレブン山梨山中湖平野店へ。食料とSDカードを調達。これで漸く写真を気兼ねなく撮れます。



 山中湖畔へ。なんと山中湖は凍っていました。

 時間があれば三国峠に上るつもりでしたが、もう体力が限界っぽいので取り止め。富士山の写真でわかる様に、この時期にこの時間では山中湖方面からは逆光で富士山は綺麗に見えないですしね。



 山中湖北岸の富士吉田山中湖自転車道線を進むと『ゆるキャン△』では大間々岬キャンプ場という名前で登場したみさきキャンプ場発見。流石にガラガラです。

 更に自転車道を国道138号線合流地まで走行。宿泊するホテルマウント富士を通過してしまっていますが、宿泊に夕食は付いていないので、セブンイレブン山中湖畔店で食料調達。一人旅でホテル内のフレンチレストランで食事するのは流石に気が引けますので。それと夕食の時間帯は温泉に浸かってゆっくり富士山を見ていたかったのです。

 山中湖の標高は980m。そこから本日最後のヒルクライム。



 16:25、標高1100mのホテルマウント富士へ。疲労で足が攣りそうでした。西陽で自分が写っちゃってます。ホテルマウント富士は1963年開業で、白亜の外観も多少くたびれていました。

 部屋に案内されるや否や、すぐに風呂へ。夕焼けの富士山を見たいですから。2017年8月にオープンした展望露天風呂はなれの湯を楽しみにしていたのです。窓が全面開放される半露天風呂で、山中湖から富士山全景が見えるとのこと。が、この日は風が強く、窓が閉まっていました。がっくり。しかも強風の為窓が閉まっていたということを知らず、何らかの理由でずっと閉まっていると思い込み、翌朝も入浴せず。チェックアウトの時に初めて知りました。風呂にその旨告知して欲しかったです。まぁ窓越しとはいえ、ただでさえ高台にあるホテルで、更に風呂は2階にありますので、富士山を遮るものがなくて見事な景色でした。露天風呂からの景色は後述のホテルのサイトからご覧ください。行きたくなりますよ。

 その後満天星の湯へ。こちらは完全な露天風呂がありました。樹木が遮るので富士山の五合目以上しか見えませんでしたが、星空と一緒に楽しめるお風呂でした。金曜日ということもあるのか、他のお客さんがほとんどいないのでのんびりできました。

 流石にヒルクライムもある130kmコースに疲れ果て、23時頃には就寝しました。



 翌朝。6:35で、紅富士にはちょっと遅かった模様orz この日の日の出時刻は6:15だったみたいです。まぁうっすら朝焼けしているのに満足。それにしても写真を撮影するのに窓を開けましたが、寒いこと寒いこと。この日の河口湖の最低気温は-4.7度。河口湖の標高は山中湖より150m低く、更にホテルは山中湖より120m高いので、-6度以上に冷えた模様。しかし寒いと嬉しいのは温泉。というわけで、朝も早くから満天星の湯に入りました。キリッとした寒さの中で冠雪の富士山を見ながらの温泉。最高の贅沢ですわ。

 朝食はバイキング。頼むとその場で作ってくれるオムレツが嬉しくも美味しかったです。富士山を眺めながらのバイキングは贅沢でした。

 朝も温泉に入って体も心ものんびりしてしまい、11時のチェックアウト時刻ギリギリまで滞在。直前に予約したせいか富士山の眺望はイマイチの部屋でしたが、ヤフープレミアムのクーポンが使えて格安でした。また滞在したいホテルです。

 ホテルマウント富士公式サイト

 ホテルからは山中湖までダウンヒル。しかし途中で見事な景色が見えるので、簡単には下りさせてくれません(笑)。



 麓からドーン。



 南アルプスも望めました。



 富士吉田山中湖自転車道線を走り、長池親水公園辺りから。20分くらいしか経ってないのですが、気温の上昇のせいか裾野が霞み始めています。



 前日逆光だった場所から撮影した富士山。やはり山中湖からの撮影は午前中までに限ります。



 撮影していると白鳥が湖から上がってきて近づいてきました。人馴れし過ぎ。



 山中湖の対岸を走ります。山の上の白い建物がホテルマウント富士。こんな場所にあるので景色は絶景なわけです。

 ここから先は富士吉田の道の駅に寄るくらいで、あとはひたすら国道138号線(鎌倉往還)を西へ。チェックアウトが遅いので、目的地へ急ぎます。



 14:43、精進湖北岸のキャンプ場辺り。富士山の手前の大室山が特徴的ですね。



 本栖湖北岸を走っていると、『ゆるキャン△』ロケ地の浩庵キャンプ場が見えて来ました。朝の最低気温が氷点下の日なのに、結構キャンパーがいてびっくり。『ゆるキャン△』本編では晩秋から初冬の時点で閑散として貸切状態になっているんですけど、『ゆるキャン△』効果なんでしょうか。



 本栖湖と富士山。荷物がリュックに入らなくて、コンビニ袋に荷物を入れてハンドルに掛けている状態。みっともないったらありゃしない…



 浩庵キャンプ場と富士山。



 本栖湖公衆トイレ。『ゆるキャン△』ではトイレのベンチで主人公の一人が寝ていました。まさかこんなものが聖地になるとは(笑)。

 15:25、いつまでもいたい場所ですが、時間が切迫しているので切り上げて出発。中之倉トンネルを通過するとダウンヒル開始。如何に富士五湖周辺の標高が高いか痛感しました。



 国道300号線の中屋敷地区はヘアピン連続で降って行きます。寒くて震え上がり、フリース着用です。



 その先の燈地区も沢沿いを四連ヘアピンで急激に下って行きます。しかし現在灯第一、第二トンネルと接続道路を工事中で、これにより安全な通行が可能になる様です。写真は灯第一トンネル。



 中を覗いてみましたが、暗くて何も見えず。帰宅後調べてみたらそれも当然で、このトンネルは360度方向を変えているので、反対側の光が見えることはないのです。トンネル自体は2016年12月完成の様ですが、全体の完成はいつかわかりませんでした。

 国道300 号沿線の報告(峡南地域から富士山周遊へ)

 検索したらこんなPDFが見つかりました。P.11です。峡南地域と富士山周辺を結ぶ重要路なので整備を進めているみたいですね。

 国道300号線に別れを告げ、山梨県道419号線へ。ここまで標高930mから220mまで一気に下って来ました。



 わざわざ道を外れたのはこれが理由。『ゆるキャン△』の本栖高校ロケ地で、下部小学校と中学校の跡地です。もう16:20で、少し暗くなりつつありました。



 ここを駆け上がって行くシーンが印象的で、見てみたいと思っていました。でも天気はイマイチですし暗いので、景色としては寂しい限り。



 下部中学校跡。人がいないので寂しいです。



 高台の中学校跡地から甲斐常葉を見下ろします。住居はたくさんありますが、お店はほとんどありませんでした。

 時間がないので先を急ぎます。国道300号線に復帰。



 富士橋から富士川を望む。日本三大急流だけあり、まだ上流〜中流なのに幅が広くて流れが速いです。



 国道52号線を帰路と反対に北上し、セルバみのぶ店へ。『ゆるキャン△』で登場する聖地。



 主人公が食べたメンチカツが欲しいところでしたが、この時にはありませんでした。仕方ないのでコロッケを購入し、イートインで食べました。お茶まで自由に飲めてサービスの良いスーパーでした。

 国道52号線を南下。富士駅まで自走して輪行する予定ですが、かなり時間が切迫。



 富士川を挟んで身延線と山梨県道9号線、そしてその背後に身延町の山々が見えますが、何か工事している様です。



 拡大。何故こんな所で工事を… 帰宅後調べたら、中部横断自動車道でした。実はもう一度この辺を走るつもりでしたので、次回は工事現場辺りを見てみようと決意。

 身延橋を渡って身延駅前の通りへ。



 17:52、駅近くにある、みのぶまんじゅうの栄昇堂に到着。ストロボのせいか、お店の写真は暗く写りすぎ。写真を撮影してから入店したら、閉店は18時とのこと。危ない… ここは『ゆるキャン△』に登場したお店。みのぶまんじゅう20個を買い、セルフサービスのお茶をいただきました。



 栄昇堂から数十メートルしか離れていない富士川沿いの公園へ移動。『ゆるキャン△』の登場人物が三人で座ったベンチへ。本当はもう一つ奥のベンチでしたが、他の人が占拠中でした。



 原作さながらに、富士川を眺めながら、みのぶまんじゅうとお茶で休憩。疲れた体にまんじゅうの甘さが染み入ります。

 18時過ぎて暗くなって来ましたし、この後街灯の乏しい山道を走るのは危険と判断。饅頭とお茶でまったりしましたし、これにてサイクリング終了を決定。身延駅へ行き、青春18きっぷを購入。身延駅〜富士駅〜東京駅〜北千住駅と乗り継ぎ、帰宅は24時頃。仮に新幹線を使っても時間自体はそんなに変わらないんですよねぇ。身延は遠いです。



 一日目走行ルート標高図。道志みちハンパないって!!(流行) 後半上りというのは結構きついです。最後のホテルマウント富士への上りも地味に厳しい。前半GPSデータが暴れているのは都会のビルのせいです。



 二日目走行ルート標高図。一目で凄い形ですね。富士五湖周辺の標高が如何に高いかがわかります。因みにボコッと凹んでいるのは富士吉田市辺り。そして本栖湖から国道300号線の一気の下り!! 走行図を見ていただければわかりますが、なかなかのヘアピン連続で下って行きました。寒くて震え上がりましたが、後半は疲れ知らずの楽な走行でした。

 今回は自転車遠征でのホテル宿泊という初体験をしました。自転車旅ですと天候に左右されますので、ホテルを事前に予約するというのは嫌なのです。車中泊なら天候が悪ければそもそも出発を諦めることができるので気楽です。今回は天候が安定している時期に、しかも直前に予約することでホテル宿泊に対応しました。確かにふかふかのベッドで寝ることで体をじっくり休ませることができました。これは車中泊では無理なこと。その一方、翌日の行動は遅くなりますね。車中泊なら翌朝も7時くらいに動き出しますが、ホテルの朝風呂に入ったら走ろうという気力は出てきませんよ(笑)。結局11時出発となってしまい、二日目の走行は著しく限定されたものになってしまいました。自転車旅ならガッツリ長時間走りたいですし、ホテル泊まりなら施設をたっぷり利用したいわけで、両立は難しいところです。時間の余裕さえあれば、ホテルでプールにさえ入りたかったのですよ(笑)。

 サイクリング自体は二日で230km近く走って満足できるものでした。写真がたくさんある様に、富士山を堪能しまくりました。道志みちは一度走ってみたかったので満足ですが、なかなか手強かったです。50km程度の長距離なのにエスケープルートがないので、予備のタイヤまで持ち込みました。まだ寒いので防寒具は必要でしたし、泊まりということもあり荷物が多くなりすぎでした。長距離のヒルクライムを走る装備ではなかったです。対応を迫られ、この後パニアバックを購入することになりました。

 『ゆるキャン△』聖地巡りは後半時間がなくて駆け足でしたが、本栖湖のキャンプ場は見れましたし、栄昇堂のみのぶまんじゅうをベンチで食べられたのは良かったです。ただ南部町の内船駅には行けませんでしたので、次回に再挑戦です。

所要経費
 ホテルマウント富士 宿泊飲食費入湯税 8990円
 JR東日本 身延駅→北千住駅 2370円(青春18きっぷ1回分)

0 件のコメント: