2009年4月29日水曜日

2009/04/29 足立区→飯能

走行距離 112.23km(足立区〜飯能の走行距離は95.24km)
走行時間 06:16:22(足立区〜飯能の走行時間は05:14:28)
平均速度 17.8km/h
最高速度 47.7km/h
使用車種 KHS F20-R



 ゴールデンウィークの混雑を思うといまいち輪行も盛り上がらず。混雑した電車に自転車を積むのは気が引けますから。そんなわけでどこに行こうか悩んでいたわけですが、結局寝坊(笑)。出発は7:10で、手軽に荒川、入間川サイクリングロードを走ることにしました。さわらびの湯まで行ければ温泉でのんびりしようかな、と。



 8:00。旧岩淵水門に到着。走り始めは姿勢を意識しないのか、ここで必ず尿道に違和感を感じるんですよね(苦笑)。



 8:50。秋ヶ瀬到着。稲の苗を大量に積み込んだ軽トラックが何台も堤防を越えていきます。そう、田植えの季節なんですねぇ。10分程見とれてしまいました。

 さて、前回はここから荒川右岸を走ってハマりました。左岸を走るのがリスクが少なくて良いのですが、左岸はサイクリストが多そう… というわけで、ひねくれた私はまたもや右岸を走ります。



 野球場の間を抜けると、ガーン、堤防で行き止まりでした。仕方ない。得意の担ぎだと、自転車抱えて堤防を登ります。ところが昨年正月に整備していた堤防は今でも整備途中で、完全な砂利道… 歩行者はいますが、自転車は一切通りません。砂利が結構深いのです。しかも堤防の外は道路がありません。うぅむ。止むなく自転車を転がして歩きます。景色は良いんですけどね。

 帰宅後確認した地図で800m程歩くと、さすがにダレる(笑)。普通に歩くならともかく、ガタガタした自転車を転がすのはね… このガタガタが影響したらしく、この直後にサイクルコンピューターのセンサーのネジをなくしましたorz ネジなしでもなんとか走りきれましたけど。

 堤防の外に道路が現われたので、担いで降りました。結局前回と同じ堤防外の道を走ることになり、時間と体力をロスすることに。その後治水橋から舗装された堤防上を走りました。



 川越線の踏切を越えると荒川と入間川の合流点が見えてきました。



 拡大。左が入間川、右が荒川。



 川越狭山自転車道。入間大橋付近にて。



 川越狭山自転車道。菜の花の中を走ります。フラワーロード(笑)。

 初雁橋で左岸に渡ります。前回は冬でしたので空気が澄んでおり、この辺から正面に富士山を見ながら走ったんですが、今回は何も見えず。

 11:10。朝比奈親水公園にてトイレ休憩。そして川沿いの芝生でゴロ寝。5分くらい本当に寝ていたみたい(笑)。この公園は自然が豊かでいいですね。

 豊水橋でサイクリングロードは終了。笹井ダム通り、国道299号線を通り、新豊水橋を渡って県道195号線(富岡入間線)を走ります。この辺から丘陵になって、アップダウンが楽しめます。自動車もそんなに多くは走ってないですし。

 駿河台大学辺りで右折して飯能駅に向かう予定でしたが、まだ余力があるので直進。

 13:00。青梅との境、下畑のファミリーマートでソフトクリームとパンを食して休憩。Super Mapple Digital ver.7によると以前はスリーエフだったみたいですね(笑)。



 県道221号線、上直竹下分。サイクリングロードの緑も綺麗でしたが、山の緑も綺麗。



 県道221号線、山王峠への上り。地元のおじちゃんが自転車転がして上っていました(笑)。挨拶してお先に。



 山王峠に到着。峠と言うと山を巻いたくねくね道が最後に急角度に曲がって最高地点に達するというイメージがあるのですが、ここはほぼ直線。どんどん上って行くと反対側の街灯が次第に見えてきます。2kmで100mの上昇、勾配5%程度の上りなので直線で大丈夫ということですね。インナーギアを使う必要もなし。

 写真をクリックして拡大していただけるとわかりますが、峠の真正面に薄く遠くの山の頂が見えます。地図を調べてみると、どうやら武甲山みたい(笑)。素晴らしいロケーションです。写真だと薄くなっちゃいますが、実物を見ると感動ですよ。なにしろえっちらおっちら上ってきたら武甲山の頂が見えるのですから。

 山王峠からダウンヒルを楽しみ、原市場に到着。ここでおなじみ県道70号線に合流。左に行けば名栗湖へ。右に行けば飯能駅へ。さわらびの湯まで8kmと表示があり、30分もあれば行けるので悩みました。温泉に入って帰るのもいいですからねぇ。しかし名栗方面から飯能行きのバスを見かけましたが、乗っている人はハイカーばかり。この時間で帰るわけです。これ以上遅くなると秩父の観光客の帰宅時間と重なりそうなので、今回はこれにて撤退決定。



 県道70号線から下赤工の山。秋から冬にかけて山の落葉樹の部分は枯れ果てていたのですが、今は綺麗な薄い緑色で、濃い緑色とのコントラストがとても綺麗。もう少し奥地に行くと電線等に邪魔されない写真が撮れたのですが… そうそう、地図で確認すると、この山の向こう側が山王峠でした(笑)。

 飯能到着は14:40。14:50くらいの電車に乗り、池袋へ。車内では芝桜のパンフレットを持った人や、ハイキングの格好の人を結構見かけました。早く帰路について正解かな。池袋から自走。本屋に寄ったり、松屋でチーズ入りハンバーグ定食(うま〜)を食べたりしながら18:20くらいに帰宅しました。



 飯能走行ルート。関東平野は宅地ばかりでコンクリートに覆われていますが、荒川も秋ヶ瀬辺りから流域が緑の平野になってますね。今回は飯能の山地に僅かに侵入(笑)。次は山を越えて一気に秩父へ。ここまで自走してからの有間峠越えはかなり大変そう…



 飯能走行ルート標高図。カシミール3Dで補正した高度なので、橋等で異様な落ち込みがあります。前半50kmはほぼ平地。後半が飯能らしく山っぽいですね。サイクリングロードを走り終えて、仏子辺りから勾配が結構あって楽しくなります。

 軽く走るつもりがガッツリ走ることになりましたが、気温もさほど高くなく、とても気持ち良いサイクリングになりました。顔は日焼けで真っ赤になりましたけどね(笑)。もう紫外線対策をしないと。

所要経費
 西武鉄道 飯能駅→池袋駅 450円

2009年4月11日土曜日

2009/04/11 秩父→正丸

走行距離 74.1km(秩父~正丸の走行距離は39.22km)
走行時間 05:12:12(秩父~正丸の走行時間は03:07:59)
平均速度 14.2km/h
最高速度 46km/h
使用車種 KHS F20-R



 春の房総シリーズを終え、どこに行こうか悩んだ末、桜を見ようと秩父へ。清雲寺の枝垂れ桜と羊山公園の芝桜をチェックしようと。奥秩父はまだ時期的に早いし、桜を見ただけではサイクリング的につまらないので、桜鑑賞の後は秩父~奥武蔵の林道を走ることに。苅場坂峠、正丸峠、松伏峠を走り、さわらびの湯でお湯をいただいて帰ろうかという計画。明るいライトも装備したし、少しくらい時間が遅くなっても大丈夫だろう。温泉の為に、鞄には榛名湖温泉で買ったタオルを準備。

 観光シーズンのこの時期、桜を見る為には早朝が一番ということで、例によって3:40出発。5:00池袋始発に乗り込み、7:00前に西武秩父駅到着。睡眠時間が3時間を切っていた為、乗車時間の半分くらいは爆睡。飯能で目の前に輪行の方が座ったのですが、挨拶もできずにひたすら眠る(笑)。その方も寝ていたみたいだけど(笑)。

 まずは清雲寺へ。国道140号線とはいえ、さすがに7:00なので自動車は多くないです。街中の桜を楽しみながら、最後は急勾配を上って清雲寺へ。時間も早いのに、観光客やカメラマンが多い… それを嫌って早く来たのですが、これでも遅かった様です。



 樹齢600年の枝垂れ桜は葉桜になっていました。他の桜もピークが過ぎていることもあっていまいち。ある女性が「ま、こんなものかしらね。じゃ、芝桜に行きましょう」と話していましたが、それって私の内心と同じなんですが。心を読まれたか?(笑)

 羊山公園へ、今来た道を戻ります。セブンイレブンでパン、水、カップ麺を購入。途中右折し、急勾配を上って公園へ。8:40くらいなのに自動車がどんどんやってきて、駐車場に飲み込まれて行きます。昨年は自転車を転がして芝桜を見たので芝桜の丘まで上りきってしまったのですが、今回はこの日から入場は有料で、自転車は駐輪場に停める必要ありとのことorz しかも第四駐車場まで戻って欲しいと言われ、せっかく上った坂を自転車を転がして下ります。第四駐車場に着くと、上の第六駐車場と言われ、どないせーちゅーんじゃ状態(笑)。事情を話すと警備員さんがここに停めるのを許可してくれました。ラッキー。

 再び丘へ徒歩で上りますが、陽射しが容赦なく照りつけ、とにかく暑い…



 9:30頃、芝桜の丘へ。おぉ、見頃にはちょっと早いけど、それでも武甲山をバックに芝桜が映えますなぁ。日照時間の関係で反対斜面は開花が遅いですね。



 前の写真の奥の位置から逆方向を撮影。こうして見ると、開花が進んでいる斜面もまだらなのがよくわかります。



 せっかくなので何か食べようとおでんを。暑いからアイスといきたいところですが、秩父ならこんにゃくでしょう(笑)。でもこんにゃくを「おでん」と称しちゃうのが秩父独特か。





 二枚とも羊山公園の桜。紅白で見事。公園内は芝生と桜が見事にマッチングしているのですが、花見の為のブルーシートが敷かれて景観台無し。

 10:20頃、羊山公園を撤退。桜を見てすっかりまったりしてしまった上に暑いので戦闘意欲が消滅気味ですが、本日のヒルクライムに向かいます。



 林道丸山線起点。よく見ると桜の花が舞っているのが見えます。この日は気温は高かったのですが、風もそこそこあり、あちこちで桜吹雪が見られました。最初のうちは「綺麗だ~」「風情があるなぁ」と思いますが、あまりに多いと暑さに苛立っていることもあって邪魔臭くなったりして(^^;。



 寺坂棚田です。稲が青々とするシーズンにまた見たいですね。

 棚田でつくる古代米
 横瀬町寺坂棚田



 林道丸山線には桜が植えられています。



 桜越しに秩父市内が眺められます。



 でも下を見るとゴミが不法投棄されていたりするんですけどね(苦笑)。



 真ん中にハープ橋が見えますね。中央から右に向かってピンク色の線が見えますが、これは林道丸山線の桜です。桜で林道がわかるとは(笑)。



 林道丸山線の大きな桜の下で一休み。



 林道丸山線から武甲山を望む。斜面いっぱい桜が植えられている場所があるんですが、これはなんでしょうかね。



 同じ場所。林道丸山線にて武甲山をバックに撮影。房総遠征で帽子をなくしてしまい、この日は帽子がありませんでした。強烈な陽射しに参り、温泉用のタオルを頭に巻いてヒルクライム(笑)。



 13:10頃、苅場坂峠に到着。ここからの眺望は見事。



 しかし苅場坂峠のりんどう茶屋はもうないんです… 茶屋の場所は砂利で綺麗に整地されていました。それにしても困りました。ここまで来るのにペットボトルを2本消費してしまっているのです。りんどう茶屋があれば… 昼食の時間ですが、水がなくてはそれをままならず。ここからは一旦下りなのと、ひとつ水場を確保していたのでなんとかなるはずですが…



 林道苅場坂線終点。ダウンヒル開始。



 林道苅場坂線から飯能方面眺望。峰また峰ですねぇ。左下に林道苅場坂線が少し写っています。だいぶ下るなぁ。



 苅場坂峠から10分程下るとここに。高麗川源流保全之碑です。そう、ここは高麗川の源流なのです。高麗川は越辺川に注ぎ込み、越辺川は入間川に注ぎ込み、入間川は荒川に注ぎ込みます。荒川の支流の支流のそのまた支流ですね。アラアラ(アラウンド荒川の略。荒川付近で活動する人のこと。装備屋メイさん命名)としては避けて通れない川です(笑)。

 Wikipediaによる高麗川解説



 石碑の数メートル上に管から水が出ています。これにて水問題は解決(笑)。でもここまで来たらもっと上に登らないと。



 沢の側にある石積み。どんな意味があるのだろう。



 沢は登山道と並走。奥秩父の赤沢と違って小さな石なので、これくらいなら私でも沢登り可能。というわけで、水を汲みながら少し登ってみる。



 すると沢ガニ発見。可愛いなぁ。子供の頃よく両親に連れられて行ったお店で沢ガニの素揚げを食べましたが、美味しいんですよねぇ。可愛いと言いながら美味しい記憶って…(笑)



 これは炭焼き跡かな。



 丸太橋を渡ったりして登って行くと、高麗川源流の滝に到着。



 高さ2mくらいかな(笑)。滝と言っても水はちょろちょろ這うくらい。



 高麗川源流之滝の碑。上の写真の木の間に見えますが、石碑はちょっと危ない場所に建っています。転落寸前まで後退して撮影しました(笑)。

 この先も沢は続いていますが、勾配が急過ぎてちょっと危険。お腹も空いたので、とりあえず今回はここまで。帰宅後調べると、ここまで80mくらい登ってきましたが、ここから更に80mくらいで峠でした。50mも登れば源流点がありそうですね。



 14:00頃、遅い昼食。サンヨー食品のしょうゆヌードル118円也。海沿いの遠征と違って随分安上がりですなぁ(笑)。でも山のロケーションも手伝って美味しさに違いはないですよ。

 14:30頃、ダウンヒル再開。



 林道苅場坂線。路面も良いし、気持ち良い走行ができます。下りだから楽だし(笑)。



 林道苅場坂線、10%勾配。ヘアピンなのでなかなかの急勾配。ちょうど上ってこられる男女のローディに出会いました。お疲れさま~



 林道苅場坂線沿いの民家の庭。里山という感じですねぇ。庭が斜面って、平地に住む人間には考えられないんだけど(笑)。



 14:50頃、林道苅場坂線起点に到着。全長5kmなので、あっという間です。勾配はきついけど、この距離なら上るのもそんなに大変じゃないかな。今度ヒルクライムしてみよう。高麗川の真の源流を探しながら(笑)。

 予定では正丸峠を目指すことになっていましたが、GPSの外部電源ケーブルが接触不良でルートがわからずorz 一応紙の地図もありますし、コンパスさえ装備しているので林道どころか山の中に入っても大丈夫ですが、暑さに参ったので撤退決定。4月上旬にこの気温はないだろうという暑さでした。

 高麗川に並走する国道299号線を下ります。道路は綺麗ですし下りなのでかなりの速度が出ます。しかし交通量も多く、道路脇の砂で転倒なんてしたらシャレになりません。ここは安全にゆっくり走行。



 高麗川沿いの民家。家の周りが桜だらけで、高麗川の清流もあって桃源郷の様です。この風景を見た瞬間に自転車を停め、反対車線に渡って写真を撮りました。



 もう一枚。橋をカットするとすっきりするんですが、高麗川が写らないですねぇ…

 走行を再開し、どんどん下って正丸駅へ。このまま299号線を下って高麗川制覇もできそうですが、道路の気温計は25度を表示。路面からの照り返しもきついし、めげました(笑)。ここは交通量の少ない早朝に走ることにします。



 正丸駅の売店兼飲食店で自然芋そばを購入(630円×2)。お土産品はあまりピンと来るものがなかったですねぇ… この蕎麦は持った時にズシリと来て、まだ池袋から自宅まで自走することを考えると購入を躊躇いました。でも結局お土産分も含めて二個購入。一個なんと800gもあります。ネジ一本の重さまで削ろうとしているサイクリストには考えられないお土産ですね(笑)。因みにざるそばで食べましたが、結構美味しかったですよ。

 15:25の上り列車に乗り、19:15に帰宅しました。



 走行路3D。



 登山を除く、走行路標高図。標高値はカシミール3Dより。これでバテたらいかんな。富士山どうするんだ(笑)。

 今回はとにかく暑さに参ったサイクリングでした。コットンジャケットも邪魔だから鞄に入れたものだから、鞄が膨らむand重いこと。ダウンヒルも寒くないし、もうジャケットは不要ですね。しかし暑さに参ったとはいえ、今回は遠征先の走行距離が40kmを僅かに切るくらい情けないものでしたorz

所要経費
 西武鉄道 池袋駅→西武秩父駅 750円
 西武鉄道 正丸駅→池袋駅 650円