[出演]大貫妙子(Vo)、フェビアン・レザ・パネ(Pf)、吉野弘志(B)、林立夫(Ds)
金子飛鳥カルテット[金子飛鳥/相磯優子(Vn)、志賀恵子(Va)、木村隆哉(Vc)]
[日時]2007/04/30(月・祝) 18:00開演
[会場]東京オペラシティコンサートホール
[料金]S:\7,350 A:\6,500
[曲目]
幻惑
Monochrome & Colours
la musique
横顔
夏に恋する女たち
黒のクレール
突然の贈りもの
Siena
TANGO
(遙かなる旅路 金子飛鳥「mother」より パネ、金子Quartetによる演奏)
Shall we dance?
Cavaliere Servente
彼と彼女のソネット
風の道
Time To Go
Shenandoah
ベジタブル
メトロポリタン美術館
美しい人よ
昨年11月の「パリ・ミュゼット」でのゲストで見て以来、やはり大貫妙子のコンサートに行きたいと思っていました。それが意外に早く叶いました。ぴあでリザーブシートをゲット。やや右側ながら、1階8列という好ポジション。前日自転車で90km近く走っておりバテ気味でしたが、テンション高く、一時間半かけてやはり自転車で会場へ。
建物の外観は立派ですが、中はもっと立派。さすがにクラシック用の会場です。瞬間的に1000人は入らないかなと判断したのですが、実際は1500人も入るんですね。それだけ余裕のあるつくりということでしょう。二階席、三階席もオペラ仕様という感じで、一階席の後ろにあるのではなく、両サイドにありました。これなら二階席でも見やすいですね。音響も当然ばっちり。ただ座席は少し固めでお尻が痛かったです。
大貫妙子は前半は白のドレス、後半は深紅のドレスで登場。可愛い(笑)。歌は相変わらず余裕のある、感情を内に秘めたもの。ギラギラしたものが全くなく、それでいて歌う歓びに溢れています。CDに比べると微妙なニュアンスは落ちますが、そこはライブ故の臨場感で完全にカバー。やはりライブは良いですねぇ。
バックの演奏もさすがという感じ。弦楽器は全くわからないので触れませんが(^^;。ピアノはでしゃばらず小粋に。ドラムはシャープに(「夏に恋する女たち」最高)。全然知識がなくてジャズ系のミュージシャンかと思ったのですが、ベース以外は全く違うんですね。林立夫は外面も演奏も若々しくて、細野晴臣と同時期のアーティストとは思えなかったです(^^;。
今回のライブで気に入った曲は…いや、選択が非常に難しいです。18曲中15曲はiPodに入れて持ち歩いている程好きなものですし。強いて言えば意外という意味で「横顔」ですかね。CDではさほど琴線に触れなかったのですが、ライブでは心を鷲掴みされました。うーん。こんな可愛い歌詞を良いと思ってしまうのは、高校生ならともかく、中年のおっさんとしてはまずいかも(笑)。まぁ、大貫妙子自身「過去の恋愛」の歌が多いと言っているわけで、学生に戻ったつもりで聴いたと思えばいいですかね。因みに現在進行形の恋愛の歌を書かないのは、「現在の恋愛は勝手にやってくれ」だからだそうです(笑)。大船駅で見かける学生カップルへの「大変そうだなぁ」というコメント共々笑えました。
印象的な曲は、曲名が不確かですが「タンゴ」。これが超絶難解曲。坂本龍一作曲というのをどこぞのブログで見かけましたが、さもありなん。これ、何かのアルバムに収録されているんですかねぇ。
大貫妙子の曲は何でも好きなのですが、次回への要望としては「AVANTURE」から選曲して欲しいこと。学生時代一番良く聴いたアルバムで、今も大好き。「恋人達の明日」「Samba de mar」「チャンス」「La mer, le ciel」などを歌ってくれればそのまま逝きそう(笑)。特に「La mer, le ciel」ならそのままアコースティックライブに持ってこれるはず。
というわけで、大満足の二時間でした。次回もチケットさえ確保できれば行きたいですね(^^)。
公式サイト
Boucles d'oreilles